婚約者の親友が虐めます。でも、負ける私ではありません。

「触らないでってばッ!!」 
「ぐはあッ!!」

という感じで、婚約者の父親リクハルド侯爵の股間を蹴った。
なので、迅速に婚約を破棄された。

「骨のある女性は美しい。ぜひ私と一生、夫婦喧嘩をしてくれないか?」

私はティサノヤ伯爵令嬢リア・ハヴカイネン。
一度は醜聞を撒き散らしたけれど、こうして再び求婚は舞い込んだ。

カートラ辺境伯クスター・ヒーレラ。
蒼白くて大きな目の、神秘的なイケメンだ。やりぃ♪

ところが……

「君のようなはしたない娘はクスターに相応しくない!!」

彼には、顔はいいけど性格が超悪い親友アハティ・クーラがいた。

でも、まさか。
これが運命の出会いになるなんて……
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