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凛の話12

大人のキス…

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「凛さんの胸って柔らかいんだね」

「恥ずかしい」

まるで、うぶだったあの頃に戻ったみたいだった。

「気持ちいい!柔らかくて、すべすべしてる」

約束を守るように凛君は、胸を見ない。手の感覚だけでいいなんて…って、何考えてるんだ私。

「見てみたい」

「凛君」

「わかってる。凛さんの胸、後ろから触っていい?」

「うん」

私は、反対を向いた。凛君は、私を後ろから抱き締めて胸を掴む。

「凛さん、柔らかい」

「うん」

下手くそな所が、また可愛くて堪らない。

「ここ、こんな風になるんだね」

「そ、それは…」

「凄い、手だけじゃ足りないぐらいだよ」

凛君の熱い息が首筋を撫でるようにかかる。

「こっちにお尻くっつけてよ」

「えっ、うん」

私は、足を曲げてお尻をつき出すように凛君の方につける。

「わかる?凛さん。さっきより、ヤバいんだよ」

そう言って、私にそれをくっつけてくる。

「凛君」

「触って」

「えっ」

「最後までしないでいいから、触って欲しい。後でいいから」

だんだんと要求が増えている気がする。

「お願い、凛さん」

背中に頭をくっつけられた。

「わかった」

「よかった!」

安心したのか、凛君はさらに胸を触ってくる。

「本当柔らかいね!写真では、わからないもんだね」

「胸の事?」

「そう!柔らかくて気持ちいい。後、先がこんなに手に触れるのも写真とかじゃわからなかったなー。あっ、動画でもわからなかった」

私は、さっきから変な感じだった。下手くそに胸を触られて、凛君は緊張からかずっと喋っていて…。頭と体が別の生き物のように変な感じだった。

「よかったね」

「うん、初めてが凛さんでよかったよ!まだ、触ってていい?」

「うん」

「どうしたら、気持ちいい?」

「好きなようにしたらいいんだよ」

「凛さん」

そう言って、凛君はお尻に膨らみを押し付けながら胸を触ってくる。

「キスしたい。顔こっちに向けれる?」

「うん」

私は、ゆっくり体を凛君に向ける。

「大人がするのをしていい?」

「どういうの?」

気づいたら、私は16歳になったみたいに知らないフリして喋ってる。私をこうさせてるのは、凛君の純粋さなのがわかる。

「舌を絡ませるやつ!ディープキスだっけ!やった事あるでしょ?」

「わかんないよ」

「何で、嘘つくの!」

「嘘つきたい」

「わかった!凛さんは、今、僕と同じ歳ね」

凛君は、何かを察したらしくそう言った。

「うん」

「凛」

「はい」

「舌出して」

舌をベーって出した。

「下手だったらごめんね」

私は、首を横に振った。その瞬間、凛君は私の舌を食べるように口に含んだ。下手くそだけど、可愛くて…。凛君が、ゆっくり舌を動かすのに身を任せた。
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