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拓夢の最後の話2
撮影の話
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凛の眼差しの優しい所が好きだ。
「あのさー、一週間後に」
「うん」
「ジャケット撮影があるんだ」
「うん」
「俺は、凛ととりたいと思ってるんだ」
「えっ?」
「駄目かな?」
凛は、首を横に振った。
「よかったー。約束しただろ?凛を新しい場所に俺が連れていくって」
「うん」
「一緒に行こうな」
「うん」
凛の潤んだ眼差しが、俺を見つめてる。その目を見てるだけで、俺は幸せだった。凛の目の中に俺しか映ってない事が幸せだった。凛は、手探りでスマホを探してる。
「はい」
「ありがとう」
時間を見て固まっていた。
「帰る時間?」
「早いね!もう、23時過ぎてる」
「そうだな」
凛と過ごす時間は、いつもあっという間だった。
「帰る用意しなきゃ!」
起き上がった凛を後ろから抱き締める。
「拓夢」
「生まれ変わりなんて待てないからいうよ」
「うん」
「この先もずっと俺は凛を忘れないし、愛してる。だから、凛の傍にずっといさせて欲しい」
「それは…」
「親友になりたいって事」
俺の言葉に、凛は小さく「うん」と言った。
「着替えておいで!駅まで、送るよ」
「うん」
凛は、服を着替えに行く為にベッドを降りた。今日、俺達の関係は終わった。たった、数日なのにここまで心をもっていかれた事は初めてだった。
スマホを取って、見つめる。みんなよっぽど、アレが堪えたのか連絡は一切なかった。
本当にデビューすんのかな?不安しか感じなかった。
「出来たよ」
凛がやってきた。
「俺も用意するわ」
俺は、スマホを取って凛に渡した。
「ありがとう」
洗面所でさっきの服を着る。ポケットにスマホを入れる。
「行こうか」
「うん」
玄関に二人でやってくる。この扉を開けたら二度と凛と今みたいにはいられない。
「ごめん」
俺は、靴を履く凛を引き寄せる。
「んんっ」
キスを夢中でする。
「ハァ、ハァ」
凛の背中に手を入れながらキスをする。ビクッと体がするのを指先が感じる。これ以上すると止められなくなるから、やめた。
「ごめん、行こう」
俺の言葉に凛は首に手を回してキスをしてくる。舌をゆっくりといれて絡ませてくる。俺は、そのまま凛がしたいようにさせる。
「ごめんね」
「ううん」
「もうこれで終わりだって思ったら、我慢したくなかった」
「凛、俺もだよ」
凛は、バックからスマホを取り出して時間を見た。
「行かなきゃ」
「行こうか」
もう一度だけ、凛を引き寄せてキスをする。
「行こう」
「うん、送る」
俺と凛は、家を出る。玄関の鍵を締める。
もう、手を繋ぐ事もキスをする事も出来ない。
「あのさー、一週間後に」
「うん」
「ジャケット撮影があるんだ」
「うん」
「俺は、凛ととりたいと思ってるんだ」
「えっ?」
「駄目かな?」
凛は、首を横に振った。
「よかったー。約束しただろ?凛を新しい場所に俺が連れていくって」
「うん」
「一緒に行こうな」
「うん」
凛の潤んだ眼差しが、俺を見つめてる。その目を見てるだけで、俺は幸せだった。凛の目の中に俺しか映ってない事が幸せだった。凛は、手探りでスマホを探してる。
「はい」
「ありがとう」
時間を見て固まっていた。
「帰る時間?」
「早いね!もう、23時過ぎてる」
「そうだな」
凛と過ごす時間は、いつもあっという間だった。
「帰る用意しなきゃ!」
起き上がった凛を後ろから抱き締める。
「拓夢」
「生まれ変わりなんて待てないからいうよ」
「うん」
「この先もずっと俺は凛を忘れないし、愛してる。だから、凛の傍にずっといさせて欲しい」
「それは…」
「親友になりたいって事」
俺の言葉に、凛は小さく「うん」と言った。
「着替えておいで!駅まで、送るよ」
「うん」
凛は、服を着替えに行く為にベッドを降りた。今日、俺達の関係は終わった。たった、数日なのにここまで心をもっていかれた事は初めてだった。
スマホを取って、見つめる。みんなよっぽど、アレが堪えたのか連絡は一切なかった。
本当にデビューすんのかな?不安しか感じなかった。
「出来たよ」
凛がやってきた。
「俺も用意するわ」
俺は、スマホを取って凛に渡した。
「ありがとう」
洗面所でさっきの服を着る。ポケットにスマホを入れる。
「行こうか」
「うん」
玄関に二人でやってくる。この扉を開けたら二度と凛と今みたいにはいられない。
「ごめん」
俺は、靴を履く凛を引き寄せる。
「んんっ」
キスを夢中でする。
「ハァ、ハァ」
凛の背中に手を入れながらキスをする。ビクッと体がするのを指先が感じる。これ以上すると止められなくなるから、やめた。
「ごめん、行こう」
俺の言葉に凛は首に手を回してキスをしてくる。舌をゆっくりといれて絡ませてくる。俺は、そのまま凛がしたいようにさせる。
「ごめんね」
「ううん」
「もうこれで終わりだって思ったら、我慢したくなかった」
「凛、俺もだよ」
凛は、バックからスマホを取り出して時間を見た。
「行かなきゃ」
「行こうか」
もう一度だけ、凛を引き寄せてキスをする。
「行こう」
「うん、送る」
俺と凛は、家を出る。玄関の鍵を締める。
もう、手を繋ぐ事もキスをする事も出来ない。
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