異世界のクジラは雨を降らす。

 恵の雨を齎す存在、フィレナレイン。全長一キロにも達するこの超巨大生物は、かつては数多く存在していたのだが、今現在ではわずか数体を残すのみにまで数を減らし絶滅の危機に瀕していた。

 この世界に存在する四つの国の内の一つが緊迫した状況になっていた。敵軍侵攻の報に、国境にほど近い砦には多くの兵士が集められ、着々と迎撃の準備を整えていく。敵軍の最終目的はフィレナレインの奪取。それを許せば緑豊かなこの森も、やがては砂漠と化してしまう。

 フィレナレインから齎された小雨が降る最中、敵軍後方部隊を目指し出撃する勇者。そして砦では、二倍に増えた敵軍相手に絶望的な防衛戦が開始された。



・とあるアニメのEDを見た時に思いついたお話で、初の短編となります。感想など頂けたら嬉しいです。



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