せめてその距離で

 絶対に振り向くことのない相手を、ひたむきに想い続けている人がいる。そんな先生を、俺は好きになった。

 既婚者となった担任を、今でもひたむきに想い続ける副担任の名木瑞希。そんな瑞希を好きになった高校三年生の仲矢遼介。それは誰も自らの恋の成就を望まない、想いを伝えることもない、ただそれぞれの大切なひとがいつまでも笑顔でいられるようにと願うだけの、密かやな片想いだった。
 ――そう、だったはずなのに。

 互いのベクトルは交わらないまま、名木を抱いてしまった仲矢と、教え子である仲矢に身を委ねてしまった名木。その想いと距離の行方は……。

「先生――またベッドの上じゃなくてごめん」


生徒✕教師。諦めていた片想い✕一生隠し通すと決めていた片想い。

【年下攻/ツンデレ受/片思い/一方通行/せつない/ハッピーエンド】
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