侍女リリィのたわ言~王宮はティーンズラブ小説展開の宝庫です!
ある日、前世で大好きだった「ティーンズラブ小説(略してTL)」の世界に転生していることに気付いたリリィ。モブキャラなのでボンヤリした顔だけど、何故か「乙女小説の主要キャラがハッキリ見える」という異能を持っていた!? その能力を生かしてこの世界にTL小説を広めようと夢を抱き、TL小説展開の宝庫である王宮にメイドとして就職。お約束展開を観察しネタ作りに励む日々。
そんなある日、何とこの国の女王陛下エルアーネにバレて呼び出しを食らってしまい――「その『異能』を私のために存分に奮ってほしい」女王の専属侍女、『観察担当』に任命!繰り広げられるお約束展開に突っ込みを入れつつお役目に励んでいたら、なぜか私にまで恋愛イベントが降りかかってきたのですが!?
いえいえ百合展開は駄目ですって!私はモブキャラなんです!ヒロインになんてなれませんから!(すごく勘違い中)
そんなある日、何とこの国の女王陛下エルアーネにバレて呼び出しを食らってしまい――「その『異能』を私のために存分に奮ってほしい」女王の専属侍女、『観察担当』に任命!繰り広げられるお約束展開に突っ込みを入れつつお役目に励んでいたら、なぜか私にまで恋愛イベントが降りかかってきたのですが!?
いえいえ百合展開は駄目ですって!私はモブキャラなんです!ヒロインになんてなれませんから!(すごく勘違い中)
私がこの世界の「モブ」となって転生したわけ
女王陛下にばれまして「観察係」に任命されました
女王陛下に付き添って舞踏会で「観察」やりとげます
舞踏会二日目の観察は女王陛下と
私、女王陛下と危険なほど仲良くていいんでしょうか? モブですよ?
怪しい人に見えるようで狼狽えています
エルアーネ様に告白されました。経験不足を知りました
乙女小説世界ですけれど、セオリーに乗れないのです
私はモブとして生きたいのです。ヒロインなんて無理なんです
ヒロインになってしまった者、なりたかった者
物語の終焉に向けて
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