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24.キロヒ、机が気になる
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「本日より、『精霊の息吹』の授業を行う」
この授業が始まる前日。屋根裏部屋の指導担当のイシグルがやってきて、四人分の透明の瓶を置いていった。明日の授業は、一人ひとつずつ持って出るように、と。
透明の瓶は丸底で、キロヒの片手の幅くらいの直径だ。高さはそれよりもう少し長い。落とさないように、両手で持たないといけない大きさだ。
同じく透明な蓋がついており、びっくりするほど簡単に外れて、キロヒは思わず本体を落としそうになってしまった。慌てて抱き留めて事なきを得たが、得なかった者もいた。
「わぁー」
ゴトン、ゴロゴロ。
そんな不吉な音と共に、屋根裏部屋の床を転がる透明の瓶。サーポクが落としたのだ。
しかし、硝子のように見えても壊れやすさは違うのか、それが砕け散ることはなかった。イミルルセと二人で、胸をなでおろす。
十歳児二百人に、割れやすい硝子製品を持たせて、全員割らずに管理できるかどうかは、かなり危険な賭けだ。それは学園も分かっているのだろう。
とりあえず、落としても大丈夫そうだということが分かっただけでも、キロヒは気が楽になった。
そして翌日の授業。
全員が自分の前のテーブルに、透明な瓶を載せた状態で授業が始まる。
「精霊の息吹とは、精霊による息の吹込みである。何の仕切りもない場所で精霊が息を吐いたとしても、それは散るだけだ。だから容器が必要になる。いま、君たちの目の前にあるそれが、亜霊域器と呼ばれるものだ。その中に、精霊の息吹を入れ、亜霊域を作ってもらう」
ラエギーによる亜霊域の作り方の授業が、こうして始まった。
「まずは蓋をはずし、中に自分の精霊を入れる……サーポクは、後で個別に説明するから黙って座っておけ」
全員が透明な瓶こと亜霊域器のふたを開け、精霊をその中にいれようとしていた。サーポクも、背中に挟んでいるザブンを前に回そうとしていた。どう考えても、その瓶には入らない大きさだが、気にせず彼女が突っ込みそうだったので、イミルルセと二人で両側から止めようとしていたところに、ラエギーから正式に停止命令が出て、キロヒはほっとした。
「待っとけばよかと?」と、首を傾げるサーポクにこくこくと頷いて、キロヒはクルリを自分の瓶の中に入れた。
「精霊を入れたら蓋を閉める」
開けるとか閉めるという仕組みになっていない蓋だが、言われた通りに本体の上に載せる。透明な亜霊域の壁ごしに、キロヒはクルリと見つめ合った。
ニヂロの精霊であるツララは、四つ足の獣型のため縦長の瓶にはおさまりが悪く、後ろ足で立ち上がっているような形になっていた。横に倒した方がよさそうだが、この落ちやすい蓋ではそれは無理だろう。
「蓋を閉めたら、自分の精霊の『故郷の息』を使ってもらえ。ただ、そのまま言っても精霊には分からない。君たちが指導担当に霊量器を使って見せられた景色や、出会った時の周囲の様子を思い出しながら息を吐いてもらえ。うまくできたら、亜霊域器の蓋が開かなくなる。その後も、精霊が嫌がらない範囲で息を使い続けてもらえ」
精霊の息吹に成功すると、この蓋が開かなくなるというのはとても分かりやすい。
「声に出して精霊に伝えるだろうが、あまり大きな声は出さないように。目に余る者は、廊下でやらせる……サーポクは亜霊域器を持って廊下に来るように」
「ラエギー先生、サーポクのスミウです。補助のために同行します」
イミルルセは早かった。手を挙げてそう発言するや、サーポクを立たせながら自分も立ち上がり、亜霊域器を抱える。慌ててキロヒもそれに続いた。ニヂロも悪い笑顔で立ち上がる。
ラエギーはそれに何も答えることなく、廊下へと出て行く。否定の言葉が出ない場合は、大丈夫ということだと、キロヒも分かってきた。
彼女たちが教室の階段を下り始めた頃、教室内に音の洪水が始まった。生徒それぞれが、自分の精霊に語り掛け始めたからだ。ひとりひとりの声は小さくとも、二百人合わさると大きな音の波になる。
その波を背に受けながら、屋根裏部屋組は廊下へと出た。
廊下には長机が出され、壁につけるように置かれている。教室に入る時はなかったので、さっきラエギーが出したのだろう。
「亜霊域器は、そこに置くように」
椅子は付属していないようだ。サーポク一人だけだったら、椅子は出されていたのかもしれない。ラエギーの指輪にどれだけのものが入るか分からないが、この長机が入っていたのならばかなり容量があると思われた。
「それでは……」
準備を終え、サーポクへの特別な説明が始まろうとした時、教室の扉が開いた。ラエギーを含めた廊下の全員が、そちらを向く。
「ラエギー先生、うちのイヌカナは声が大きいので、迷惑にならないように自発的に廊下に出ます」
最初に顔を出したのは、先日食堂で出会った男子の屋根裏部屋の住人、クロヤハである。その後ろから、残りの三人がぞろぞろと出て来て扉を閉める。
頭いいやり方でしょ、と言わんばかりの表情を隠さないカーニゼクが、へたくそなウィンクをこちらに投げて寄越す。
「ワイの声が大きくて、すんません-」
ヘケテが悪びれもせず元気に詫びる。大きな声で。
シテカはもう、最初からザブンをガン見だ。特級精霊の息吹を見逃すまいととしている。特級精霊の亜霊域作成を見たい、という気持ちをわずかも隠す気がない。
ラエギーは「あまりにうるさいようなら、階段まで行かせる」と、ヘケテに軽く圧をかけた。さすがに特級精霊の圧に、ヘケテも陽気な表情ながらも、口を閉じてブンブンと頭を縦に振っていた。
ラエギーは屋根裏部屋女子に占領されている長机を見た後──もうひとつ長机を出した。
廊下での授業参加に男子は喜んでいたが、キロヒは、あといくつ机が入っているのか、という方が気になってしょうがなかったのだった。
この授業が始まる前日。屋根裏部屋の指導担当のイシグルがやってきて、四人分の透明の瓶を置いていった。明日の授業は、一人ひとつずつ持って出るように、と。
透明の瓶は丸底で、キロヒの片手の幅くらいの直径だ。高さはそれよりもう少し長い。落とさないように、両手で持たないといけない大きさだ。
同じく透明な蓋がついており、びっくりするほど簡単に外れて、キロヒは思わず本体を落としそうになってしまった。慌てて抱き留めて事なきを得たが、得なかった者もいた。
「わぁー」
ゴトン、ゴロゴロ。
そんな不吉な音と共に、屋根裏部屋の床を転がる透明の瓶。サーポクが落としたのだ。
しかし、硝子のように見えても壊れやすさは違うのか、それが砕け散ることはなかった。イミルルセと二人で、胸をなでおろす。
十歳児二百人に、割れやすい硝子製品を持たせて、全員割らずに管理できるかどうかは、かなり危険な賭けだ。それは学園も分かっているのだろう。
とりあえず、落としても大丈夫そうだということが分かっただけでも、キロヒは気が楽になった。
そして翌日の授業。
全員が自分の前のテーブルに、透明な瓶を載せた状態で授業が始まる。
「精霊の息吹とは、精霊による息の吹込みである。何の仕切りもない場所で精霊が息を吐いたとしても、それは散るだけだ。だから容器が必要になる。いま、君たちの目の前にあるそれが、亜霊域器と呼ばれるものだ。その中に、精霊の息吹を入れ、亜霊域を作ってもらう」
ラエギーによる亜霊域の作り方の授業が、こうして始まった。
「まずは蓋をはずし、中に自分の精霊を入れる……サーポクは、後で個別に説明するから黙って座っておけ」
全員が透明な瓶こと亜霊域器のふたを開け、精霊をその中にいれようとしていた。サーポクも、背中に挟んでいるザブンを前に回そうとしていた。どう考えても、その瓶には入らない大きさだが、気にせず彼女が突っ込みそうだったので、イミルルセと二人で両側から止めようとしていたところに、ラエギーから正式に停止命令が出て、キロヒはほっとした。
「待っとけばよかと?」と、首を傾げるサーポクにこくこくと頷いて、キロヒはクルリを自分の瓶の中に入れた。
「精霊を入れたら蓋を閉める」
開けるとか閉めるという仕組みになっていない蓋だが、言われた通りに本体の上に載せる。透明な亜霊域の壁ごしに、キロヒはクルリと見つめ合った。
ニヂロの精霊であるツララは、四つ足の獣型のため縦長の瓶にはおさまりが悪く、後ろ足で立ち上がっているような形になっていた。横に倒した方がよさそうだが、この落ちやすい蓋ではそれは無理だろう。
「蓋を閉めたら、自分の精霊の『故郷の息』を使ってもらえ。ただ、そのまま言っても精霊には分からない。君たちが指導担当に霊量器を使って見せられた景色や、出会った時の周囲の様子を思い出しながら息を吐いてもらえ。うまくできたら、亜霊域器の蓋が開かなくなる。その後も、精霊が嫌がらない範囲で息を使い続けてもらえ」
精霊の息吹に成功すると、この蓋が開かなくなるというのはとても分かりやすい。
「声に出して精霊に伝えるだろうが、あまり大きな声は出さないように。目に余る者は、廊下でやらせる……サーポクは亜霊域器を持って廊下に来るように」
「ラエギー先生、サーポクのスミウです。補助のために同行します」
イミルルセは早かった。手を挙げてそう発言するや、サーポクを立たせながら自分も立ち上がり、亜霊域器を抱える。慌ててキロヒもそれに続いた。ニヂロも悪い笑顔で立ち上がる。
ラエギーはそれに何も答えることなく、廊下へと出て行く。否定の言葉が出ない場合は、大丈夫ということだと、キロヒも分かってきた。
彼女たちが教室の階段を下り始めた頃、教室内に音の洪水が始まった。生徒それぞれが、自分の精霊に語り掛け始めたからだ。ひとりひとりの声は小さくとも、二百人合わさると大きな音の波になる。
その波を背に受けながら、屋根裏部屋組は廊下へと出た。
廊下には長机が出され、壁につけるように置かれている。教室に入る時はなかったので、さっきラエギーが出したのだろう。
「亜霊域器は、そこに置くように」
椅子は付属していないようだ。サーポク一人だけだったら、椅子は出されていたのかもしれない。ラエギーの指輪にどれだけのものが入るか分からないが、この長机が入っていたのならばかなり容量があると思われた。
「それでは……」
準備を終え、サーポクへの特別な説明が始まろうとした時、教室の扉が開いた。ラエギーを含めた廊下の全員が、そちらを向く。
「ラエギー先生、うちのイヌカナは声が大きいので、迷惑にならないように自発的に廊下に出ます」
最初に顔を出したのは、先日食堂で出会った男子の屋根裏部屋の住人、クロヤハである。その後ろから、残りの三人がぞろぞろと出て来て扉を閉める。
頭いいやり方でしょ、と言わんばかりの表情を隠さないカーニゼクが、へたくそなウィンクをこちらに投げて寄越す。
「ワイの声が大きくて、すんません-」
ヘケテが悪びれもせず元気に詫びる。大きな声で。
シテカはもう、最初からザブンをガン見だ。特級精霊の息吹を見逃すまいととしている。特級精霊の亜霊域作成を見たい、という気持ちをわずかも隠す気がない。
ラエギーは「あまりにうるさいようなら、階段まで行かせる」と、ヘケテに軽く圧をかけた。さすがに特級精霊の圧に、ヘケテも陽気な表情ながらも、口を閉じてブンブンと頭を縦に振っていた。
ラエギーは屋根裏部屋女子に占領されている長机を見た後──もうひとつ長机を出した。
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