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第11章 結城さんと孕ませプレイ
01.「俺の家のどこで抱かれたい?」
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4月に研修を始めた新入社員が配属先にやってきたその週末は、どこの部署もノー残業で切り上げ夜の街へと繰り出した。
今日は遅くなるからと、嫁さんには先に寝ていてもらってる。
それでも終電には飛び乗って、酔っぱらいの多い電車に揺られながら街の灯を眺めてた。
大きな駅の次の次。
ここ8年くらいで宅地開発を進め始めたという俺の住む街は、まだ工業地帯とまばらに点在する住宅地という立地で、深夜帯ともなると大通りも閑散としていた。
夏には駅前にオープンするというショッピングモールやホテルなどの複合施設と、それに併せ整備されるバスロータリー、それからタワマンが3棟も建築中なのだからそのうちこの辺りもにぎやかになるとは思う。
駅から自宅マンションまでは、歩いて15分くらいの距離。酒でぼんやりと気怠いのにタクシーに乗ろうか迷ったけど、酔い覚ましにはちょうど良い距離だと歩くことにした。
デスクワークメインの俺の靴は歩くにはあまり適さないが、毎日の通勤に使う道程くらいなら平気だ。
だけど今夜はちょっと飲み過ぎたのか、マンションのエントランスに着いても酔いが紛れる様子はなかった。
とはいえ気持ち悪いとか、頭が痛いとかいうことはない。
俺はどちらかというと酒に強い方だし、ちょうど良い酔い心地が楽しかった。
エントランスに入るなり、
「伊達さん、こんばんは」
かけられた声に振り向くと、エレベーターホールの反対側、幾つか並んだ応接セットに良く知る彼が座っていた。
「あっ、お疲れさまです! 結城さん」
彼はこのマンションの住人であるけど、俺と同じ会社の社員でもある。
もっとも社内では数度すれ違ったことがあるくらいで、関係部署でもないのだけれど。
俺より入社が早くで年次も上で、どうやら女子社員にも人気があると聞いたことがある。
彼は俺と違って割と目立つ方だけど、他部署でも話題に上るというのはよっぽどのことだろう。
彼は既婚者だから、それを押してまで近づこうとする女性は稀なんだろうけど。
「お疲れ、今帰り?」
備え付けのソファから立ち上がった彼に訊かれるのへ、
「ハイ、今日新規配属の子たちの歓迎会があって遅くなっちゃいました」
彼の方もアルコールが入っているのだろうことには気づきながら答え、共にエレベーターホールへ向かう。
俺の部屋は8階A棟で、彼は9階B棟だからエレベーターは別の方がいいのだろうけど、
「うちも送別会だったよ、今日は妻が居ないから朝帰りでも問題無かったけど」
そう言いながら、待つこともなく開いた扉の向こうへ彼も一緒に乗り込んだ。
「えっ、今日奥さん留守なんですか?」
ドアが閉まってから訊いた俺に、
「――うん、居ないよ? ウチで飲み直す?」
答える彼の指先が俺の指に絡む。
「良いんですか?」
尋ねる俺は出来るだけ平静を装ったけど、
「いいよ、こんな時でもないと羽伸ばせないからさ。でも伊達さんとこの奥さんは大丈夫なの?」
ギュッと手を握られながら訊き返されたら、
「うちはたぶん、もう寝てると思うので平気です」
アルコールで火照った身体で、彼の肩へともたれ掛かり答えた。
■
「っん♡ ……ちゅっ、は♡ っく♡ 結城さ……ここまだ玄関……いきなりベロキス激し……」
玄関のドアを開けるなりセンサーで自動点灯する照明の下、腰を抱き寄せキスされた。
性急に舌を突っ込んでくるエロく激しいキスをされながら、俺は手に持っていた通勤バッグを落とし、彼の肩へと抱き着く。
「伊達さんのオナホまんこに初めて突っ込んだ時も、玄関だったろう?」
そう言った彼は、まだ靴も脱がないうちから俺のベルトを外し、またベロベロとエロいキスしながらパンツの中まで手を突っ込んで来る。
直接触られて、エレベーターの中から期待にゆる勃起し始めてたちんこがすぐにガチガチになって、
「そ……だけど」
戸惑いながらもうっとりと、彼の唇へ音を残すキスをした。
「あの時は急に妻が帰ってきて、トイレで続きをしたよな」
想い出し言う彼の言葉に、あの日の興奮を思い出す。
「あの時は……凄かったです、結城さんの奥さんが話しかけて来てるのに、結城さん全然腰止めてくれなくて……俺声出さないようにするの必死で」
ドア越しに彼の奥さんが居るのに、俺はこの家の旦那さんのちんぽをハメられ続けてた。
「可愛かったよ、ヤバい状況なのにお前のまんこは必死で俺のちんぽを締め付けて――すごい感じていたな」
ドアと言っても屋内用の頼りないドアだから、俺が喘ぎひとつでも漏らせば気どられてしまうかも知れないスリルはヤバかった。
「だって……だって……」
いま思い出しただけでも、勃起したちんこの先濡れてきて、お尻の穴がきゅん♡ きゅん♡ 震えてしまう。
「今日はどこでシようか? このまま玄関でもいいけど、外廊下に聞こえたら困るよな? 俺たち夫婦は寝室が別なんだけど、妻のベッドで抱いてやろうか? それとも俺たちがいつも過ごしているリビング? 妻の手料理を食べるダイニングテーブルの上でいただこうか? それともキッチン? 俺の部屋でこないだのハメ撮り見ながらでもいいよ」
語り続けられながら手コキもされ続け、
「あ…っ、そんな……そんな……」
俺は快感に崩れ落ちそうになる身体を壁に凭れかけて、
「あぁ、お前興奮してるな、やらしい奴だ」
指摘されたらびく♡ びく♡ と甘くイキながら、
「ハイ♡」
嘲る彼の声になおさら興奮した。
「俺の家のどこで抱かれたい? 間取りはお前の家と一緒だから分かるよな?」
期待にびんびん♡ になってる俺のちんこの先擦りながら、結城さんの旦那さんが尋ねる。
リビングまで続く内廊下の先に視線をやって、
「――キッチンで……キッチンが良いです」
俺はそれをねだった。
「妻が知ったら、もう二度と料理を作ってくれなくなるだろうな」
旦那さんは、低く笑うようにして言った。
今日は遅くなるからと、嫁さんには先に寝ていてもらってる。
それでも終電には飛び乗って、酔っぱらいの多い電車に揺られながら街の灯を眺めてた。
大きな駅の次の次。
ここ8年くらいで宅地開発を進め始めたという俺の住む街は、まだ工業地帯とまばらに点在する住宅地という立地で、深夜帯ともなると大通りも閑散としていた。
夏には駅前にオープンするというショッピングモールやホテルなどの複合施設と、それに併せ整備されるバスロータリー、それからタワマンが3棟も建築中なのだからそのうちこの辺りもにぎやかになるとは思う。
駅から自宅マンションまでは、歩いて15分くらいの距離。酒でぼんやりと気怠いのにタクシーに乗ろうか迷ったけど、酔い覚ましにはちょうど良い距離だと歩くことにした。
デスクワークメインの俺の靴は歩くにはあまり適さないが、毎日の通勤に使う道程くらいなら平気だ。
だけど今夜はちょっと飲み過ぎたのか、マンションのエントランスに着いても酔いが紛れる様子はなかった。
とはいえ気持ち悪いとか、頭が痛いとかいうことはない。
俺はどちらかというと酒に強い方だし、ちょうど良い酔い心地が楽しかった。
エントランスに入るなり、
「伊達さん、こんばんは」
かけられた声に振り向くと、エレベーターホールの反対側、幾つか並んだ応接セットに良く知る彼が座っていた。
「あっ、お疲れさまです! 結城さん」
彼はこのマンションの住人であるけど、俺と同じ会社の社員でもある。
もっとも社内では数度すれ違ったことがあるくらいで、関係部署でもないのだけれど。
俺より入社が早くで年次も上で、どうやら女子社員にも人気があると聞いたことがある。
彼は俺と違って割と目立つ方だけど、他部署でも話題に上るというのはよっぽどのことだろう。
彼は既婚者だから、それを押してまで近づこうとする女性は稀なんだろうけど。
「お疲れ、今帰り?」
備え付けのソファから立ち上がった彼に訊かれるのへ、
「ハイ、今日新規配属の子たちの歓迎会があって遅くなっちゃいました」
彼の方もアルコールが入っているのだろうことには気づきながら答え、共にエレベーターホールへ向かう。
俺の部屋は8階A棟で、彼は9階B棟だからエレベーターは別の方がいいのだろうけど、
「うちも送別会だったよ、今日は妻が居ないから朝帰りでも問題無かったけど」
そう言いながら、待つこともなく開いた扉の向こうへ彼も一緒に乗り込んだ。
「えっ、今日奥さん留守なんですか?」
ドアが閉まってから訊いた俺に、
「――うん、居ないよ? ウチで飲み直す?」
答える彼の指先が俺の指に絡む。
「良いんですか?」
尋ねる俺は出来るだけ平静を装ったけど、
「いいよ、こんな時でもないと羽伸ばせないからさ。でも伊達さんとこの奥さんは大丈夫なの?」
ギュッと手を握られながら訊き返されたら、
「うちはたぶん、もう寝てると思うので平気です」
アルコールで火照った身体で、彼の肩へともたれ掛かり答えた。
■
「っん♡ ……ちゅっ、は♡ っく♡ 結城さ……ここまだ玄関……いきなりベロキス激し……」
玄関のドアを開けるなりセンサーで自動点灯する照明の下、腰を抱き寄せキスされた。
性急に舌を突っ込んでくるエロく激しいキスをされながら、俺は手に持っていた通勤バッグを落とし、彼の肩へと抱き着く。
「伊達さんのオナホまんこに初めて突っ込んだ時も、玄関だったろう?」
そう言った彼は、まだ靴も脱がないうちから俺のベルトを外し、またベロベロとエロいキスしながらパンツの中まで手を突っ込んで来る。
直接触られて、エレベーターの中から期待にゆる勃起し始めてたちんこがすぐにガチガチになって、
「そ……だけど」
戸惑いながらもうっとりと、彼の唇へ音を残すキスをした。
「あの時は急に妻が帰ってきて、トイレで続きをしたよな」
想い出し言う彼の言葉に、あの日の興奮を思い出す。
「あの時は……凄かったです、結城さんの奥さんが話しかけて来てるのに、結城さん全然腰止めてくれなくて……俺声出さないようにするの必死で」
ドア越しに彼の奥さんが居るのに、俺はこの家の旦那さんのちんぽをハメられ続けてた。
「可愛かったよ、ヤバい状況なのにお前のまんこは必死で俺のちんぽを締め付けて――すごい感じていたな」
ドアと言っても屋内用の頼りないドアだから、俺が喘ぎひとつでも漏らせば気どられてしまうかも知れないスリルはヤバかった。
「だって……だって……」
いま思い出しただけでも、勃起したちんこの先濡れてきて、お尻の穴がきゅん♡ きゅん♡ 震えてしまう。
「今日はどこでシようか? このまま玄関でもいいけど、外廊下に聞こえたら困るよな? 俺たち夫婦は寝室が別なんだけど、妻のベッドで抱いてやろうか? それとも俺たちがいつも過ごしているリビング? 妻の手料理を食べるダイニングテーブルの上でいただこうか? それともキッチン? 俺の部屋でこないだのハメ撮り見ながらでもいいよ」
語り続けられながら手コキもされ続け、
「あ…っ、そんな……そんな……」
俺は快感に崩れ落ちそうになる身体を壁に凭れかけて、
「あぁ、お前興奮してるな、やらしい奴だ」
指摘されたらびく♡ びく♡ と甘くイキながら、
「ハイ♡」
嘲る彼の声になおさら興奮した。
「俺の家のどこで抱かれたい? 間取りはお前の家と一緒だから分かるよな?」
期待にびんびん♡ になってる俺のちんこの先擦りながら、結城さんの旦那さんが尋ねる。
リビングまで続く内廊下の先に視線をやって、
「――キッチンで……キッチンが良いです」
俺はそれをねだった。
「妻が知ったら、もう二度と料理を作ってくれなくなるだろうな」
旦那さんは、低く笑うようにして言った。
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