803号室の隣人

ルシーアンナ

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第5章 父子相姦プレイの斎藤さん

01.俺は斎藤さんの旦那さんを「父さん」と呼ぶ。

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 自宅マンション最寄駅沿線から五つ離れた駅前で、俺は斎藤さんの旦那さんの車に乗った。

 助手席のドアを閉めた瞬間から、俺は彼の息子である『斎藤 真斗マサト』になりきる。
 彼がそれを求めているから、俺と斎藤さんのセックスはいつも父子相姦プレイなのだ。

 斎藤真斗という息子は実在しているが、彼は父親と性的な関係など結んでいない。
 彼は自分の父親から性対象として見られていることも知らず、既に親元を離れ、今では子持ち既婚者であり、隣県で外科医をしているらしい。



「嫁さんにはツレと遊びに行くって言って来たから、2人きりになれるとこ連れてってよ、父さん」

 俺は斎藤さんの旦那さんを「父さん」と呼ぶ。
 これがルール。

「真斗はどこに行きたい?」

 俺を「真斗」と呼ぶようになってからの旦那さんは、俺が可愛くて仕方がないと言うようなネトついた喋り方になった。

 きっと本物の息子の前では取り繕っているのだろうが、『セックスのできる息子』相手には取り繕うことをやめてしまったのだろう。


「海の見えるラブホ♡」

 そもそも彼とデートするつもりなんてないので、手っ取り早くベッドへ誘う俺に、

「ラブホテルに入ったら、父さん止めてやれないぞ」

 彼だって偽物の息子との逢瀬の目的はセックスだけなのだろうに空々しく言うと、

「――いいよ、父さんとセックスしたいんだ♡」

 思いっきり甘えてやる俺に、ヤニ下がった笑みを浮かべた。



「この部屋高いとこじゃなかった?」

 ラブホはラブホでも、窓の外にはオーシャンビューの広がるようなリゾート系のラブホに連れてこられた俺は、

「真斗との時間を過ごすためなら大したことじゃない」

 偽物でも、なんだかんだで気に入られているらしいことに驚いた。

「なんか、俺と父さん恋人同士みたいだな」

 だからリップサービスで盛り上げてやると、

「恋人どころか新婚夫婦の気分だよ」

 旦那さん――いや、父さんは頬を緩ませながら言い、俺の腕を引く。


「俺を父さんのお嫁さんにしてくれるの?」

 ベッドに座る彼に引き寄せられ、俺はその開いた膝の上に尻の乗せた。
 少し見下ろす角度から見つめてやったら、

「あぁ、真斗。今すぐにでも本物のお嫁さんしてやりたいよ」

 言われ、キスをされる。
 むちゅっ♡ って感じでキスまでねちっこい。

「親子じゃ、セックスは出来ても結婚は出来ないんだよ?」

 駄々をこねるよう言う言葉は、彼の背徳感を誘ったらしく、

「そうだね、大きくなったらパパのお嫁さんになるってきかなかった真斗に、それを教えてあげたのは私だったね」

 在りし日の思い出を語るのでさえニヤつく彼には、純粋な親子愛以上の湿っぽさがある。

「俺そんなこと言ったの?」

 もちろん俺じゃない、真斗だ。

「ああ、可愛かったよ。すぐにでもお嫁さんにしてやりたかった。真斗が泣いて怒るから、その夜一緒にお風呂に入ったんだよ。あの時の真斗は可愛かったな」

 そんな頃から息子を性的な目で見ていたのだろうか?
 ということには驚いたが、

「恥ずかしいよ、覚えてないし」

 俺は顔に出さないようそらしながら、彼の肩へと擦り寄った。

「父さんがいっぱい気持ちイイことしてやったのを全部素直に受け入れて、お尻で上手にイケたんだ」

 ――うわ、本当に息子に手を出してたんだ?

「えっ? それいくつの時のこと?」

 意識的に声のトーンを少し上げ、弾むよう聞こえるように尋ねてやったら、

「覚えてないのも無理はない、真斗がまだ小学校へ上がる前だったからね」

 本当にありえないほど子どものころの話だった。
 真斗は、実際にそれを覚えていないのだろうか?

「まだ精通もしてないじゃないか」

 呆れて言ったの思わず声に出たけど、顔は見られていない。

「そうだよ、だから真斗の初めてのメスイキは私が導いてあげたんだ」

 嬉しそうに語る声にぞわぞわして震えたけど、

「恥ずかしいよ……でも嬉しいな、俺、ちゃんと父さんが初めてだったんだね」

 今は大人の男同士なのだから、早く大人のセックスをしたくてまた媚びた。

「また一緒にお風呂に入ってくれるかい?」

 訊かれ、

「うん、恥ずかしいけど今日は特別ね。一緒にお風呂にはいろーよ、父さん♡」

 ちょっと恥ずかしいのは本当だったけど、恥ずかしいのってクセになるから断る理由なんてない。

「真斗……」

 ときめくようなオッサンの声には、ちょっと笑っちゃいそうになったけど。





「あっ♡ んうっ♡ いきなりするの?」

 バスルームに入り軽くシャワーを浴びただけで、『父さん』が俺に手を伸ばすのはすぐだった。

「だって3週間ぶりの真斗だ」

 いやらしい中年男性の手が俺に触れてくる。
 中年……と言うよりも熟年? 彼は勤めている都市銀行をまだ定年していないようだけど、白髪の混じった頭髪といい、肌のたるみといい俺の本当の父親より幾つも年上だろう。


「でもまだ身体洗ってないってば、ちょっとだけ待っててよ」

 今日は嫁さんが出掛けていたから家を出る前に一応ケツは洗って来たけど、全身は洗ってないしここに来るまでに少し汗もかいた。

「待てないよ、真斗のニオイを洗い流さないで父さんに嗅がせてくれ」

 父さんの鼻先が俺の首すじに押し付けられ、背中や腋の近くまで嗅がれ、舐められる。

「恥ずかしいけど……父さんにならいいよ」

 身体が正直に固まってしまったのは、ぞわりと沸いた嫌悪感。


「っむは~~ッ、お前のニオイはたまらないよ、真斗」

 父さんの鼻と舌が離れたかと思ったら、今度は跪いた彼に股間を直接嗅がれていた。

「ちんこのニオイは恥ずかしいよ、父さん」

 思わず腰が引けてしまうのは、仕方ないと思う。

「そんなこと言わないでもっと嗅がせてくれ、ほら、洗う前に真斗の可愛いちんこをしゃぶらせてくれ」

 そんなことを言いながら、俺の陰毛へ鼻先突っ込みながらちんこを握ってくる彼に、

「もう! 俺は子どもじゃないんだよ?」

 跳ね除けるよう言うけど、

「そうだな、すっかり大人になって、皮もむけて。だけどまだ若いからガチガチでガマン汁もダラダラだな、いやらしい」

 俺は既に彼の言う通り、ガン勃ちしてちんこの先濡らしてた。
 気持ち悪ささえ感じる家庭内セックスしたがる男にさえ、俺はすぐにメスの反応を示してしまう。


 ねっとりとしたフェラをされ、ガクガクとその場に座り込んでも、更に足を広げられ犬のように低い位置で嗅がれ舐められ、しゃぶられる。

「これで嫁さんを喜ばせていると思うと憎らしいよ」

 男の唾液でヌルヌルになったちんこの先をまたチュバッ♡ と吸われ、

「だって――俺は彼女の夫だもの。父さんだって母さんとセックスしてるの?」

 俺は喘ぎに息を乱しながら尋ねた。

「いまはもうしていないよ」

 年下の愛人をなだめるような熟年男の声。

「――本当?」

 はぁっ♡ はぁっ♡
 と乱した息を詰めて尋ねる俺。

「嫉妬してるのか?」

 甘えるような熟年男の声。

「してるよ、俺の父さんだもの」

 だから俺は、拗ねるようにして言ってやった。

「なんて可愛いんだ、真斗。ほらキスしよう、キスも真斗だけだよ」

 さっきまで俺のちんこ咥えてた口が重なってくる。
 腹の出た身体で俺の上に覆い被さって、ぬちゅ♡ ぬちゅ♡ といやらしいキスにゾクゾク♡ する。

「本当?」

 彼のベロから逃れて訊くと、

「本当だ」

 答えた舌がまた俺の舌に絡まる。

「嬉しい♡ 今日は俺、父さんのお嫁さんなんだよね?」

 唾液がヌルヌルして気持ち悪い。

「そうだよ」

 でも気持ち悪いのにゾクゾク♡ ゾクゾク♡ が止まらない。

「じゃあ俺、父さんとセックスしてお嫁さんになる♡ お嫁さんだから子作りセックスしよ♡ ゴムしちゃ嫌だよ?」

 ぽーっとなった頭で、早くちんぽ欲しいってなってくるのたまらなかった。
 ヌルヌルなキスをされながらもずっとちんこの先いじられてて、

「ゴムをしないと中で出てしまうよ?」

 言いながら尻穴に太い指が入ってくるのには、息が止まりそうになった。

「中で出さなきゃ子作りできないだろ? 子作り忘れちゃった?」

 遠慮のない指が、

 ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプ♡

 と俺の尻穴をいじるのは、電車の中で遭遇する痴漢の手つきにも似ている。

「忘れるもんか、お前はこのちんぽで出来たんだからな」

 ここにはローションが無かったけど、慣れた手つきでリンスを塗り込められてた。

「へへっ♡ 俺が生まれたお父さんちんぽで子作りってすごいね」

 俺の口は意味のない会話を交わしつつも、まんこにされてくケツ穴をヒクヒク♡ させる。
 ちんこの先もいじられてるの、じれったくてたまらない。

「あぁ、早く真斗を抱きたいよ」

 その歳にして驚くほど逞しく勃ちの良い、筋張ったちんぽを腹に押し付けられ、

「俺も早く父さんのちんぽが欲しい♡」

 俺の期待はぐんぐん高まる。

「真斗!!」

 だけど更にぐちゃぐちゃになるようなキスをされ、俺はお預け気分で腰をヘコヘコ振りねだった。
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