しゃくなげの道

高校へ上がった弘明は、喜び勇んで硬式野球部に入ったものの己の限界を知り、髪を伸ばし長髪となる。
だが、若い肉体の欲求は別の形へ変化していき、抗えども御し難く、普通の高校生として無為に過ごす。
そんな中、少ない友人の誘いで山岳部へ入り、紀伊半島の最高峰である大台ケ原山へ登ることになった。
季節は早春、上へ進級する前の春休みを使って、部員五人のクルーは宮川の上流・大杉谷から入山した。
重い荷を背負い、急勾配の山道を登るにつれ打ち解ける五人。だがその背後に天候の急変が迫っていた。
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