24 / 93
第一章 追放対策
第二十三話
しおりを挟む
あれから、約一ヶ月が経った。この一ヶ月、徹也は治伽や舞達と協力し、魔物狩りへ向けての対策に明け暮れた。そして今、徹也達は騎士団に連れられて、王都から少し離れた森まで来ている。
「出たぞ!あれが魔物だ!」
ヴァンの言うように、徹也達が向かう先にウサギに似た生物が現れていた。それを見た生徒達は、ゴクリと生唾を飲み込む。
「大丈夫だ。心配するな。殺傷能力はかなり低い魔物だ。我々騎士団がサポートする。戦って見てくれ」
そのような状態の生徒達に、ヴァンはそう声をかける。すると、生徒が出る前に、刀夜が前に出た。
「……私が行きます」
刀夜はそう言って、腰にある刀を抜いた。一ヶ月あり、刀が完成したのである。刀夜は刀を構えて、ウサギモドキと向き合う。その刀夜の後ろに騎士団の騎士達が、更に後ろに生徒達がいた。
「……エンチャント」
刀夜がそう呟くと、刀夜が持つ刀に風が纏われる。エンチャントとは、魔法を武器に纏わせることの略称である。刀夜の魔法属性は風であるので、刀夜の刀には風が纏われている。
刀夜はウサギモドキに向かって駆け出した。そして、刀を突き出すと、瞬く間に風がウサギモドキを細切れにした。
「……《風突》」
刀夜はそう呟いてから、刀を鞘に納めた。《風突》とは、刀夜オリジナルの突き技である。魔法を武器に纏わせるのはこの世界で一般的なことではあるが、刀という武器がこの世界に存在しなかった為、必然的にオリジナルになるのだ。
そして刀夜は、細切れになったウサギモドキの方を見てから、ヴァンに話しかけた。
「……倒せ、ましたか?」
刀夜はそうヴァンに問うた。異世界の生物であるので、きちんと倒せたかどうか不安だったのだ。
ヴァンはそんな刀夜の言葉に、すぐに頷いて肯定の言葉を返した。
「ああ。間違いなくな。少々、切り過ぎな気もするが……」
「す、すいません……」
「い、いや。切りすぎる分には問題ない。だが、これで生徒達も分かっただろう。この辺りで出る魔物はそこまで強くない。故に、どんどん戦ってほしい。ほら、また出てきたぞ」
ヴァンの言う通り、徹也達の前にまたウサギモドキが現れる。しかも、その数は三匹だ。すると、将希に洋助、それに忠克が前に出て、各々武器を構える。
「「エンチャント」」
洋助と忠克がそう言うと、洋助の剣には火が、忠克の剣には電気が纏われる。また、将希は洋助と忠克から少し遅れて、その言葉を言う。どの属性にするか悩んでいたのだ。
「……エンチャント」
そう言った将希の剣には、風が纏われていた。先程の刀夜の剣を見て、風属性でいこうと思ったのだ。
まずは洋助が、一匹のウサギモドキに向かって駆け出した。そして切ると、ウサギモドキは炎に包まれて燃え尽きてしまった。
「……《フレイム・スラッシュ》」
洋助はそう言って、剣を鞘に収めた。こちらもまた、刀夜のときと同じく圧倒的だった。
《フレイム・スラッシュ》は、この世界で一般的な技である。火属性適正で剣を使う者は、大体がこの技を使う。それほど、基本的な技だ。
それから少し遅れて、忠克と将希も前にいるウサギモドキに向かう。忠克は電気を、将希は風を剣に纏ったまま、それぞれその剣で一匹ずつのウサギモドキを切る。
「《サンダー・スラッシュ》」
「《ウィンド・スラッシュ》」
すると、忠克が切ったウサギモドキは電気で黒焦げに、将希が切ったウサギモドキは風で細切れになった。
《サンダー・スラッシュ》と《ウィンド・スラッシュ》も《フレイム・スラッシュ》と同様に、この世界では基本的な技である。そんな基本的な技であっても、ウサギモドキは一撃で沈んだ。つまり、ウサギモドキはそれほどまでに弱いのだ。
この光景を見た生徒達は安堵した。訓練でも何度もしてきた技で、こうも簡単に倒せたのだから。生徒達は自分達でも倒すことができると思い始め、次々と前に出て魔物と戦い始める。もちろん、戦う生徒達の後ろには騎士達が万が一に備えて控えている。
だが、徹也に治伽、そして舞は戦いに出ることなく、騎士団副団長であるクリスの近くにいた。この場所が一番安全であると、徹也が判断したからである。
「……皆、戦ってるわね」
「……そうだな。治伽も行くか?」
治伽の言葉に、徹也が反応する。徹也的には、治伽は実力的にも戦って問題ないとは思っていたのだ。徹也は実力的に、舞は精神的に戦えないが。
「ふふっ。行かないほうがいいんでしょう?」
「……まあ、できるだけ側にいてもらいたいけどな……」
「なっ!?も、もう……」
徹也の言葉に、治伽は顔を赤らめて照れた。少し、告白のように聞こえてしまったからだ。
だが、徹也はなぜ治伽が顔を赤らめているのか全く分からなかった。なので、徹也は治伽にその理由を問う。
「……おい。大丈夫か?治伽?」
「え、ええ。大丈夫よ……」
「むー……!徹也君?」
徹也の問に答えた治伽だったが、そんな二人を見た舞が頬を膨らませて抗議した。徹也が治伽を照れさせたことと、治伽ばかりと喋っていたことに対してである。
だが、そんな嫉妬を舞がしているとは全く思わない徹也は、頬を膨らませている舞に戸惑いながら言葉を返す。
「な、なんだよ……。舞……」
徹也は舞を名前で呼んだ。この一ヶ月の間に、徹也が治伽とシャーロットを舞の前で名前で呼んだことで、舞とも名前で呼び合うことになったのだ。
このとき、徹也は恥ずかしがって渋り、舞は呼ばれてからとても嬉しそうだった。
そして今も、徹也に名前を呼ばれただけで、舞は嬉しそうに笑顔を浮かべる。先程まで頬を膨らませて不機嫌だったのにも関わらず、だ。
「ううん!何でもないよ!それより、治伽ちゃんはもう大丈夫そうだから、心配しなくていいんじゃないかな?」
「そ、そうか……?」
舞の言葉を聞いた徹也は、そう返事をして治伽に視線を向けた。治伽はそんな徹也の視線に気付き、慌てて徹也に声をかける。
「さ、最初から大丈夫だと言ってるでしょ……」
そう言った治伽の顔は、もう赤くなくなっていた。それを見た徹也は、本当に納得し追求することを止める。
すると、戦闘を終えた刀夜が、前から徹也達のところまで下がってきた。そして、徹也に声をかける。
「問題ないかしら」
「……先生。はい。こっちは大丈夫です。クリスさんもいますし……」
徹也は刀夜の言葉にそう返して、クリスの方を見た。クリスは徹也に名前を出されたので、それに返事をする。
「はい。今のところは、何もないですね」
「……そうですか。ここからは、私もなるべく近くにいます。……で、いいのよね?才無佐君?」
「……はい。すいません。お願いします」
徹也は刀夜にそう礼を言い、頭を下げた。これは、一ヶ月の間に決めたことである。徹也は、刀夜とクリスにも協力を仰いだのだ。徹也が協力を仰いだ相手はこれだけではないが、ここでは割愛しよう。
徹也は刀夜にあまり迷惑をかけたくはなかったが、今回は頼らざるを得ないと判断した。何より、周りに頼れる大人が他にいなかったのだ。徹也は刀夜に申し訳なかったが、刀夜は喜んで引き受けてくれた。
「……いいのよ。気にしないで」
刀夜はそう言って、徹也に笑顔を向けた。徹也が頭を上げて刀夜のその顔を見ると、徹也はまた頭を下げた。そんな風に言われると、余計に感謝の気持ちが出てきたのだ。
「もう、いいと言ってるのに――」
「少しいいか!」
刀夜がそう言い切る前に、ヴァンが声を上げた。そのヴァンの声に徹也達はヴァンの方を向く。
「少し、この場所から動こうと思う!切りがついたら集まってくれ!」
ヴァンのその言葉によって、戦闘を止めてヴァンの方に集まっていく。そして、それは徹也達も例外ではなく、ヴァンの元へと向かわなければならない。
「……来たわね」
「……はい。よろしくお願いします。先生。クリスさん」
「ええ。任せて頂戴」
「はい。任されました」
徹也の頼みに、刀夜とクリスが了承する。それを聞いて頷いた徹也は、今度は治伽と舞に声をかけた。
「……行くぞ。治伽。舞」
「……ええ。」
「……うん」
徹也の言葉に、それぞれそう返した治伽と舞は、徹也の後ろについた。そんな徹也の前には刀夜とクリスがいて、そのまま全員で歩幅を合わせて歩き出した。
「出たぞ!あれが魔物だ!」
ヴァンの言うように、徹也達が向かう先にウサギに似た生物が現れていた。それを見た生徒達は、ゴクリと生唾を飲み込む。
「大丈夫だ。心配するな。殺傷能力はかなり低い魔物だ。我々騎士団がサポートする。戦って見てくれ」
そのような状態の生徒達に、ヴァンはそう声をかける。すると、生徒が出る前に、刀夜が前に出た。
「……私が行きます」
刀夜はそう言って、腰にある刀を抜いた。一ヶ月あり、刀が完成したのである。刀夜は刀を構えて、ウサギモドキと向き合う。その刀夜の後ろに騎士団の騎士達が、更に後ろに生徒達がいた。
「……エンチャント」
刀夜がそう呟くと、刀夜が持つ刀に風が纏われる。エンチャントとは、魔法を武器に纏わせることの略称である。刀夜の魔法属性は風であるので、刀夜の刀には風が纏われている。
刀夜はウサギモドキに向かって駆け出した。そして、刀を突き出すと、瞬く間に風がウサギモドキを細切れにした。
「……《風突》」
刀夜はそう呟いてから、刀を鞘に納めた。《風突》とは、刀夜オリジナルの突き技である。魔法を武器に纏わせるのはこの世界で一般的なことではあるが、刀という武器がこの世界に存在しなかった為、必然的にオリジナルになるのだ。
そして刀夜は、細切れになったウサギモドキの方を見てから、ヴァンに話しかけた。
「……倒せ、ましたか?」
刀夜はそうヴァンに問うた。異世界の生物であるので、きちんと倒せたかどうか不安だったのだ。
ヴァンはそんな刀夜の言葉に、すぐに頷いて肯定の言葉を返した。
「ああ。間違いなくな。少々、切り過ぎな気もするが……」
「す、すいません……」
「い、いや。切りすぎる分には問題ない。だが、これで生徒達も分かっただろう。この辺りで出る魔物はそこまで強くない。故に、どんどん戦ってほしい。ほら、また出てきたぞ」
ヴァンの言う通り、徹也達の前にまたウサギモドキが現れる。しかも、その数は三匹だ。すると、将希に洋助、それに忠克が前に出て、各々武器を構える。
「「エンチャント」」
洋助と忠克がそう言うと、洋助の剣には火が、忠克の剣には電気が纏われる。また、将希は洋助と忠克から少し遅れて、その言葉を言う。どの属性にするか悩んでいたのだ。
「……エンチャント」
そう言った将希の剣には、風が纏われていた。先程の刀夜の剣を見て、風属性でいこうと思ったのだ。
まずは洋助が、一匹のウサギモドキに向かって駆け出した。そして切ると、ウサギモドキは炎に包まれて燃え尽きてしまった。
「……《フレイム・スラッシュ》」
洋助はそう言って、剣を鞘に収めた。こちらもまた、刀夜のときと同じく圧倒的だった。
《フレイム・スラッシュ》は、この世界で一般的な技である。火属性適正で剣を使う者は、大体がこの技を使う。それほど、基本的な技だ。
それから少し遅れて、忠克と将希も前にいるウサギモドキに向かう。忠克は電気を、将希は風を剣に纏ったまま、それぞれその剣で一匹ずつのウサギモドキを切る。
「《サンダー・スラッシュ》」
「《ウィンド・スラッシュ》」
すると、忠克が切ったウサギモドキは電気で黒焦げに、将希が切ったウサギモドキは風で細切れになった。
《サンダー・スラッシュ》と《ウィンド・スラッシュ》も《フレイム・スラッシュ》と同様に、この世界では基本的な技である。そんな基本的な技であっても、ウサギモドキは一撃で沈んだ。つまり、ウサギモドキはそれほどまでに弱いのだ。
この光景を見た生徒達は安堵した。訓練でも何度もしてきた技で、こうも簡単に倒せたのだから。生徒達は自分達でも倒すことができると思い始め、次々と前に出て魔物と戦い始める。もちろん、戦う生徒達の後ろには騎士達が万が一に備えて控えている。
だが、徹也に治伽、そして舞は戦いに出ることなく、騎士団副団長であるクリスの近くにいた。この場所が一番安全であると、徹也が判断したからである。
「……皆、戦ってるわね」
「……そうだな。治伽も行くか?」
治伽の言葉に、徹也が反応する。徹也的には、治伽は実力的にも戦って問題ないとは思っていたのだ。徹也は実力的に、舞は精神的に戦えないが。
「ふふっ。行かないほうがいいんでしょう?」
「……まあ、できるだけ側にいてもらいたいけどな……」
「なっ!?も、もう……」
徹也の言葉に、治伽は顔を赤らめて照れた。少し、告白のように聞こえてしまったからだ。
だが、徹也はなぜ治伽が顔を赤らめているのか全く分からなかった。なので、徹也は治伽にその理由を問う。
「……おい。大丈夫か?治伽?」
「え、ええ。大丈夫よ……」
「むー……!徹也君?」
徹也の問に答えた治伽だったが、そんな二人を見た舞が頬を膨らませて抗議した。徹也が治伽を照れさせたことと、治伽ばかりと喋っていたことに対してである。
だが、そんな嫉妬を舞がしているとは全く思わない徹也は、頬を膨らませている舞に戸惑いながら言葉を返す。
「な、なんだよ……。舞……」
徹也は舞を名前で呼んだ。この一ヶ月の間に、徹也が治伽とシャーロットを舞の前で名前で呼んだことで、舞とも名前で呼び合うことになったのだ。
このとき、徹也は恥ずかしがって渋り、舞は呼ばれてからとても嬉しそうだった。
そして今も、徹也に名前を呼ばれただけで、舞は嬉しそうに笑顔を浮かべる。先程まで頬を膨らませて不機嫌だったのにも関わらず、だ。
「ううん!何でもないよ!それより、治伽ちゃんはもう大丈夫そうだから、心配しなくていいんじゃないかな?」
「そ、そうか……?」
舞の言葉を聞いた徹也は、そう返事をして治伽に視線を向けた。治伽はそんな徹也の視線に気付き、慌てて徹也に声をかける。
「さ、最初から大丈夫だと言ってるでしょ……」
そう言った治伽の顔は、もう赤くなくなっていた。それを見た徹也は、本当に納得し追求することを止める。
すると、戦闘を終えた刀夜が、前から徹也達のところまで下がってきた。そして、徹也に声をかける。
「問題ないかしら」
「……先生。はい。こっちは大丈夫です。クリスさんもいますし……」
徹也は刀夜の言葉にそう返して、クリスの方を見た。クリスは徹也に名前を出されたので、それに返事をする。
「はい。今のところは、何もないですね」
「……そうですか。ここからは、私もなるべく近くにいます。……で、いいのよね?才無佐君?」
「……はい。すいません。お願いします」
徹也は刀夜にそう礼を言い、頭を下げた。これは、一ヶ月の間に決めたことである。徹也は、刀夜とクリスにも協力を仰いだのだ。徹也が協力を仰いだ相手はこれだけではないが、ここでは割愛しよう。
徹也は刀夜にあまり迷惑をかけたくはなかったが、今回は頼らざるを得ないと判断した。何より、周りに頼れる大人が他にいなかったのだ。徹也は刀夜に申し訳なかったが、刀夜は喜んで引き受けてくれた。
「……いいのよ。気にしないで」
刀夜はそう言って、徹也に笑顔を向けた。徹也が頭を上げて刀夜のその顔を見ると、徹也はまた頭を下げた。そんな風に言われると、余計に感謝の気持ちが出てきたのだ。
「もう、いいと言ってるのに――」
「少しいいか!」
刀夜がそう言い切る前に、ヴァンが声を上げた。そのヴァンの声に徹也達はヴァンの方を向く。
「少し、この場所から動こうと思う!切りがついたら集まってくれ!」
ヴァンのその言葉によって、戦闘を止めてヴァンの方に集まっていく。そして、それは徹也達も例外ではなく、ヴァンの元へと向かわなければならない。
「……来たわね」
「……はい。よろしくお願いします。先生。クリスさん」
「ええ。任せて頂戴」
「はい。任されました」
徹也の頼みに、刀夜とクリスが了承する。それを聞いて頷いた徹也は、今度は治伽と舞に声をかけた。
「……行くぞ。治伽。舞」
「……ええ。」
「……うん」
徹也の言葉に、それぞれそう返した治伽と舞は、徹也の後ろについた。そんな徹也の前には刀夜とクリスがいて、そのまま全員で歩幅を合わせて歩き出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる