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第一章 追放対策
第四十二話
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時はまた戻り、外出日。あの後、徹也は議会に呼び出されることになった。ヴァンの処罰を決めるための事情聴取である。
徹也は今、ヘンリーと刀夜と共に議会が行われる会場へと歩いていた。すると、ヘンリーが徹也に話しかける。
「さて、もうすぐ答弁なわけだが……。準備は大丈夫かね?」
「はい。問題ないです。答えることは決まってますから。ヘンリーさんと先生もよろしくお願いします」
「もちろんだ。ここが上手くいけば、我々の利益、そして強みにつながるのでな。なんとしても、勝ち取る」
「……ええ。才無佐君は、私が守るわ」
徹也の願いに、ヘンリーと刀夜が力強く答える。その答えを聞いた徹也は、小さく笑顔を浮かべた。徹也にとって、今のヘンリーと刀夜の言葉が頼もしく、そして嬉しかったのだ。
徹也達がそのまま歩いていると、目の前に大きな扉が現れた。ヘンリーがその扉の前で一度止まる。それに合わせて、徹也と刀夜もその場で止まった。
「……ここだ。さあ、行くぞ」
「「……はい」」
ヘンリーの言葉に、徹也と刀夜はそう言って頷いた。それを見たヘンリーは、扉の方に向き直りその取っ手を掴む。そして、その取手を引いた。
その中には、すでに多くの人物が揃っていた。正面には、召喚初日に見た王とその后。その周りには、ヘンリーの他の大臣がいる。
そして、その手前に誰かが立って喋る場所が用意されていた。そしてその横に、机と椅子がその場所が正面になるように置いてある。その右側の椅子には、すでにクリスと捕らえられたヴァンが座っていた。
「……よく来た。そちらに座ってくれ。ヘンリーはこっちだ」
「分かっている。……ではな」
他の大臣にそう言われたヘンリーは、徹也と治伽にそう言って小さく手を振ると、自らの大臣の席へと向かった。徹也はそんなヘンリーに対して頷き、刀夜と共に左側の椅子に向かってそこに座る。
徹也に刀夜、ヘンリーが座ったところを見た王は、一つ咳払いをしてから話し始めた。
「……では、始めよう。まずは、才無佐徹也君。当時の状況を聞かせてもらおうか」
「はい。分かりました」
王にそう言われた徹也は、椅子から立ち上がって立って喋る場所まで歩く。徹也がそこに立つと、王や大臣達の視線が全て注がれた。だが、徹也は全く臆さずに話し始める。
「……外出日だったので、友達と外に出たんです。それで、自分が先に帰ろうとして路地裏に入ったら……、ヴァン団長達に襲われた、という感じです。殺されそうだったので、必死に逃げました。そこを、偶然先生に助けてもらったという感じです」
「……なるほど。ありがとう。席に戻ってくれて構わない」
「はい」
徹也の説明を聞いた王は、徹也に席に戻るように伝えた。徹也はそれに素直に従い、そう返事をしてから元の席に戻って座る。
王は徹也が元の席に座ったことを確認してから、ヴァンに説明するように促した。
「……では、ヴァン・ルーカス団長。ここまでの才無佐君の説明に、間違いはないのか?」
王にそう問われたヴァンは、クリスに促されて立ち上がり、先程まで徹也が喋っていた場所まで連れてこられる。その道中、ヴァンが徹也を睨んで小さくニヤリと笑ったことを、徹也は見逃さなかった。
(……何か、罪を逃れる手立てがあるのか?いや、証人もいるんだ。ヴァン団長が罪を免れることはないだろう。……なら何故、ヴァン団長はあんな風に笑ったんだ?)
徹也の頭の中にそのような疑問が湧き上がるが、その疑問が解決しないままヴァンが王に向かって話し始めた。
「……はい。間違いありません」
ヴァンは己の罪を潔く認めた。これを聞いた王は、顔を顰めてからヴァンに話しかけた。
「……そうか。本当に残念だ。まさか、騎士団団長がこのような事件を起こしてしまうとは……。ヴァン・ルーカス。早く席に戻れ」
王にそう言われたヴァンは、クリスに連れられて元の席へと戻っていった。ヴァンが席に座ると、王が全体に向かって話し始める。
「……では、ヴァン・ルーカスが罪を認めたので、処罰を決めようと思う。まずは被害者の才無佐徹也君。ヴァン・ルーカスに対しての処罰において、何か要望はあるかね?」
王のその言葉に対して、徹也はその場で立ち上がりその要望を口にした。
「自分は、ヴァン・ルーカス団長の死刑を望みます」
徹也のその言葉を聞いた王、大臣の面々は目を見開いて驚いた。まさか、死刑という要望が来るとは思っていなかったからである。
徹也がそう言った後、少しの間この場が静寂に包まれた。そしてその後、一人の大臣がこの静寂を破った。
「……王様。恐れながら、流石に死刑は重すぎではないかと。殺人未遂ですし……」
「……ええ。私もそう思います」
その大臣の意見に、ヘンリーも乗っかる。元より、徹也はヴァンを死刑にするつもりはない。だが、通常よりも重い罰を受けさせるには、最初にそれより重い罰を提言するのは効果的なのである。
なのでこの展開は、徹也にとって想定通りなのだ。そんな徹也に、王が話しかけた。
「……すまない。死刑は難しい。そこまでの罪を犯してはないのでな」
「……ならせめて、拘束しておいてください。自分の前に現れないように」
「では王様。私のところで預かりましょう」
そう言ったのは、先程死刑が重すぎると王に提言した大臣だった。王はその大臣の方を向き、その理由を問う。
「……なぜだ?弟のことだからか?ヴィルク」
「はい。我がルーカス家の問題でもあります。ここは一度私が預かり、教育し直そうかと」
(……ああ。そうか。そういうことか。ルーカス家に戻れば、こちらのものだと。……甘いな。その流れは、対策済みだ)
王とヴィルクのやり取りを聞いた徹也は、そう思った。徹也はすでに、この流れも予想していたのである。
「待ってください。それは納得できません」
刀夜がその場で立ち上がり、そう言った。それを聞いたヴィルクは、少し眉をひそめて刀夜にその理由を問いかける。
「なぜです?妥当な判断だと思いますが?」
「生徒が襲われたのです。私が見える範囲できちんと捕らえてもらわないと困ります。例えばですが、騎士団管轄の牢獄などでないと」
騎士団管轄の牢獄の存在は、ヘンリーとクリスから聞いて知っていた。なので、刀夜はこう言ったのである。
それに、騎士団管轄にしておけばいつでも利用することができる。それが徹也とヘンリーの主な目的であった。
「っ……!」
「……なるほど。分かった。刀夜殿がそう言うのなら、そうしよう。いいな?ヴィルク」
「し、しかし……」
ヴィルクは王の言葉に対して異論を唱えようとしたが、王の視線によって遮られた。そして、ヴァンについての処分はこれで決まったとばかりに、ヘンリーは次の話へと持っていく。
「王様。才無佐徹也、望月治伽、小早川舞ですが、私のところで預かってもよろしいでしょうか?本人たちが、騎士団にはいたくないとのことで……」
「私からもお願いします」
ヘンリーと刀夜は王にそう訴えた。これからの徹也達の安全を保護する為である。
これには王も顔を顰めた。その者たちに、本当に財務に置くだけのものがあるのかと疑問に思ったからである。
「……いいだろう。不安もあるだろうし、しばらくはそこにいるといい」
だが、王はそれを了承した。役に立てば儲けものであるし、役に立たなければヘンリーに伝えて落とせばいいと考えたのである。
逆にその答えを聞いた徹也達は、少し驚いた。ここまですんなりと決まるとは思わなかったのだ。
「では、結論を伝える。ヴァン・ルーカスは騎士団団長を解任し、騎士団管轄の牢獄に捕らえること。新たな団長には、現副団長のクリスティーナ・スカーレットを任命する。異論はないな?」
王はそう大臣達に問うたが、異論は許さないような言い方と視線であった。それによって、異論を唱える者はいなかった。
「……いいだろう。では、ここまでにしよう。才無佐徹也君と刀夜殿はさがってくれ」
「はい。ありがとうございました」
徹也と刀夜はそう言って王に頭を下げて、その部屋から出ていった。
これにより、徹也に刀夜、及びスカーレット派は、ルーカス派に勝利したのであった。
徹也は今、ヘンリーと刀夜と共に議会が行われる会場へと歩いていた。すると、ヘンリーが徹也に話しかける。
「さて、もうすぐ答弁なわけだが……。準備は大丈夫かね?」
「はい。問題ないです。答えることは決まってますから。ヘンリーさんと先生もよろしくお願いします」
「もちろんだ。ここが上手くいけば、我々の利益、そして強みにつながるのでな。なんとしても、勝ち取る」
「……ええ。才無佐君は、私が守るわ」
徹也の願いに、ヘンリーと刀夜が力強く答える。その答えを聞いた徹也は、小さく笑顔を浮かべた。徹也にとって、今のヘンリーと刀夜の言葉が頼もしく、そして嬉しかったのだ。
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「……ここだ。さあ、行くぞ」
「「……はい」」
ヘンリーの言葉に、徹也と刀夜はそう言って頷いた。それを見たヘンリーは、扉の方に向き直りその取っ手を掴む。そして、その取手を引いた。
その中には、すでに多くの人物が揃っていた。正面には、召喚初日に見た王とその后。その周りには、ヘンリーの他の大臣がいる。
そして、その手前に誰かが立って喋る場所が用意されていた。そしてその横に、机と椅子がその場所が正面になるように置いてある。その右側の椅子には、すでにクリスと捕らえられたヴァンが座っていた。
「……よく来た。そちらに座ってくれ。ヘンリーはこっちだ」
「分かっている。……ではな」
他の大臣にそう言われたヘンリーは、徹也と治伽にそう言って小さく手を振ると、自らの大臣の席へと向かった。徹也はそんなヘンリーに対して頷き、刀夜と共に左側の椅子に向かってそこに座る。
徹也に刀夜、ヘンリーが座ったところを見た王は、一つ咳払いをしてから話し始めた。
「……では、始めよう。まずは、才無佐徹也君。当時の状況を聞かせてもらおうか」
「はい。分かりました」
王にそう言われた徹也は、椅子から立ち上がって立って喋る場所まで歩く。徹也がそこに立つと、王や大臣達の視線が全て注がれた。だが、徹也は全く臆さずに話し始める。
「……外出日だったので、友達と外に出たんです。それで、自分が先に帰ろうとして路地裏に入ったら……、ヴァン団長達に襲われた、という感じです。殺されそうだったので、必死に逃げました。そこを、偶然先生に助けてもらったという感じです」
「……なるほど。ありがとう。席に戻ってくれて構わない」
「はい」
徹也の説明を聞いた王は、徹也に席に戻るように伝えた。徹也はそれに素直に従い、そう返事をしてから元の席に戻って座る。
王は徹也が元の席に座ったことを確認してから、ヴァンに説明するように促した。
「……では、ヴァン・ルーカス団長。ここまでの才無佐君の説明に、間違いはないのか?」
王にそう問われたヴァンは、クリスに促されて立ち上がり、先程まで徹也が喋っていた場所まで連れてこられる。その道中、ヴァンが徹也を睨んで小さくニヤリと笑ったことを、徹也は見逃さなかった。
(……何か、罪を逃れる手立てがあるのか?いや、証人もいるんだ。ヴァン団長が罪を免れることはないだろう。……なら何故、ヴァン団長はあんな風に笑ったんだ?)
徹也の頭の中にそのような疑問が湧き上がるが、その疑問が解決しないままヴァンが王に向かって話し始めた。
「……はい。間違いありません」
ヴァンは己の罪を潔く認めた。これを聞いた王は、顔を顰めてからヴァンに話しかけた。
「……そうか。本当に残念だ。まさか、騎士団団長がこのような事件を起こしてしまうとは……。ヴァン・ルーカス。早く席に戻れ」
王にそう言われたヴァンは、クリスに連れられて元の席へと戻っていった。ヴァンが席に座ると、王が全体に向かって話し始める。
「……では、ヴァン・ルーカスが罪を認めたので、処罰を決めようと思う。まずは被害者の才無佐徹也君。ヴァン・ルーカスに対しての処罰において、何か要望はあるかね?」
王のその言葉に対して、徹也はその場で立ち上がりその要望を口にした。
「自分は、ヴァン・ルーカス団長の死刑を望みます」
徹也のその言葉を聞いた王、大臣の面々は目を見開いて驚いた。まさか、死刑という要望が来るとは思っていなかったからである。
徹也がそう言った後、少しの間この場が静寂に包まれた。そしてその後、一人の大臣がこの静寂を破った。
「……王様。恐れながら、流石に死刑は重すぎではないかと。殺人未遂ですし……」
「……ええ。私もそう思います」
その大臣の意見に、ヘンリーも乗っかる。元より、徹也はヴァンを死刑にするつもりはない。だが、通常よりも重い罰を受けさせるには、最初にそれより重い罰を提言するのは効果的なのである。
なのでこの展開は、徹也にとって想定通りなのだ。そんな徹也に、王が話しかけた。
「……すまない。死刑は難しい。そこまでの罪を犯してはないのでな」
「……ならせめて、拘束しておいてください。自分の前に現れないように」
「では王様。私のところで預かりましょう」
そう言ったのは、先程死刑が重すぎると王に提言した大臣だった。王はその大臣の方を向き、その理由を問う。
「……なぜだ?弟のことだからか?ヴィルク」
「はい。我がルーカス家の問題でもあります。ここは一度私が預かり、教育し直そうかと」
(……ああ。そうか。そういうことか。ルーカス家に戻れば、こちらのものだと。……甘いな。その流れは、対策済みだ)
王とヴィルクのやり取りを聞いた徹也は、そう思った。徹也はすでに、この流れも予想していたのである。
「待ってください。それは納得できません」
刀夜がその場で立ち上がり、そう言った。それを聞いたヴィルクは、少し眉をひそめて刀夜にその理由を問いかける。
「なぜです?妥当な判断だと思いますが?」
「生徒が襲われたのです。私が見える範囲できちんと捕らえてもらわないと困ります。例えばですが、騎士団管轄の牢獄などでないと」
騎士団管轄の牢獄の存在は、ヘンリーとクリスから聞いて知っていた。なので、刀夜はこう言ったのである。
それに、騎士団管轄にしておけばいつでも利用することができる。それが徹也とヘンリーの主な目的であった。
「っ……!」
「……なるほど。分かった。刀夜殿がそう言うのなら、そうしよう。いいな?ヴィルク」
「し、しかし……」
ヴィルクは王の言葉に対して異論を唱えようとしたが、王の視線によって遮られた。そして、ヴァンについての処分はこれで決まったとばかりに、ヘンリーは次の話へと持っていく。
「王様。才無佐徹也、望月治伽、小早川舞ですが、私のところで預かってもよろしいでしょうか?本人たちが、騎士団にはいたくないとのことで……」
「私からもお願いします」
ヘンリーと刀夜は王にそう訴えた。これからの徹也達の安全を保護する為である。
これには王も顔を顰めた。その者たちに、本当に財務に置くだけのものがあるのかと疑問に思ったからである。
「……いいだろう。不安もあるだろうし、しばらくはそこにいるといい」
だが、王はそれを了承した。役に立てば儲けものであるし、役に立たなければヘンリーに伝えて落とせばいいと考えたのである。
逆にその答えを聞いた徹也達は、少し驚いた。ここまですんなりと決まるとは思わなかったのだ。
「では、結論を伝える。ヴァン・ルーカスは騎士団団長を解任し、騎士団管轄の牢獄に捕らえること。新たな団長には、現副団長のクリスティーナ・スカーレットを任命する。異論はないな?」
王はそう大臣達に問うたが、異論は許さないような言い方と視線であった。それによって、異論を唱える者はいなかった。
「……いいだろう。では、ここまでにしよう。才無佐徹也君と刀夜殿はさがってくれ」
「はい。ありがとうございました」
徹也と刀夜はそう言って王に頭を下げて、その部屋から出ていった。
これにより、徹也に刀夜、及びスカーレット派は、ルーカス派に勝利したのであった。
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