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そんな龍仁を見て、傍らに控えていた佑鷹ははらはらしながら胃をおさえた。
朱音を送りだしてから、一度も彼女の名をださない主が気になってしかたがない。
(……朱音はそろそろ後宮に入った頃か)
長卓に巻子を広げて執務している龍仁の周囲には、佑鷹しかいなかった。
他の官吏は代替わりの配置換えに忙しく立ち働いている。
今なら他の者に会話を聞かれない。
佑鷹は虎の尾を踏む覚悟で無駄話をふってみた。
「か、かわいそうに、泣いていませんかねっ。
朱音はっ」
決死の覚悟で話をふったのに、龍仁は応えてこない。
佑鷹はさらに勇気をふりしぼった。
「か、彼女を端女になどひどいです。
邸にいた時も頭から茶をかけたり、やりすぎです」
「うるさい。
あの時のことなら、あんな目障りな衣を着ていたからだ」
佑鷹が冷や汗をたらしながら日頃の朱音のように嚙みつくと、ようやく龍仁がのってきた。
「目障りって似合っていたでしょう?
可愛い薄桃色が朱音の頬にはえて。
私の一押しですが」
「……お前か、あの衣を贈ったのは」
佑鷹は、はっと自分の口をおさえた。
まずい。
自分で暴露してしまった。
「硬くなるな、あれのためを思ってやってくれたのだろう?
怒りはしない。
というより無理するな。
お前はお前、朱音の真似などしなくていい」
佑鷹はつまった。
龍仁はすべてお見通しらしい。
さすがは皇帝になるべくして育った人だ。
「それより前に前に命じた中立派の官どもの身辺調査はどうなった」
「は、ここに」
「貸せ。
後で指示する」
また政務に戻る龍仁を見て、佑鷹は痛みだした胃をさする。
(やはり私では朱音のようにはいかないか……)
龍仁は腹心である自分にさえ本心を吐露しない。
皇帝としてそう育てられている。
市井の子どもであれば自由に過ごせるころから、常に皇太子としてふるまわねばならなかった彼にとって、朱音の邪気のない憎まれ口はどれだけ貴重だったか。
彼がただの男に戻れるのは朱音の前だけだっただろう。
龍仁が朱音を後宮に入れざるを得なかった事情はわかる。
こうして中立派の取り込みを急ぐ心中も。
すべて、龍仁の母である皇太后の専横のせいだ。
家内で争いがおきるのはよくあることだが、ここ崔国では皇太后が力をにぎり、新興勢力である龍仁の眼の上のこぶになっている。
自分の姪を皇后にしたがっている皇太后は、龍仁が自分の意思で選んだ朱音が邪魔なのだ。
不穏な気配は元の邸第にいる時から感じた。
刺客がまぎれこむこともあった。
龍仁が朱音を邸の奥に囲い込み、馬場に出ることさえ嫌ったのは彼女を守るためもあったのだ。
そんな中、朱音を傍から離して皇太后がいる後宮へ入れるのは、龍仁にとって断腸の思いだっただろう。
だがしかたがない。
人の出入りの多い龍仁の身辺に彼女をおくのは危険だ。
守りきれない。
皇太后もまさか自分の足元にさがしている朱音がいるとは思わないだろう。
とはいえ、関係をこじれさせたまま朱音を手放した一点だけは、いただけないと思う。
龍仁は朱音に気があると言葉にだしたことはない。
だが彼が朱音を憎からず思っているのは確かなのだ。
でなければ何故、ここまでして大切に守る?
(まあ、守ると言っても、ご自分ではいじりまくっておられたわけだけど)
乳兄弟というひいき目なしにみても、龍仁はいい漢だ。
無駄な甘さや隙はなく、気風もいい。
男が見惚れる男だ。
きちんと申し込めば嫌がる女はいないだろう。
朱音も咲きほころびかけた牡丹の花のような初々しい少女だ。
まだ幼いところはあるにしても飲み込みもよく、蒼夫人も感心している。
龍仁の隣にこれほど似合いの少女はいない。
そんな二人だから、自分は胸に覚えた甘いうずきを生涯隠して見守ろうと思った。
なのに、これだ。
龍仁はどうも惚れた相手への態度に問題がある気がする。
(好きな子を見るといじめずにはいられない年齢じゃないはずだしなあ……)
謎だ。
それともそれだけ本気ということだろうか。
龍仁の身分で望みを口にすれば、ただの女端に過ぎない朱音は従わざるを得なくなる。
皇帝の発する〈好きだ〉という言葉は、〈妃になれ〉という命令と同じだから。
自然に自分に惚れてほしいと、彼女の心を第一に考えて、あえて憎まれ口をたたいているのだろうか。
うっかり己の胸の内をだしてしまわないように。
(……それとも周りがそう思っているだけで、この人の考えは違うのかな)
四年前の春の夜を思いだす。
月の綺麗な夜だった。
母の締め付けに反発したのか、年頃になっても女に興味をしめさなかった龍仁が、幼い少女を抱いて戻ったときには驚いた。
まだ初々しい少年だった龍仁の腕で眠っていた少女は、どこまでも無邪気で愛らしく、邸の皆の胸が熱くなったのを覚えている。
しかも翌朝には手ずから花を摘んで少女の臥所にもっていくという龍仁の気のつかいように、仕える皆はかなり期待した。
だが失敗した。
気をきかせて距離をおいていた皆が少女の泣き叫ぶ声を聞いて駆けつけた時には、花は床に散乱し、龍仁は呆然とした顔で立っていた。
肝心の朱音は寝台の上で失神していた。
(あの時、何があったのかなぁ。
皆、気をつかって深く聞かなかったけど……)
たぶん、何か誤解を与える態度をとったのだろう。
そして現在、二人の関係はこじれにこじれて、頭痛がする領域にまで達している。
朱音は素直な少女だ。
龍仁以外の者と接する時には、きちんと笑顔も見せるし、細やかな心配りもする。
無理にさらわれたも同然の身の上なのに、前向きに立ち直って仕事を丁寧にこなす責任感の強いところもある。
そんな少女にここまでの警戒心をもたせたのは、ひとえにこの男の責任ではないだろうか。
こんな男にはなりたくないと思いつつ、佑鷹はしみじみと今度ばかりは本心から言った。
「つくづく朱音に同情します」
素直さや責任感の強さが美徳にならない後宮で、朱音は無事過ごせるだろうか。
彼女は目立つ。
いくら髪を黒く染め、地味な端女の衣をまとっても、翠の瞳と美しい姿かたちはごまかせない。
抜けるように白い肌やたおやかな細腰、紅い唇、それに長い睫毛に縁取られた大きな瞳は男だけでなく、同性の嫉妬の眼も引きつけずにはいない。
彼女はまったく自覚していないようだが。
(自覚がないのは陛下も同じか。
甘く見すぎておられるよな、ご自分の魅力を)
自分に注がれる視線に、もう少し敏感になるべきだ。
蝶よ花よと育てられた我儘放題の令嬢たちが、妃の座というとびきり上等の玩具を親に見せられてどれだけ夢中になっているか。
龍仁が邸第の奥深くに大切に隠している銀の髪、翠の瞳の少女にどれだけの敵意をもっているかということを。
皇帝の渡りがなく暇をもてあましている妃候補たちに、朱音が眼をつけられたらどうなるか。
「せめて無事、朱音の正体がばれずにすめばいいのですが……」
ぽつりともらした佑鷹の言葉に、龍仁がますます顔をしかめた。
朱音を送りだしてから、一度も彼女の名をださない主が気になってしかたがない。
(……朱音はそろそろ後宮に入った頃か)
長卓に巻子を広げて執務している龍仁の周囲には、佑鷹しかいなかった。
他の官吏は代替わりの配置換えに忙しく立ち働いている。
今なら他の者に会話を聞かれない。
佑鷹は虎の尾を踏む覚悟で無駄話をふってみた。
「か、かわいそうに、泣いていませんかねっ。
朱音はっ」
決死の覚悟で話をふったのに、龍仁は応えてこない。
佑鷹はさらに勇気をふりしぼった。
「か、彼女を端女になどひどいです。
邸にいた時も頭から茶をかけたり、やりすぎです」
「うるさい。
あの時のことなら、あんな目障りな衣を着ていたからだ」
佑鷹が冷や汗をたらしながら日頃の朱音のように嚙みつくと、ようやく龍仁がのってきた。
「目障りって似合っていたでしょう?
可愛い薄桃色が朱音の頬にはえて。
私の一押しですが」
「……お前か、あの衣を贈ったのは」
佑鷹は、はっと自分の口をおさえた。
まずい。
自分で暴露してしまった。
「硬くなるな、あれのためを思ってやってくれたのだろう?
怒りはしない。
というより無理するな。
お前はお前、朱音の真似などしなくていい」
佑鷹はつまった。
龍仁はすべてお見通しらしい。
さすがは皇帝になるべくして育った人だ。
「それより前に前に命じた中立派の官どもの身辺調査はどうなった」
「は、ここに」
「貸せ。
後で指示する」
また政務に戻る龍仁を見て、佑鷹は痛みだした胃をさする。
(やはり私では朱音のようにはいかないか……)
龍仁は腹心である自分にさえ本心を吐露しない。
皇帝としてそう育てられている。
市井の子どもであれば自由に過ごせるころから、常に皇太子としてふるまわねばならなかった彼にとって、朱音の邪気のない憎まれ口はどれだけ貴重だったか。
彼がただの男に戻れるのは朱音の前だけだっただろう。
龍仁が朱音を後宮に入れざるを得なかった事情はわかる。
こうして中立派の取り込みを急ぐ心中も。
すべて、龍仁の母である皇太后の専横のせいだ。
家内で争いがおきるのはよくあることだが、ここ崔国では皇太后が力をにぎり、新興勢力である龍仁の眼の上のこぶになっている。
自分の姪を皇后にしたがっている皇太后は、龍仁が自分の意思で選んだ朱音が邪魔なのだ。
不穏な気配は元の邸第にいる時から感じた。
刺客がまぎれこむこともあった。
龍仁が朱音を邸の奥に囲い込み、馬場に出ることさえ嫌ったのは彼女を守るためもあったのだ。
そんな中、朱音を傍から離して皇太后がいる後宮へ入れるのは、龍仁にとって断腸の思いだっただろう。
だがしかたがない。
人の出入りの多い龍仁の身辺に彼女をおくのは危険だ。
守りきれない。
皇太后もまさか自分の足元にさがしている朱音がいるとは思わないだろう。
とはいえ、関係をこじれさせたまま朱音を手放した一点だけは、いただけないと思う。
龍仁は朱音に気があると言葉にだしたことはない。
だが彼が朱音を憎からず思っているのは確かなのだ。
でなければ何故、ここまでして大切に守る?
(まあ、守ると言っても、ご自分ではいじりまくっておられたわけだけど)
乳兄弟というひいき目なしにみても、龍仁はいい漢だ。
無駄な甘さや隙はなく、気風もいい。
男が見惚れる男だ。
きちんと申し込めば嫌がる女はいないだろう。
朱音も咲きほころびかけた牡丹の花のような初々しい少女だ。
まだ幼いところはあるにしても飲み込みもよく、蒼夫人も感心している。
龍仁の隣にこれほど似合いの少女はいない。
そんな二人だから、自分は胸に覚えた甘いうずきを生涯隠して見守ろうと思った。
なのに、これだ。
龍仁はどうも惚れた相手への態度に問題がある気がする。
(好きな子を見るといじめずにはいられない年齢じゃないはずだしなあ……)
謎だ。
それともそれだけ本気ということだろうか。
龍仁の身分で望みを口にすれば、ただの女端に過ぎない朱音は従わざるを得なくなる。
皇帝の発する〈好きだ〉という言葉は、〈妃になれ〉という命令と同じだから。
自然に自分に惚れてほしいと、彼女の心を第一に考えて、あえて憎まれ口をたたいているのだろうか。
うっかり己の胸の内をだしてしまわないように。
(……それとも周りがそう思っているだけで、この人の考えは違うのかな)
四年前の春の夜を思いだす。
月の綺麗な夜だった。
母の締め付けに反発したのか、年頃になっても女に興味をしめさなかった龍仁が、幼い少女を抱いて戻ったときには驚いた。
まだ初々しい少年だった龍仁の腕で眠っていた少女は、どこまでも無邪気で愛らしく、邸の皆の胸が熱くなったのを覚えている。
しかも翌朝には手ずから花を摘んで少女の臥所にもっていくという龍仁の気のつかいように、仕える皆はかなり期待した。
だが失敗した。
気をきかせて距離をおいていた皆が少女の泣き叫ぶ声を聞いて駆けつけた時には、花は床に散乱し、龍仁は呆然とした顔で立っていた。
肝心の朱音は寝台の上で失神していた。
(あの時、何があったのかなぁ。
皆、気をつかって深く聞かなかったけど……)
たぶん、何か誤解を与える態度をとったのだろう。
そして現在、二人の関係はこじれにこじれて、頭痛がする領域にまで達している。
朱音は素直な少女だ。
龍仁以外の者と接する時には、きちんと笑顔も見せるし、細やかな心配りもする。
無理にさらわれたも同然の身の上なのに、前向きに立ち直って仕事を丁寧にこなす責任感の強いところもある。
そんな少女にここまでの警戒心をもたせたのは、ひとえにこの男の責任ではないだろうか。
こんな男にはなりたくないと思いつつ、佑鷹はしみじみと今度ばかりは本心から言った。
「つくづく朱音に同情します」
素直さや責任感の強さが美徳にならない後宮で、朱音は無事過ごせるだろうか。
彼女は目立つ。
いくら髪を黒く染め、地味な端女の衣をまとっても、翠の瞳と美しい姿かたちはごまかせない。
抜けるように白い肌やたおやかな細腰、紅い唇、それに長い睫毛に縁取られた大きな瞳は男だけでなく、同性の嫉妬の眼も引きつけずにはいない。
彼女はまったく自覚していないようだが。
(自覚がないのは陛下も同じか。
甘く見すぎておられるよな、ご自分の魅力を)
自分に注がれる視線に、もう少し敏感になるべきだ。
蝶よ花よと育てられた我儘放題の令嬢たちが、妃の座というとびきり上等の玩具を親に見せられてどれだけ夢中になっているか。
龍仁が邸第の奥深くに大切に隠している銀の髪、翠の瞳の少女にどれだけの敵意をもっているかということを。
皇帝の渡りがなく暇をもてあましている妃候補たちに、朱音が眼をつけられたらどうなるか。
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