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第40話 Cランククエスト
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翌日、冒険者ランクを上げるべくクエスト掲示板を見た。
Cランクからは一気にクエスト量が増えている。
例えば”オーク討伐”や”キラーアント討伐”、”輸送護衛”などだ。
輸送護衛とは、主に商人が他の街に商品を運ぶ際の護衛だ。
これは達成に何日もかかるので極力受注したくない。
とりあえず”オーク討伐”と”ウルフ討伐”を受注し、早速フィールドに向かった。
”ウルフ討伐”を受注したのは、ウルフから”略奪”できる”俊敏”スキルがまだDランクだからだ。
”気配察知”をすると、オークは森の奥の方にいた。
ギルドの魔物図鑑通り、基本3~5体で群れているようだ。
俺は途中見つけたウルフを狩りながら俺はオークのもとへ着いた。
思っていたよりも大きく、そして凶悪な顔をしていた。
オークは他種族を孕ませて繁殖するわけではなく、大地に満ちる魔力から自然発生するらしい。
しかし、他種族が好物であるため危険度が高い。
俺は一応ヒヒイロカネの防具とゼフソードを装備して挑んだ。
ゼフソードの性能のおかげで脂肪が分厚いオークでも簡単に斬れた。
試しに鉄の剣で攻撃してみると、斬り終える途中で剣が脂肪に止められそうになった。
『今までオークはDランク程度の強さだと思ってたけど、確かにこれはCランクの強さだな…』
しみじみと感じた。
3体を倒し終え、”鑑定&略奪”を行うと、”精力”と”力”のスキルを略奪した。
『”精力”とは…!?』
賢者の石で調べると、性的な効果もあるが主に精神や身体の活動能力を高めるものだった。
効果は正直嬉しいものだ。
その後も夕方までオークとウルフを狩り続け、結果ウルフを142体とオークを31体倒した。
”俊敏”はDになり、”精力”と”力”はEになった。
ギルドに戻り、報告をした。
「ダグラス君今日もこんなに倒したの…!?」
「はい。」
「すごいね!!これ報酬の金貨5枚と銀貨8枚ね。それで、素材は売却するのかな?」
オークはいろんな部分が素材になるらしい。
例えば、肉は食用として、睾丸は精力剤として使われる。
「じゃあウルフの毛皮とオークの睾丸だけ売却します。」
「りょーかい!ウルフの毛皮が一つ当たり銅貨1枚、オークの睾丸が一つ当たり銀貨1枚だから合計金貨4枚と銀貨5枚、銅貨2枚だよ。」
「ありがとうございます。」
オーク肉はメイドたちに渡して夕食に出してもらおうと思う。
「おかえりなさいませダグラス様。」
「ただいまセバス。オーク肉がまあまあ手に入ったんだが要るか?」
「オーク肉は高級食材ですがよろしいのですか…?」
「ああ。是非夕食にしてみんなに振舞ってくれ。」
「承知しました。最善を尽くして調理します。」
「ああ。よろしく頼む。」
その日の夕食は皆に大絶賛だった。
オーク肉の料理は前世に食べた黒毛和牛よりも美味しかった。
翌日、俺は”キラーアント討伐”を受注した。
奴らは王都の南にある廃墟を乗っ取り、巨大な巣を作り生活しているらしい。
巣の近くに着くと、早速3匹を見つけた。
『虫は正直苦手なんだよな…今日は熟練度上げを兼ねて魔法で遠距離で倒すか。』
俺は3匹とも氷属性魔法で凍らせ、短剣スキルで破壊した。
”鑑定&略奪”してみたところ、”頑丈”と”統率”のスキルを獲得した。
”頑丈”は普段の体が丈夫になるらしい。
『これ”氷属性魔法”も”短剣”も熟練度上げできるから一石二鳥じゃん!!しかもスキルも2つ得られるから最高!!』
俺はこのことに気づいてから虫がただの成長の糧にしか見えず、虫嫌いを克服した。
巣の周囲にはその3匹しかいなかったので、俺は巣の中に飛び込んだ。
中は暗く、さらにたくさんの通路で満ち溢れていた。
『厄介だなぁ…いや、むしろ好都合か!?』
俺は行き止まりに行き、そこで”ライト”を行使し眩しいほどの明かりを灯した。
すると、キラーアントたちは自分の巣に侵入者がいることに気づいたようで、俺のもとに大勢が全速力で駆け付けてきた。
そう、こうすることで目の前の一本道から自動で敵が向かって来てくれるのだ。
『良いレベリングスポットだなこれ…』
俺はその後狩りに狩りまくった。
結果、1日でキラーアントを256匹倒して”頑丈”と”統率”は両方ともCランクに上がった。
また、解体して得たキラーアントの外殻は防具に使えるという。
これは”アイテムボックス”で保管しておく。
「あ、ダグラス君こんにちは。」
「こんにちはテレサさん。そうです。」
「私が担当してあげるわ!」
「…いつも担当がテレサさんですけどもしかしてギルマスの指示ですか?」
「まあね…私じゃ嫌かな…?」
「い、いえ。そんなことないですよ。」
「そう?よかったわ!」
俺とテレサさんはカウンターが埋まっていたので奥の応接室に行った。
「えっ…!!キラーアント256匹も倒したの!?」
「はい。」
「一体どうやって…!?」
「南の廃墟にあるキラーアントの巣に飛び込んで、そこで倒しました。」
「…えっ!!あそこはAランク冒険者以上推奨の場所だよ!?」
「てっきりただの巣だと思ってました…」
「あそこは”ゴブリンの洞窟”や”オークの洞窟”と同じ扱いだよ。」
「”ゴブリンの洞窟”と”オークの洞窟”って何ですか?」
「…Bランクになったら説明されるんだけど、ダグラス君ならいっか!
そこは名前の通りの魔物しか出ない洞窟だよ。ただ中の魔物の数が多くて、その上奥には上位固体がいるの。」
「なるほど…それってBランク冒険者以上じゃないと入れないですか?」
「ううん、推奨だから入れるよ。」
「教えてくれてありがとうございます!」
良いことを聞いた。
”キラーアント討伐”は5体ごとに銀貨5枚で51回達成に、Cランク魔石は1個当たり金貨1枚で256体、合計金貨281枚と銀貨5枚を受け取った。
「…これ収益の額がすごい!!この稼ぎ方が一番効率がいいのでは!?」
俺はとても興奮した。
明日は”オークの洞窟”とやらに行ってみようと思う。
Cランクからは一気にクエスト量が増えている。
例えば”オーク討伐”や”キラーアント討伐”、”輸送護衛”などだ。
輸送護衛とは、主に商人が他の街に商品を運ぶ際の護衛だ。
これは達成に何日もかかるので極力受注したくない。
とりあえず”オーク討伐”と”ウルフ討伐”を受注し、早速フィールドに向かった。
”ウルフ討伐”を受注したのは、ウルフから”略奪”できる”俊敏”スキルがまだDランクだからだ。
”気配察知”をすると、オークは森の奥の方にいた。
ギルドの魔物図鑑通り、基本3~5体で群れているようだ。
俺は途中見つけたウルフを狩りながら俺はオークのもとへ着いた。
思っていたよりも大きく、そして凶悪な顔をしていた。
オークは他種族を孕ませて繁殖するわけではなく、大地に満ちる魔力から自然発生するらしい。
しかし、他種族が好物であるため危険度が高い。
俺は一応ヒヒイロカネの防具とゼフソードを装備して挑んだ。
ゼフソードの性能のおかげで脂肪が分厚いオークでも簡単に斬れた。
試しに鉄の剣で攻撃してみると、斬り終える途中で剣が脂肪に止められそうになった。
『今までオークはDランク程度の強さだと思ってたけど、確かにこれはCランクの強さだな…』
しみじみと感じた。
3体を倒し終え、”鑑定&略奪”を行うと、”精力”と”力”のスキルを略奪した。
『”精力”とは…!?』
賢者の石で調べると、性的な効果もあるが主に精神や身体の活動能力を高めるものだった。
効果は正直嬉しいものだ。
その後も夕方までオークとウルフを狩り続け、結果ウルフを142体とオークを31体倒した。
”俊敏”はDになり、”精力”と”力”はEになった。
ギルドに戻り、報告をした。
「ダグラス君今日もこんなに倒したの…!?」
「はい。」
「すごいね!!これ報酬の金貨5枚と銀貨8枚ね。それで、素材は売却するのかな?」
オークはいろんな部分が素材になるらしい。
例えば、肉は食用として、睾丸は精力剤として使われる。
「じゃあウルフの毛皮とオークの睾丸だけ売却します。」
「りょーかい!ウルフの毛皮が一つ当たり銅貨1枚、オークの睾丸が一つ当たり銀貨1枚だから合計金貨4枚と銀貨5枚、銅貨2枚だよ。」
「ありがとうございます。」
オーク肉はメイドたちに渡して夕食に出してもらおうと思う。
「おかえりなさいませダグラス様。」
「ただいまセバス。オーク肉がまあまあ手に入ったんだが要るか?」
「オーク肉は高級食材ですがよろしいのですか…?」
「ああ。是非夕食にしてみんなに振舞ってくれ。」
「承知しました。最善を尽くして調理します。」
「ああ。よろしく頼む。」
その日の夕食は皆に大絶賛だった。
オーク肉の料理は前世に食べた黒毛和牛よりも美味しかった。
翌日、俺は”キラーアント討伐”を受注した。
奴らは王都の南にある廃墟を乗っ取り、巨大な巣を作り生活しているらしい。
巣の近くに着くと、早速3匹を見つけた。
『虫は正直苦手なんだよな…今日は熟練度上げを兼ねて魔法で遠距離で倒すか。』
俺は3匹とも氷属性魔法で凍らせ、短剣スキルで破壊した。
”鑑定&略奪”してみたところ、”頑丈”と”統率”のスキルを獲得した。
”頑丈”は普段の体が丈夫になるらしい。
『これ”氷属性魔法”も”短剣”も熟練度上げできるから一石二鳥じゃん!!しかもスキルも2つ得られるから最高!!』
俺はこのことに気づいてから虫がただの成長の糧にしか見えず、虫嫌いを克服した。
巣の周囲にはその3匹しかいなかったので、俺は巣の中に飛び込んだ。
中は暗く、さらにたくさんの通路で満ち溢れていた。
『厄介だなぁ…いや、むしろ好都合か!?』
俺は行き止まりに行き、そこで”ライト”を行使し眩しいほどの明かりを灯した。
すると、キラーアントたちは自分の巣に侵入者がいることに気づいたようで、俺のもとに大勢が全速力で駆け付けてきた。
そう、こうすることで目の前の一本道から自動で敵が向かって来てくれるのだ。
『良いレベリングスポットだなこれ…』
俺はその後狩りに狩りまくった。
結果、1日でキラーアントを256匹倒して”頑丈”と”統率”は両方ともCランクに上がった。
また、解体して得たキラーアントの外殻は防具に使えるという。
これは”アイテムボックス”で保管しておく。
「あ、ダグラス君こんにちは。」
「こんにちはテレサさん。そうです。」
「私が担当してあげるわ!」
「…いつも担当がテレサさんですけどもしかしてギルマスの指示ですか?」
「まあね…私じゃ嫌かな…?」
「い、いえ。そんなことないですよ。」
「そう?よかったわ!」
俺とテレサさんはカウンターが埋まっていたので奥の応接室に行った。
「えっ…!!キラーアント256匹も倒したの!?」
「はい。」
「一体どうやって…!?」
「南の廃墟にあるキラーアントの巣に飛び込んで、そこで倒しました。」
「…えっ!!あそこはAランク冒険者以上推奨の場所だよ!?」
「てっきりただの巣だと思ってました…」
「あそこは”ゴブリンの洞窟”や”オークの洞窟”と同じ扱いだよ。」
「”ゴブリンの洞窟”と”オークの洞窟”って何ですか?」
「…Bランクになったら説明されるんだけど、ダグラス君ならいっか!
そこは名前の通りの魔物しか出ない洞窟だよ。ただ中の魔物の数が多くて、その上奥には上位固体がいるの。」
「なるほど…それってBランク冒険者以上じゃないと入れないですか?」
「ううん、推奨だから入れるよ。」
「教えてくれてありがとうございます!」
良いことを聞いた。
”キラーアント討伐”は5体ごとに銀貨5枚で51回達成に、Cランク魔石は1個当たり金貨1枚で256体、合計金貨281枚と銀貨5枚を受け取った。
「…これ収益の額がすごい!!この稼ぎ方が一番効率がいいのでは!?」
俺はとても興奮した。
明日は”オークの洞窟”とやらに行ってみようと思う。
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