流石に異世界でもこのチートはやばくない?

裏おきな

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第44話

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バタンとドアを開けて、ギルドに入って来たレン達は、此処でも注目を浴びていた。元々ラミアスは冒険者の男共にとって、裏ではアイドル的存在だったので。非公式のファンクラブのような者達がレンを睨みつけていた。


「あのレンとか言う男!許さん!我等のラミアスちゃんに近づく害虫が!ラミアスちゃんをまもるのは、我等なのだ!」

その者達は完全に敵しした、視線でレンを睨んでいただが。その視線を感じたレンが更に睨み返してきた。

「なんだ、あの連中は?他の奴らとは違う感じだなラミアス分かるか?」

「え、ああ……あの人達はたまに気がつくと。後ろにいたり、採取とかしてるとその場所にいます。特に採取のクエストなんて私以外の人は。やらない筈なのに居て迷惑でした」

(それは間違いなくストーカーだな。………このまま放置しててもいいが。あの視線を浴び続けるのは流石にうざいな!でもこちらから手を出すのもな……それに俺がぶちのめしてもただ恨みを増やすだけで面倒臭いし、どうしたもんか……)

レンは、あの3人の冒険者懲らしめる事を考えてると、良い事を思いついた。


(そうだよ。俺がやるんではなくて、ラミアス自身にやってもらえば良いんだよ。その方が奴らも納得するだろう。今のラミアスなら余裕で倒せるだろうし。でも流石に此処で魔双剣銃を使うのは不味いな。だけどラミアスに素手で相手させるのも……てか、ラミアスに素手であのゴミ共に触れて欲しくない!それならあれでいいか!)

そう考えたレンはラクスの耳元で、小さな声で収納からある物を出してもらった。それはレンが良く使う六角鋼鉄だった。

「ご主人様これ!」

「ああ、ありがとうラクス。これで作るか」

レンはラクスの頭を撫でてから。無限鍛冶でラミアスの武器を作った。それを見ていた他の冒険者は何が起きたのか分からなかった。突然棒のような物が現れて光が出たと思ったら消えてレンの手に、二本の棒が握られていた。

「レン様それはもしかして、魔双剣銃と同じ形の物ですか?でも撃つ機能は無いようですね?」

「ああこれは、魔双剣銃の近接練習ような物だな。形だけでなく重さと持つ所も同じにした。それと
刃の部分が丸くなっているからこれで殺さずに倒せるよ!」

「レン様。倒せるとはどう言う事ですか?」

「それは、あのうざい連中をラミアスが倒すと言う事だよ。今後の為にとラミアスが強いと見せしめるためにな。これから奴らを挑発するから、それをラミアスが倒す分かった?それと少しは手加減してやれよ?」


「分かりましたけど。どうやって彼らを挑発するのですか?」

「ああ、それはこうするんだよ!」

そう言ったレンは、突然ラミアスの肩を抱き寄せてキスをした。しかも普通のキスでわなくて、濃厚なディープなキスしながら胸を鷲掴みして。奴らを睨みつけて威嚇した。

「あ、あああの害虫がぁ~!許せん!皆の者行くぞ。あの害虫をラミアスちゃんから助け出すぞ!」

「「おう!」」

そう一人の男が言うと他の二人が返事をした。そしてそのまま立ち上がりレン達の所に歩き出した。


(お、来たな!でも今気持ち良いから無視するかな?)

「こ、この害虫がぁ~!ラミアスちゃんから離れろ!ラミアスちゃんはお前のような奴が触るな!」

「………………………」

レンは無視をして。ラミアスとのキスを楽しんでたら、ラミアスも何かスイッチが入ったのか。レンのキスに応えた。



「こら!無視するな早くラミアスちゃんから離れろ
!離れろ!はな‥…れ…‥ろよ~ぅ……」

「ぷはぁ~?ん?誰だお前ら何か文句でもあるのか?邪魔だからこの世から消え失せろゴミ共!その方が町の為だぞ?」


「き、貴様!ふざけるな!消えるのはお前だ害虫が!ラミアスちゃんを守るのは我等何だからな!」

「いや、お前ら如きゴミ共がラミアスを守る?クク、クワッハハッハ……それは何の冗談だ?俺を笑い死にさせるつもるか?よしてくれよ。俺はこれからまだ、ラミアスとラクスとで幸せに暮らして行く予定なんだからな!」

「幸せに暮らして行くだと!ふふふじゃけっりゅな!ふざけるな!皆の者行くぞ!」

そう男が声を上げ剣を抜き、レンに斬りかかると。後ろに居た二人の男も剣を抜き、レンに斬りかかったが。それをラミアスが三人を相手に、先程作った魔双剣銃の練習用で、捌き更にその三人を流れるような動きで倒したのであった。

「いきなり何するんですか!レン様に危害を加えようとは。ただでは済みませんよ!それにあなた達前から思って今したけど。気持ち悪いです!私達に近づかないで下さい!もし次に近づいて来たらその時は。練習用でなくて、この魔双剣銃で倒しますよ」

バン! バン! バン!


ラミアスは三白眼で睨み。三人に言い放ちついでと言わんばかりに、魔双剣銃の銃で倒れ座り込んでる。三人の股間の間に撃ち込んだ。そしてその三人の股間から異臭を放つ液体が漏れ出したのだ。


「うわ!汚ねぇー!」

「キャー!イヤー」

「臭いよご主人様!」

レン達はびっくりしてその場から離れて、クエスが貼ってあるボードの所に向かった。そしてお漏らしをした三人は何が起きたか分からないまま。ギルド職員に外に連れ出されたのであった。


「う~んこれと言って良いクエスト無いな……」

「そうですね……もしかしたら受け付けに行けば、良いクエストが有るかも知れませんよ?難しいクエストは受付で管理するらしいので」

「なる程!じゃあ受付に行こう」


三人は受付に向かって歩いていたら、知っている声に呼び止められた。

「レンさん!先程のは遣りすぎですよ……」

「あ、フラウさんこんにちわ……やり過ぎ?何故ですか?あれはラミアスが今までと違い、強くなった事を披露しただけですよ?」

「いや、あれはラミアスの強さを見せたのでは無くて。ラミアスとラクスちゃんが誰の者かを、分からせたにしか思えませんでしたけど?」

「ん……まあ……そうともとれるかな?でも今後また同じような事があったら面倒臭いので。その予防のつもりだったんですがね……いや~まさかあそこで、ラミアスが撃つとは思わなかったなハハ……」

「確かに今後の事を考えたら、効果は良かったと思いますよ……まさかついこの間までゴブリンも狩れなかったラミアスが。あんな動きをするなんてここの冒険者は、思ってもいなかったでしょうね。実際あの動きを見えた者は何人も居なかったでしょう。それとあの武器は……」

フラウが武器の事を言おうとした時。レンがフラウを睨みつけたのだ。

「っ、レンさん?」

「フラウさん?俺言いましたよね?俺の情報は秘密だと!……気をつけて下さいよ?……まぁ今回は俺も軽率過ぎたので。何もしませんが……もし俺の秘密が漏れたとしたら、いくらフラウさんでも容赦しませんよ?」

そう、フラウの耳元で小さな声で呟き最後は、笑顔を見せ顔を離したが。その目は笑っていなかった。

「申し訳ありません!レンさん。確かに私も軽率でした。以後気をつけます」

「そんなに怯えないで下さいよ?もし俺がフラウさんに何かするなら、それはエロい事をし……て、てて」

レンがフラウに罰の内容を言おうとしたら、両脇腹をラクスとラミアスにつねられた。

「ご主人様!」

「レン様!」

「じょ、冗談だよ!だからつねるの止めて下さい。地味に痛いから……」

「ふふ、レンさんになら私。なにされても良いですよ」

「え、本当にいいの!」

「ふふ、冗談です」

そう言いながらフラウは微笑み。何かを思いだしたように言った。

「あ、そうだった。レンさんをギルマスが呼んでいます。今から一緒にギルマスの部屋に来て下さい!」

「エマさんが呼んでいる?……行かないと駄目ですか?俺達これから美味しいクエストを受けようと、思っていたんだけど……」

「それならちょうど良かったです。その事も含めギルマスの部屋に行きましょう。」

そう言われてレン達はエマの所に向かった。
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