流石に異世界でもこのチートはやばくない?

裏おきな

文字の大きさ
66 / 93

第65話

しおりを挟む
「なるほどね……じゃあ俺達を襲わす依頼をしたのは、その貴族だって事だな?」

「はいそうです!俺が聞いたのはどこぞの貴族の依頼だって事です!」

「本当にそれだけか?もっと思い出せないのか?どうなんだ!」

「え、・・・たしか・・・名前がドールズなんとかだったような・・・」

「それもしかして?ドズールド・ビザ子爵ではないですか?」

「はい!そう、そうです!その名前です!」

「やはりそうですか」

「ラミアス?知っているのかそいつを?どんな奴なんだ?」

「そうですね……最近男爵から子爵になった貴族ですね。その子爵になった事を良い事に、好き放題やっていると噂をききました」

「なるほど。で、その貴族の目的はなんなんだ?ただ襲わしたって訳じゃないだろ?」

「はい!あんたが持ってる、あの空を飛ぶ乗り物が目当てらしいです!」

「ほほぅ!あれが目的で殺されかけたのか……そいつは余程死にたいらしいな!」

その瞬間レンが殺気を出したら。目の前の男がガタガタと震えだしたのであった。

「で、そいつの家は何処なんだ?」

レンが低い声で男に聞くと、男はレンの殺気で答えられなかった。

「あぅあぅ・・・あ」

「レン様私がしっております、あそこの丘から見えますよ」

そう言いながらラミアスは指をさした。

「そうかじゃあもうあんたは用無しだな?」

レンはそう言って357マグナムを、男の額に当てていた。

「いや待ってくれ!話したら助けてくれるんじゃ?だから俺はすべて話したんだぞ?」

「ああそうも言ったな?でも、こうも言った筈だが。もしかしたらってな?それがもしかしなかったから、死んでもらんだよ!それとな?さっきお前等のリーダー格の奴が言ってたランクだけど、俺はCじゃなくてBだ。それにラミアスとラクスは二人ともCになっているよ!」

「そ、そんな・・・ばかな!俺達はそんな奴らに手を出していたのか・・・はは」

「まぁそう言う事なんで、早く仲間の所に行っておしえてやりな・・・」

そう言いレンは引き金を弾いて男は倒れふし、レンは五十人の死体を収納にしまった。


「ふぅ~う!これで全部か?じゃあ貴族の家を見てみるか?」

(それにしてもうちの嫁さん達は、人を殺す事に躊躇がないな?まぁ俺も無いけどな?これはラミアスは、元々この世界の住人だから?普通なのかも知れない。ラクスは何も考えてないだろうな・・・後は俺自身だな?俺は、この世界に馴染んできた影響なのか?でも、元の世界では人を殺すなんて考えも・・・なくないか・・・て事は、俺はこの世界に来て俺が今まで我慢していた事が、あたりまえなら、このままつき進んでも良いんだろうか……まぁなるようになるしかないな)




「レン様あそこですよ。あの大きな庭で、こちらを向いている水色の屋根です」

「なるほどね!あそこか。大体此処から500メートル位かな?なら届くだろ。ラクス悪いがスナイパーライフルを貸してくれないか?」

「うん!」

「ああ、ありがとう。じゃあちょっと見てみるかな?……おお良く見えるな!どれどれ?お、綺麗なメイドさんが着替えてるラッキー♪イテッ?ラミアス?」

レンはラミアスに頭を叩かれ、真面目に探す事に集中して見つけたのだ。

「居た!ラミアス確認してくれ。あの二階の一番左の部屋にいる奴を」

レンはラミアスに、ライフルのスコープを覗かせて確認してもらった。

「確かにあの男がドズールド・ビザ子爵ですね」

「そうか!じゃあこちらに挨拶されたから。こっちもお返しに挨拶しないといけないよな♪」

「そうですね♪」

「そうだね♪」

レンがそう言うと、ラミアスとラクスは笑顔で応えた。そしてレンはスナイパーライフルを構えて、引き金を弾いたのだった。


◇♦◇♦◇♦


ドズールド・ビザ子爵はイラついていた。何故なら町のゴロツキの犯罪者に、レン達を襲わせラミアスとラクスを、連れて来させてレンから、シルバードを奪うつもりだったのに。まだ、成功の知らせが来ないのだから。

「遅い!遅すぎるぞ!まったく何をしてるんだ。あいつ等は?高い金をふっかけて、いざ出来ませんでしたじゃないだろうな!」

パリン ガッシャーン パリン ボゴ! 

「な、何事だ!壷が?……………うわっ!」

突然ドズールド・ビザ子爵の後ろの棚の上に、置いてある金貨数百の壷が。窓ガラスが割れたと同時
に割れた。そして壷に近づいたら顔のわきを何かが飛んで行き、棚の壁に二センチ幅の穴をあけた。
ドズールド・ビザ子爵は、驚き尻餅をついて起きあがれなくなっていた。そして更に部屋の残りの窓ガラスが割れたのである

パリン パリン パリン パリン


「うわ!ぁーーーーーーー」

ドズールド・ビザ子爵はその場で、頭を低くして丸くなっていた。

「な、な、な、んだ、今のは?儂を狙っているのか?誰だ!いったい誰が儂を」


◇♦◇♦◇♦



「ふぅ~う♪こんなもんかな?じゃあちょっと、エマさんに報告に行きますか?あれの処分の事もあるしね?」

「はい、そうですね。それが良いと思います。」

「ご主人様今度は僕にもやらせてね♪」


「ああ、そうだな今度はラクスにやってもらうかな♪」
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

処理中です...