69 / 93
第68話
しおりを挟む
宴が始まって二時間が過ぎていた。レン達は他の冒険者達と、酒を飲み交わし大いに賑わっていた。
「レンさんあんた凄いよ!今回の賞金首もそううだけど。これまでのレアモンスターを倒して来たとか!俺は初めてあんたを見たときに凄い奴だと、思ったけどここまでとわ!」
「そうかな?俺はただ普通に倒しただけなんだがな?それに俺一人で倒した訳じゃ無い。ラミアスとラクスが居たから、倒せたんだから二人には感謝しているよ」
そう他の冒険者達と話しをして居ると。
『ご主人様準備が出来たよ!』
と、スマホから聞こえて来た。
「ん?今何か聞こえた?ような?」
「え?気のせいだよ?じゃあ俺はちょっと、トイレに行って来るんで、まだまだ飲んでてよ」
「ああそうさせてもらうよ!」
レンはそっと立ち上がり、トイレに向かうと。ラミアスは視線を交わしそこに残り、ラクスはレンについて行って、一緒にトイレに入った。
「よし誰も居ないな?それじゃあ鍵をしてとラクス行くぞ!」
「はい♪」
レンはスマホを取り出すと、マイルームを開きラクスと一緒に入って行った。すると部屋の中に別のドアが現れそこには犬バージョンのラクスが入って来た。
『ご主人様待ってたよ!準備は出来てる!』
「ああ、ご苦労様助かったよ!じゃあ行くとするか。二人はここで待っていてくれ!直ぐ片付けて来るから」
「はい」
『はい』
そう言ったレンは、犬バージョンのラクスが入ってきた、ドアから外に出て行った。レンが出たそこは、豪華な絨毯や高価な絵画がなどが有る部屋だった。その部屋の真ん中には、大きなベッドがあり、小太りな男が寝息を立てて寝ていたのであった。
「コイツがドズールド・ビザか?近くで見ると、本当にイラつく顔をしているな!さて起こすとするか」
レンが白鞘を抜き、手に握りベッドに寝ている男の腹に軽く、踵落としをしたのであった。
「ぐえっ!イタっ!なんだ?ん?」
「よう!起きたか?ドズールさんよ?」
「あ?だ誰だ貴様は!ここで何をしておる!儂が誰か知っておるのか!……ひっ!」
「五月蠅い!黙れ!静かにしないと今すぐに殺すぞ!」
そう言いながらレンは、男の喉に白鞘の刀をあてていた。
「そう!それでいい!俺が誰かだって?お前が襲わした相手も知らないとは、本当にお前はクズだ
な!」
「お前がレンとか言う奴か!一体何しに来たのだ!」
「何しにってお前ね?こちらはお前が依頼した、賞金首に殺されかけたんだよ?そうしたらそれを依頼した奴も始末しないと駄目だろ?」
「し、始末って……そ、それより?儂が依頼した賞金首達はどうしたのだ?行方が分からないのだが?」
「ああ、あいつ等ね!安心しろ直ぐに合わせてやるよ♪あっちで首を長くして、待っていると思うからな♪」
「あっちとは?」
「あっち?ああ。それはもちろん!地獄でな!でも首を長くって、首が無い奴もいたっけなそう言えば?ははは♪」
「え?地獄?そんな訳、まさか五十人も居たんだぞ?全員やられたわけじゃ有るまい!ならまたお前を襲わしてやるぞ!たかがCとFクラス三人如きな!あははは!」
「ああ、なるほどね!お前が間違えてたのか。仕方ないから教えてやるよ!俺はCクラスでは無いBクラスだよ。それにな俺の嫁さん二人は、FクラスではなくてCクラスだよ!しかも賞金首五十人を始末したのは、殆どその二人だよ!」
「っそんな!五十人全員を女二人でだと……ははは?しかもBにCが二人……儂は……」
「そう言う事だ!取りあえず俺も暇じゃ無いんで、サッサと終えて帰りたいんで、死んでくれるか?」
「ま、待ってくれ!頼む命だけは助けてくれ!何でも好きな物をやろう!金か宝石かそれとも女か!だから助けてくれ頼む!」
「はぁ~そんなテンプレ入らないわ!それに全て要らないしな!しかもお前のような奴は居ない方が良いんだよ!て事で死ね!」
そう言った瞬間ドズールドの頭が宙に舞って死んだのだ。
「さて帰るとするか!まぁ少し長くなっけど、なんとかなるだろ?」
そう言いながら出てきたドアに入って行き。中で待っていた二人のラクスが駆け寄って来た。
「お帰りご主人様♪終わったの?」
「ああ、終わったよ。さぁみんなの所に戻ろう!それと犬バージョンのラクスは、取りあえず分離して収納にしまおう」
『「はい」』
そしてレンとラクスは、ギルドのトイレに戻り。トイレに誰も居ないのを確認して出て行ったのだ。
「おや!レンの旦那?トイレ長かったですな?しかもお二人でなんて、いったい何をしてたんすか?へへ♪」
そう若い冒険者の男が言ってきたのでレンは、誤魔化すのにちょうど良いと思い。
「ああ、何をしてたか知りたいか?それは!……これだよ!」
そ言いながらレンはラクスの肩を抱き寄せて、みんなの前でキスをして見せたら。周りの男も女も歓声を上げた。
「「「ウオォーーーーー」」」
「「きゃーーーーーー」」
そしてレンは、ラミアス達が居る席に移動をしたのだが。そこに居たラミアスとエマ、フラウが少し不機嫌になっていたのだが。レンはそれに気づかずに飲み直していたのだ。
(しかし、冒険者達は本当に酒が好きだな?まぁ俺も嫌いじゃ無いけどね♪今日は久々に飲みあかそう)
宴はまだまだ続き、様々な冒険者達がレン達の所にやってきて、楽しく遅くまで飲み交わしていたのだ。
「レンさんあんた凄いよ!今回の賞金首もそううだけど。これまでのレアモンスターを倒して来たとか!俺は初めてあんたを見たときに凄い奴だと、思ったけどここまでとわ!」
「そうかな?俺はただ普通に倒しただけなんだがな?それに俺一人で倒した訳じゃ無い。ラミアスとラクスが居たから、倒せたんだから二人には感謝しているよ」
そう他の冒険者達と話しをして居ると。
『ご主人様準備が出来たよ!』
と、スマホから聞こえて来た。
「ん?今何か聞こえた?ような?」
「え?気のせいだよ?じゃあ俺はちょっと、トイレに行って来るんで、まだまだ飲んでてよ」
「ああそうさせてもらうよ!」
レンはそっと立ち上がり、トイレに向かうと。ラミアスは視線を交わしそこに残り、ラクスはレンについて行って、一緒にトイレに入った。
「よし誰も居ないな?それじゃあ鍵をしてとラクス行くぞ!」
「はい♪」
レンはスマホを取り出すと、マイルームを開きラクスと一緒に入って行った。すると部屋の中に別のドアが現れそこには犬バージョンのラクスが入って来た。
『ご主人様待ってたよ!準備は出来てる!』
「ああ、ご苦労様助かったよ!じゃあ行くとするか。二人はここで待っていてくれ!直ぐ片付けて来るから」
「はい」
『はい』
そう言ったレンは、犬バージョンのラクスが入ってきた、ドアから外に出て行った。レンが出たそこは、豪華な絨毯や高価な絵画がなどが有る部屋だった。その部屋の真ん中には、大きなベッドがあり、小太りな男が寝息を立てて寝ていたのであった。
「コイツがドズールド・ビザか?近くで見ると、本当にイラつく顔をしているな!さて起こすとするか」
レンが白鞘を抜き、手に握りベッドに寝ている男の腹に軽く、踵落としをしたのであった。
「ぐえっ!イタっ!なんだ?ん?」
「よう!起きたか?ドズールさんよ?」
「あ?だ誰だ貴様は!ここで何をしておる!儂が誰か知っておるのか!……ひっ!」
「五月蠅い!黙れ!静かにしないと今すぐに殺すぞ!」
そう言いながらレンは、男の喉に白鞘の刀をあてていた。
「そう!それでいい!俺が誰かだって?お前が襲わした相手も知らないとは、本当にお前はクズだ
な!」
「お前がレンとか言う奴か!一体何しに来たのだ!」
「何しにってお前ね?こちらはお前が依頼した、賞金首に殺されかけたんだよ?そうしたらそれを依頼した奴も始末しないと駄目だろ?」
「し、始末って……そ、それより?儂が依頼した賞金首達はどうしたのだ?行方が分からないのだが?」
「ああ、あいつ等ね!安心しろ直ぐに合わせてやるよ♪あっちで首を長くして、待っていると思うからな♪」
「あっちとは?」
「あっち?ああ。それはもちろん!地獄でな!でも首を長くって、首が無い奴もいたっけなそう言えば?ははは♪」
「え?地獄?そんな訳、まさか五十人も居たんだぞ?全員やられたわけじゃ有るまい!ならまたお前を襲わしてやるぞ!たかがCとFクラス三人如きな!あははは!」
「ああ、なるほどね!お前が間違えてたのか。仕方ないから教えてやるよ!俺はCクラスでは無いBクラスだよ。それにな俺の嫁さん二人は、FクラスではなくてCクラスだよ!しかも賞金首五十人を始末したのは、殆どその二人だよ!」
「っそんな!五十人全員を女二人でだと……ははは?しかもBにCが二人……儂は……」
「そう言う事だ!取りあえず俺も暇じゃ無いんで、サッサと終えて帰りたいんで、死んでくれるか?」
「ま、待ってくれ!頼む命だけは助けてくれ!何でも好きな物をやろう!金か宝石かそれとも女か!だから助けてくれ頼む!」
「はぁ~そんなテンプレ入らないわ!それに全て要らないしな!しかもお前のような奴は居ない方が良いんだよ!て事で死ね!」
そう言った瞬間ドズールドの頭が宙に舞って死んだのだ。
「さて帰るとするか!まぁ少し長くなっけど、なんとかなるだろ?」
そう言いながら出てきたドアに入って行き。中で待っていた二人のラクスが駆け寄って来た。
「お帰りご主人様♪終わったの?」
「ああ、終わったよ。さぁみんなの所に戻ろう!それと犬バージョンのラクスは、取りあえず分離して収納にしまおう」
『「はい」』
そしてレンとラクスは、ギルドのトイレに戻り。トイレに誰も居ないのを確認して出て行ったのだ。
「おや!レンの旦那?トイレ長かったですな?しかもお二人でなんて、いったい何をしてたんすか?へへ♪」
そう若い冒険者の男が言ってきたのでレンは、誤魔化すのにちょうど良いと思い。
「ああ、何をしてたか知りたいか?それは!……これだよ!」
そ言いながらレンはラクスの肩を抱き寄せて、みんなの前でキスをして見せたら。周りの男も女も歓声を上げた。
「「「ウオォーーーーー」」」
「「きゃーーーーーー」」
そしてレンは、ラミアス達が居る席に移動をしたのだが。そこに居たラミアスとエマ、フラウが少し不機嫌になっていたのだが。レンはそれに気づかずに飲み直していたのだ。
(しかし、冒険者達は本当に酒が好きだな?まぁ俺も嫌いじゃ無いけどね♪今日は久々に飲みあかそう)
宴はまだまだ続き、様々な冒険者達がレン達の所にやってきて、楽しく遅くまで飲み交わしていたのだ。
57
あなたにおすすめの小説
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる