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第17話 大声で助けてと叫びたい
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プラネさんのてんい魔法で一瞬で、自由都市ツィリルに着いた。
てんい魔法って何だろうと考えた私は、ドラえもんのどこでもドアだと思うことにした。一瞬で好きなところに行けるのは便利だ。とても羨ましい。
私にもできるだろうか。やってみたができなかった。残念だ。
自由都市ツィリルでは犬のふりをするように言われたので(いや、まごうことなき犬だけど!)とりあえずワンワンと鳴くことにした。
この都市にも犬はいるが大型犬ばかりだ。その多くは狩猟犬や、番犬で、ていむ(?)されているらしい。私のような小型犬は愛玩犬として、王侯貴族か裕福な商人しか飼わないそうだ。
プラネさんはエルフで余裕があるので、愛玩犬がいても問題ないそうだ。
何の余裕だって?懐事情のことだ。
この世界には冒険者と言う職業があり、プラネさんは腕利きの冒険者だそうだ。
初めは冒険者って何だろうと思った。
そこで思いだしたのが、子供の頃に見たテレビ番組だ。なんとか探検隊?とかいう番組。年のせいか番組名を思い出さない。
今思うとやらせ感満載な番組だったが、それと同じで怪しいジャングルや、洞窟に行って何かを発見したり、戦ったりするのだろうかと思ったら、そのまんまだった。ただこちらはやらせでなく本物。
プラネさんは冒険者ギルドからの依頼で魔物を倒したり、人を護衛して稼いでいるらしい。
ギルドってなんだろうと思っていたが、内容を聞くと派遣会社のようなものだと思った。
こういった事ができる人材が欲しいと言えば、適した人を紹介してくれる。そしてマージンをとる。異世界とはいえど人が住む世界。きちんと話を聞けば仕組みが分かる。
冒険者ギルドには仕事を受けるランクがあり、プラネさんは最高ランクの仕事も受けることができる。最高ランクということは難しい仕事で、報酬も良い。
そんなプラネさんはA級ライセンス保持者だ。
どうしていきなり英語が出てきたのか、遺憾だがそういうもんだと受け止めよう。
そんなプラネさんが自由都市ツィリルに落ち着きたいと言ったのだ。ギルドの人たちはふたつ返事で家を用意すると言ってくれた。
お昼寝から目覚めた紗枝ちゃんは、プラネさんのイケメンぶりに惚れたらしく、彼の膝に乗ったり、抱っこをせがんだりしている。
それを見ていると、やはり女の子なんだなって思った。紗枝ちゃんが嫁に行くときは泣いてしまうだろう。その時に私はいないけれど。
「チャタロー様、ここに定住する為にサエちゃんに洗礼を受けてもらう必要があるそうです」
冒険者ギルドが用意してくれた待合室で、私は目をぱちぱちとさせる。
せんれい。また分からない言葉が出て来た。
分からないことは聞くのが一番。プラネさんの説明はカタカタルビが多いけれど、山根君より分かりやすい。
「私も失念していたのですが、人族や獣族等は教会に行くことで加護が与えられ、職業を選択することになります」
「紗枝、勇者になる~」
紗枝ちゃんがプラネさんの膝の上で大きく手を振る。
待て待て、かごってなんだ。物を入れる籠?きっと違うだろう。
しかも職業を選択?齢4歳にして職業が決まってしまうのか?早すぎるでしょう?
「加護と職業を授けられること、それを洗礼と言います。洗礼を受けることにより、初めて身分証明書ができます。これは人族にとって必要な通過儀礼です」
ふむふむ、洗礼はかごを受けて、更に仕事を決める……異世界とは良く分からないが、紗枝ちゃんは楽しそうだ。
『勇者』になると連呼している。でも勇者ってなんだろう。
待て、待てよ。これも山根君に借りた漫画に載っていたな。
魔王を倒す使命を帯びた可哀想な人だったり、役に立つ人を追い出して、窮地に立たされたりしていた人だな。
大人数の魔物相手に、4、5人で戦っていたから、随分と理不尽だと思ったものだ。
ひとりの相手はひとり。多数には多数。
でも争わないのが一番だ!
どちらにしろ、洗礼を受け、身分証を得ないとここに住めないし、紗枝ちゃんを託児所に預けることもできない。
だからプラネさんは紗枝ちゃんと一緒に教会へ行った。
◇
「……………私は無力だ……」
ぽつりと呟くといかにも悪人顔の男が、いかにも悪者の声で後ろを振り向いた。
「なんか言ったか?」
その声に反応するものはいない。なぜなら見張り役の悪者は寝ているからね。
悪者顔の男は再び前を向き、「寝言か……」と呟いて馬の手綱を再び引いた。
さて、現在の状況を説明しよう。自分が冷静になるためにね。
私は木でできた粗末な檻に入れられ、荷車で運ばれている。
荷車もぼろいが、道も悪いのだろう。車輪が小石を拾い 荷車が揺れている。こんなゴトゴトと揺れる荷車で良く寝ることができると思う。
なぜ、私がこんな状態なのかと言うと、攫われたからだ。
犬は教会に入れなかった。うん、そうだよね。仕方ない。
だから私は建物の周りをぐるぐると歩いていた。すると体をガシッと掴まれて、檻に放り込まれ、あれよあれよと攫われた。
そして今では哀れなドナドナ状態。
そう言えば山根君はドナドナを知らなかった。どうやら残酷な歌と判断され、教育現場から姿を消したようだ。カチカチ山も猿蟹合戦の内容も違っていた。確かに子供心に残酷だと思っていたから、それで良かったかもしれない。
だけど山根君から借りた漫画は、それ以上に残酷なものもあった。びっくりして山根君に言うと、『所詮、作り物っすよ。まじになっちゃダメっすよ』と言われた。
そう誰だって現実世界と物語の区別はついているのだ。分かっていない数人が犯した犯罪で、昔語りは規制された。必要なのは規制することではなく、現実世界と物語の区別をつけるように教育することではないだろうか。
そう山根君に言ったら、『その通りっすよ。常識のない人は嫌っすね~』と返された。
常識の有無を語った山根君は、その日、お客様にお茶を出すように頼んだ際に、お茶ではなく、コーヒーでもなく、コーラを出していた。しかもお客様がコーラを頼んだわけではなく、自分が飲みたいから持って行ったそうだ。
常識ってなんだろうね。
いかんいかん、また脱線してしまった。どうして年を取ると昔のことをよく思い出してしまうのだろう。
まぁ、今は脱線というより現実逃避と言うべきかも知れない。プラネさんとも紗枝ちゃんとも離れ離れ。連絡を取る方法は皆無。ああ、スマホが欲しい。もう電話でも良い。連絡手段が欲しい。
紗枝ちゃんの洗礼は2時間以上かかると言われている。神殿の人が忙しいとかなんとか言っていた。
攫われておおよそ2時間だろうか。そろそろ、ぷらねさんも気がついてくれる……はず!
だから、もしかしたら、なんらかしらの形で、伝わることを祈って、心の中で叫ぼう!
助けて~!ぷらねさーん!!!
てんい魔法って何だろうと考えた私は、ドラえもんのどこでもドアだと思うことにした。一瞬で好きなところに行けるのは便利だ。とても羨ましい。
私にもできるだろうか。やってみたができなかった。残念だ。
自由都市ツィリルでは犬のふりをするように言われたので(いや、まごうことなき犬だけど!)とりあえずワンワンと鳴くことにした。
この都市にも犬はいるが大型犬ばかりだ。その多くは狩猟犬や、番犬で、ていむ(?)されているらしい。私のような小型犬は愛玩犬として、王侯貴族か裕福な商人しか飼わないそうだ。
プラネさんはエルフで余裕があるので、愛玩犬がいても問題ないそうだ。
何の余裕だって?懐事情のことだ。
この世界には冒険者と言う職業があり、プラネさんは腕利きの冒険者だそうだ。
初めは冒険者って何だろうと思った。
そこで思いだしたのが、子供の頃に見たテレビ番組だ。なんとか探検隊?とかいう番組。年のせいか番組名を思い出さない。
今思うとやらせ感満載な番組だったが、それと同じで怪しいジャングルや、洞窟に行って何かを発見したり、戦ったりするのだろうかと思ったら、そのまんまだった。ただこちらはやらせでなく本物。
プラネさんは冒険者ギルドからの依頼で魔物を倒したり、人を護衛して稼いでいるらしい。
ギルドってなんだろうと思っていたが、内容を聞くと派遣会社のようなものだと思った。
こういった事ができる人材が欲しいと言えば、適した人を紹介してくれる。そしてマージンをとる。異世界とはいえど人が住む世界。きちんと話を聞けば仕組みが分かる。
冒険者ギルドには仕事を受けるランクがあり、プラネさんは最高ランクの仕事も受けることができる。最高ランクということは難しい仕事で、報酬も良い。
そんなプラネさんはA級ライセンス保持者だ。
どうしていきなり英語が出てきたのか、遺憾だがそういうもんだと受け止めよう。
そんなプラネさんが自由都市ツィリルに落ち着きたいと言ったのだ。ギルドの人たちはふたつ返事で家を用意すると言ってくれた。
お昼寝から目覚めた紗枝ちゃんは、プラネさんのイケメンぶりに惚れたらしく、彼の膝に乗ったり、抱っこをせがんだりしている。
それを見ていると、やはり女の子なんだなって思った。紗枝ちゃんが嫁に行くときは泣いてしまうだろう。その時に私はいないけれど。
「チャタロー様、ここに定住する為にサエちゃんに洗礼を受けてもらう必要があるそうです」
冒険者ギルドが用意してくれた待合室で、私は目をぱちぱちとさせる。
せんれい。また分からない言葉が出て来た。
分からないことは聞くのが一番。プラネさんの説明はカタカタルビが多いけれど、山根君より分かりやすい。
「私も失念していたのですが、人族や獣族等は教会に行くことで加護が与えられ、職業を選択することになります」
「紗枝、勇者になる~」
紗枝ちゃんがプラネさんの膝の上で大きく手を振る。
待て待て、かごってなんだ。物を入れる籠?きっと違うだろう。
しかも職業を選択?齢4歳にして職業が決まってしまうのか?早すぎるでしょう?
「加護と職業を授けられること、それを洗礼と言います。洗礼を受けることにより、初めて身分証明書ができます。これは人族にとって必要な通過儀礼です」
ふむふむ、洗礼はかごを受けて、更に仕事を決める……異世界とは良く分からないが、紗枝ちゃんは楽しそうだ。
『勇者』になると連呼している。でも勇者ってなんだろう。
待て、待てよ。これも山根君に借りた漫画に載っていたな。
魔王を倒す使命を帯びた可哀想な人だったり、役に立つ人を追い出して、窮地に立たされたりしていた人だな。
大人数の魔物相手に、4、5人で戦っていたから、随分と理不尽だと思ったものだ。
ひとりの相手はひとり。多数には多数。
でも争わないのが一番だ!
どちらにしろ、洗礼を受け、身分証を得ないとここに住めないし、紗枝ちゃんを託児所に預けることもできない。
だからプラネさんは紗枝ちゃんと一緒に教会へ行った。
◇
「……………私は無力だ……」
ぽつりと呟くといかにも悪人顔の男が、いかにも悪者の声で後ろを振り向いた。
「なんか言ったか?」
その声に反応するものはいない。なぜなら見張り役の悪者は寝ているからね。
悪者顔の男は再び前を向き、「寝言か……」と呟いて馬の手綱を再び引いた。
さて、現在の状況を説明しよう。自分が冷静になるためにね。
私は木でできた粗末な檻に入れられ、荷車で運ばれている。
荷車もぼろいが、道も悪いのだろう。車輪が小石を拾い 荷車が揺れている。こんなゴトゴトと揺れる荷車で良く寝ることができると思う。
なぜ、私がこんな状態なのかと言うと、攫われたからだ。
犬は教会に入れなかった。うん、そうだよね。仕方ない。
だから私は建物の周りをぐるぐると歩いていた。すると体をガシッと掴まれて、檻に放り込まれ、あれよあれよと攫われた。
そして今では哀れなドナドナ状態。
そう言えば山根君はドナドナを知らなかった。どうやら残酷な歌と判断され、教育現場から姿を消したようだ。カチカチ山も猿蟹合戦の内容も違っていた。確かに子供心に残酷だと思っていたから、それで良かったかもしれない。
だけど山根君から借りた漫画は、それ以上に残酷なものもあった。びっくりして山根君に言うと、『所詮、作り物っすよ。まじになっちゃダメっすよ』と言われた。
そう誰だって現実世界と物語の区別はついているのだ。分かっていない数人が犯した犯罪で、昔語りは規制された。必要なのは規制することではなく、現実世界と物語の区別をつけるように教育することではないだろうか。
そう山根君に言ったら、『その通りっすよ。常識のない人は嫌っすね~』と返された。
常識の有無を語った山根君は、その日、お客様にお茶を出すように頼んだ際に、お茶ではなく、コーヒーでもなく、コーラを出していた。しかもお客様がコーラを頼んだわけではなく、自分が飲みたいから持って行ったそうだ。
常識ってなんだろうね。
いかんいかん、また脱線してしまった。どうして年を取ると昔のことをよく思い出してしまうのだろう。
まぁ、今は脱線というより現実逃避と言うべきかも知れない。プラネさんとも紗枝ちゃんとも離れ離れ。連絡を取る方法は皆無。ああ、スマホが欲しい。もう電話でも良い。連絡手段が欲しい。
紗枝ちゃんの洗礼は2時間以上かかると言われている。神殿の人が忙しいとかなんとか言っていた。
攫われておおよそ2時間だろうか。そろそろ、ぷらねさんも気がついてくれる……はず!
だから、もしかしたら、なんらかしらの形で、伝わることを祈って、心の中で叫ぼう!
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