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第29話 いっぱい聞きたい
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ふたりが光るのと同時に、身体から何かが抜けていく感じがする。
ああ、これは…………久しぶりに感じる倦怠感だ。
重い頭、しょぼしょぼする目、自然と背中が曲がり、階段を上がると息切れがする。大河原敏行の日常。
「茶太郎、HPとMP大丈夫?」
紗枝ちゃん……今そういう話をしている場合?
なんでか知らないけど、名前を付けたらふたりが光るんだよ?おかしくない?名前つけただけで光るなんて、不思議じゃないの?と思っているのは、この中で私だけの様だ。
ぷらねさんは「さすが、チャタロー様。進化を促すとは……」と呟いているし、光っているふたりは受け入れているようだし、なんか歓喜の声まで聞こえるし。
この人たちは異世界人だから分かるけど、紗枝ちゃんまで馴染んでいるとは!
本当に、本当に、おじさんに異世界転生は厳しいな!もう!!
「茶太郎、ステータス見て?結構、力をあげちゃってるけど平気?」
「へ?すてーたす?」
「うん、紗枝ね。鑑定もってるの。だから茶太郎のステータス見えるんだけど、HPとMPがガンガン削られてるよ?紗枝は心配だよ」
「紗枝ちゃん、HPとMPって何かな?分からないから教えて欲しいな」
「茶太郎はわんこだから分からなくても仕方ないよね?しかたないなぁ、紗枝が教えてあげるね。あのね、HPって生命力だよ。これが無くなると死んじゃうの。MPはマジックポイントだよ。これが無くなると魔法が使えなくなるの。茶太郎はLUCが低いけど、他はチートだね。すごいねぇ」
わんこだからではなく、おじさんだからだけどそこは黙っておこう。だって弟のようにかわいがっていた犬がおじさんって気持ち悪くない?
「LUCって何かな?他も分からないんだ」
「大丈夫!紗枝は分かるよ!ATKは攻撃力だよ。DEFは防御力。AGIは素早さで、LUCは運だよ」
運だけが極端に低いとは――山根君似の神様に抗議しよう。
しかし紗枝ちゃんは教え方が上手だな。紗枝ちゃんのお母さんはピアノの先生だ。家でピアノを教えている。その姿を見ているからだろうか。それともお姉ちゃんだから?私に芸を教えるのも熱心だったし。まぁ、私は分からないふりをしていたけれど。
「他の人の値が分からないから、チートって言われても分からないんだよ」
「じゃあ、紗枝のを見てみる?共有するね」
紗枝ちゃん、すごい!使いこなしている。やはりおじさんとは違うな。
聖女兼調教師:海崎紗枝、4歳
HP:35
MP:102
ATK:3
DEF:6
AGI :3
LUC:20
適正魔法:光、聖
仲間:茶太郎(大神候補)、100年の時を彷徨うもの(エルフ)
スキル:鑑定、言語共有、攻撃無効、魔法無効、蘇生、聖なる祈り。
その他:?&%!の加護
「え⁉︎すごく少ないよ!紗枝ちゃん、すぐに死んじゃうよ!」
「茶太郎がすごいんだよ~。100年の時を彷徨うものさんだってHPは256でMPは424だよ?」
「そうなんだね……」
そうか、だから山根君似の神様が喜ぶと言っていたのか。知識がないからまったく、全然感動しなかったけど、普通は喜ぶんだな。ごめんね、山根君似の神様。でも会ったら噛むけどね。
そして私のHPはというと
HP:79712/99999
MP:58023/99999
うん、減っている。つまり倦怠感は年のせいではなく、HPとMPが減っているからかぁ。
なんで?なんで、名前つけたら減るの?なんで疲れるの?もう全然分からないんだけど!
こうなったら紗枝ちゃんに頼ろう。分からないことは聞くに限る。
そして紗枝ちゃんの説明は、山根君の説明よりずっと分かり易い!
「名前を付けたら減る理由はなにかな?」
「あのね、人狼族の人たちは名前を持っていなかったでしょう?異世界で名前を付けるっていう事は、家来にすることなんだよ」
「家来⁉︎仲間にするんじゃないの?」
「う~んと、仲間より部下?みたいな?仲間とはちょっと違うってパパが言ってたよ」
「そうなんだ、家来なんて、そんなの平等じゃない感じがして嫌だけど、まぁ部下なら良いかな?でも彼らは嫌じゃないのかな?」
「大丈夫だと思うよ。だって代わりに強くなって、進化するんだよ。人狼から何に変わるかな?茶太郎は何だと思う?」
「なにって…………」
進化?進化と言えばダーウィンの進化論。
生き物が環境に適応するように、長い年月をかけて自分たちを作り替えていく事だ。
それを一瞬で?しかも何になるって、何かになるの?
「茶太郎は大神になるんでしょ?茶太郎の眷族なんだから、犬神とかになるのかなぁって紗枝は思うの。茶太郎はどう思う?」
「…………いぬがみ……」
犬神ってなんだろう。狛犬みたいな感じ?そうなるとあの美しい姿と、かっこいい容姿が消えてしまうのだろうか。
人は見た目じゃないと大河原敏行の時は思っていた。
だけど茶太郎になって、かわいいだけで褒められるのは、心底嬉しい思った。
私が働いていた会社の人事部長は女性で、容姿で判断する人ではなかったが、その下の課長は容姿で人を判断していた。
新卒採用で山根君を採るように必死だったのは課長だった。彼は大物になると部課長会議で吹聴していた。確かに山根君は大物だ。誰にも臆さず対応できるのだから。
だからと言って見た目だけで許されないこともある。
だが見た目だけで許されることもある。
クレーマーの客には見た目が良い人を対応させると聞いたことがある。
おしゃれなお店には顔が良い人が多い。つまりなんだかんだ言っても人は見た目に左右される。
つまりだ。何が何だか分からなくなってきたが、彼らを狛犬の容姿にするのは違う気がする。
イケメン犬耳の男の子はかっこいいのだからそのまま健やかに育って欲しい。
犬の女性は――そうだな。犬であってもあそこまで美しいのだ。人に変わったら、それこそとびきり美人になるのではないだろうか。
いや、人の容姿を究極の美とするのは傲慢だけど、これでも元は人だしね?やはり人間の姿の方が美醜がはっきりわかるのだ。
思考がまとまったその時、ふたりから光が消えた。
まるで私を待っていたように。
ああ、これは…………久しぶりに感じる倦怠感だ。
重い頭、しょぼしょぼする目、自然と背中が曲がり、階段を上がると息切れがする。大河原敏行の日常。
「茶太郎、HPとMP大丈夫?」
紗枝ちゃん……今そういう話をしている場合?
なんでか知らないけど、名前を付けたらふたりが光るんだよ?おかしくない?名前つけただけで光るなんて、不思議じゃないの?と思っているのは、この中で私だけの様だ。
ぷらねさんは「さすが、チャタロー様。進化を促すとは……」と呟いているし、光っているふたりは受け入れているようだし、なんか歓喜の声まで聞こえるし。
この人たちは異世界人だから分かるけど、紗枝ちゃんまで馴染んでいるとは!
本当に、本当に、おじさんに異世界転生は厳しいな!もう!!
「茶太郎、ステータス見て?結構、力をあげちゃってるけど平気?」
「へ?すてーたす?」
「うん、紗枝ね。鑑定もってるの。だから茶太郎のステータス見えるんだけど、HPとMPがガンガン削られてるよ?紗枝は心配だよ」
「紗枝ちゃん、HPとMPって何かな?分からないから教えて欲しいな」
「茶太郎はわんこだから分からなくても仕方ないよね?しかたないなぁ、紗枝が教えてあげるね。あのね、HPって生命力だよ。これが無くなると死んじゃうの。MPはマジックポイントだよ。これが無くなると魔法が使えなくなるの。茶太郎はLUCが低いけど、他はチートだね。すごいねぇ」
わんこだからではなく、おじさんだからだけどそこは黙っておこう。だって弟のようにかわいがっていた犬がおじさんって気持ち悪くない?
「LUCって何かな?他も分からないんだ」
「大丈夫!紗枝は分かるよ!ATKは攻撃力だよ。DEFは防御力。AGIは素早さで、LUCは運だよ」
運だけが極端に低いとは――山根君似の神様に抗議しよう。
しかし紗枝ちゃんは教え方が上手だな。紗枝ちゃんのお母さんはピアノの先生だ。家でピアノを教えている。その姿を見ているからだろうか。それともお姉ちゃんだから?私に芸を教えるのも熱心だったし。まぁ、私は分からないふりをしていたけれど。
「他の人の値が分からないから、チートって言われても分からないんだよ」
「じゃあ、紗枝のを見てみる?共有するね」
紗枝ちゃん、すごい!使いこなしている。やはりおじさんとは違うな。
聖女兼調教師:海崎紗枝、4歳
HP:35
MP:102
ATK:3
DEF:6
AGI :3
LUC:20
適正魔法:光、聖
仲間:茶太郎(大神候補)、100年の時を彷徨うもの(エルフ)
スキル:鑑定、言語共有、攻撃無効、魔法無効、蘇生、聖なる祈り。
その他:?&%!の加護
「え⁉︎すごく少ないよ!紗枝ちゃん、すぐに死んじゃうよ!」
「茶太郎がすごいんだよ~。100年の時を彷徨うものさんだってHPは256でMPは424だよ?」
「そうなんだね……」
そうか、だから山根君似の神様が喜ぶと言っていたのか。知識がないからまったく、全然感動しなかったけど、普通は喜ぶんだな。ごめんね、山根君似の神様。でも会ったら噛むけどね。
そして私のHPはというと
HP:79712/99999
MP:58023/99999
うん、減っている。つまり倦怠感は年のせいではなく、HPとMPが減っているからかぁ。
なんで?なんで、名前つけたら減るの?なんで疲れるの?もう全然分からないんだけど!
こうなったら紗枝ちゃんに頼ろう。分からないことは聞くに限る。
そして紗枝ちゃんの説明は、山根君の説明よりずっと分かり易い!
「名前を付けたら減る理由はなにかな?」
「あのね、人狼族の人たちは名前を持っていなかったでしょう?異世界で名前を付けるっていう事は、家来にすることなんだよ」
「家来⁉︎仲間にするんじゃないの?」
「う~んと、仲間より部下?みたいな?仲間とはちょっと違うってパパが言ってたよ」
「そうなんだ、家来なんて、そんなの平等じゃない感じがして嫌だけど、まぁ部下なら良いかな?でも彼らは嫌じゃないのかな?」
「大丈夫だと思うよ。だって代わりに強くなって、進化するんだよ。人狼から何に変わるかな?茶太郎は何だと思う?」
「なにって…………」
進化?進化と言えばダーウィンの進化論。
生き物が環境に適応するように、長い年月をかけて自分たちを作り替えていく事だ。
それを一瞬で?しかも何になるって、何かになるの?
「茶太郎は大神になるんでしょ?茶太郎の眷族なんだから、犬神とかになるのかなぁって紗枝は思うの。茶太郎はどう思う?」
「…………いぬがみ……」
犬神ってなんだろう。狛犬みたいな感じ?そうなるとあの美しい姿と、かっこいい容姿が消えてしまうのだろうか。
人は見た目じゃないと大河原敏行の時は思っていた。
だけど茶太郎になって、かわいいだけで褒められるのは、心底嬉しい思った。
私が働いていた会社の人事部長は女性で、容姿で判断する人ではなかったが、その下の課長は容姿で人を判断していた。
新卒採用で山根君を採るように必死だったのは課長だった。彼は大物になると部課長会議で吹聴していた。確かに山根君は大物だ。誰にも臆さず対応できるのだから。
だからと言って見た目だけで許されないこともある。
だが見た目だけで許されることもある。
クレーマーの客には見た目が良い人を対応させると聞いたことがある。
おしゃれなお店には顔が良い人が多い。つまりなんだかんだ言っても人は見た目に左右される。
つまりだ。何が何だか分からなくなってきたが、彼らを狛犬の容姿にするのは違う気がする。
イケメン犬耳の男の子はかっこいいのだからそのまま健やかに育って欲しい。
犬の女性は――そうだな。犬であってもあそこまで美しいのだ。人に変わったら、それこそとびきり美人になるのではないだろうか。
いや、人の容姿を究極の美とするのは傲慢だけど、これでも元は人だしね?やはり人間の姿の方が美醜がはっきりわかるのだ。
思考がまとまったその時、ふたりから光が消えた。
まるで私を待っていたように。
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