幾望の色

 子供の頃、一度だけ目にした不思議な花がある。祖母が持ってきてくれた、小さな小さな白い花。わたしが触れるとぼんやり白く光り、指を離すと光が消える。まるで魔法のような不思議な花だ。

 ――祖母との約束を果たすため、少女は旅に出る。
 わずかな記憶を頼りに、魔力を持たない少女が"魔法のように光る花"を求めてヴィリディアン王国を巡るお話。

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完結しました!
アルファさんでの活動は終了となりますが、後日談「既望の日々に」内の掌編「マジックアワーが解けるまで」(本編完結後の次の年の夏想定)を掲載しています。
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