冴えない僕の日常が逆転してしまった件について

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美味しいエビグラタンをもぐもぐ食べていると
須藤君が先生が言っていたことを付け足しで教えてくれた。

この学園は同性愛者がほぼ占めてるらしい
そういうの先生達は注意するが親が権力者達がいる子供に対して強く言えないらしい。


……1人残して


理事長の息子である五十嵐颯太

僕はあまり知らないけど叔父さんがこの学園の他に有名会社等を支援をしている凄い手腕な人らしい

凄すぎるよ叔父さん……

そんな叔父さんの息子さんの颯にぃが今、教師や生徒を纏めているらしい。

面倒ぐさりな颯にぃがそんな大役をしている事を知って凄く驚いた。

後で颯にぃが好きなマドレーヌ作って渡そうと心の中で決めた。

「あっ、後、この学園には親衛隊があるんだよ。」

「『親衛隊??』」

「うーん…もうそろそろアイツらが来るからまた、説明するね。見た方が早いからね。」

親衛隊で??ってなっているとそう言って
パチンってウィンクする須藤君。

やっぱりイケメンさんがすると次元が違うな
そもそも僕はウィンクが出来ないけどな!!

荒ぶる心をエビグラタンを食べて治める
もぐもぐ……やっぱりグラタンは美味しい

食べている最中に

きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!
生徒会の皆様がいらっしゃった!!

と先程の僕達とは比べにならないほどの悲鳴が学食内に響いた。

えっ……
どういう事??

驚愕を通り越して呆れてしまう。

「『須藤君…これは…どういう??』」

「生徒会だよ。だいたいこの時間に顔を出して様子を見ているんだよ。」

「『へぇ、そうなんだね。』」

「興味無いの？」

「『うん？生徒会ってお偉いさん達だよね？僕には雲の上の存在だよ』」

と困り顔で笑う
だってそうでしょ？
見た感じ生徒会は所謂アイドルの存在で
その憧れる生徒は多数で今日転校してきて差程興味がない僕なんて生徒会に関わることがないだろうと
思う。

「あはは！本当に歩は面白いよね。」

声をあげて笑う須藤君。
その顔がとてもいい顔で本当に笑っているんだなと
思って僕も何故、須藤君が笑ったのか分からなかったけど思わずつられて笑ってしまう。



「おいおい、傑がそんなに笑うなんて珍しぃじゃぁねぇか！」

いきなり声がしてびっくりして
声が聞こえた方に向くと何故か生徒会の皆さんがいた。