私、女子高生で人斬りをやってます

 2150年、経済大戦と呼ばれた第四次世界大戦終結から50年が経過した。

 戦争に巻き込まれ大ダメージを受けた日本は都市機能を一部に集約することで何とか元の状態の40パーセントまで政治と経済を回復させていた。東京ではかつて港区だったところを『涌波区(わくなみく)』として再開発し、政治と経済を密集させた。それ以外の地区は未だに復興が続けられており、ろくに手を付けていない。

 その涌波区で製薬業界を牛耳る企業がいた。それは株式会社アブソールで、製薬に特化した会社とすることで著しい成長を遂げた。今では政府からの補助金が数百億円に上る。
 株式会社アブソールでは製薬の他に生物実験と貸金業という裏稼業を営んでいる。貸金業は特に盛況で、戦後のあおりを受けて貧困層に堕ちた人々がお金を借りにくる。そしてその大半が返済不能となり利息が膨れ上がっていく。
 再三の支払い命令を無視した滞納者には、処刑人と呼ばれる人斬りが派遣される。

 この人斬りを雇っているのは株式会社アブソールで、社長直々にスカウトしている。主人公の奥重遥もその1人で、18歳の高校生だ。クズの父親のせいでこの仕事を始め、気付いてみれば高校卒業後の進路を考える時期に差し掛かっていた。

 これは奥重遥が自分の人生に悩み、答えを出す物語。

※40話後半まで単調な流れになりますが、ご容赦ください。また人斬りとタグでつけていますが、途中から一時脱線してゾンビや生物兵器の実験の失敗作を処理する仕事をします。

※第二部は涌波区の外の区域を舞台にストーリーを進めていきます。また第二部は書く予定ではなかったためプロットを書いていません。なので手探りで進めていきますがどうか温かい目で見守ってください。

※2部で完結しました。今まで読んでいただきありがとうございました。

※前半部分に一部不快にさせる描写がありますが、主人公の仕事の話に直結していますので、どうかご容赦ください。
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