異世界で艦長なんて罰ゲームもいいところです

 異世界に戦争あり。
 戦のない世界など退屈だ。

 この言葉は誰かが発したわけではない。ファンタジーなら多少の戦いはあって然るべきだろう。
 だがこの世界の戦争は少々どころか行き過ぎている。

 空中に浮かぶ島、栄える国と貧困の国。財政のある国は軍事力を増強し、来月の防衛費の心配をしている国は戦艦一隻を造ることでさえできない。
 財政の差=軍事力の格差を具現化した異世界で、海底にある採掘資源をめぐって軍事力闘争を繰り返している。

 この混沌とした世界に弱小国家の中佐として転生した主人公は、戦争に関しては素人である。自衛隊に入隊した経験もなく、高校生と大学生の間に日本史や世界史で戦争の勉強をしたわけでもない。
 上下左右どちらを見ても八方ふさがりの主人公が、部下たちの協力を得て戦争という荒波を駆け抜ける。

 これは、軍人として不適正な主人公が戦争終結に向けて奔走する物語である。
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