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いっしょう
1-42 有用性
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今日はどんな一日だったか。いつものように夕飯を食べながらツユクサさんから問われ、ランとの会話を思い出しながら言葉を選んでいく。
「そう。ランにしては随分饒舌で、さらにはその呼び名を許したなんて……それは相当仲良くなった証ね。良かったわ。」
「はい!」
「今日も良い日だったようで、なによりね。」
ツユクサさんは毎日のようにそう言って喜んでくれる。それが私は嬉しい。
そんなフワフワした気分でいると、ツユクサさんはサッと真剣な表情へと変えた。
「それで、だけれども。そろそろあなたにもカナカ軍の仕事を割り振ろうと思うの。それで明日、まずは集団訓練に参加してきなさいな。」
「さっそく始まるんですか! それもそうですよね、いつまでも休んでいられないし、いつまた集団が襲ってくるともしれませんからね!」
「ええ。それで、エンレイは他の属性との連携をしっかり取って欲しいの。」
「連携、ですか?」
連携、とはどういうことだろうか。
「そうよ。あなたはその特性上、集団の戦いには向かない。だからこそ、集団での動き方を知る必要がある。」
それは、魔法でガイストを討伐できないことを言っているのか。それとも魔法を使わず短剣で討伐するスタイルのことを言っているのか。どちらもありそうだと思った。
「あなたは今、リラ属性のガイストを魔法で討伐するか、短剣で物理的に討伐するか、後方に回って治癒魔法を駆使するか。そのどれかしかできないでしょう? だからこそ、己が最大限生かせる方法を模索しなさい。」
「……はい。」
どうやら攻撃性の高い黄色の閃光魔法や白の浄化魔法をまだ扱えないことは知られているらしい。だからこそ模索していかなければならない、と。
「できれば己が手でガイストを葬り去りたいですけど……邪魔にしかならないようなら大人しく後方に回ることにします。」
「それを含めての模索よ。きっと最善は見つかるわ。頑張りなさい。」
「はい。」
…………
「今日はブラオ属性のガイスト集団が襲い掛かってきたテイで、夜香さんがガイスト役として魔法で攻撃してきますので、それぞれ対処するように! 今日が初参加の隊員は最初に属性ごとの動き方を説明するので、集まってください!」
次の日になり、白花家の広大な演習場に隊員が集まった。私もシレッと紛れ込み、今日この訓練を仕切る寒崎さん──トオルさんの方だ──からのありがたい初参加の説明を聞きにいく。
間引きと訓練を日ごとにこなしていくことになるため、今日が初参加という隊員さんたちも多く、髪と制服の色では目立つ私も、何とか紛れることができている。多分。
「いいか、己が持つ属性によって役割を分担するように対策している。ロートとブラオとリラ属性はとにかくガイストを攻撃! ゲルプ属性は土壁を作り出して防御の要となれ! オランジェ属性は後方でマナの回復と怪我人の治療! グリュン属性は飛んできた魔法をできるだけ植物で打ち落とせ!」
なるほど、役割を振り分けるとはそういうことなのか。ゲルプ属性とグリュン属性は今までとは違った貢献の仕方になっているらしい。
「で、えーと、ヴァイス属性は……」
寒崎さんがチラッと目線をこちらに向けて、そしてすぐに逸らしてしまった。え、私、寒崎さんに気まずい顔を向けられるようなことをした覚えはないんだけど!?
「あー……その……ヴァイス属性については俺もよく知らないから、どうするのが一番いいのか分からないんだ。総指揮官はエンレイに聞けって仰ってて……」
それってつまり、自分で考えろ、ということ?
「ええと、ではまず私のスタイルをお話しします。皆さんに周知いただけた方が、お互い動きやすいと思うので。」
「そ、そうか。なら教えてくれ。」
「はい。私は今までこの短剣を使って物理的にガイストを倒してきました。そして最近、リラ属性のガイストにのみ、魔法で倒すことができるようになりました。後は治癒魔法も幾分かは使えるので、後方支援も可能かと。」
「なるほどなぁ。だが我々は基本遠距離からの魔法攻撃だから、エンレイの物理的攻撃は他の隊員の妨げになりかねないな。そしてリラ属性のガイストが出るとは限らないから、それをアテにした戦い方は現実的ではない。となると……やはり後方で治癒魔法を使ってもらうのが一番、か。」
「そう、ですね。」
自分でも薄々感じていた、己の有用性。攻撃隊に加えるにはイマイチで、何なら足を引っ張りかねない。そんな現実を突きつけられたようで、内心複雑だった。なるべく顔にソレを出さないようには気をつけたが。
「では、私は一人でも多くの方の傷を癒せるように、頑張ります!」
「ああ。まずはその役割分担で訓練を始めようか。」
「はいっ!」
そうだ、ガイストを己が手で倒せない鬱憤は、一人で討伐任務に出た時に晴らせば良い。ああ、そうだそうだ。それは良い考えだ。
自分の気持ちの整理を早々に終え、先ほどまでとは打って変わって集中して治癒係として専念することにした。
…………
後方に行くと、オレンジ色の髪を持つ方々が待っていた。
「あ、エンレイさん!」
「あ、その声は……!」
そしてノコギリ荘での顔見知りであるサンキライさんも参加していたらしく、私に向かって手を振ってくれていた。
あのラナンキュラス大先生はいないようだし、そうなると誰も知らない中に一人で飛び込んでいかなければならないところだったから、顔見知りがいるというのはとても嬉しい。
「あれからお怪我の様子はいかがですか?」
「今までにないくらいには元気です!」
単独で討伐に行った時と、大群に襲われた時。その二回ほどノコギリ荘にお世話になったが、そのどちらも重症だったからこその心配の声だったんだろう。今聞かれるまですっかりそのことを忘れていたくらい元気だということは伝えたくて、ニカッと笑った。
「それは良かった! ノコギリ荘を利用しないくらい元気というのは、とてもいいことです! エンレイさんも……いや、エンレイ様、と呼んだ方がいいですかね?」
「いえいえ、今まで通り、何ならエンレイ、と呼んでくださいな!」
「ふぇぇぇえええ!? あの時はエンレイさんが次期総指揮官だとは知らなかったから! でも今はちゃんと知ってるから、やっぱり敬わないと!」
「えぇー……」
「あ、そんなことより、訓練始まりますよ! 私達も持ち場につかなきゃ!」
「そうですね。私も後方支援部隊に入るので、色々ご教授いただければ。」
「わっかりました! じゃあこっちで……」
と、サンキライさんと話し込んでいるうちに、どうやら訓練は始まっていたらしく、魔法がぶつかり合う音が轟いた。
ガイスト役のランが一度に大量の魔法を放つ。それがまるであの時の、ガイストの大群が襲ってきた時と全く同じ恐ろしい雰囲気で。思わず背筋がゾッとした。
ゲルプ属性持ちが土壁を作り、その内側からロート、ブラオ、リラ属性がドンドン攻撃を放つ。そしてグリュン属性が操る植物でランの魔法を弾き飛ばす。
慣れない連携で、まだどこかぎこちない。それが第一印象だった。そりゃあそうだ、今までやってこなかったコトに挑戦しているんだから。
それにしても、ランはすごい。あの時を彷彿とさせるくらいの魔法の数、精度、そして殺気。それを一人で再現してしまえるんだから。ランクSの凄さを今一度体感した気分だ。
それは他の隊員も感じているらしく、半分くらいはもう既に逃げ腰な様子だ。これでは本当の大群が襲ってきた時に……
「ああほら、エンレイさん! ぼーっとしていないで、こっちを手伝ってくださいな!」
「あ、すみません! 今行きます!」
そうだ、今は訓練中だ。私もしっかり動かないと。ランは隊員の致命傷になるくらいまでの魔法は使っていないみたいだが、それでも無傷ではいられないくらいには厳しい。どんどん負傷者が後方に下がってきたのを見て、私も気を引き締めていく。
「そう。ランにしては随分饒舌で、さらにはその呼び名を許したなんて……それは相当仲良くなった証ね。良かったわ。」
「はい!」
「今日も良い日だったようで、なによりね。」
ツユクサさんは毎日のようにそう言って喜んでくれる。それが私は嬉しい。
そんなフワフワした気分でいると、ツユクサさんはサッと真剣な表情へと変えた。
「それで、だけれども。そろそろあなたにもカナカ軍の仕事を割り振ろうと思うの。それで明日、まずは集団訓練に参加してきなさいな。」
「さっそく始まるんですか! それもそうですよね、いつまでも休んでいられないし、いつまた集団が襲ってくるともしれませんからね!」
「ええ。それで、エンレイは他の属性との連携をしっかり取って欲しいの。」
「連携、ですか?」
連携、とはどういうことだろうか。
「そうよ。あなたはその特性上、集団の戦いには向かない。だからこそ、集団での動き方を知る必要がある。」
それは、魔法でガイストを討伐できないことを言っているのか。それとも魔法を使わず短剣で討伐するスタイルのことを言っているのか。どちらもありそうだと思った。
「あなたは今、リラ属性のガイストを魔法で討伐するか、短剣で物理的に討伐するか、後方に回って治癒魔法を駆使するか。そのどれかしかできないでしょう? だからこそ、己が最大限生かせる方法を模索しなさい。」
「……はい。」
どうやら攻撃性の高い黄色の閃光魔法や白の浄化魔法をまだ扱えないことは知られているらしい。だからこそ模索していかなければならない、と。
「できれば己が手でガイストを葬り去りたいですけど……邪魔にしかならないようなら大人しく後方に回ることにします。」
「それを含めての模索よ。きっと最善は見つかるわ。頑張りなさい。」
「はい。」
…………
「今日はブラオ属性のガイスト集団が襲い掛かってきたテイで、夜香さんがガイスト役として魔法で攻撃してきますので、それぞれ対処するように! 今日が初参加の隊員は最初に属性ごとの動き方を説明するので、集まってください!」
次の日になり、白花家の広大な演習場に隊員が集まった。私もシレッと紛れ込み、今日この訓練を仕切る寒崎さん──トオルさんの方だ──からのありがたい初参加の説明を聞きにいく。
間引きと訓練を日ごとにこなしていくことになるため、今日が初参加という隊員さんたちも多く、髪と制服の色では目立つ私も、何とか紛れることができている。多分。
「いいか、己が持つ属性によって役割を分担するように対策している。ロートとブラオとリラ属性はとにかくガイストを攻撃! ゲルプ属性は土壁を作り出して防御の要となれ! オランジェ属性は後方でマナの回復と怪我人の治療! グリュン属性は飛んできた魔法をできるだけ植物で打ち落とせ!」
なるほど、役割を振り分けるとはそういうことなのか。ゲルプ属性とグリュン属性は今までとは違った貢献の仕方になっているらしい。
「で、えーと、ヴァイス属性は……」
寒崎さんがチラッと目線をこちらに向けて、そしてすぐに逸らしてしまった。え、私、寒崎さんに気まずい顔を向けられるようなことをした覚えはないんだけど!?
「あー……その……ヴァイス属性については俺もよく知らないから、どうするのが一番いいのか分からないんだ。総指揮官はエンレイに聞けって仰ってて……」
それってつまり、自分で考えろ、ということ?
「ええと、ではまず私のスタイルをお話しします。皆さんに周知いただけた方が、お互い動きやすいと思うので。」
「そ、そうか。なら教えてくれ。」
「はい。私は今までこの短剣を使って物理的にガイストを倒してきました。そして最近、リラ属性のガイストにのみ、魔法で倒すことができるようになりました。後は治癒魔法も幾分かは使えるので、後方支援も可能かと。」
「なるほどなぁ。だが我々は基本遠距離からの魔法攻撃だから、エンレイの物理的攻撃は他の隊員の妨げになりかねないな。そしてリラ属性のガイストが出るとは限らないから、それをアテにした戦い方は現実的ではない。となると……やはり後方で治癒魔法を使ってもらうのが一番、か。」
「そう、ですね。」
自分でも薄々感じていた、己の有用性。攻撃隊に加えるにはイマイチで、何なら足を引っ張りかねない。そんな現実を突きつけられたようで、内心複雑だった。なるべく顔にソレを出さないようには気をつけたが。
「では、私は一人でも多くの方の傷を癒せるように、頑張ります!」
「ああ。まずはその役割分担で訓練を始めようか。」
「はいっ!」
そうだ、ガイストを己が手で倒せない鬱憤は、一人で討伐任務に出た時に晴らせば良い。ああ、そうだそうだ。それは良い考えだ。
自分の気持ちの整理を早々に終え、先ほどまでとは打って変わって集中して治癒係として専念することにした。
…………
後方に行くと、オレンジ色の髪を持つ方々が待っていた。
「あ、エンレイさん!」
「あ、その声は……!」
そしてノコギリ荘での顔見知りであるサンキライさんも参加していたらしく、私に向かって手を振ってくれていた。
あのラナンキュラス大先生はいないようだし、そうなると誰も知らない中に一人で飛び込んでいかなければならないところだったから、顔見知りがいるというのはとても嬉しい。
「あれからお怪我の様子はいかがですか?」
「今までにないくらいには元気です!」
単独で討伐に行った時と、大群に襲われた時。その二回ほどノコギリ荘にお世話になったが、そのどちらも重症だったからこその心配の声だったんだろう。今聞かれるまですっかりそのことを忘れていたくらい元気だということは伝えたくて、ニカッと笑った。
「それは良かった! ノコギリ荘を利用しないくらい元気というのは、とてもいいことです! エンレイさんも……いや、エンレイ様、と呼んだ方がいいですかね?」
「いえいえ、今まで通り、何ならエンレイ、と呼んでくださいな!」
「ふぇぇぇえええ!? あの時はエンレイさんが次期総指揮官だとは知らなかったから! でも今はちゃんと知ってるから、やっぱり敬わないと!」
「えぇー……」
「あ、そんなことより、訓練始まりますよ! 私達も持ち場につかなきゃ!」
「そうですね。私も後方支援部隊に入るので、色々ご教授いただければ。」
「わっかりました! じゃあこっちで……」
と、サンキライさんと話し込んでいるうちに、どうやら訓練は始まっていたらしく、魔法がぶつかり合う音が轟いた。
ガイスト役のランが一度に大量の魔法を放つ。それがまるであの時の、ガイストの大群が襲ってきた時と全く同じ恐ろしい雰囲気で。思わず背筋がゾッとした。
ゲルプ属性持ちが土壁を作り、その内側からロート、ブラオ、リラ属性がドンドン攻撃を放つ。そしてグリュン属性が操る植物でランの魔法を弾き飛ばす。
慣れない連携で、まだどこかぎこちない。それが第一印象だった。そりゃあそうだ、今までやってこなかったコトに挑戦しているんだから。
それにしても、ランはすごい。あの時を彷彿とさせるくらいの魔法の数、精度、そして殺気。それを一人で再現してしまえるんだから。ランクSの凄さを今一度体感した気分だ。
それは他の隊員も感じているらしく、半分くらいはもう既に逃げ腰な様子だ。これでは本当の大群が襲ってきた時に……
「ああほら、エンレイさん! ぼーっとしていないで、こっちを手伝ってくださいな!」
「あ、すみません! 今行きます!」
そうだ、今は訓練中だ。私もしっかり動かないと。ランは隊員の致命傷になるくらいまでの魔法は使っていないみたいだが、それでも無傷ではいられないくらいには厳しい。どんどん負傷者が後方に下がってきたのを見て、私も気を引き締めていく。
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