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1現世
国王の分身体
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学校の中庭、学生用の食堂が用意してくれているテーブルに、綾香先輩と俺は、猫の姿の姫とハムスター姿のニセを連れて昼食をとっていた。
ニセは、自分で味わってみたいとリクエストしたコンビニの鮭おにぎりをもくもくと頬張っている。たぶん、本物のハムスターなら食べない。元々人間のニセだから、おにぎりを食べることも出来るのだろう。
姫だって、三毛猫の姿でありながら、オニオンスライスとハムの挟まったサンドイッチを、カフェオレを飲みながら美味しそうに食べている。
玉ねぎもコーヒーも、本物の猫にあげれば、たちまち体調不良になってしまうだろう。そもそも、猫とハムスターが同じテーブルで食事しているって、結構な危険な絵面だ。本物ならば、ハムスターは猫の胃にあっという間に収まってしまうだろう。
「なるほどね。昨日、そんなことがあったんだ」
綾香先輩が、自分のサンドイッチにかじりつきながら、俺の話に相槌をうつ。昨日、ゾンビの王と化した姫の父親、元国王に襲われたことを話した。
「野島君と電話して帰って来た姫が、なんだか元気なかったから。心配していたの。実の父がそんな状態だったなんて、ショックよね。王様、私が見た夢では、国民を守るために魔王となったニセ君に勇敢に立ち向かって王子と一緒に死亡したと、従者に告げられたの。なんて立派な王様なのだろうと思っていたのだけれども、イメージと違うわね」
全く違う。王子は、国王に殺されたようなものだ。それに、国王は、国民のことなんて全く考えてもいなさそうだった。
「綾香先輩。俺の観た夢では、国王は、魔王の出現を喜んでいました。魔王から、魔剣を奪って、自分の物にしようとしていました。姫も見た昨日のゾンビ国王の発言からしても、これが真実なのではないかと思います。……これは、俺の推測なんですけれども、ひょっとして、ニセを倉庫に閉じ込めて夕月に会わせるように画策したのは、王様だったのではないでしょうか?」
俺の言葉に、姫とニセも食べるのを止めて考え込む。俺の推測が正しければ、ニセが魔王になってしまった責任の一端は、国王にもあるはずだ。ニセのやったことは消えなくても、少しでも、ニセの罪が軽くなることで、もしニセが捕らえられたとしても処刑は免れないかという、僅かな希望。分身体といえどもニセの罪を背負って、一緒に処刑されてしまうのは、俺は避けたい。
「有り得るわね。だって、私も連れられて倉庫の中の夕月に対面したことがあるもの。勇者と認められた私になら、魔剣も反応するかと思って、父は試したのだろうけれど、夕月は、ガン無視だったわ。全く何の反応も示さなかったの」
姫は、猫の姿のまま発言する。もう少し、小声で話してほしい。誰かに聞かれたら、騒ぎになる。この世界では、動物は話さない。
「賢者の杖は、魔王を破る必殺の武器だと伝えられている。それを国王が持っていた。だから、魔剣を手にして魔王になった俺を自信満々で打ち破るつもりだったのだろう。だが、聖魔法に精通した俺には、賢者の杖は効かなかった」
ニセが、小さい腕を組み考えながら話す。だから小声で話せって。猫もハムスターも、この世界では人間の言葉は話さない。
だが、なるほど。RPGでいうラストダンジョンの最終アイテムだったんだ。あの杖。ニセは、杖を壊してしまった。最終アイテムすら効果のない魔王ニセに手を焼いて、勇者たちは、分身体の俺を殺す作戦に切り替えたのか。
「ムカつくでしょ? 本来、魔王の使わないような『癒し魔法』や『結界魔法』まで使うのよ。この魔王は。どんだけチートなのよ。どの記録でも、歴代の魔王は、賢者の杖で一撃で致命傷なのに。だから、分身体を狙うしか方法はないのよ」
姫がニセを睨む。ニセは、自分よりも大きなおにぎりにかじりつきながら、涼しい顔をしている。この丸い毛玉が、そんなに有能には見えないが、事実、姫は異世界に分身体を探しに来た。現状を考えると、どうもそうなのだろう。『癒し魔法』も『結界魔法』も、俺を守るためにニセは使っていたし。
歴代の魔王を滅ぼした賢者の杖、夕月にとっては心から憎い相手というのも、分からなくもないな。せっかく見つけた魔王を、あの杖の一撃で滅ぼされていたのだとしたら。
夢で見た、夕月の憎しみを思い出す。魔王になったばかりのニセを導き、賢者の杖を破壊させた。ひょっとして、他にも賢者と夕月には因縁があるのかもしれない。姫と夕月、ニセが歌ったあの歌は、古の聖者たちが、自身の剣を持って魔物を振り払い、平和をもたらす物語だった。ニセの歌った続きは、平和をもたらした聖者たちは、二手に分かれ、争い、片方が魔に染まってしまう。魔に染まった片方を何世代もかけて滅ぼし、ついに王国が成り立つという建国の話。この歌が、古の聖者と夕月に関係するのだろうか?
今はつまようじサイズになって、ニセの背中に収まっている夕月に直接聞けば、何か分かるかもしれない。姫が関連する本を見たと言っていたから、その本を調べれば、何かヒントがあるのかも知れない。もどかしい。
「あれ? 何二人でランチしているの? 俺も誘ってよ」
遠藤の声が後ろからする。遠慮なく俺の隣の席に遠藤が腰をかける。
「この間のハムちゃんか。元気か?」
遠藤が、ニセの頭を撫でる。おにぎりを完食してテーブルに転がっていたニセは、大人しく撫でられている。俺の夢で、俺の人生を経験したニセが、遠藤を友達と認めたのかもしれない。姫がその様子を、目を丸くして見ている。魔王が人間と馴れ合う姿に面食らっているのかもしれない。
「その猫、綾香先輩のですか? 賢いですね。ハムちゃん襲わないし」
遠藤が姫の頭にも手を伸ばすが、姫がサッと身を躱す。女の子だし、あまり男には触られたくないのかもしれない。
「遠藤、お前、午後一の講義どうしたの?」
「それがさ、昨日の夜、教授が急死して。講義も今後どうするのか検討中らしいよ。知らない? この人」
遠藤が見せてくれた画面には、国王そっくりの男の写真が写っている。
この講義は取っていないから知らなかった。明らかに、これは国王の分身体だ。そうか。ゾンビ国王を倒したから、分身体も亡くなったのか。殺したのは、ニセだ。
綾香先輩も、遠藤のスマホを覗いて絶句している。
「最近、入院していたのだけれども、奇跡的に命を取り留めてさ。大学の活動にも復帰していたのに、本当残念」
遠藤の言葉が、上手く脳に届かない。これが、命がつながっているということ。ニセが命を奪えば、その被害はこの世界の人間に及ぶ可能性もある。国王はともかく、この教授は何の罪もない。ゾンビだから平気かと思っていたが、甘かった。そうだよな。こんな風にダラダラ過ごしていては、被害は広がる一方だ。
「ごめん。俺、用事が出来たから帰る。後は、二人で話していて」
ニセをポケットに入れて慌てて自転車に乗って走り出す。やっぱり、ダラダラしていてはいけなかったんだ。こいつは魔王だ。何とか解決策を考えなければ、また、誰かの命が奪われてしまうかもしれない。
家に着けば、ニセは洗面所で俺の服を着て人間の姿に戻る。
「突然どうした。英司」
ニセが不満そうな顔をしている。
「うるさい。真剣に解決策を考えないといけないと気づいたんだ」
「国王の分身体のことか。だが、あれは、国王の方が俺に先に攻撃してきていたんだ。まさかゾンビになって再度撃退することになるとは思わなかったが。もし、俺が国王を殺さなければ、俺と英司の方が死んでいたんだぞ?」
「わかっている。分かっているけれども、駄目なんだ。ニセ。そもそも、賢者の杖を打ち破るだけで、国王の命まで取る必要は無かったかもしれないだろ? 今更だけれども。お前は、命を奪う選択肢を選ぶタイミングが早すぎる」
眉間に皺を寄せる俺に、ニセはため息をつく。
「まあ、あれだけ平和な日常しか送って来なかったお前だ。一人の命も重いのだろう。俺には分からんが」
ニセの言葉から、命の価値基準が俺とニセでは違うのだと思い知らされる。
「ニセ、夕月を呼べ。聞きたいことがある」
俺の言葉に、ニセが夕月を剣の姿から人間の姿に変じさせた。
ニセは、自分で味わってみたいとリクエストしたコンビニの鮭おにぎりをもくもくと頬張っている。たぶん、本物のハムスターなら食べない。元々人間のニセだから、おにぎりを食べることも出来るのだろう。
姫だって、三毛猫の姿でありながら、オニオンスライスとハムの挟まったサンドイッチを、カフェオレを飲みながら美味しそうに食べている。
玉ねぎもコーヒーも、本物の猫にあげれば、たちまち体調不良になってしまうだろう。そもそも、猫とハムスターが同じテーブルで食事しているって、結構な危険な絵面だ。本物ならば、ハムスターは猫の胃にあっという間に収まってしまうだろう。
「なるほどね。昨日、そんなことがあったんだ」
綾香先輩が、自分のサンドイッチにかじりつきながら、俺の話に相槌をうつ。昨日、ゾンビの王と化した姫の父親、元国王に襲われたことを話した。
「野島君と電話して帰って来た姫が、なんだか元気なかったから。心配していたの。実の父がそんな状態だったなんて、ショックよね。王様、私が見た夢では、国民を守るために魔王となったニセ君に勇敢に立ち向かって王子と一緒に死亡したと、従者に告げられたの。なんて立派な王様なのだろうと思っていたのだけれども、イメージと違うわね」
全く違う。王子は、国王に殺されたようなものだ。それに、国王は、国民のことなんて全く考えてもいなさそうだった。
「綾香先輩。俺の観た夢では、国王は、魔王の出現を喜んでいました。魔王から、魔剣を奪って、自分の物にしようとしていました。姫も見た昨日のゾンビ国王の発言からしても、これが真実なのではないかと思います。……これは、俺の推測なんですけれども、ひょっとして、ニセを倉庫に閉じ込めて夕月に会わせるように画策したのは、王様だったのではないでしょうか?」
俺の言葉に、姫とニセも食べるのを止めて考え込む。俺の推測が正しければ、ニセが魔王になってしまった責任の一端は、国王にもあるはずだ。ニセのやったことは消えなくても、少しでも、ニセの罪が軽くなることで、もしニセが捕らえられたとしても処刑は免れないかという、僅かな希望。分身体といえどもニセの罪を背負って、一緒に処刑されてしまうのは、俺は避けたい。
「有り得るわね。だって、私も連れられて倉庫の中の夕月に対面したことがあるもの。勇者と認められた私になら、魔剣も反応するかと思って、父は試したのだろうけれど、夕月は、ガン無視だったわ。全く何の反応も示さなかったの」
姫は、猫の姿のまま発言する。もう少し、小声で話してほしい。誰かに聞かれたら、騒ぎになる。この世界では、動物は話さない。
「賢者の杖は、魔王を破る必殺の武器だと伝えられている。それを国王が持っていた。だから、魔剣を手にして魔王になった俺を自信満々で打ち破るつもりだったのだろう。だが、聖魔法に精通した俺には、賢者の杖は効かなかった」
ニセが、小さい腕を組み考えながら話す。だから小声で話せって。猫もハムスターも、この世界では人間の言葉は話さない。
だが、なるほど。RPGでいうラストダンジョンの最終アイテムだったんだ。あの杖。ニセは、杖を壊してしまった。最終アイテムすら効果のない魔王ニセに手を焼いて、勇者たちは、分身体の俺を殺す作戦に切り替えたのか。
「ムカつくでしょ? 本来、魔王の使わないような『癒し魔法』や『結界魔法』まで使うのよ。この魔王は。どんだけチートなのよ。どの記録でも、歴代の魔王は、賢者の杖で一撃で致命傷なのに。だから、分身体を狙うしか方法はないのよ」
姫がニセを睨む。ニセは、自分よりも大きなおにぎりにかじりつきながら、涼しい顔をしている。この丸い毛玉が、そんなに有能には見えないが、事実、姫は異世界に分身体を探しに来た。現状を考えると、どうもそうなのだろう。『癒し魔法』も『結界魔法』も、俺を守るためにニセは使っていたし。
歴代の魔王を滅ぼした賢者の杖、夕月にとっては心から憎い相手というのも、分からなくもないな。せっかく見つけた魔王を、あの杖の一撃で滅ぼされていたのだとしたら。
夢で見た、夕月の憎しみを思い出す。魔王になったばかりのニセを導き、賢者の杖を破壊させた。ひょっとして、他にも賢者と夕月には因縁があるのかもしれない。姫と夕月、ニセが歌ったあの歌は、古の聖者たちが、自身の剣を持って魔物を振り払い、平和をもたらす物語だった。ニセの歌った続きは、平和をもたらした聖者たちは、二手に分かれ、争い、片方が魔に染まってしまう。魔に染まった片方を何世代もかけて滅ぼし、ついに王国が成り立つという建国の話。この歌が、古の聖者と夕月に関係するのだろうか?
今はつまようじサイズになって、ニセの背中に収まっている夕月に直接聞けば、何か分かるかもしれない。姫が関連する本を見たと言っていたから、その本を調べれば、何かヒントがあるのかも知れない。もどかしい。
「あれ? 何二人でランチしているの? 俺も誘ってよ」
遠藤の声が後ろからする。遠慮なく俺の隣の席に遠藤が腰をかける。
「この間のハムちゃんか。元気か?」
遠藤が、ニセの頭を撫でる。おにぎりを完食してテーブルに転がっていたニセは、大人しく撫でられている。俺の夢で、俺の人生を経験したニセが、遠藤を友達と認めたのかもしれない。姫がその様子を、目を丸くして見ている。魔王が人間と馴れ合う姿に面食らっているのかもしれない。
「その猫、綾香先輩のですか? 賢いですね。ハムちゃん襲わないし」
遠藤が姫の頭にも手を伸ばすが、姫がサッと身を躱す。女の子だし、あまり男には触られたくないのかもしれない。
「遠藤、お前、午後一の講義どうしたの?」
「それがさ、昨日の夜、教授が急死して。講義も今後どうするのか検討中らしいよ。知らない? この人」
遠藤が見せてくれた画面には、国王そっくりの男の写真が写っている。
この講義は取っていないから知らなかった。明らかに、これは国王の分身体だ。そうか。ゾンビ国王を倒したから、分身体も亡くなったのか。殺したのは、ニセだ。
綾香先輩も、遠藤のスマホを覗いて絶句している。
「最近、入院していたのだけれども、奇跡的に命を取り留めてさ。大学の活動にも復帰していたのに、本当残念」
遠藤の言葉が、上手く脳に届かない。これが、命がつながっているということ。ニセが命を奪えば、その被害はこの世界の人間に及ぶ可能性もある。国王はともかく、この教授は何の罪もない。ゾンビだから平気かと思っていたが、甘かった。そうだよな。こんな風にダラダラ過ごしていては、被害は広がる一方だ。
「ごめん。俺、用事が出来たから帰る。後は、二人で話していて」
ニセをポケットに入れて慌てて自転車に乗って走り出す。やっぱり、ダラダラしていてはいけなかったんだ。こいつは魔王だ。何とか解決策を考えなければ、また、誰かの命が奪われてしまうかもしれない。
家に着けば、ニセは洗面所で俺の服を着て人間の姿に戻る。
「突然どうした。英司」
ニセが不満そうな顔をしている。
「うるさい。真剣に解決策を考えないといけないと気づいたんだ」
「国王の分身体のことか。だが、あれは、国王の方が俺に先に攻撃してきていたんだ。まさかゾンビになって再度撃退することになるとは思わなかったが。もし、俺が国王を殺さなければ、俺と英司の方が死んでいたんだぞ?」
「わかっている。分かっているけれども、駄目なんだ。ニセ。そもそも、賢者の杖を打ち破るだけで、国王の命まで取る必要は無かったかもしれないだろ? 今更だけれども。お前は、命を奪う選択肢を選ぶタイミングが早すぎる」
眉間に皺を寄せる俺に、ニセはため息をつく。
「まあ、あれだけ平和な日常しか送って来なかったお前だ。一人の命も重いのだろう。俺には分からんが」
ニセの言葉から、命の価値基準が俺とニセでは違うのだと思い知らされる。
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追記:2025/09/20
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