契約の森 精霊の瞳を持つ者

出張に向かう途中で神社に寄ったはずが、何故か森を彷徨うはめになった主人公。霧が晴れたその森は、異世界だった。

 迷い込んだ森は『死の森』とよばれ、闇の者達が支配していた。

かつて、森を統治していた王家は滅び、王家と共に森を守っていた四大精霊達も姿を失いかけている。

 精霊達が正気を失いかけているなか、王家の血を継ぐ者でなければ交わせない契約を、主人公は火の精霊サラマンダーと交わしてしまう。

 さらに主人公は、関わりのない水の精霊ウェンディーネから呪いを受け、左目は黄金に輝く精霊の瞳を宿すことになった。

 命令口調の少年と大食いの幼き少年、さらには妖怪の名を名乗る少女、森の研究者と共に主人公は死の森を進む。

 森を進むほど、主人公は消えたはずの王子の面影を濃くしていく。

 100年前に王子が消えた謎、霊獣と研究者の過去、王家の秘密、全ての精霊と契約を交わす時、失われた記憶を取り戻す。

『森を救うには、王家の謎を解き明かし、森を統治する者が必要だ』

 これは、過去と未来を繋ぐ旅になる。

※念のためR15を設定いたしました。
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