非鋭利ミステリー、高嵜五男梨の事件簿(仮)

 刑事の俺は口が悪い。組まされた相棒は直ぐに警察を辞めていく。現在、そんな俺、柊盛(ひいらぎせい)の相棒は元犯罪者。奴の名前は高嵜五男梨(たかさきいおり)。昔、奴は人を六人殺し、何年も姿を消していた。奴は今年、二十二歳になる。未成年だったため、六人も殺害したにも関わらず、奴は重い罪に問われなかった。奴は刑事では無い。コンサルタントというものだ。外国では普通のことになりつつあるようだが、日本では珍しい。奴はある分野に関してズバ抜けた才能を発揮する。


 それが、非鋭利事件だ。


 非鋭利事件とは、殺せそうに無いもので殺人が行われた事件のことである。


「こんなもので人は殺せるのかな?まあ、そのうち分かるか」

「殺せるから、此処で人が一人死んでるんじゃねぇのか?俺は頭の悪ぃ奴は嫌いなんだよ」

「自分のことじゃん。笑えるね。僕が居ないと」

「おっと、それ以上言いやがったら」

「どうするの?」

「うむ……、今から考える」

「楽しみにしてるよ」


 気を付けろ……。奴は必ず、また人を殺す。
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