145 / 215
第26章 鳥と獣。
1 件。
しおりを挟む
件の如し子、都より遥か遠方で産まれ。
《この子は、件と名付けよ、死ぬまで生かせと言っています》
薩摩生まれの女が、その土地の者には分からぬ言葉を解し、村人達に伝えた。
そうして件が生きている限り、村は豊かになった。
だが件が死に、その村は疫病により廃村となる。
『コレを、私に調査シロ、と』
『はい』
『モウ廃村、なのデスよね?』
『ですが近隣の村に僅かに生き残りがいらっしゃるそうなので、宜しくお願い致します』
こうして私は助手と、助手の夫と共に。
かつて件が生まれた、とされる集落の近くまで向かった。
けれど。
《コレは、無理かと》
木の根を使ったであろう吊り橋は、既に朽ち。
「先生、コレは1度、近隣の村に向うべきかと」
『そうデスね、向かいましょう』
向かおうとしていた場所へは、地図さえ無い。
市区町村に登録すらされず、そのまま朽ちた村。
そしてこれから向う先も、役所にて、後から手書きで加えられたに過ぎぬ村。
そうした小さな村、集落は各地に点在している。
けれども、登記が無いだけで、国は関知している。
何処から、どの様な情報かは未知数だけれど。
国は、どうしてか把握している。
《いやいや、本当に、助かりましたね》
「そうですね、酷い通り雨でしたから」
『無理スレば危なかったデスね』
『本当に、無茶をしないでくれて助かったよ、行方知れずになられても満足に探せる人手すら有りませんからね』
《あぁ、では何か手伝わせて下さい、私は単なる付き添いですから》
「不器用な人ですけれど、覚えは早いですから」
『悪いねぇ、なら竈を頼むよ、米くらいは炊けるだろう』
《はい》
僕は妻のみつゑ、そして小泉教授の付き添いとして、この山奥の集落まで来たんですが。
民俗学者には、色々と決まり事が有りまして、その枠外である者が必要となるんです。
あまり金銭や何かを渡しては、いつしか捏造する者が現れるかも知れない。
もしかすれば人手を欲し、故に伝承を捏造するか捻じ曲げてしまうかも知れない、若しくは情報を隠し滞在を引き延ばそうとするかも知れない。
ですので、金品は最低限、何かしらを手伝う事も遠慮しなくてはならない。
互いの善意と善意、だけで成り立てば良いんですが。
何処の田舎も、人手不足でして。
けれども人を呼び戻す力も知恵も無く、ただただ、いつか誰かが村に戻って来る事を期待するだけ。
ですが、だからこそ、こうした土地には良い伝承や口伝が有る。
時には原型のまま、しっかりと儀式が残っている場合も有り、その際は国から更に調査員が派遣される事が有ります。
そうして整備が整い、更に運が良ければ、居着く者も現れる事が有る。
ですので、長い目で見て、ありのまま真実を教えて頂く事が1番だと。
そうお伝えし、そのままを記録するのが、民俗学者の役目の1つ。
『あぁ、手慣れたもんだね、アンタも学者さんなのかい』
《いえ、生憎と今は公務員を目指しているんです。体調を崩し、就職に失敗してしまったので、コレも運かと思い、以前の希望通りに動こうかと》
『はー、公務員さんかい、偉い勉強しないとダメなんだろう』
《慣れですよ、数字に慣れていますし、親戚にも居るので幾ばくか知恵を授けて貰っている所です》
『ほう、けれど何だ、どうして最初から公務員さんになろうとしなかったんだね』
《惚れた女が、出来まして》
『あらあら、そう言う事かい』
《どちらでも構わない、そう言ってくれていたんですが、どうにも僕が早く籍を入れたかったもので》
『けれども、結局は目指す事になった、アンタの運は最初からソッチなのかも知れないね』
《だと良いんですが》
勉学も何もかもが、中の中。
それでも少しは人の役に立ちたい、けれどあまり器用では無い、なら公務員だと。
けれども手放し難い人に出会い、結婚の為にも諦めた。
と言うのに、体調を崩し就職はご破算。
そして就職してからの婚姻の筈が、生活の為にもと、結婚を前倒しし。
『一体、何を後悔しているんだい』
《もう少し、良い思い出として、順当に結納や結婚式をしてやりたかったんですが》
『あぁ、都会の人は運に振り回される事が不慣れな様だね。良いかい、運って言うのは時に身勝手なもんさ、アンタが思う通りに事が動くだけが運じゃない。長い目で見てみなさい、結局は良い方へ行っているかどうかだ、どうだい』
もし、僕が我を通してしまっていたら。
《もしかすれば、こうして一緒に居られなかったかも知れない。もしかすれば、結局は会社が傾き、余計に妻へ負担を掛けていたかも知れない》
『そうして果ては子や孫へ、だが、何が正しいかは後になって分かる事。アンタはまだ若い、出来る事を、出来るだけ頑張んなさい』
《はい、ありがとうございます》
『良いの良いの、すまないね、古臭い説教じみた事を言ってしまったよ』
《いえいえ、とんでも無い、生憎と僕に祖父母は居りませんで。もっとお話をお伺いさせて下さい、妻の為に、子の為に》
『まぁ、少しばかりなら、けれど良い塩梅で止めておくれよ。都会の人に嫌われたいだなんて、思ってもいないのだからね』
《はい、お願いします》
『私の爺さん、祖父から言われていた事だけれどね……』
金髪碧眼、肌は白く背も高い、明らかに異国の女。
ココでの民話の採集には、あまりにも私の外見は不利。
けれども、それらを補って余りある程、彼女達夫婦は馴染みが良い。
しゃっきりとした様に見える若妻は、何処か脇が甘く。
お人好しの権化の様な顔をした夫は、八尾比丘尼の血筋を疑う程、人が寄って来る。
私との対比も相まって、まるで渦が出来るが如く、話は勝手に集まって来る。
コレは所謂、神々のご意思、なのだろうかと思わざるを得ない。
夫の方は見事に面談の当日に体調を崩し、妻の方は金銭を求め、私の手中に収まったのだから。
「まぁまぁ、良く食べる事」
『私、お米大好きなんです、ココのお米はモチモチして最高デス。向こうのお米、パサパサ、炊きたてなのに乾いてマス』
「あぁ、どうやっても潮風にやられてしまうか、土でしょうね。上手く肥やすか、置いておくにしても、良い場所へ置かないとダメですからね」
『ココで保存、大変デスか』
「そうね、雨が多いのよ、湿気てしまわない様に底上げした場所に置いて有るのよ」
『ソコ、見れマスか?』
「ごめんなさいね、部外者を入れちゃいけない場所なのよ。神社の蔵なの、神主さんが良いと言うかどうか、ごめんなさいね」
『ォーウ、では連れの、ドチラかだけでもダメですかネ?記録有れば、国から補助金、出ますヨ』
「あぁ、ですけど、ご夫婦なのでしょう」
『デスけど、未だ、清い身の筈デス』
「あぁ、なら大丈夫ね。ごめんなさいね、そう言う事なのよ」
『了解デス、改めてみつゑサンにお願いしてみマスね』
「はい、私も神主さんにお伺いしてみますね」
処女性を求めると言う事は、過去に疫病に遭遇してしまった確率が非常に高い。
性行為とは、病を伝播させるも同義。
糧を汚染させぬ為にも、最も貴重で有るモノに関し処女性を求めると言う事は、疫学的にも非常に合理性が有る。
そして同時に、他から嫁を貰う手段ともなる。
豊富な糧が有る、と分かれば。
飢えに苦しむ者なら、迷わず嫁に来る。
だが、ココもかなり廃れている。
廃れると言う事は、生産物の特化や独自性、若しくは基盤が薄弱と言う事。
では、そうした基盤の脆弱性の由来は何か。
戦、疫病の流行りや、男手が極端に減った場合だ。
だが、ココら一帯で疫病が流行った記録は、無い。
では件の記録における疫病、とは何か。
《この子は、件と名付けよ、死ぬまで生かせと言っています》
薩摩生まれの女が、その土地の者には分からぬ言葉を解し、村人達に伝えた。
そうして件が生きている限り、村は豊かになった。
だが件が死に、その村は疫病により廃村となる。
『コレを、私に調査シロ、と』
『はい』
『モウ廃村、なのデスよね?』
『ですが近隣の村に僅かに生き残りがいらっしゃるそうなので、宜しくお願い致します』
こうして私は助手と、助手の夫と共に。
かつて件が生まれた、とされる集落の近くまで向かった。
けれど。
《コレは、無理かと》
木の根を使ったであろう吊り橋は、既に朽ち。
「先生、コレは1度、近隣の村に向うべきかと」
『そうデスね、向かいましょう』
向かおうとしていた場所へは、地図さえ無い。
市区町村に登録すらされず、そのまま朽ちた村。
そしてこれから向う先も、役所にて、後から手書きで加えられたに過ぎぬ村。
そうした小さな村、集落は各地に点在している。
けれども、登記が無いだけで、国は関知している。
何処から、どの様な情報かは未知数だけれど。
国は、どうしてか把握している。
《いやいや、本当に、助かりましたね》
「そうですね、酷い通り雨でしたから」
『無理スレば危なかったデスね』
『本当に、無茶をしないでくれて助かったよ、行方知れずになられても満足に探せる人手すら有りませんからね』
《あぁ、では何か手伝わせて下さい、私は単なる付き添いですから》
「不器用な人ですけれど、覚えは早いですから」
『悪いねぇ、なら竈を頼むよ、米くらいは炊けるだろう』
《はい》
僕は妻のみつゑ、そして小泉教授の付き添いとして、この山奥の集落まで来たんですが。
民俗学者には、色々と決まり事が有りまして、その枠外である者が必要となるんです。
あまり金銭や何かを渡しては、いつしか捏造する者が現れるかも知れない。
もしかすれば人手を欲し、故に伝承を捏造するか捻じ曲げてしまうかも知れない、若しくは情報を隠し滞在を引き延ばそうとするかも知れない。
ですので、金品は最低限、何かしらを手伝う事も遠慮しなくてはならない。
互いの善意と善意、だけで成り立てば良いんですが。
何処の田舎も、人手不足でして。
けれども人を呼び戻す力も知恵も無く、ただただ、いつか誰かが村に戻って来る事を期待するだけ。
ですが、だからこそ、こうした土地には良い伝承や口伝が有る。
時には原型のまま、しっかりと儀式が残っている場合も有り、その際は国から更に調査員が派遣される事が有ります。
そうして整備が整い、更に運が良ければ、居着く者も現れる事が有る。
ですので、長い目で見て、ありのまま真実を教えて頂く事が1番だと。
そうお伝えし、そのままを記録するのが、民俗学者の役目の1つ。
『あぁ、手慣れたもんだね、アンタも学者さんなのかい』
《いえ、生憎と今は公務員を目指しているんです。体調を崩し、就職に失敗してしまったので、コレも運かと思い、以前の希望通りに動こうかと》
『はー、公務員さんかい、偉い勉強しないとダメなんだろう』
《慣れですよ、数字に慣れていますし、親戚にも居るので幾ばくか知恵を授けて貰っている所です》
『ほう、けれど何だ、どうして最初から公務員さんになろうとしなかったんだね』
《惚れた女が、出来まして》
『あらあら、そう言う事かい』
《どちらでも構わない、そう言ってくれていたんですが、どうにも僕が早く籍を入れたかったもので》
『けれども、結局は目指す事になった、アンタの運は最初からソッチなのかも知れないね』
《だと良いんですが》
勉学も何もかもが、中の中。
それでも少しは人の役に立ちたい、けれどあまり器用では無い、なら公務員だと。
けれども手放し難い人に出会い、結婚の為にも諦めた。
と言うのに、体調を崩し就職はご破算。
そして就職してからの婚姻の筈が、生活の為にもと、結婚を前倒しし。
『一体、何を後悔しているんだい』
《もう少し、良い思い出として、順当に結納や結婚式をしてやりたかったんですが》
『あぁ、都会の人は運に振り回される事が不慣れな様だね。良いかい、運って言うのは時に身勝手なもんさ、アンタが思う通りに事が動くだけが運じゃない。長い目で見てみなさい、結局は良い方へ行っているかどうかだ、どうだい』
もし、僕が我を通してしまっていたら。
《もしかすれば、こうして一緒に居られなかったかも知れない。もしかすれば、結局は会社が傾き、余計に妻へ負担を掛けていたかも知れない》
『そうして果ては子や孫へ、だが、何が正しいかは後になって分かる事。アンタはまだ若い、出来る事を、出来るだけ頑張んなさい』
《はい、ありがとうございます》
『良いの良いの、すまないね、古臭い説教じみた事を言ってしまったよ』
《いえいえ、とんでも無い、生憎と僕に祖父母は居りませんで。もっとお話をお伺いさせて下さい、妻の為に、子の為に》
『まぁ、少しばかりなら、けれど良い塩梅で止めておくれよ。都会の人に嫌われたいだなんて、思ってもいないのだからね』
《はい、お願いします》
『私の爺さん、祖父から言われていた事だけれどね……』
金髪碧眼、肌は白く背も高い、明らかに異国の女。
ココでの民話の採集には、あまりにも私の外見は不利。
けれども、それらを補って余りある程、彼女達夫婦は馴染みが良い。
しゃっきりとした様に見える若妻は、何処か脇が甘く。
お人好しの権化の様な顔をした夫は、八尾比丘尼の血筋を疑う程、人が寄って来る。
私との対比も相まって、まるで渦が出来るが如く、話は勝手に集まって来る。
コレは所謂、神々のご意思、なのだろうかと思わざるを得ない。
夫の方は見事に面談の当日に体調を崩し、妻の方は金銭を求め、私の手中に収まったのだから。
「まぁまぁ、良く食べる事」
『私、お米大好きなんです、ココのお米はモチモチして最高デス。向こうのお米、パサパサ、炊きたてなのに乾いてマス』
「あぁ、どうやっても潮風にやられてしまうか、土でしょうね。上手く肥やすか、置いておくにしても、良い場所へ置かないとダメですからね」
『ココで保存、大変デスか』
「そうね、雨が多いのよ、湿気てしまわない様に底上げした場所に置いて有るのよ」
『ソコ、見れマスか?』
「ごめんなさいね、部外者を入れちゃいけない場所なのよ。神社の蔵なの、神主さんが良いと言うかどうか、ごめんなさいね」
『ォーウ、では連れの、ドチラかだけでもダメですかネ?記録有れば、国から補助金、出ますヨ』
「あぁ、ですけど、ご夫婦なのでしょう」
『デスけど、未だ、清い身の筈デス』
「あぁ、なら大丈夫ね。ごめんなさいね、そう言う事なのよ」
『了解デス、改めてみつゑサンにお願いしてみマスね』
「はい、私も神主さんにお伺いしてみますね」
処女性を求めると言う事は、過去に疫病に遭遇してしまった確率が非常に高い。
性行為とは、病を伝播させるも同義。
糧を汚染させぬ為にも、最も貴重で有るモノに関し処女性を求めると言う事は、疫学的にも非常に合理性が有る。
そして同時に、他から嫁を貰う手段ともなる。
豊富な糧が有る、と分かれば。
飢えに苦しむ者なら、迷わず嫁に来る。
だが、ココもかなり廃れている。
廃れると言う事は、生産物の特化や独自性、若しくは基盤が薄弱と言う事。
では、そうした基盤の脆弱性の由来は何か。
戦、疫病の流行りや、男手が極端に減った場合だ。
だが、ココら一帯で疫病が流行った記録は、無い。
では件の記録における疫病、とは何か。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる