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第28章 外の者と内の者。
2 雀のお宿。
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『成程、コチラの手紙が外部に漏れ、どうしてか宿に泊まれなかったと言う事で宜しいですね』
【あぁ、どうなっとるんだね君の会社は!】
『大変申し訳御座いませんが、我が社は元々、相応の機関にお手紙を共有する。と雑誌の方にも明記しておりまして、その事をもしや、ご存知では無かったのでしょうか』
電話口ですら、絶句が伝わっていますが。
昨今はウチを真似、何処もかしこも、既にそうした注意事項を大々的に宣伝しており。
かなりの、下らない粗野で下卑ただけのお手紙が減っている、そうした世になっている筈なんですが。
一体、どの時代からお越しの方なのか。
【そ、そんな事は】
『雑誌をお読みにならない方には、確かに周知が幾ばくか足りないかも知れませんが、確かに全ての雑誌及び刊行する本全てに記載が御座いますし。弊社にお越し頂ければ、先ずは受付下に大きく張り紙をしているのですが、ご存知無かったですか』
【い、行った事は無いんだ、そんな事】
『では、お読みで無い、と』
【あ、当たり前だ、御社の様な低俗な大衆雑誌を】
『ですが、大衆雑誌宛てに書かれたのですよね』
【ひ、評判と言うものが】
『確かに、評判は良い事だけでは無いですが。そうですね、では裁判を起こして頂ければ宜しいかと、そうして頂ければお手紙を返還する事は可能ですが。生憎と弁済等は出来かねます』
【だが、御社の】
『コチラの不手際だ、と言う証拠が御座いましたら、是非持参して頂けると助かります。昨今は脅迫は勿論、郵便物の不配達や盗難、紛失事件も御座いますから。是非、お手持ちで来て頂ければ、相応の対応をさせて頂きます』
【なんと不誠実な!!】
『いえいえ、ではご自宅にお伺いさせて頂いても宜しいのでしたら、是非』
【待ち合わせで構わんだろう!!】
『もし、全く証拠も何も無い場合、営業妨害で訴える他に無いのですが。本当に、宜しいのですね』
再び絶句していますが。
彼は一体、何者なのでしょうか。
法や理屈を捻じ曲げられるだろう、と思える程の大物か。
若しくは、馬鹿で阿呆で粗野で野暮で下品で幼稚な、単なる男なのか。
【それで、何処の大学に渡したと言うのかね】
『はい、国立の、帝京大学で御座います』
再び、絶句ですか。
天丼とは、あまり何度も繰り返されると飽きるんですが。
全く。
【そ、その】
『元杉勇次郎先生です、専用のお電話番号が御座いますが、生憎と身分不詳の方にお伝えする事が出来ませんので。お名前とご自宅のお電話番号を、あぁ、切れてしまいましたね』
何と下賤の者なのだろうか。
どうせ、職業や地位により聞く態度を変える、浅ましくも悲しい男なのでしょうね。
ですが、細君が居ると仰って。
いえ、きっと過去の事になるでしょう。
こうして名も住処も明かせないのが良い証拠、ですからね。
《あの、お疲れ様で御座います》
『いえいえ、初めてこうした方を応対されたでしょう。お疲れ様でした、後で詳細を面白おかしく先生方が書いて下さる筈ですから、楽しみに待っていて下さいね』
《はい》
何故、どうして。
あの有名で厳格な大学の、有名な教授に。
《アナタ》
『今は仕事の事で頭がいっぱいなんだ、後にしてくれ』
一体、何故、どうして。
《嘘》
『何だと』
《もうアナタの不誠実な嘘には、ほとほと愛想が尽きました。宿は別に取って頂きましたから、どうぞ、以降はお1人でお過ごしなさって下さい》
『一体何を拗ねているんだ』
《はぁ、全く。全く拗ねてもいませんし、そう察しの悪い所も、不誠実な噓つきなのも無理なんです。では、さようなら》
『待て』
《幸いにも、雲雀亭さんは、私だけなら泊めて下さるそうです。しかも、先程の事も有り、安くお貸ししてくれるそうで。アナタ、一体何をなさったんですかね》
『俺は、何も』
《ほら、また嘘。流石に分かるんですよ、嫌でも、長年連れ添っていれば》
妻の迫力に俺は思わず尻込みし、見送ってしまった。
何故なんだ。
一体、何故、どうしてこんな事に。
『あぁ、ふむふむ。それで一体君は、どうしたいと言うのかね』
【ですから、手紙を】
『であるなら、裁判をしてくれ、と言っているんだがね』
【ですから、裁判なんぞはしませんから】
『せねば出せんのだよ、この大学の決まりでね』
ふむ、電話口での絶句はもう飽きているんだがね。
どうにも、こうした分類に分けられる者に、様々な行動を取るのはやはり難しいらしい。
【ですが、どうにか】
『君の手紙を改めて読み返しているんだがね、正義感に満ち溢れ、コレこそが正しい行いだと信じてやまん様に見えるが。一体、何が困ると言うのかね』
【ですから、他所様に】
『相当に重要な手紙でも有るまいよ、ましてや重要だとて、相応の送り方をしておらんじゃないか』
【それは、まさか】
『少なくとも、コチラに来た段階で、既に松書房にて開封済みだ。但し、厳密には既に開封されているかどうかまでは、調べてはおらんかも知れん。つまりだ、君の手紙が他で盗み見みられてしまった証拠を、出せるかどうかだろうね』
【先生は、松書房を庇い立てするんですか】
『いやいや、裁判になるなら、だよ。訴え出る者はされた証を、訴えられた者はしていない証を出さねばならんのだ。先ずはだな、その宿でどんな文言で断られたか等、証拠を集め裁判所へ訴え出る。そこで初めて、松書房や我々がしていない証を示し、どちらが真実だろうと思われるかを裁定頂くワケだ』
【そんな事をすれば、公に】
『あぁ、非公開裁判も勿論可能だとも。けれどね、全く名を残さない、と言うのは流石に難しいだろう。相当な事由、若しくは被害で有る、としない限りはだ』
コレは熟考の沈黙、か。
それなりの頭は有ったとて、どうなるか、までは考えが及ばんとは。
やはり、こうした分類の者は先を考える力が、弱いらしい。
嘆かわしい、実に嘆かわしい限りだ。
所詮、子は親の背を見て育つ。
そうして幾ら素養が良くとも、こうした浅慮が自然と身に付いてしまう。
あぁ、細君はそうした苦労が先に見えてしまったのだろう。
やはり、女性と言う者の先見たるや、やはり侮ってはいけないのだ。
【弁護士に、相談させて頂きます】
『あぁ、是非是非、相談してくれ給えよ』
もし、万が一にも酷い被害が有ったなら。
もし、それらが事実だとするなら。
我々とて血の通った人間。
杓子定規に物事を動かさず、直ぐにも救済措置を施す。
だが、単なる浅慮な者の、一体何を救済すれば良い。
馬鹿に付ける薬は無い。
馬鹿は死んでも治らないのなら、一体我々に、何が出来ると言うのだろうか。
神でも無い仏でも無い我々に、何が出来ると言うのだろうか。
「如何でしたか」
《はい、お陰様でゆっくりと、はい》
「それは良かった、では、コチラが代金となります」
《あの、元の代金通りに払わせて下さい、ウチの夫がご迷惑を》
「いえ、半ばコチラの都合ですし、小雨と言えどお客様を雨に晒してしまいました。ですから、次に、今度はより楽しく過ごせる方と一緒にお泊り下さい」
《はい》
ココは雀のお宿。
良き者には良き事を、悪しき者には天罰を。
『はぁ、今の方は、つまりは頼れる実家が有ると言う事ですよね』
「そうですね、そう独り身での離縁は、流石に難しいですし。そう追い詰められた方、には見えませんでしたしね」
『生憎と、未だに素直に喜べなくて、すみませんね』
「良いんですよ、恵まれている者、恵まれなかった者の違いは有りますから」
家を持たぬ者、捨てられた者、捨てさせられた者。
そうした者達が働く、雀のお宿。
『絶対、次こそは幸せになってやるんですからね』
「その意気ですよ、さ、お掃除をお願いしますね」
『はい』
ココは雀のお宿。
痛みを知り、苦しみを良く知る者達が働く、雀のお宿。
《後は何か》
『いえ、ありがとうございます』
《では、失礼致します》
彼女達には家が無い。
元から無かった者、捨てられた者、捨てさせられた者。
そうした者達を集め、先代が築き上げたのは、雲雀亭。
彼女達に葛籠は無い。
だからこそ、こうして勤勉に真面目に働き、ココは最も安心安全な宿となっている。
あぁ、この戸の叩き方は。
『何、お兄様』
ココには壁に電話が取り付けられており、戸の向こうと会話が出来る。
【八重子、話しがしたい】
『処女かどうか気になさっているのですか』
この沈黙は、当たりと言う事。
【一体、何処の】
『では先ず、お兄様から、お願いしますね』
もう、全て知っているのだけれど、ね。
【その男と、結婚を】
『ではお兄様は、その女性といずれ結婚なさるの?』
【俺は】
『未遂だった、なら、私も行為はしていないかも知れませんね。何も、ソレだけ、で処女を失うとは限らないんですから』
あぁ、こんな顔は誰にも見せられない。
真方にも、誰にも。
【出直す】
『はい、では』
「良い顔をしますね」
『あら、つい出てしまいました、失礼』
「いえいえ、女性らしい、良い顔でらっしゃいましたよ」
『そう』
「さ、続きをしましょうか」
『えぇ、そうね』
ココは雀のお宿。
雀が齎すモノは数知れず。
アナタが望むモノとは、一体何なのでしょう。
【あぁ、どうなっとるんだね君の会社は!】
『大変申し訳御座いませんが、我が社は元々、相応の機関にお手紙を共有する。と雑誌の方にも明記しておりまして、その事をもしや、ご存知では無かったのでしょうか』
電話口ですら、絶句が伝わっていますが。
昨今はウチを真似、何処もかしこも、既にそうした注意事項を大々的に宣伝しており。
かなりの、下らない粗野で下卑ただけのお手紙が減っている、そうした世になっている筈なんですが。
一体、どの時代からお越しの方なのか。
【そ、そんな事は】
『雑誌をお読みにならない方には、確かに周知が幾ばくか足りないかも知れませんが、確かに全ての雑誌及び刊行する本全てに記載が御座いますし。弊社にお越し頂ければ、先ずは受付下に大きく張り紙をしているのですが、ご存知無かったですか』
【い、行った事は無いんだ、そんな事】
『では、お読みで無い、と』
【あ、当たり前だ、御社の様な低俗な大衆雑誌を】
『ですが、大衆雑誌宛てに書かれたのですよね』
【ひ、評判と言うものが】
『確かに、評判は良い事だけでは無いですが。そうですね、では裁判を起こして頂ければ宜しいかと、そうして頂ければお手紙を返還する事は可能ですが。生憎と弁済等は出来かねます』
【だが、御社の】
『コチラの不手際だ、と言う証拠が御座いましたら、是非持参して頂けると助かります。昨今は脅迫は勿論、郵便物の不配達や盗難、紛失事件も御座いますから。是非、お手持ちで来て頂ければ、相応の対応をさせて頂きます』
【なんと不誠実な!!】
『いえいえ、ではご自宅にお伺いさせて頂いても宜しいのでしたら、是非』
【待ち合わせで構わんだろう!!】
『もし、全く証拠も何も無い場合、営業妨害で訴える他に無いのですが。本当に、宜しいのですね』
再び絶句していますが。
彼は一体、何者なのでしょうか。
法や理屈を捻じ曲げられるだろう、と思える程の大物か。
若しくは、馬鹿で阿呆で粗野で野暮で下品で幼稚な、単なる男なのか。
【それで、何処の大学に渡したと言うのかね】
『はい、国立の、帝京大学で御座います』
再び、絶句ですか。
天丼とは、あまり何度も繰り返されると飽きるんですが。
全く。
【そ、その】
『元杉勇次郎先生です、専用のお電話番号が御座いますが、生憎と身分不詳の方にお伝えする事が出来ませんので。お名前とご自宅のお電話番号を、あぁ、切れてしまいましたね』
何と下賤の者なのだろうか。
どうせ、職業や地位により聞く態度を変える、浅ましくも悲しい男なのでしょうね。
ですが、細君が居ると仰って。
いえ、きっと過去の事になるでしょう。
こうして名も住処も明かせないのが良い証拠、ですからね。
《あの、お疲れ様で御座います》
『いえいえ、初めてこうした方を応対されたでしょう。お疲れ様でした、後で詳細を面白おかしく先生方が書いて下さる筈ですから、楽しみに待っていて下さいね』
《はい》
何故、どうして。
あの有名で厳格な大学の、有名な教授に。
《アナタ》
『今は仕事の事で頭がいっぱいなんだ、後にしてくれ』
一体、何故、どうして。
《嘘》
『何だと』
《もうアナタの不誠実な嘘には、ほとほと愛想が尽きました。宿は別に取って頂きましたから、どうぞ、以降はお1人でお過ごしなさって下さい》
『一体何を拗ねているんだ』
《はぁ、全く。全く拗ねてもいませんし、そう察しの悪い所も、不誠実な噓つきなのも無理なんです。では、さようなら》
『待て』
《幸いにも、雲雀亭さんは、私だけなら泊めて下さるそうです。しかも、先程の事も有り、安くお貸ししてくれるそうで。アナタ、一体何をなさったんですかね》
『俺は、何も』
《ほら、また嘘。流石に分かるんですよ、嫌でも、長年連れ添っていれば》
妻の迫力に俺は思わず尻込みし、見送ってしまった。
何故なんだ。
一体、何故、どうしてこんな事に。
『あぁ、ふむふむ。それで一体君は、どうしたいと言うのかね』
【ですから、手紙を】
『であるなら、裁判をしてくれ、と言っているんだがね』
【ですから、裁判なんぞはしませんから】
『せねば出せんのだよ、この大学の決まりでね』
ふむ、電話口での絶句はもう飽きているんだがね。
どうにも、こうした分類に分けられる者に、様々な行動を取るのはやはり難しいらしい。
【ですが、どうにか】
『君の手紙を改めて読み返しているんだがね、正義感に満ち溢れ、コレこそが正しい行いだと信じてやまん様に見えるが。一体、何が困ると言うのかね』
【ですから、他所様に】
『相当に重要な手紙でも有るまいよ、ましてや重要だとて、相応の送り方をしておらんじゃないか』
【それは、まさか】
『少なくとも、コチラに来た段階で、既に松書房にて開封済みだ。但し、厳密には既に開封されているかどうかまでは、調べてはおらんかも知れん。つまりだ、君の手紙が他で盗み見みられてしまった証拠を、出せるかどうかだろうね』
【先生は、松書房を庇い立てするんですか】
『いやいや、裁判になるなら、だよ。訴え出る者はされた証を、訴えられた者はしていない証を出さねばならんのだ。先ずはだな、その宿でどんな文言で断られたか等、証拠を集め裁判所へ訴え出る。そこで初めて、松書房や我々がしていない証を示し、どちらが真実だろうと思われるかを裁定頂くワケだ』
【そんな事をすれば、公に】
『あぁ、非公開裁判も勿論可能だとも。けれどね、全く名を残さない、と言うのは流石に難しいだろう。相当な事由、若しくは被害で有る、としない限りはだ』
コレは熟考の沈黙、か。
それなりの頭は有ったとて、どうなるか、までは考えが及ばんとは。
やはり、こうした分類の者は先を考える力が、弱いらしい。
嘆かわしい、実に嘆かわしい限りだ。
所詮、子は親の背を見て育つ。
そうして幾ら素養が良くとも、こうした浅慮が自然と身に付いてしまう。
あぁ、細君はそうした苦労が先に見えてしまったのだろう。
やはり、女性と言う者の先見たるや、やはり侮ってはいけないのだ。
【弁護士に、相談させて頂きます】
『あぁ、是非是非、相談してくれ給えよ』
もし、万が一にも酷い被害が有ったなら。
もし、それらが事実だとするなら。
我々とて血の通った人間。
杓子定規に物事を動かさず、直ぐにも救済措置を施す。
だが、単なる浅慮な者の、一体何を救済すれば良い。
馬鹿に付ける薬は無い。
馬鹿は死んでも治らないのなら、一体我々に、何が出来ると言うのだろうか。
神でも無い仏でも無い我々に、何が出来ると言うのだろうか。
「如何でしたか」
《はい、お陰様でゆっくりと、はい》
「それは良かった、では、コチラが代金となります」
《あの、元の代金通りに払わせて下さい、ウチの夫がご迷惑を》
「いえ、半ばコチラの都合ですし、小雨と言えどお客様を雨に晒してしまいました。ですから、次に、今度はより楽しく過ごせる方と一緒にお泊り下さい」
《はい》
ココは雀のお宿。
良き者には良き事を、悪しき者には天罰を。
『はぁ、今の方は、つまりは頼れる実家が有ると言う事ですよね』
「そうですね、そう独り身での離縁は、流石に難しいですし。そう追い詰められた方、には見えませんでしたしね」
『生憎と、未だに素直に喜べなくて、すみませんね』
「良いんですよ、恵まれている者、恵まれなかった者の違いは有りますから」
家を持たぬ者、捨てられた者、捨てさせられた者。
そうした者達が働く、雀のお宿。
『絶対、次こそは幸せになってやるんですからね』
「その意気ですよ、さ、お掃除をお願いしますね」
『はい』
ココは雀のお宿。
痛みを知り、苦しみを良く知る者達が働く、雀のお宿。
《後は何か》
『いえ、ありがとうございます』
《では、失礼致します》
彼女達には家が無い。
元から無かった者、捨てられた者、捨てさせられた者。
そうした者達を集め、先代が築き上げたのは、雲雀亭。
彼女達に葛籠は無い。
だからこそ、こうして勤勉に真面目に働き、ココは最も安心安全な宿となっている。
あぁ、この戸の叩き方は。
『何、お兄様』
ココには壁に電話が取り付けられており、戸の向こうと会話が出来る。
【八重子、話しがしたい】
『処女かどうか気になさっているのですか』
この沈黙は、当たりと言う事。
【一体、何処の】
『では先ず、お兄様から、お願いしますね』
もう、全て知っているのだけれど、ね。
【その男と、結婚を】
『ではお兄様は、その女性といずれ結婚なさるの?』
【俺は】
『未遂だった、なら、私も行為はしていないかも知れませんね。何も、ソレだけ、で処女を失うとは限らないんですから』
あぁ、こんな顔は誰にも見せられない。
真方にも、誰にも。
【出直す】
『はい、では』
「良い顔をしますね」
『あら、つい出てしまいました、失礼』
「いえいえ、女性らしい、良い顔でらっしゃいましたよ」
『そう』
「さ、続きをしましょうか」
『えぇ、そうね』
ココは雀のお宿。
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