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第29章 青少年と病院と。
4 嫌われモノの病院。
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《僕は、こうした事は初めてなんですが》
『だが既に見た事は有るのだろう、病と憑依、同時に冒された者を』
《あぁ、恩師の伝手でしょうか》
『まぁまぁ、兎も角だ、彼を見てはくれんかね』
《あの、林檎君には》
『勿論、言わんよ、コレは国が関わる事なのだからね』
騙し討ちか。
川中島め、いや、恩師の方か。
いや、どちらだ。
《はぁ》
『有能な者を国は見逃さん、ほれ、頼むよ神宮寺君。我々には見えぬ、見極められぬのだよ』
《分かりました、ですが馴染みが良いと見分けるまで時間が掛かります、良いですね》
『ふむ、ではやはり、暫く職員となって貰うしか有るまいな』
《そんな無茶な、僕は》
『何、君は既に悪霊との心得が有る、そうした事と大差無い』
《ですけど》
「私が補佐致します、それで宜しいでしょうか」
『うむ』
《はぁ》
「宜しくお願い致します、神宮寺さん」
俺はあまり人と関わる事を、得意としない。
殺生石を得てからは、特に。
人は平気で嘘を吐く、そして時には嘘を嘘とすら思わず、嘘を言う。
アレは酷く歪んだ様に聞こえ、吐き気を催すことさえ有る。
だからこそ、俺は付き合う者を選ぶ。
《はぁ》
「お似合いですよ」
《一体僕は、本来は何をする役職なんでしょうか》
「先生の助手です、元から入れ替わりが激しい役職ですから、看護師も誤魔化せるので」
《あの先生は、そんなに厳しいとは思えませんが》
「患者、そして患者の背後に有るモノに、疲れてしまうんですよ」
私は、加害者の家族。
全く意味が分からない殺人を、兄が行った。
懸想した女性を監禁し、最後には煮て食べ、警察へと自首をし。
裁判の後に刑務所で食事を絶ち、餓死を選んだ。
《では、アナタも疲れるのでは》
「私は理解出来ぬ事が恐ろしい、一種の恐怖症の様なモノですから、寧ろ性に合っているのでご心配無く」
家族の、せめてもの償いでも有る。
けれど、私は全てを暴き、知りたい。
何故、その様な事をしたのか、を。
《では、何か粗相をしてしまうかも知れませんが、どうぞ宜しくお願いします》
「はい、コチラこそ宜しくお願いします、神宮寺さん」
彼女に幾ばくか惹かれそうになったが、目下の目的は男の見極め。
だが、思惑は外れた。
彼には憑かれた痕跡すら無い。
《残念ですが、どうやら僕は腑抜けの助手になりそうです》
「馴染みが良いと、判断が難しいそうですが」
《色に近いんです、外から混ざったか内から混ざったか、彼には混ざりが無い》
「混ざり気が、無い」
だが、確かにおかしい。
今まで林檎君と長く一緒に居たせいか、林檎君と同様に混ざりが無い事は非常に珍しい。
《稀有です、非常に》
「何か、そう例えば、産まれる前から憑かれていた。と言う事は有りませんか」
《いえ、その場合も必ず混ざりが出る、色合いの境界線が有る筈なんです》
けれど彼に混ざり、それこそ濁りは無い。
「そう、ですか」
《ですけど彼は、雀を握り殺した事が有るんですよね》
「はい、彼の口からのみ、ですが」
《僕の未熟さ故かも知れません、少し、相談させて下さい》
「はい」
そして恩師から聞けた事は、突拍子も無い事だった。
【あぁ、成程ね】
《稀に有る事なんですね》
【あぁ、神様仏様の加護だよ】
加護を与えられた者を見極める事は出来る、けれどあくまでも混ざりの一部。
あんなにも、まるで全てを包む様に出る事は。
《加護だけで、あんな風に》
【私らに見せない様に、関わらせない様に知らせる為だよ】
《なら先に教えて下さいよ》
【殆どは気付かない事、そうか、殺生石のせいだね】
《見えないんですか、梓巫女でも》
【私も、先代からの又聞きなんでね、そう巡り合わないもんだと思ってたのさ】
《なら、アレはどうすれば》
【モノは試しだ、関わるなと言うなら自然と弾かれる、そうでないならお前が見極めろと言う事だ】
《そんな、無茶な》
【こう言う時は流れに身を任せるのが梓巫女、精々、巻き込まれてやんなさい】
俺は頭を抱えるしか無かった。
確かに林檎君は何かしらの庇護を得ている、けれど存在が真逆だろう者も、同じく加護を得ている。
分からない。
全く意味が分からない。
《すみません、暫く掛かりますが、見極めの答えは出ないかも知れません》
『ふむ、詳細は言えんのだろうか』
《はい》
神宮寺君の能力に問題は無い筈。
であれば、件の男はかなりの複雑さを持つ、と言う事なのだろう。
『暫く、頼めるだろうか』
《はい、僕も詳しく知りたいので》
『うむ、頼んだよ神宮寺君』
《はい》
彼は実に素晴らしい男だ。
幾つかの嘘は有るが、全ては悪意の無い根源から、もっと言うなれば林檎君との関係性の為。
鮫島君の婿にと、推したいのだが。
「教授、私の夫にと推そうとは考えないで下さいね」
『何故だね?良い男だろうに』
「ただでさえ、見えない何かを我々は戦っているんです、更に追加されては困ります」
『ふむ、相変わらず未知は怖いかね』
「はい、特に彼の未知は、私が立ち入らないでいる領域ですから」
だが、少しでも踏み込めば彼女は深く泳ぎ出す。
まるで林檎君の様に、何処までも知ろうとするだろう。
ふむ、そう縁結びをするのも良いのかも知れんな。
『ふむ』
「教授、次は誰を思い浮かべたのですか」
『内緒じゃよ』
だが、そうも言っておれん事態となるのは。
夕飯を皆が摂り終えた頃、就寝時間前の、束の間の休憩の合間だった。
『すみません教授』
『つまりは、君が思う本命、と言う事だね』
『はい、申し訳御座いません』
『いや、確かに惜しいが、我々には踏み入れぬ領域が有る。所謂、禁足地、彼はそうした領域に存在する者。なのだね』
『どうか、お許しを』
『いやいや、どうせ私は生まれ変わりを目論んでおるのだ。焦らず、先の道で待つとしよう』
『ありがとうございます、先生』
例え、どんなに秀逸な教材でも、時には取り上げなければならない。
まだ時期では無いのなら、ソレは凶器となってしまうのだから。
「僕は、生まれるべきでは無かったのでしょうか」
『早過ぎたのです、ココに生まれるには、都会に来るには早過ぎたのです』
彼は先生の提唱する、無感情なる者。
けれど、魂は。
「誰かを傷付ける前で助かりました、ありがとうございます」
『いえ、どうか進歩の遅さを、お許し下さい』
歩みを止めてはならぬ。
けれども無闇に早めては、数多の犠牲者を出す事になる。
陰謀論は正しい。
我々は情報の隠匿をし、存在した事すらも、消してしまうのだから。
「先生、私に手伝わせず論文を発表してらっしゃいましたが、お体は大丈夫でしょうか」
『あ、あぁ。まだまだ、若い者には負けんよ』
「彼は、無感情なる者、だったのですね」
『あぁ、間違い無く』
取り上げられてしまった彼は、直ぐにすり替えられ。
暗記した通りの言葉を発し、口を噤んだ。
そして暫くした後、私の名義で論文が出された。
無感情なる者の、幼少期に於ける異常行動、その分類について。
公安の、良く有る手口だ。
「それにしても、神宮寺さんが事故だなんて」
『実に面白い出来事だったよ、雷に打たれ、命に別状が無い事が何よりの神秘だよ』
神宮寺君は帰宅し、すり替え後にこの病院へ。
そして私の目の前で雷は落ち、彼は意識を失い。
そしてすり替わった彼を見る事無く、手を引く、と。
「はぁ」
『気になるかね』
「霊が見えれば良いんですが、ソレはソレで謎が深まってしまいます、避けたい問題ですね」
『そこでは無いんだがなぁ』
「仕事でも家でも悩みたくは無いので」
『家に仕事を持ち込まなければ良いだろうに』
「ですが」
『君は君、お兄さんはお兄さんだ、もう君は隔世遺伝の事はとっくに学び終えたろう』
「ご遺族は」
『僭越ながら、私が尋ねておいたよ。同じ様に、ご自分の家族が問題を起こしたなら、本当に子孫を残すべきでは無いと思いますかと』
「教授」
『未だに答えは出せないままだそうだが、少なくとも、君の邪魔をする気は無いそうだ』
「ですけど」
『見舞いのついでだ、私にも何か甘味を差し入れておくれ、頼むよ鮫島君』
「でなければ」
『勿論、君は閉め出しだ』
「させませんよ」
『なら明日から閉め出しだ、精々、君の闇を吐露してやると良い』
「横暴です」
『あぁ、私は人の為になるなら、何でもする男だからね』
『だが既に見た事は有るのだろう、病と憑依、同時に冒された者を』
《あぁ、恩師の伝手でしょうか》
『まぁまぁ、兎も角だ、彼を見てはくれんかね』
《あの、林檎君には》
『勿論、言わんよ、コレは国が関わる事なのだからね』
騙し討ちか。
川中島め、いや、恩師の方か。
いや、どちらだ。
《はぁ》
『有能な者を国は見逃さん、ほれ、頼むよ神宮寺君。我々には見えぬ、見極められぬのだよ』
《分かりました、ですが馴染みが良いと見分けるまで時間が掛かります、良いですね》
『ふむ、ではやはり、暫く職員となって貰うしか有るまいな』
《そんな無茶な、僕は》
『何、君は既に悪霊との心得が有る、そうした事と大差無い』
《ですけど》
「私が補佐致します、それで宜しいでしょうか」
『うむ』
《はぁ》
「宜しくお願い致します、神宮寺さん」
俺はあまり人と関わる事を、得意としない。
殺生石を得てからは、特に。
人は平気で嘘を吐く、そして時には嘘を嘘とすら思わず、嘘を言う。
アレは酷く歪んだ様に聞こえ、吐き気を催すことさえ有る。
だからこそ、俺は付き合う者を選ぶ。
《はぁ》
「お似合いですよ」
《一体僕は、本来は何をする役職なんでしょうか》
「先生の助手です、元から入れ替わりが激しい役職ですから、看護師も誤魔化せるので」
《あの先生は、そんなに厳しいとは思えませんが》
「患者、そして患者の背後に有るモノに、疲れてしまうんですよ」
私は、加害者の家族。
全く意味が分からない殺人を、兄が行った。
懸想した女性を監禁し、最後には煮て食べ、警察へと自首をし。
裁判の後に刑務所で食事を絶ち、餓死を選んだ。
《では、アナタも疲れるのでは》
「私は理解出来ぬ事が恐ろしい、一種の恐怖症の様なモノですから、寧ろ性に合っているのでご心配無く」
家族の、せめてもの償いでも有る。
けれど、私は全てを暴き、知りたい。
何故、その様な事をしたのか、を。
《では、何か粗相をしてしまうかも知れませんが、どうぞ宜しくお願いします》
「はい、コチラこそ宜しくお願いします、神宮寺さん」
彼女に幾ばくか惹かれそうになったが、目下の目的は男の見極め。
だが、思惑は外れた。
彼には憑かれた痕跡すら無い。
《残念ですが、どうやら僕は腑抜けの助手になりそうです》
「馴染みが良いと、判断が難しいそうですが」
《色に近いんです、外から混ざったか内から混ざったか、彼には混ざりが無い》
「混ざり気が、無い」
だが、確かにおかしい。
今まで林檎君と長く一緒に居たせいか、林檎君と同様に混ざりが無い事は非常に珍しい。
《稀有です、非常に》
「何か、そう例えば、産まれる前から憑かれていた。と言う事は有りませんか」
《いえ、その場合も必ず混ざりが出る、色合いの境界線が有る筈なんです》
けれど彼に混ざり、それこそ濁りは無い。
「そう、ですか」
《ですけど彼は、雀を握り殺した事が有るんですよね》
「はい、彼の口からのみ、ですが」
《僕の未熟さ故かも知れません、少し、相談させて下さい》
「はい」
そして恩師から聞けた事は、突拍子も無い事だった。
【あぁ、成程ね】
《稀に有る事なんですね》
【あぁ、神様仏様の加護だよ】
加護を与えられた者を見極める事は出来る、けれどあくまでも混ざりの一部。
あんなにも、まるで全てを包む様に出る事は。
《加護だけで、あんな風に》
【私らに見せない様に、関わらせない様に知らせる為だよ】
《なら先に教えて下さいよ》
【殆どは気付かない事、そうか、殺生石のせいだね】
《見えないんですか、梓巫女でも》
【私も、先代からの又聞きなんでね、そう巡り合わないもんだと思ってたのさ】
《なら、アレはどうすれば》
【モノは試しだ、関わるなと言うなら自然と弾かれる、そうでないならお前が見極めろと言う事だ】
《そんな、無茶な》
【こう言う時は流れに身を任せるのが梓巫女、精々、巻き込まれてやんなさい】
俺は頭を抱えるしか無かった。
確かに林檎君は何かしらの庇護を得ている、けれど存在が真逆だろう者も、同じく加護を得ている。
分からない。
全く意味が分からない。
《すみません、暫く掛かりますが、見極めの答えは出ないかも知れません》
『ふむ、詳細は言えんのだろうか』
《はい》
神宮寺君の能力に問題は無い筈。
であれば、件の男はかなりの複雑さを持つ、と言う事なのだろう。
『暫く、頼めるだろうか』
《はい、僕も詳しく知りたいので》
『うむ、頼んだよ神宮寺君』
《はい》
彼は実に素晴らしい男だ。
幾つかの嘘は有るが、全ては悪意の無い根源から、もっと言うなれば林檎君との関係性の為。
鮫島君の婿にと、推したいのだが。
「教授、私の夫にと推そうとは考えないで下さいね」
『何故だね?良い男だろうに』
「ただでさえ、見えない何かを我々は戦っているんです、更に追加されては困ります」
『ふむ、相変わらず未知は怖いかね』
「はい、特に彼の未知は、私が立ち入らないでいる領域ですから」
だが、少しでも踏み込めば彼女は深く泳ぎ出す。
まるで林檎君の様に、何処までも知ろうとするだろう。
ふむ、そう縁結びをするのも良いのかも知れんな。
『ふむ』
「教授、次は誰を思い浮かべたのですか」
『内緒じゃよ』
だが、そうも言っておれん事態となるのは。
夕飯を皆が摂り終えた頃、就寝時間前の、束の間の休憩の合間だった。
『すみません教授』
『つまりは、君が思う本命、と言う事だね』
『はい、申し訳御座いません』
『いや、確かに惜しいが、我々には踏み入れぬ領域が有る。所謂、禁足地、彼はそうした領域に存在する者。なのだね』
『どうか、お許しを』
『いやいや、どうせ私は生まれ変わりを目論んでおるのだ。焦らず、先の道で待つとしよう』
『ありがとうございます、先生』
例え、どんなに秀逸な教材でも、時には取り上げなければならない。
まだ時期では無いのなら、ソレは凶器となってしまうのだから。
「僕は、生まれるべきでは無かったのでしょうか」
『早過ぎたのです、ココに生まれるには、都会に来るには早過ぎたのです』
彼は先生の提唱する、無感情なる者。
けれど、魂は。
「誰かを傷付ける前で助かりました、ありがとうございます」
『いえ、どうか進歩の遅さを、お許し下さい』
歩みを止めてはならぬ。
けれども無闇に早めては、数多の犠牲者を出す事になる。
陰謀論は正しい。
我々は情報の隠匿をし、存在した事すらも、消してしまうのだから。
「先生、私に手伝わせず論文を発表してらっしゃいましたが、お体は大丈夫でしょうか」
『あ、あぁ。まだまだ、若い者には負けんよ』
「彼は、無感情なる者、だったのですね」
『あぁ、間違い無く』
取り上げられてしまった彼は、直ぐにすり替えられ。
暗記した通りの言葉を発し、口を噤んだ。
そして暫くした後、私の名義で論文が出された。
無感情なる者の、幼少期に於ける異常行動、その分類について。
公安の、良く有る手口だ。
「それにしても、神宮寺さんが事故だなんて」
『実に面白い出来事だったよ、雷に打たれ、命に別状が無い事が何よりの神秘だよ』
神宮寺君は帰宅し、すり替え後にこの病院へ。
そして私の目の前で雷は落ち、彼は意識を失い。
そしてすり替わった彼を見る事無く、手を引く、と。
「はぁ」
『気になるかね』
「霊が見えれば良いんですが、ソレはソレで謎が深まってしまいます、避けたい問題ですね」
『そこでは無いんだがなぁ』
「仕事でも家でも悩みたくは無いので」
『家に仕事を持ち込まなければ良いだろうに』
「ですが」
『君は君、お兄さんはお兄さんだ、もう君は隔世遺伝の事はとっくに学び終えたろう』
「ご遺族は」
『僭越ながら、私が尋ねておいたよ。同じ様に、ご自分の家族が問題を起こしたなら、本当に子孫を残すべきでは無いと思いますかと』
「教授」
『未だに答えは出せないままだそうだが、少なくとも、君の邪魔をする気は無いそうだ』
「ですけど」
『見舞いのついでだ、私にも何か甘味を差し入れておくれ、頼むよ鮫島君』
「でなければ」
『勿論、君は閉め出しだ』
「させませんよ」
『なら明日から閉め出しだ、精々、君の闇を吐露してやると良い』
「横暴です」
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