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第31章 凌雲閣と事件。
1 凌雲閣と血。
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コレは母の色、父の色。
コレは初恋の人。
コレは娘の色。
夫の色。
「はい、全て余す事無く、染めました」
とある芸術家が捕まりました。
随分と前からの罪状、それと新しい事で捕まりました。
幾人もの目に触れ、絶賛されたそうした品物は。
証拠でした。
『では、この彫像は誰なんでしょうか』
「それは言えません、依頼主の要望により、それだけは言えません」
『では、何故この彫像になったのか、も』
「妻とはどう足掻いても復縁が出来無い、けれども自死も出来無い、なのでどうか殺して下さい。そう言って来た男です、ですが本当かどうか知りませんが、その証拠は有ります」
『どう残されたのでしょう、証拠を』
「蓄音機に音声を、それと署名も頂きました、ですが名は無いですよ。後で全て、要望通りに消しましたので」
『成程、依頼主思いですな』
「はい、後援者有っての、お客様有っての芸術作品ですから」
『と言う事は、金品を受け取っての事ですかな』
「はい、別に私が最初から作りたかったモノ、では有りません」
『では姿形への指示が』
「いえ、好きにして構わないと仰られていたので、そうしただけです」
『つかぬ事をお伺いしますが、誰でも殺したいのでしょうか』
「いえとんでもない、殺したくなる者は限られます、ですが頼まれれば介錯してやるのも人情では有りませんか」
『同情し、死する他に無いだろう者、でしたか』
「いいえ、同情は一切しておりません、なんせ自業自得ですから」
『成程。では、何故、捕まる様な事を敢えてなさったのでしょうか』
「雛鳥には巣立つべき時期が有る、私が捕まるべき時期だと考え、そうしたまでです」
『誰かの指示やなにかが』
「いえ、私の野生の勘が、巣立てと囁いたのです」
女はどんな質問にも迷う事無く、背筋を伸ばし、真っ直ぐに答えました。
幾ばくかの隠し事は有りましたが、その殆どを詳らかに話しました。
『成程、では』
「そろそろお昼かと、ココで1つカツ丼を食べてみたかったのです、代金はどうお支払いすれば宜しいでしょうか」
『生憎と、犯罪行為で得た金銭は全て差し押さえでして』
「はい、ですのでそうした口座は分け手を付けてはおりませんので、綺麗な方で支払うにはどうすれば良いのでしょうか」
『残念ですが裏付けも必要となるもので、この場合はツケとなるか、若しくは弁護士へ』
「では弁護士をお願いします、コチラの方で、コレでツケの精算は直ぐに可能ですか」
『はい』
「では、宜しくお願い致します」
女は内部事情に精通しており、内務調査班が出動する自体となったが、そうした知識は本から得ていた事の確認が取れた。
女の所有する本が標的となるかと思われたが、女の本棚には、文科省が発行を許可した教科書も存在しており。
更には国宝を解説する美術や芸術に関する本は勿論、論語や哲学書、音楽や旅行記。
全ての本の種類が揃うだけで無く、音楽の種類も様々に揃えられ、その女の異常性が更に強調される事となった。
《全く、意味が分かりません。いや、確かに意味や理由は良く分かりますが》
『何故、どうしてそうなってしまったのか、だね』
《はい、先生、一体彼女は何なのでしょう》
『何者でも無いだろう、彼女は殺人鬼だ』
《ですが》
『生い立ちを証言できる者が見付からない限りは、何も答えは出せないのだ、ましてや居たとて。難しく考えず、今は殺人鬼だ、それだけにしておきなさい』
人はあまりに異なるモノに対し、本能から警戒し、時に不快感を示す。
例えそうだ、と理解していたとて、本能からの警告には抗えないもの。
慣れるまで、その不快感を堪える他に無い。
《ご協力には感謝しているのですが、先生は、アレと居て居心地が悪くないのですか》
『慣れだよ、異なるモノとの対話に慣れた、それだけだよ』
僕らが見たのは、どうやら本当に死体だったらしく。
《紫乃さん達が見なかった、それがせめてもの救いでしょうね》
「ですけど、何故一般公開に合わせ、その時に展示しなかったんでしょう。そうすれば大勢に見せびらかす事が出来ますし、騒動にもなり、もしかすれば逮捕はもっと遅れたかも知れないのに」
《例の、手紙を分析している先生に尋ねてみたらどうだい》
「あ、確かに。最近はかなり減ったのでご無沙汰なんですけど、お菓子を持って行ってみますね」
《なら僕も同行させてくれないだろうか、大学なるものに興味が有ってね》
「先生に伺ってみますね」
すると先生は直ぐに受け入れて下さり、その日のうちにお伺い出来る事に。
《どうも、始めまして、神宮寺と申します》
『ふむ、意外と色男じゃないか。もっとこう、ひ弱な優男だと想像していたんだが、やはり脚色と言うモノを見抜くのは難しいらしい』
《ありがとうございます》
「今日は先生のご要望通り、新旧の洋菓子、リンゴのタルトとモンブランなるケーキを買って参りました」
『ぉお、実に素晴らしい、早速頂こう』
「はい、頂きます」
《頂きます》
いつも通り、既に珈琲と紅茶、それとお茶が用意されており。
僕と神宮寺さんは、そのまま直ぐに美味しく頂き。
『ふむ、それで神宮寺君、君は何をしにココへ来たんだろうか』
《本来、既に文献からも失われた筈の呪具を、見付けてしまったんです》
裏にはそうした事を尋ねる為だったとは知らず、僕はつい驚いてしまって。
『ほう、成程。公的機関から漏れた事を懸念し、先ずはココへと来たんだろうか』
《それもですが、例の件と関わりが有るなら、先生のお耳に何か入っているのでは無いかと思いまして》
ただでさえ知らなかった。
いえ、確かに呪具が有るかも、とは聞きましたが。
『ふむ、そこまで察しているなら言っても問題無かろう。アレは関わりが無いらしい、既に相応の場所へ収められたそうだ。そして、何処から漏れたかは、不明だそうだ。何処からも、漏れた痕跡は無いらしい』
《そうでしたか、ありがとうございます、コレで安心して大学を見学出来ます》
『是非是非、君の様な者に大学へ入って欲しいものだが、どうだね是非』
「先生、どうして僕は大学に誘って頂けなかったんでしょうか?」
『君に合った畑に既に植わっているんだ、態々、引っこ抜いて植え直すのは逆に損と言うもの。だが、神宮寺君にはまだ様々な肥料が試せそうなんだ、寧ろ君は自分の立場を喜ぶ側だよ』
《どうやら僕には伸びしろが有るらしい》
「僕も伸びてますし」
『ただね、大きく伸ばすべきかは、また難しい所だ。集団で生きるのなら、群生地相応の成長であらねばならない、下手をすれば他を枯らしてしまうからね』
「先生、非常にお伺いし難いんですが」
『例の事件の事だろう、実はアレに極秘で関わっていてね、君に聞いて貰おうと思っていた所なんだよ』
《では、僕は》
『いや、折角だ、是非君にも伺いたいんだが。コレばかりは慣れていないと、酷く不快で不愉快に感じるかも知れないんだが』
《大丈夫です、慣れていますから》
『あぁ、やはり霊にも不条理で不合理な者が居るのだね』
《はい、寧ろ残るのはそうした者が殆どですから》
『で、こう、殺生石でバーンと殴るワケだ』
《ですね、お読み頂いているとは思いもしませんでした》
『本当だ嘘だと見抜く事に、どうしても疲れる時は訪れるもの。そうした時に、どちらか分からないが、どちらでも良い。そうしたモノを読むと気が晴れ、また頑張ろうと言う気になるのだよ。ほら、今月号のアレ』
「蛇と鯰と亀の夢。ですね」
『そうそう、アレなんかは特にね、私は神話や民話には疎いもんで、思わず本当の事だろうと思い大笑いしながら読んでしまったよ』
《大笑い、ですか》
『オオクニヌシなる者が人々に答えていたろう、言葉足らずにも竜蛇のせいだと』
《はい、確かに》
『もう、神々もつい、方便を使ってしまうのかと思うともう。ふふふ、すまんねいや、人らしさが可笑しくて堪らなくてね、ふふふふ』
「先生のツボは偶に我々の認知出来る場所に無かったりするんです、けど何となく分かります、神様なのに人らしいって不思議ですよね」
『あぁ、そうなんだよ、人らしさを捨て神となったのだろう。そうコチラは勝手に思い込んでいるが、そうなのかどうか確認も出来ん事。しかもだ、人らしさが有るが我々には神に思える不思議さ、それらがふんだんに盛り込まれたあの場面が、堪らなく良かったね』
「ありがとうございます、是非担当や先生にお伝えしておきますね」
『ほう、通りで小話が聞けなかったワケだ』
「そうなんですよ、僕が仕入れ先を見付けたんですけど、それだけで。他の事を追っていたんですけど、結局は単なるデマ、だったんです」
『成程、珍しく運が傾いたらしい』
「はい、凌雲閣界隈の事なのでお力になれたら良かったんですけど、全然でした」
『まぁまぁ、先ずは試しに君が仕入れた所から、教えてくれんかね』
「いつもの、例の飲み屋から事は始まりまして……」
コレは初恋の人。
コレは娘の色。
夫の色。
「はい、全て余す事無く、染めました」
とある芸術家が捕まりました。
随分と前からの罪状、それと新しい事で捕まりました。
幾人もの目に触れ、絶賛されたそうした品物は。
証拠でした。
『では、この彫像は誰なんでしょうか』
「それは言えません、依頼主の要望により、それだけは言えません」
『では、何故この彫像になったのか、も』
「妻とはどう足掻いても復縁が出来無い、けれども自死も出来無い、なのでどうか殺して下さい。そう言って来た男です、ですが本当かどうか知りませんが、その証拠は有ります」
『どう残されたのでしょう、証拠を』
「蓄音機に音声を、それと署名も頂きました、ですが名は無いですよ。後で全て、要望通りに消しましたので」
『成程、依頼主思いですな』
「はい、後援者有っての、お客様有っての芸術作品ですから」
『と言う事は、金品を受け取っての事ですかな』
「はい、別に私が最初から作りたかったモノ、では有りません」
『では姿形への指示が』
「いえ、好きにして構わないと仰られていたので、そうしただけです」
『つかぬ事をお伺いしますが、誰でも殺したいのでしょうか』
「いえとんでもない、殺したくなる者は限られます、ですが頼まれれば介錯してやるのも人情では有りませんか」
『同情し、死する他に無いだろう者、でしたか』
「いいえ、同情は一切しておりません、なんせ自業自得ですから」
『成程。では、何故、捕まる様な事を敢えてなさったのでしょうか』
「雛鳥には巣立つべき時期が有る、私が捕まるべき時期だと考え、そうしたまでです」
『誰かの指示やなにかが』
「いえ、私の野生の勘が、巣立てと囁いたのです」
女はどんな質問にも迷う事無く、背筋を伸ばし、真っ直ぐに答えました。
幾ばくかの隠し事は有りましたが、その殆どを詳らかに話しました。
『成程、では』
「そろそろお昼かと、ココで1つカツ丼を食べてみたかったのです、代金はどうお支払いすれば宜しいでしょうか」
『生憎と、犯罪行為で得た金銭は全て差し押さえでして』
「はい、ですのでそうした口座は分け手を付けてはおりませんので、綺麗な方で支払うにはどうすれば良いのでしょうか」
『残念ですが裏付けも必要となるもので、この場合はツケとなるか、若しくは弁護士へ』
「では弁護士をお願いします、コチラの方で、コレでツケの精算は直ぐに可能ですか」
『はい』
「では、宜しくお願い致します」
女は内部事情に精通しており、内務調査班が出動する自体となったが、そうした知識は本から得ていた事の確認が取れた。
女の所有する本が標的となるかと思われたが、女の本棚には、文科省が発行を許可した教科書も存在しており。
更には国宝を解説する美術や芸術に関する本は勿論、論語や哲学書、音楽や旅行記。
全ての本の種類が揃うだけで無く、音楽の種類も様々に揃えられ、その女の異常性が更に強調される事となった。
《全く、意味が分かりません。いや、確かに意味や理由は良く分かりますが》
『何故、どうしてそうなってしまったのか、だね』
《はい、先生、一体彼女は何なのでしょう》
『何者でも無いだろう、彼女は殺人鬼だ』
《ですが》
『生い立ちを証言できる者が見付からない限りは、何も答えは出せないのだ、ましてや居たとて。難しく考えず、今は殺人鬼だ、それだけにしておきなさい』
人はあまりに異なるモノに対し、本能から警戒し、時に不快感を示す。
例えそうだ、と理解していたとて、本能からの警告には抗えないもの。
慣れるまで、その不快感を堪える他に無い。
《ご協力には感謝しているのですが、先生は、アレと居て居心地が悪くないのですか》
『慣れだよ、異なるモノとの対話に慣れた、それだけだよ』
僕らが見たのは、どうやら本当に死体だったらしく。
《紫乃さん達が見なかった、それがせめてもの救いでしょうね》
「ですけど、何故一般公開に合わせ、その時に展示しなかったんでしょう。そうすれば大勢に見せびらかす事が出来ますし、騒動にもなり、もしかすれば逮捕はもっと遅れたかも知れないのに」
《例の、手紙を分析している先生に尋ねてみたらどうだい》
「あ、確かに。最近はかなり減ったのでご無沙汰なんですけど、お菓子を持って行ってみますね」
《なら僕も同行させてくれないだろうか、大学なるものに興味が有ってね》
「先生に伺ってみますね」
すると先生は直ぐに受け入れて下さり、その日のうちにお伺い出来る事に。
《どうも、始めまして、神宮寺と申します》
『ふむ、意外と色男じゃないか。もっとこう、ひ弱な優男だと想像していたんだが、やはり脚色と言うモノを見抜くのは難しいらしい』
《ありがとうございます》
「今日は先生のご要望通り、新旧の洋菓子、リンゴのタルトとモンブランなるケーキを買って参りました」
『ぉお、実に素晴らしい、早速頂こう』
「はい、頂きます」
《頂きます》
いつも通り、既に珈琲と紅茶、それとお茶が用意されており。
僕と神宮寺さんは、そのまま直ぐに美味しく頂き。
『ふむ、それで神宮寺君、君は何をしにココへ来たんだろうか』
《本来、既に文献からも失われた筈の呪具を、見付けてしまったんです》
裏にはそうした事を尋ねる為だったとは知らず、僕はつい驚いてしまって。
『ほう、成程。公的機関から漏れた事を懸念し、先ずはココへと来たんだろうか』
《それもですが、例の件と関わりが有るなら、先生のお耳に何か入っているのでは無いかと思いまして》
ただでさえ知らなかった。
いえ、確かに呪具が有るかも、とは聞きましたが。
『ふむ、そこまで察しているなら言っても問題無かろう。アレは関わりが無いらしい、既に相応の場所へ収められたそうだ。そして、何処から漏れたかは、不明だそうだ。何処からも、漏れた痕跡は無いらしい』
《そうでしたか、ありがとうございます、コレで安心して大学を見学出来ます》
『是非是非、君の様な者に大学へ入って欲しいものだが、どうだね是非』
「先生、どうして僕は大学に誘って頂けなかったんでしょうか?」
『君に合った畑に既に植わっているんだ、態々、引っこ抜いて植え直すのは逆に損と言うもの。だが、神宮寺君にはまだ様々な肥料が試せそうなんだ、寧ろ君は自分の立場を喜ぶ側だよ』
《どうやら僕には伸びしろが有るらしい》
「僕も伸びてますし」
『ただね、大きく伸ばすべきかは、また難しい所だ。集団で生きるのなら、群生地相応の成長であらねばならない、下手をすれば他を枯らしてしまうからね』
「先生、非常にお伺いし難いんですが」
『例の事件の事だろう、実はアレに極秘で関わっていてね、君に聞いて貰おうと思っていた所なんだよ』
《では、僕は》
『いや、折角だ、是非君にも伺いたいんだが。コレばかりは慣れていないと、酷く不快で不愉快に感じるかも知れないんだが』
《大丈夫です、慣れていますから》
『あぁ、やはり霊にも不条理で不合理な者が居るのだね』
《はい、寧ろ残るのはそうした者が殆どですから》
『で、こう、殺生石でバーンと殴るワケだ』
《ですね、お読み頂いているとは思いもしませんでした》
『本当だ嘘だと見抜く事に、どうしても疲れる時は訪れるもの。そうした時に、どちらか分からないが、どちらでも良い。そうしたモノを読むと気が晴れ、また頑張ろうと言う気になるのだよ。ほら、今月号のアレ』
「蛇と鯰と亀の夢。ですね」
『そうそう、アレなんかは特にね、私は神話や民話には疎いもんで、思わず本当の事だろうと思い大笑いしながら読んでしまったよ』
《大笑い、ですか》
『オオクニヌシなる者が人々に答えていたろう、言葉足らずにも竜蛇のせいだと』
《はい、確かに》
『もう、神々もつい、方便を使ってしまうのかと思うともう。ふふふ、すまんねいや、人らしさが可笑しくて堪らなくてね、ふふふふ』
「先生のツボは偶に我々の認知出来る場所に無かったりするんです、けど何となく分かります、神様なのに人らしいって不思議ですよね」
『あぁ、そうなんだよ、人らしさを捨て神となったのだろう。そうコチラは勝手に思い込んでいるが、そうなのかどうか確認も出来ん事。しかもだ、人らしさが有るが我々には神に思える不思議さ、それらがふんだんに盛り込まれたあの場面が、堪らなく良かったね』
「ありがとうございます、是非担当や先生にお伝えしておきますね」
『ほう、通りで小話が聞けなかったワケだ』
「そうなんですよ、僕が仕入れ先を見付けたんですけど、それだけで。他の事を追っていたんですけど、結局は単なるデマ、だったんです」
『成程、珍しく運が傾いたらしい』
「はい、凌雲閣界隈の事なのでお力になれたら良かったんですけど、全然でした」
『まぁまぁ、先ずは試しに君が仕入れた所から、教えてくれんかね』
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