213 / 215
第32章 先生と物語と僕。
投書と詐病。
しおりを挟む
世には霊に困っている者が多い。
それが実際に居なかったとしても、だ。
「神宮寺さん、怖くなくても見える様になってしまって、本当に不便は無いんですか?」
林檎君には、水天宮での蠱毒移しの際に、その土地の神様に気に入られてしまい。
すっかり見える様になってしまった、と。
嘘を嘘で誤魔化し。
僕は林檎君を更に手伝う事となった。
そうでもしなければ、国の手先になるかどうかの瀬戸際。
俺は林檎君同様。
平穏で平凡な道を選んだだけだ。
《同時に、見分けがかなり付く様になったんだよ。どれも恐ろしく見えていたモノが、意外と他愛無いモノ、気を付けるべきモノ。そう区別も付く様になったからね、動物が良く目に付く様になった、そんな程度だよ》
「不謹慎を承知で言いますが、本当に羨ましい限りです」
《見える様にしてしまえる者の話をしようか》
「あ、居るんですね、そうした方」
《あぁ》
梓巫女の中には、その適性が無いにも関わらず、そうした才が備わってしまう者が稀に居る。
それが、私の親族に出た。
伯父の孫に、出ちまった。
『また、お前は』
「だって、あんまりに粋がって可愛げが無かったんだ、仕方が無いだろ」
『だからって、何の心得も無いお嬢さんに』
「だから反省してるって、まさか漏らすなんて思って無かった、反省してます」
見聞き出来るだけの子だ、と預けられた子だった。
その通り、最初はそう振る舞っていたが。
触れて念じるだけで、見聞き出来る様にしちまえる、そんな子だった。
『はぁ』
「以降、もう少し段取りをします、すみませんでした」
頭が変に良い子で、どうしてか捻くれちまった。
だが私らが絡む怪異とは別のモノ、そうしたモノから知恵を授けられていたんだと、後から分かったが。
遅かった。
あの子は裏道へ行っちまった。
「おぉ、この子が」
『何だい、何しに来た』
「怒らないでくれよ婆さん、生きるには仕方が無かったんだ」
今で言う、恨み屋だ。
恨みを晴らす為に、その相手を一時、霊を見聞き出来る様にさせ。
祓い料を貰い、そうして生計を立てる。
私らとは真逆。
裏の道に行っちまった。
『はぁ』
《あの、この方は》
「神戸の叔父さんは、古いか。まぁ、この人の甥の様な者だよ」
《随分とお若いんですね》
「まぁ、それよりも遠いからね」
幾ばくか修行をさせたが、見聞き出来る意外は本当に何の才も無かった。
確かに話し合う事は出来るが、それだけ。
触れる事も、祓う事も出来無い。
だが、私らよりも見聞き出来る範囲が広い。
本来の巫女の性質を受けた、真正の巫女の気質。
けれども今の時代、巫女と名乗れば国に接収されちまう。
そうなれば、生きるも不自由、抜け出すは地獄。
檻の中に入るも同義となる。
『で、何しに来たんだい』
「見付かっちまったから、最後に挨拶に来たんだ」
『はぁ、だから言ったろう、大人しく』
「意外と良い女が居てね、そう悪くは無いよ」
『そうかい』
「あぁ、今までお世話になりました、ありがとうございました。お元気で」
『あぁ、達者でね』
良いって言うならまぁ、意外にも性に合う場所なんだろう。
《以来、オジさんとは会っていないけれどね》
「あの」
《ぁあ、相性が悪いと、見えっぱなしになってしまうらしい》
「あぁ、成程」
とてもガッカリしてしまったんですが、同時に何だか既視感を覚えたのも事実です。
何処かで何かを、聞いた事が有る様な。
《さ、もう着くよ》
「あ、ですね」
《大丈夫、その機会が有れば、見える筈だよ》
そうだと良いんですが。
「どうも、松書房の者ですが」
この家に来た時点で、虚偽の手紙だと確信したが。
物は試し、虚偽なりに先生方が書くだろう内容を収集する事も、仕事の1つ。
『あの、はい、すみませんでした』
「一体、どう言う事でしょう」
『僕が出したんです、念の為に、本当に霊が憑いてしまったのかどうかを』
《では、僕が事情をお伺いします。林檎君は教授へ、鮫島さんを寄越す様にと》
「あ、はい」
狐憑きは、医者に見分けはほぼ不可能な事。
だが昨今は医者に病だと言わせ、そのままにさせてしまう事も有る。
けれど医者も馬鹿では無い。
知り合いの霊能者に見せ、正気に戻し家に帰す事も有る。
それで喜ぶ家も有るが。
再び憑かせる者も。
《それで》
『見合いを、嫌がっての事なんです』
《それは又、随分と後先を考えていませんね》
『僕と、一緒になりたい、と』
《あぁ》
『ですが僕には既に約束した相手が居まして、そもそも彼女は従姉妹、そう付き合いを続けていたつもりなんですが』
嘘を見抜ける事は、不便だが便利でもある。
《なら、鮫島さんが来る前に、少しだけ様子を見させて下さい》
『あの、少し浅はかですが、素直で良い子なんです。どうか、宜しくお願い致します』
《はい、任せて下さい》
『はい、宜しく、お願いします』
従兄弟は、私を可愛い可愛い、と。
けれど、全て遊びだった。
接吻も、何もかも。
《やぁ、どうも、霊が見えるのかい》
《ええ、そうよ》
《それは不思議だね、今君の前には、鬼の形相をした女の生き霊が居ると言うのに》
《もう、慣れたの》
《そうか、ならその生き霊が何処の誰か、良く分かるだろう》
《きっと、従兄弟の結婚相手でしょう》
《いや、君の伯母さん、従兄弟の母親だ》
《何故》
《君の母親が嫌いで、君にも嫌がらせをする為、従兄弟を利用したんだよ》
《嘘を》
《いや、直ぐに分かる筈だ、従兄弟君には本当に見える様にしたからね》
《そんな事》
《出来てしまうんだよ、だから偽らない方が良い。君が思う以上に、地獄を見る事になる、他の方法を探した方が良い》
《ココまでしなければ、医者に罹らせてはくれなかった》
《その先だ、賢く生きた方が良い。愚かな生き方は、思うよりも悲惨なのだから》
《どう、すれば》
《全てを正直に話すんだ、そうすればなる様になる、僕がそう流れを戻した。後は君次第だ、愚かな男の事は蜂に刺されたとでも思えば良い、面倒な世では良くある事なのだから》
《はい》
鮫島先生が到着した直後。
お手紙を出したとされる従兄弟の方が、突然。
『ひっ、君は、君はっ』
「林檎さん、患者さんは」
「いえ、違う筈だったんですが」
『違うんだ伯母さん、本当に僕は何も』
《あぁ、先生、どうも。どうやら患者が2名に増えてしまったみたいですね》
「あの、僕らと相対していた時は、今の今までは」
《突然、発症してしまう事も有るのでしょう、先生》
「そうですが、若しくは突然、見えてしまう事も有るかと」
《ですが、彼は病かと、因みに彼女の方は霊障でした》
「そうですか、ですが診てみなければ分かりませんから」
《あぁ、彼は僕が宥めておきますから、先ずは彼女の方を宜しくお願いします》
「はい、では」
それから神宮寺さんが手紙の書き手を何とか宥めている間に、少女が部屋からやって来ました。
青白く、痩せ細った少女は、とても可笑しい様には見えませんでした。
《ありがとうございます》
《いえいえ》
『伯母さん、違うんだ伯母さん』
「この子は霊障から少し食が細くなってしまっただけ、ですが彼は、彼も病院へ搬送させて頂きましょうかね」
「あの、家の方にご連絡を」
《でしたら、◯◯の✕✕✕、◯◯へお掛け下さい》
「あ、はい」
そして直ぐに家人が現れ、そこでまた一悶着有ったのですが。
教授の助手さんである鮫島さんが、見事に事を収められ。
僕らは車を見送ると同時に、家から締め出される事に。
多分、コレは雑誌には載らないでしょう。
「すみません」
《いや、仕方の無い事、林檎君の落ち度では無いのだし。さ、餡蜜でも食べに行こう》
「はい」
ですが数日後、予想を裏切るお申し出が有りました。
先日の件を、載せて構わない、と。
どうやら発症してしまわれた方は、次期当主だったのですが。
代が変わる事になり、例の少女が次期当主となられるそうで。
悪しき見本にしてくれ、と。
改めてご署名まで頂き、見事、掲載と相成りました。
《本当に、恐ろしいものだね、病とは》
「はい」
見えてしまう事は、病と紙一重。
ですけど、僕はやはり見てみたいんです。
出来れば、神様を。
《もんじゃ焼きがどうしても食べたいんだけれど、どうだろうか》
「ダメです、今日は写真の講習会なので、何方か良い人とお出掛けになって下さい」
《では、鮫島女史と行く事にするよ》
「えっ、まさか」
《じゃあね、林檎君》
それが実際に居なかったとしても、だ。
「神宮寺さん、怖くなくても見える様になってしまって、本当に不便は無いんですか?」
林檎君には、水天宮での蠱毒移しの際に、その土地の神様に気に入られてしまい。
すっかり見える様になってしまった、と。
嘘を嘘で誤魔化し。
僕は林檎君を更に手伝う事となった。
そうでもしなければ、国の手先になるかどうかの瀬戸際。
俺は林檎君同様。
平穏で平凡な道を選んだだけだ。
《同時に、見分けがかなり付く様になったんだよ。どれも恐ろしく見えていたモノが、意外と他愛無いモノ、気を付けるべきモノ。そう区別も付く様になったからね、動物が良く目に付く様になった、そんな程度だよ》
「不謹慎を承知で言いますが、本当に羨ましい限りです」
《見える様にしてしまえる者の話をしようか》
「あ、居るんですね、そうした方」
《あぁ》
梓巫女の中には、その適性が無いにも関わらず、そうした才が備わってしまう者が稀に居る。
それが、私の親族に出た。
伯父の孫に、出ちまった。
『また、お前は』
「だって、あんまりに粋がって可愛げが無かったんだ、仕方が無いだろ」
『だからって、何の心得も無いお嬢さんに』
「だから反省してるって、まさか漏らすなんて思って無かった、反省してます」
見聞き出来るだけの子だ、と預けられた子だった。
その通り、最初はそう振る舞っていたが。
触れて念じるだけで、見聞き出来る様にしちまえる、そんな子だった。
『はぁ』
「以降、もう少し段取りをします、すみませんでした」
頭が変に良い子で、どうしてか捻くれちまった。
だが私らが絡む怪異とは別のモノ、そうしたモノから知恵を授けられていたんだと、後から分かったが。
遅かった。
あの子は裏道へ行っちまった。
「おぉ、この子が」
『何だい、何しに来た』
「怒らないでくれよ婆さん、生きるには仕方が無かったんだ」
今で言う、恨み屋だ。
恨みを晴らす為に、その相手を一時、霊を見聞き出来る様にさせ。
祓い料を貰い、そうして生計を立てる。
私らとは真逆。
裏の道に行っちまった。
『はぁ』
《あの、この方は》
「神戸の叔父さんは、古いか。まぁ、この人の甥の様な者だよ」
《随分とお若いんですね》
「まぁ、それよりも遠いからね」
幾ばくか修行をさせたが、見聞き出来る意外は本当に何の才も無かった。
確かに話し合う事は出来るが、それだけ。
触れる事も、祓う事も出来無い。
だが、私らよりも見聞き出来る範囲が広い。
本来の巫女の性質を受けた、真正の巫女の気質。
けれども今の時代、巫女と名乗れば国に接収されちまう。
そうなれば、生きるも不自由、抜け出すは地獄。
檻の中に入るも同義となる。
『で、何しに来たんだい』
「見付かっちまったから、最後に挨拶に来たんだ」
『はぁ、だから言ったろう、大人しく』
「意外と良い女が居てね、そう悪くは無いよ」
『そうかい』
「あぁ、今までお世話になりました、ありがとうございました。お元気で」
『あぁ、達者でね』
良いって言うならまぁ、意外にも性に合う場所なんだろう。
《以来、オジさんとは会っていないけれどね》
「あの」
《ぁあ、相性が悪いと、見えっぱなしになってしまうらしい》
「あぁ、成程」
とてもガッカリしてしまったんですが、同時に何だか既視感を覚えたのも事実です。
何処かで何かを、聞いた事が有る様な。
《さ、もう着くよ》
「あ、ですね」
《大丈夫、その機会が有れば、見える筈だよ》
そうだと良いんですが。
「どうも、松書房の者ですが」
この家に来た時点で、虚偽の手紙だと確信したが。
物は試し、虚偽なりに先生方が書くだろう内容を収集する事も、仕事の1つ。
『あの、はい、すみませんでした』
「一体、どう言う事でしょう」
『僕が出したんです、念の為に、本当に霊が憑いてしまったのかどうかを』
《では、僕が事情をお伺いします。林檎君は教授へ、鮫島さんを寄越す様にと》
「あ、はい」
狐憑きは、医者に見分けはほぼ不可能な事。
だが昨今は医者に病だと言わせ、そのままにさせてしまう事も有る。
けれど医者も馬鹿では無い。
知り合いの霊能者に見せ、正気に戻し家に帰す事も有る。
それで喜ぶ家も有るが。
再び憑かせる者も。
《それで》
『見合いを、嫌がっての事なんです』
《それは又、随分と後先を考えていませんね》
『僕と、一緒になりたい、と』
《あぁ》
『ですが僕には既に約束した相手が居まして、そもそも彼女は従姉妹、そう付き合いを続けていたつもりなんですが』
嘘を見抜ける事は、不便だが便利でもある。
《なら、鮫島さんが来る前に、少しだけ様子を見させて下さい》
『あの、少し浅はかですが、素直で良い子なんです。どうか、宜しくお願い致します』
《はい、任せて下さい》
『はい、宜しく、お願いします』
従兄弟は、私を可愛い可愛い、と。
けれど、全て遊びだった。
接吻も、何もかも。
《やぁ、どうも、霊が見えるのかい》
《ええ、そうよ》
《それは不思議だね、今君の前には、鬼の形相をした女の生き霊が居ると言うのに》
《もう、慣れたの》
《そうか、ならその生き霊が何処の誰か、良く分かるだろう》
《きっと、従兄弟の結婚相手でしょう》
《いや、君の伯母さん、従兄弟の母親だ》
《何故》
《君の母親が嫌いで、君にも嫌がらせをする為、従兄弟を利用したんだよ》
《嘘を》
《いや、直ぐに分かる筈だ、従兄弟君には本当に見える様にしたからね》
《そんな事》
《出来てしまうんだよ、だから偽らない方が良い。君が思う以上に、地獄を見る事になる、他の方法を探した方が良い》
《ココまでしなければ、医者に罹らせてはくれなかった》
《その先だ、賢く生きた方が良い。愚かな生き方は、思うよりも悲惨なのだから》
《どう、すれば》
《全てを正直に話すんだ、そうすればなる様になる、僕がそう流れを戻した。後は君次第だ、愚かな男の事は蜂に刺されたとでも思えば良い、面倒な世では良くある事なのだから》
《はい》
鮫島先生が到着した直後。
お手紙を出したとされる従兄弟の方が、突然。
『ひっ、君は、君はっ』
「林檎さん、患者さんは」
「いえ、違う筈だったんですが」
『違うんだ伯母さん、本当に僕は何も』
《あぁ、先生、どうも。どうやら患者が2名に増えてしまったみたいですね》
「あの、僕らと相対していた時は、今の今までは」
《突然、発症してしまう事も有るのでしょう、先生》
「そうですが、若しくは突然、見えてしまう事も有るかと」
《ですが、彼は病かと、因みに彼女の方は霊障でした》
「そうですか、ですが診てみなければ分かりませんから」
《あぁ、彼は僕が宥めておきますから、先ずは彼女の方を宜しくお願いします》
「はい、では」
それから神宮寺さんが手紙の書き手を何とか宥めている間に、少女が部屋からやって来ました。
青白く、痩せ細った少女は、とても可笑しい様には見えませんでした。
《ありがとうございます》
《いえいえ》
『伯母さん、違うんだ伯母さん』
「この子は霊障から少し食が細くなってしまっただけ、ですが彼は、彼も病院へ搬送させて頂きましょうかね」
「あの、家の方にご連絡を」
《でしたら、◯◯の✕✕✕、◯◯へお掛け下さい》
「あ、はい」
そして直ぐに家人が現れ、そこでまた一悶着有ったのですが。
教授の助手さんである鮫島さんが、見事に事を収められ。
僕らは車を見送ると同時に、家から締め出される事に。
多分、コレは雑誌には載らないでしょう。
「すみません」
《いや、仕方の無い事、林檎君の落ち度では無いのだし。さ、餡蜜でも食べに行こう》
「はい」
ですが数日後、予想を裏切るお申し出が有りました。
先日の件を、載せて構わない、と。
どうやら発症してしまわれた方は、次期当主だったのですが。
代が変わる事になり、例の少女が次期当主となられるそうで。
悪しき見本にしてくれ、と。
改めてご署名まで頂き、見事、掲載と相成りました。
《本当に、恐ろしいものだね、病とは》
「はい」
見えてしまう事は、病と紙一重。
ですけど、僕はやはり見てみたいんです。
出来れば、神様を。
《もんじゃ焼きがどうしても食べたいんだけれど、どうだろうか》
「ダメです、今日は写真の講習会なので、何方か良い人とお出掛けになって下さい」
《では、鮫島女史と行く事にするよ》
「えっ、まさか」
《じゃあね、林檎君》
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる