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第4話「育つ作物と、芽生える想い」
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クロが僕たちの生活に加わってから、ひと月が過ぎた。
彼の足の傷はすっかり癒え、今ではすっかり元気を取り戻している。賢いクロは、僕が畑仕事をしている間は静かにそばに寄り添い、レオンハルトが森へ狩りに行く時は、頼もしい相棒として彼の後をついていった。もふもふの大きな体は最高の癒しで、僕もレオンハルトも、すっかりこの黒い狼の虜になっていた。
僕の畑は、ますます豊かになっていた。トマトは真っ赤に熟れ、キュウリはみずみずしい緑色に輝いている。そして、試行錯誤の末に完成した味噌と醤油もどきのおかげで、僕の料理のレパートリーは格段に増えた。
今日の夕食は、豚肉の味噌漬け焼きと、採れたて野菜の味噌汁、そして炊きたての白いご飯だ。この世界にも米に似た穀物があって本当に良かった。
「うまい……」
レオンハルトが、噛みしめるように呟く。香ばしい味噌の香りが食欲をそそるのか、いつも以上に食べるペースが速い。彼の前には、すでに空になったご飯のお椀が二つ置かれていた。
「おかわり、ありますよ」
僕が言うと、彼はこくりとうなずき、無言でお椀を差し出した。そのやり取りも、今ではすっかり当たり前の光景になっていた。
食事を終えると、片付けはレオンハルトの仕事だ。彼が率先して手伝ってくれるようになったのは、いつからだっただろうか。最初は「客人にそんなことはさせられない」と断っていた僕も、彼のあまりに真剣な眼差しに根負けして、今では素直に甘えている。
洗い物を終えたレオンハルトが、僕の隣にどかりと腰を下ろす。僕たちの間には、気持ちよさそうに寝そべるクロがいる。僕がクロの背中を撫でていると、レオンハルトの大きな手が、僕の手にそっと重ねられた。
「……っ!」
突然のことに、心臓が大きく跳ねる。驚いて彼の方を見ると、レオンハルトは焚き火の炎を見つめたまま、何も言わない。でも、重ねられた手には、ぎゅっと力が込められていた。
彼の体温が、じんわりと僕の手に伝わってくる。無骨で、節くれ立った大きな手。たくさんの訓練を積んできたであろう、剣士の手だ。その手が今、僕の手を優しく包んでいる。
顔が熱い。心臓の音が、彼に聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい、大きく鳴っている。
『どうしよう……』
この人は、僕のことをどう思っているんだろう。
ただの、便利な料理人? それとも、少しは……特別な感情を持ってくれているんだろうか。
僕がレオンハルトに惹かれていることは、もうとっくに自覚していた。
彼は不愛想だけど、いつも僕を気遣ってくれる。僕が少しでも重いものを持とうとすればすぐに取り上げるし、夜が更けて冷えてくると、自分の上着を黙ってかけてくれる。その不器用な優しさに触れるたびに、僕の心は温かくなっていく。
彼と一緒にいる時間が、今は何よりも大切で、幸せな時間だった。
でも、彼はどうなんだろう。彼も同じ気持ちでいてくれるのだろうか。怖くて、聞くことなんてできない。この穏やかな関係が、もし壊れてしまったらと思うと……。
「ユキナリ」
不意に、彼が僕の名前を呼んだ。
「はい」
「今度の満月の日、近くの村で収穫祭があるそうだ」
「収穫祭、ですか」
「ああ。……一緒に行かないか」
それは、紛れもないデートの誘いだった。
「……はい! 行きます!」
僕は、思わず大きな声で返事をしていた。嬉しくて、自然と笑みがこぼれる。僕の返事を聞いたレオンハルトが、ほんの少しだけ口元を緩めたのを、僕は見逃さなかった。
重ねられた手に、さらに力がこもる。それはまるで、僕を決して離さないとでも言うようで。
その夜、僕はなかなか寝付けなかった。
レオンハルトにどう思われているかなんて、考えたって仕方ない。でも、収穫祭に誘ってくれた。それだけで、今は十分すぎるほど嬉しかった。
どんな服を着ていこうか。せっかくだから、お祭りらしい料理を何か作って持っていくのもいいかもしれない。
隣の部屋からは、レオンハルトの穏やかな寝息が聞こえてくる。その音を聞いているだけで、不思議と心が安らいだ。
僕たちの関係は、まだ名前のない、曖昧なものだ。でも、畑の作物が毎日少しずつ育っていくように、僕たちの間の想いも、ゆっくりと、でも確実に育っている。
そんな気がして、僕は温かい気持ちのまま、ようやく眠りについた。
収穫祭の日が、待ち遠しくてたまらなかった。
彼の足の傷はすっかり癒え、今ではすっかり元気を取り戻している。賢いクロは、僕が畑仕事をしている間は静かにそばに寄り添い、レオンハルトが森へ狩りに行く時は、頼もしい相棒として彼の後をついていった。もふもふの大きな体は最高の癒しで、僕もレオンハルトも、すっかりこの黒い狼の虜になっていた。
僕の畑は、ますます豊かになっていた。トマトは真っ赤に熟れ、キュウリはみずみずしい緑色に輝いている。そして、試行錯誤の末に完成した味噌と醤油もどきのおかげで、僕の料理のレパートリーは格段に増えた。
今日の夕食は、豚肉の味噌漬け焼きと、採れたて野菜の味噌汁、そして炊きたての白いご飯だ。この世界にも米に似た穀物があって本当に良かった。
「うまい……」
レオンハルトが、噛みしめるように呟く。香ばしい味噌の香りが食欲をそそるのか、いつも以上に食べるペースが速い。彼の前には、すでに空になったご飯のお椀が二つ置かれていた。
「おかわり、ありますよ」
僕が言うと、彼はこくりとうなずき、無言でお椀を差し出した。そのやり取りも、今ではすっかり当たり前の光景になっていた。
食事を終えると、片付けはレオンハルトの仕事だ。彼が率先して手伝ってくれるようになったのは、いつからだっただろうか。最初は「客人にそんなことはさせられない」と断っていた僕も、彼のあまりに真剣な眼差しに根負けして、今では素直に甘えている。
洗い物を終えたレオンハルトが、僕の隣にどかりと腰を下ろす。僕たちの間には、気持ちよさそうに寝そべるクロがいる。僕がクロの背中を撫でていると、レオンハルトの大きな手が、僕の手にそっと重ねられた。
「……っ!」
突然のことに、心臓が大きく跳ねる。驚いて彼の方を見ると、レオンハルトは焚き火の炎を見つめたまま、何も言わない。でも、重ねられた手には、ぎゅっと力が込められていた。
彼の体温が、じんわりと僕の手に伝わってくる。無骨で、節くれ立った大きな手。たくさんの訓練を積んできたであろう、剣士の手だ。その手が今、僕の手を優しく包んでいる。
顔が熱い。心臓の音が、彼に聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい、大きく鳴っている。
『どうしよう……』
この人は、僕のことをどう思っているんだろう。
ただの、便利な料理人? それとも、少しは……特別な感情を持ってくれているんだろうか。
僕がレオンハルトに惹かれていることは、もうとっくに自覚していた。
彼は不愛想だけど、いつも僕を気遣ってくれる。僕が少しでも重いものを持とうとすればすぐに取り上げるし、夜が更けて冷えてくると、自分の上着を黙ってかけてくれる。その不器用な優しさに触れるたびに、僕の心は温かくなっていく。
彼と一緒にいる時間が、今は何よりも大切で、幸せな時間だった。
でも、彼はどうなんだろう。彼も同じ気持ちでいてくれるのだろうか。怖くて、聞くことなんてできない。この穏やかな関係が、もし壊れてしまったらと思うと……。
「ユキナリ」
不意に、彼が僕の名前を呼んだ。
「はい」
「今度の満月の日、近くの村で収穫祭があるそうだ」
「収穫祭、ですか」
「ああ。……一緒に行かないか」
それは、紛れもないデートの誘いだった。
「……はい! 行きます!」
僕は、思わず大きな声で返事をしていた。嬉しくて、自然と笑みがこぼれる。僕の返事を聞いたレオンハルトが、ほんの少しだけ口元を緩めたのを、僕は見逃さなかった。
重ねられた手に、さらに力がこもる。それはまるで、僕を決して離さないとでも言うようで。
その夜、僕はなかなか寝付けなかった。
レオンハルトにどう思われているかなんて、考えたって仕方ない。でも、収穫祭に誘ってくれた。それだけで、今は十分すぎるほど嬉しかった。
どんな服を着ていこうか。せっかくだから、お祭りらしい料理を何か作って持っていくのもいいかもしれない。
隣の部屋からは、レオンハルトの穏やかな寝息が聞こえてくる。その音を聞いているだけで、不思議と心が安らいだ。
僕たちの関係は、まだ名前のない、曖昧なものだ。でも、畑の作物が毎日少しずつ育っていくように、僕たちの間の想いも、ゆっくりと、でも確実に育っている。
そんな気がして、僕は温かい気持ちのまま、ようやく眠りについた。
収穫祭の日が、待ち遠しくてたまらなかった。
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