18 / 31
18. シルビア王女とのお茶会
しおりを挟む
入学式の翌日、シルビア王女から、お茶会の招待状がクロエの部屋に届いた。
「メイ、シルビア王女からお茶会の招待状が届いたんだけど、お返事を持って行ってくれるかしら。この女子寮の最上階のはずよ」
「畏まりました。お茶会は明日ですか……。手土産はどうしましょうか?」
「明日はお休みだから、寮の調理場をお借りしてプリンを作って持っていこうを思ってるんだけど、どうかな?」
「いいですね!クロエ様のプリンは最高ですからね!私の分も作っといてくださいね。2個で」
「わかってるわよ~。あっ、ルカとロアにも持って行ってあげよう。あの2人もプリン好きだから。よし、そうとなったら今日は早く寝なきゃ」
部屋を退室しようとしていたメイが何かを思い出したように振り返った。
「あっ、クロエ様。今日は学院内の地面の下に地底族の気配ありましたので、少しご注意を……」
「さすがメイね。まだ入学式が終わったばかりなのに、敵もせっかちだわね。ルカとロアにも伝えておくわ。ありがとうメイ」
「お仕事ですので。それではクロエ様お休みなさいませ」
メイが部屋から出ていくと、クロエは大きなため息をついてベッドの上に大の字になり、ボーっと天井を見ていた。
(始まったわね……。私、もうすでに彼らのホームに入ってるんだわ。気が抜けないわね……。あっ、こんな時こそ自然体を意識せねば!日々訓練、日々修行ね。師匠、私、頑張りますね……)
* * *
次の日の朝、クロエは早起きをして調理場の片隅を借りてお茶会の手土産用のプリンを作っていると、食堂の方から声が聞こえてきた。
「……隣国の王女とはいえ、獣人と同じ建物で暮らすなんて私は耐えられませんわ。最上階は私とシルビア王女のお部屋だけですけれど、獣臭い感じがして耐えられませんの。この寮から出て行ってもらうように王妃様にお願いしようかしら」
「マリエル様から王妃様へお願いしたら、出ていくように手配してくださるんじゃないでしょうか。ぜひマリエル様からお願いしてくださいませ。私も獣人と一緒に暮らすなんて気持ちが悪くて嫌ですわ」
(ん?マリエル様って、王妃の実家のガーラン公爵家の令嬢よね……。あの王妃の姪か~。やっぱり姪も性格悪いわねぇ。取り巻きも鬱陶しいし……。シルビア王女に手出しできないように考えなきゃね)
クロエは青色のシンプルなワンピースに着替えると、手土産のプリンを持ってシルビア王女の部屋を訪れた。
「王女様、ブラウン辺境伯令嬢様がいらっしゃいました」
クロエが部屋の中に案内されると、シルビア王女はリビングルームのソファに座り笑顔でクロエを迎えてくれた。
「クロエ様、急にお茶会にお呼びして申し訳ありません。どうしてもお話したいことがありまして……」
クロエは手土産を侍女に渡すと、侍女はすぐにお茶とプリンをテーブルにセッティングして部屋を退室していった。
クロエは隣の部屋のマリエル嬢が気になり、「失礼しますね」と言ってシルビア王女の部屋に防音の結界を張った。
「あっ、……ありがとうございます」
「隣の部屋のマリエル様、あまり性格が良さそうな感じではなさそうなので、念のために……」とクロエはにっこりとシルビア王女に微笑んだ。
「クロエ様、私と仲良くしていただいてありがとうございます。私のことはシルビアと呼んでください。ヒューマン国はまだ獣人の差別が残っていますから、なかなかお友達も出来なくて……」
クロエはシルビア王女の顔を見て笑顔で頷いた。
「シルビア様、そういう方達は無視しておけばいいんです。世界が狭い方々なんだと思いますよ。価値観が違うのですから、無理して合わせることはありませんよ」
「クロエ様は、お強いですね。私も、強くありたい……」
「シルビア様、私に話したいことがあるのではないですか?」クロエは俯いて何か言いたそうにしている王女を見ながら言った。
シルビア王女は姿勢を正しクロエに向きなおると、少し迷った表情をしながら話し始めた。
「実は、私はビースト国の王家から出て市井に降りようと思っております。そしてブラウン辺境伯領で受け入れてくださるなら、辺境伯の騎士団に入団させていただきたいのです」
クロエは王女の瞳を見つめながら「理由をお伺いしても?」と訊いた。
シルビア王女は大きく深呼吸して手の震えを抑えながら答えた。
「ビースト国王は、ヒューマン国と手を組んで、ブラウン辺境伯領と魔国に攻め込もうと画策しております。王女の私がこんなことをクロエ様に伝えることはビースト国への謀叛であるということは承知しております。しかし今のビースト国王は暴君で、家族も皆、いつ殺されるかもしれないと息を潜めて暮らしているような状態です。国王以外は、他国を侵略しようとは全く考えておりません。兄が水面下で国王を亡き者にしようと動いてはおりますが、城の中では誰も信用が出来なくて……」
(そうだったのね。ビースト国がヒューマン国と手を組んだのは、国王の一存か……)
「シルビア様。この件は、私の一存で決めることは出来ません。辺境伯領に一度いらっしゃいませんか?辺境伯の両親と直接お話頂いた方が良い案が浮かぶかもしれません」
シルビア王女は、クロエの目をじっと見ながら言った。
「ビースト国の私の話を信じていただけるんですか?もしかしたら私はビースト国の刺客かもしれないんですよ……」
「私は、シルビア様を信じます」
(シルビア王女、耳と尻尾の動きで、私よりわかりやすいんじゃないかな?師匠、読心魔法使わなくても、わかるようになってきましたよ~)
* * *
その夜、ルカとロアは辺境伯のタウンハウスでクロエの作ったプリンを食べていた。
「……で、シルビア王女はいつ辺境伯領に行くんだ?」ロアは2個目のプリンを手に取った。
「次のお休みの日に、このタウンハウスにお茶会に来たように装って、ここから辺境伯城に転移して行く予定よ。ビースト国の影達には、王女が辺境伯の娘に取り入って諜報活動をしているように見えるでしょ」
ルカはプリンの器をテーブルに置くと「俺も一緒にいくよ。ロアも行くだろ?」とロアを見ると、ロアは3個目のプリンに手を伸ばそうとしていた。
ルカとロアは、最近仲良く辺境伯騎士団の訓練に参加したり、ダンやロイと一緒に魔術や魔道具開発を始めたりと、ブラウン辺境伯城へ頻繁に行き来していた。
「ああ、俺も行くよ。ロイがこの間ヴァンパイア国の学院を卒業してきて、今、辺境伯で凄いやつ作ってるだろ。試作品完成したって連絡きたから早く見に行きたいんだよ」
「えっ、ロイ兄様、何作ってるの?」
「もぐら撃退の魔道具」ロイは3個目のプリンを食べ終わると、満足したように言った。
「「もぐら撃退?」」
「ロイと地面の下にいる奴に使える魔術ってどんなんがあるか話してた時に、前世にあったモグラ撃退器のことを思い出したんだよ。前世のモグラ撃退器は超音波式だったけど、電磁波でも行けるかなって思ってさ。辺境伯もダンも雷魔法から電磁魔術を開発したろ?だからそれを利用して魔道具作ってもらってる」
(前世の世界にモグラ撃退器なんてあったのね。初めて知ったわ……)
「それ、面白いな。奴らは地面の下にいるから、なかなか捕らえられなかったんだよ。今までは地上に現れたところを狙うしかなかったんだけど、それをうまく使えばおびき出せるな。ロア、お前天才だな!」
「いや、前世チートなだけだけどな」ロアは、フフンと自慢げに鼻を鳴らした。
(そういえば、哲兄さんは工学部だったな……。魔道具は得意分野かもしれないわね)
「じゃぁ、次の休みの日は、みんなで辺境伯領ね。少し気持ちが重かったんだけど、ルカとロアのおかげで楽しみになってきたわ。ありがとう、ルカ、ロイ」
「メイ、シルビア王女からお茶会の招待状が届いたんだけど、お返事を持って行ってくれるかしら。この女子寮の最上階のはずよ」
「畏まりました。お茶会は明日ですか……。手土産はどうしましょうか?」
「明日はお休みだから、寮の調理場をお借りしてプリンを作って持っていこうを思ってるんだけど、どうかな?」
「いいですね!クロエ様のプリンは最高ですからね!私の分も作っといてくださいね。2個で」
「わかってるわよ~。あっ、ルカとロアにも持って行ってあげよう。あの2人もプリン好きだから。よし、そうとなったら今日は早く寝なきゃ」
部屋を退室しようとしていたメイが何かを思い出したように振り返った。
「あっ、クロエ様。今日は学院内の地面の下に地底族の気配ありましたので、少しご注意を……」
「さすがメイね。まだ入学式が終わったばかりなのに、敵もせっかちだわね。ルカとロアにも伝えておくわ。ありがとうメイ」
「お仕事ですので。それではクロエ様お休みなさいませ」
メイが部屋から出ていくと、クロエは大きなため息をついてベッドの上に大の字になり、ボーっと天井を見ていた。
(始まったわね……。私、もうすでに彼らのホームに入ってるんだわ。気が抜けないわね……。あっ、こんな時こそ自然体を意識せねば!日々訓練、日々修行ね。師匠、私、頑張りますね……)
* * *
次の日の朝、クロエは早起きをして調理場の片隅を借りてお茶会の手土産用のプリンを作っていると、食堂の方から声が聞こえてきた。
「……隣国の王女とはいえ、獣人と同じ建物で暮らすなんて私は耐えられませんわ。最上階は私とシルビア王女のお部屋だけですけれど、獣臭い感じがして耐えられませんの。この寮から出て行ってもらうように王妃様にお願いしようかしら」
「マリエル様から王妃様へお願いしたら、出ていくように手配してくださるんじゃないでしょうか。ぜひマリエル様からお願いしてくださいませ。私も獣人と一緒に暮らすなんて気持ちが悪くて嫌ですわ」
(ん?マリエル様って、王妃の実家のガーラン公爵家の令嬢よね……。あの王妃の姪か~。やっぱり姪も性格悪いわねぇ。取り巻きも鬱陶しいし……。シルビア王女に手出しできないように考えなきゃね)
クロエは青色のシンプルなワンピースに着替えると、手土産のプリンを持ってシルビア王女の部屋を訪れた。
「王女様、ブラウン辺境伯令嬢様がいらっしゃいました」
クロエが部屋の中に案内されると、シルビア王女はリビングルームのソファに座り笑顔でクロエを迎えてくれた。
「クロエ様、急にお茶会にお呼びして申し訳ありません。どうしてもお話したいことがありまして……」
クロエは手土産を侍女に渡すと、侍女はすぐにお茶とプリンをテーブルにセッティングして部屋を退室していった。
クロエは隣の部屋のマリエル嬢が気になり、「失礼しますね」と言ってシルビア王女の部屋に防音の結界を張った。
「あっ、……ありがとうございます」
「隣の部屋のマリエル様、あまり性格が良さそうな感じではなさそうなので、念のために……」とクロエはにっこりとシルビア王女に微笑んだ。
「クロエ様、私と仲良くしていただいてありがとうございます。私のことはシルビアと呼んでください。ヒューマン国はまだ獣人の差別が残っていますから、なかなかお友達も出来なくて……」
クロエはシルビア王女の顔を見て笑顔で頷いた。
「シルビア様、そういう方達は無視しておけばいいんです。世界が狭い方々なんだと思いますよ。価値観が違うのですから、無理して合わせることはありませんよ」
「クロエ様は、お強いですね。私も、強くありたい……」
「シルビア様、私に話したいことがあるのではないですか?」クロエは俯いて何か言いたそうにしている王女を見ながら言った。
シルビア王女は姿勢を正しクロエに向きなおると、少し迷った表情をしながら話し始めた。
「実は、私はビースト国の王家から出て市井に降りようと思っております。そしてブラウン辺境伯領で受け入れてくださるなら、辺境伯の騎士団に入団させていただきたいのです」
クロエは王女の瞳を見つめながら「理由をお伺いしても?」と訊いた。
シルビア王女は大きく深呼吸して手の震えを抑えながら答えた。
「ビースト国王は、ヒューマン国と手を組んで、ブラウン辺境伯領と魔国に攻め込もうと画策しております。王女の私がこんなことをクロエ様に伝えることはビースト国への謀叛であるということは承知しております。しかし今のビースト国王は暴君で、家族も皆、いつ殺されるかもしれないと息を潜めて暮らしているような状態です。国王以外は、他国を侵略しようとは全く考えておりません。兄が水面下で国王を亡き者にしようと動いてはおりますが、城の中では誰も信用が出来なくて……」
(そうだったのね。ビースト国がヒューマン国と手を組んだのは、国王の一存か……)
「シルビア様。この件は、私の一存で決めることは出来ません。辺境伯領に一度いらっしゃいませんか?辺境伯の両親と直接お話頂いた方が良い案が浮かぶかもしれません」
シルビア王女は、クロエの目をじっと見ながら言った。
「ビースト国の私の話を信じていただけるんですか?もしかしたら私はビースト国の刺客かもしれないんですよ……」
「私は、シルビア様を信じます」
(シルビア王女、耳と尻尾の動きで、私よりわかりやすいんじゃないかな?師匠、読心魔法使わなくても、わかるようになってきましたよ~)
* * *
その夜、ルカとロアは辺境伯のタウンハウスでクロエの作ったプリンを食べていた。
「……で、シルビア王女はいつ辺境伯領に行くんだ?」ロアは2個目のプリンを手に取った。
「次のお休みの日に、このタウンハウスにお茶会に来たように装って、ここから辺境伯城に転移して行く予定よ。ビースト国の影達には、王女が辺境伯の娘に取り入って諜報活動をしているように見えるでしょ」
ルカはプリンの器をテーブルに置くと「俺も一緒にいくよ。ロアも行くだろ?」とロアを見ると、ロアは3個目のプリンに手を伸ばそうとしていた。
ルカとロアは、最近仲良く辺境伯騎士団の訓練に参加したり、ダンやロイと一緒に魔術や魔道具開発を始めたりと、ブラウン辺境伯城へ頻繁に行き来していた。
「ああ、俺も行くよ。ロイがこの間ヴァンパイア国の学院を卒業してきて、今、辺境伯で凄いやつ作ってるだろ。試作品完成したって連絡きたから早く見に行きたいんだよ」
「えっ、ロイ兄様、何作ってるの?」
「もぐら撃退の魔道具」ロイは3個目のプリンを食べ終わると、満足したように言った。
「「もぐら撃退?」」
「ロイと地面の下にいる奴に使える魔術ってどんなんがあるか話してた時に、前世にあったモグラ撃退器のことを思い出したんだよ。前世のモグラ撃退器は超音波式だったけど、電磁波でも行けるかなって思ってさ。辺境伯もダンも雷魔法から電磁魔術を開発したろ?だからそれを利用して魔道具作ってもらってる」
(前世の世界にモグラ撃退器なんてあったのね。初めて知ったわ……)
「それ、面白いな。奴らは地面の下にいるから、なかなか捕らえられなかったんだよ。今までは地上に現れたところを狙うしかなかったんだけど、それをうまく使えばおびき出せるな。ロア、お前天才だな!」
「いや、前世チートなだけだけどな」ロアは、フフンと自慢げに鼻を鳴らした。
(そういえば、哲兄さんは工学部だったな……。魔道具は得意分野かもしれないわね)
「じゃぁ、次の休みの日は、みんなで辺境伯領ね。少し気持ちが重かったんだけど、ルカとロアのおかげで楽しみになってきたわ。ありがとう、ルカ、ロイ」
128
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる