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三上陽子②
19:プロポーズ
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部屋に戻ると午後4時近くだった。
「ちょっと疲れたわね。」
と言いながら智子は部屋で着替えを始めた。
「お風呂入っちゃおうかな?」
と陽子は着替えの用意をし始めた。
「それがいいよ。・・・・・明日は遅めだけど8時には出ちゃうから後はよろしくね。」
智子が洗面所に向かいながら言った。
「は~い。」
陽子も脱衣場に向かいながら言った。
40分ほどしてお風呂からあがった。
湯船に浸かりながら、あのお父さんが最後に言っていた言葉や店主の様子を思い出して、さてどんな話が聞けるのかともうワクワクしていた。
一通りの作業を終えて居間に来ると、シンクの上の3枚の大皿にそれぞれ買ってきたつまみたちが広がっていた。
すでにレンジで温められていて、湯気が上がっていた。
「さぁ、陽子君。・・・・・とりあえず今年最初のお節といこうではないか!」
と智子さんは、もうワイングラス片手にノリノリだ。
「お正月しなかったの?」
と聞くと、
「正月は暮れからシドニーに行ってたから、これが初かな~。」
そう言いながら例の重箱に手を伸ばした。
どうやら2段のようだ。
おもむろに蓋ごと上の段を持ち上げた。
「御開帳~!!」
「うわ~、何これ~!!」
陽子は現れた下の段を見てびっくりした。
「これって、毛ガニ?・・・・・にエビ?」
ちょっと小振りな毛ガニの甲羅が2つひっくり返って置いてある所に、蟹の身をほぐしたものが溢れんばかりに詰められている。
カニ味噌の甘い香りが漂った。
その隣には牡丹エビが綺麗に10匹ほど身の部分の殻だけ綺麗に剥かれて並んでいる。
そして、2つの仕切りの中に色取り取りの蒲鉾と松前漬けがぎっしりと入っていた。
「お~すごいね、こりゃ!」
智子もびっくりしている。
「ならば、上は!!」
と今度は上の段の蓋を取った。
「お~!!」
それを見て、更に二人は声を上げた。
仕切りで2つに分かれているが、その1つには敷かれたツマの上に色んな種類の刺身がぎっしりと盛り合わせてある。
そしてもう一つの仕切りは中で更に小さく3つに分かれていて、栗きんとんと黒豆と昆布締めが入っていた。
「これで3,000円?!」
陽子は声に出したが、
「まさか、そんな訳はないわね。・・・・・なんか意味あり、ね?」
と言っておいて冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
「今日はビールでいいの?」
と智子が聞くので、
「2日続けてチャンポンは無理だわ。」
と答えた。
そもそも2日も連続で酒を呑むことすら滅多にないことだった。
「おいしそう~。」
陽子も智子同様にシンクのバーチェアーに座った。
昨日のように向かい同士に座り、つまみ始めた。
「ところで、どういうこと?」
陽子が切り出すと、
「はいはい。・・・・・実はね・・・」
と智子も観念したように話し始めた。
「今、プロポーズされてるのよ、あいつに。」
「プ、プロポーズ?!」
陽子は、風呂場で考えていた予想をはるかに超えていたので、素っ頓狂な声になってしまった。
「って言っても、もう半年ほど前だけど。」
「半年前~?」
「そう・・・付き合ってもいないのに・・・」
「はい~!?」
陽子の頭の上に?マークがたくさん浮かんで見えるようだった。
「付き合ってたわけでもないのに?」
「そうよ。」
智子は淡々とフォークでつまみを食べながら答えている。
陽子も何か負けじと焼き鳥をかじりながら、
「それで何でプロポーズになっちゃうの?」
「馬鹿なのよ、あいつ。」
「い、いや、馬鹿だって言われても。」
智子はグラスに入っていた半分くらいのワインを一気に飲み干して、
「プハーッ・・・・・ん~とね・・・」
と本腰を入れて話し出しそうだったので陽子も身を乗り出した。
「あいつに会ったのは去年の春ごろで、そこの居酒屋。」
ちょっと近所を指差した。
「あいつはバツイチクラブだかって、バツイチの仲間を集めた会に入っていてその連中といつも飲み歩いてたみたい。」
「ふ~ん、バツイチさんなんだ。」
「三年前に交通事故で奥さん亡くなったんだって。」
「そう・・・お子さんは?」
「出来なかったんだって。・・・・・それでも夫婦仲良くやってたみたい。・・・・・結局、奥さんを亡くしたショックでやさぐれた心を、何でもいいから似たような仲間たちと呑んで癒したかったんだろうね。」
「ふ~ん。」
「でも、そんなことばかりしてて、店の事放り投げて、大変だったみたい。」
「そんな感じには見えなかったけど。」
「今はね!私が怒鳴り飛ばしてやったから。」
「えっ、何で?」
「そのバカ連中の一人が、ある時、人にちょっかい出してきたのよ。」
「智子さんに?」
「まぁ、ちょっと呑みすぎて絡んできたって言う方が正しいんだけど・・・・・あなたも独り身で淋しいんでしょうとか。」
「あ~、いそうね、そういう人。」
「当然、結構ですって強く断って・・・ただ、いつもあいつらは大声で愚痴ばっかり言ってたから、ついね。」
「つい・・・怒鳴っちゃったんだ。」
「男のくせに情けないわね!!って。」
「言っちゃったんだ~。」
「いいのよ、たまにはそんな事があっても、人間なんだからさ・・・・・いつも楽しいばかりじゃないんだから。」
「そうね。」
「それが、見かけるたびにいつもいつも同じことグチグチと・・・・・」
「智子さんの嫌いな人間ね。」
「そう!」
「・・・・・」
「それでも、後になって思えば、あいつは愚痴は言ってなかったわ・・・・・泣いてたけど。」
「そう・・・」
「奥さん亡くなったんだなんて知らなかったから、お前はメソメソと女々しいんだよっ、てついでに怒鳴ってしまって。」
「あら~。」
陽子は冷蔵庫に向かい、缶ビールのお代わりを取り出した。
「そしたら、最初に絡んできたそいつが、いや~あいつは仲良しだった奥さんに死なれて参っちゃってるんだよ、ってこっそり私に言ってきて。」
「うん。」
「そう、それは大変だったわね、ってなる~?もうこうなったら~。」
「ならないわね。」
「でしょう?・・・だからっていつもいつもそうやって悲しんでたってしょうがないじゃない、男でしょ?って。」
「うんうん。」
「後は憶えてないけど、色々と説教じみたことを言ったみたい・・・つい癖で・・・・・」
「部長さんだからね~。」
「そんなことがあって、その居酒屋は行き辛くなってしばらく避けたの。」
「うん。」
「で、6月くらいに散歩がてら今日通った道を歩いたらあの商店街に着いて・・・」
「そう。」
「うそうそ・・・あいつが、自分は土手向こうに商店街の魚屋だ、って言ってたの覚えてて、どうしたかなぁ、って気持ちがあったんだと思う。」
「ふ~ん。」
「そしたら、ほら、アーチくぐってすぐの鮮魚屋じゃない・・・・・あいつ、人の顔見るなり走って来て・・・・・・・何か・・・お蔭様で少し気が楽になりましたって。」
「・・・・・」
「ダメになりそうになっている自分を叱って欲しかったんだろうね、きっと。」
「ふ~ん。」
「身内じゃない、誰か・・・ほんとは同じ傷を持つ誰かに期待してあんな会に入ってたんだろうけど。」
「そうなんだ。」
「もう会もすっぱりやめて仕事に打ち込むって・・・・・奥さんと店を大きくするんだって言ってた夢を思い出したって。」
「そう。」
「・・・・・」
「で?」
「えっ?・・・・・まぁ、それで、又、呑みましょうって・・・」
「又って、一緒に呑んだわけじゃないよね?」
「まぁ、それはいいのよ!・・・・・それで・・・じゃあって、あの居酒屋に行って・・・・・呑んでるうちに、プロポーズ?」
「初めて呑みに行って?」
「そう。」
「なんだかなぁ~。」
「勿論、それで返事のしようもないから・・・・・ちょっと考えさせてって・・・」
「いつまで?」
「いつまででもいいってさ。」
「そう。」
「付き合っては無いんだ?」
「まぁ、それから月に2回ぐらい居酒屋で呑む感じ。」
「ふ~ん。・・・・・この部屋では?」
「それはいけませんって、あいつ・・・」
「超肉食系女子の智子さんがプラトニック?」
「・・・いいじゃない・・・たまには。」
「ふ~ん。」
「でもね・・・」
「うん。」
「彼はね、一人っ子なのよ。」
「うん?」
「跡継ぎがいないじゃない?」
「あ~・・・」
それで、あの子供の話が出てきたのか、と陽子は思った。
「私はもう高齢過ぎて子供は産めないし・・・」
「・・・・・」
「でも彼はまだ38歳だから、相手次第で次は子供だってできるかもしれないんだし。」
「そう言ったの?」
「そう、何回も。」
「それで?」
「もともと子供はいなかったんだし、それはもう必要な条件じゃないんだって。」
「そうね~。」
「ご両親も、夫婦が仲良く楽しく添い遂げることが一番だって・・・賛成してるって・・・」
「そうなんだ・・・」
「ちょっと、簡単に答えが出せるものではないのよ・・・・・仕事のことだってあるしね。」
「そうだね、智子さん、今の仕事が生き甲斐だもんね。」
「そうそう・・・・・私に鮮魚屋の女将なんか無理そうだしね~。」
「いえ、智子さんは何でもやれます!!」
陽子ははっきり答えた。
「ちょっと疲れたわね。」
と言いながら智子は部屋で着替えを始めた。
「お風呂入っちゃおうかな?」
と陽子は着替えの用意をし始めた。
「それがいいよ。・・・・・明日は遅めだけど8時には出ちゃうから後はよろしくね。」
智子が洗面所に向かいながら言った。
「は~い。」
陽子も脱衣場に向かいながら言った。
40分ほどしてお風呂からあがった。
湯船に浸かりながら、あのお父さんが最後に言っていた言葉や店主の様子を思い出して、さてどんな話が聞けるのかともうワクワクしていた。
一通りの作業を終えて居間に来ると、シンクの上の3枚の大皿にそれぞれ買ってきたつまみたちが広がっていた。
すでにレンジで温められていて、湯気が上がっていた。
「さぁ、陽子君。・・・・・とりあえず今年最初のお節といこうではないか!」
と智子さんは、もうワイングラス片手にノリノリだ。
「お正月しなかったの?」
と聞くと、
「正月は暮れからシドニーに行ってたから、これが初かな~。」
そう言いながら例の重箱に手を伸ばした。
どうやら2段のようだ。
おもむろに蓋ごと上の段を持ち上げた。
「御開帳~!!」
「うわ~、何これ~!!」
陽子は現れた下の段を見てびっくりした。
「これって、毛ガニ?・・・・・にエビ?」
ちょっと小振りな毛ガニの甲羅が2つひっくり返って置いてある所に、蟹の身をほぐしたものが溢れんばかりに詰められている。
カニ味噌の甘い香りが漂った。
その隣には牡丹エビが綺麗に10匹ほど身の部分の殻だけ綺麗に剥かれて並んでいる。
そして、2つの仕切りの中に色取り取りの蒲鉾と松前漬けがぎっしりと入っていた。
「お~すごいね、こりゃ!」
智子もびっくりしている。
「ならば、上は!!」
と今度は上の段の蓋を取った。
「お~!!」
それを見て、更に二人は声を上げた。
仕切りで2つに分かれているが、その1つには敷かれたツマの上に色んな種類の刺身がぎっしりと盛り合わせてある。
そしてもう一つの仕切りは中で更に小さく3つに分かれていて、栗きんとんと黒豆と昆布締めが入っていた。
「これで3,000円?!」
陽子は声に出したが、
「まさか、そんな訳はないわね。・・・・・なんか意味あり、ね?」
と言っておいて冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
「今日はビールでいいの?」
と智子が聞くので、
「2日続けてチャンポンは無理だわ。」
と答えた。
そもそも2日も連続で酒を呑むことすら滅多にないことだった。
「おいしそう~。」
陽子も智子同様にシンクのバーチェアーに座った。
昨日のように向かい同士に座り、つまみ始めた。
「ところで、どういうこと?」
陽子が切り出すと、
「はいはい。・・・・・実はね・・・」
と智子も観念したように話し始めた。
「今、プロポーズされてるのよ、あいつに。」
「プ、プロポーズ?!」
陽子は、風呂場で考えていた予想をはるかに超えていたので、素っ頓狂な声になってしまった。
「って言っても、もう半年ほど前だけど。」
「半年前~?」
「そう・・・付き合ってもいないのに・・・」
「はい~!?」
陽子の頭の上に?マークがたくさん浮かんで見えるようだった。
「付き合ってたわけでもないのに?」
「そうよ。」
智子は淡々とフォークでつまみを食べながら答えている。
陽子も何か負けじと焼き鳥をかじりながら、
「それで何でプロポーズになっちゃうの?」
「馬鹿なのよ、あいつ。」
「い、いや、馬鹿だって言われても。」
智子はグラスに入っていた半分くらいのワインを一気に飲み干して、
「プハーッ・・・・・ん~とね・・・」
と本腰を入れて話し出しそうだったので陽子も身を乗り出した。
「あいつに会ったのは去年の春ごろで、そこの居酒屋。」
ちょっと近所を指差した。
「あいつはバツイチクラブだかって、バツイチの仲間を集めた会に入っていてその連中といつも飲み歩いてたみたい。」
「ふ~ん、バツイチさんなんだ。」
「三年前に交通事故で奥さん亡くなったんだって。」
「そう・・・お子さんは?」
「出来なかったんだって。・・・・・それでも夫婦仲良くやってたみたい。・・・・・結局、奥さんを亡くしたショックでやさぐれた心を、何でもいいから似たような仲間たちと呑んで癒したかったんだろうね。」
「ふ~ん。」
「でも、そんなことばかりしてて、店の事放り投げて、大変だったみたい。」
「そんな感じには見えなかったけど。」
「今はね!私が怒鳴り飛ばしてやったから。」
「えっ、何で?」
「そのバカ連中の一人が、ある時、人にちょっかい出してきたのよ。」
「智子さんに?」
「まぁ、ちょっと呑みすぎて絡んできたって言う方が正しいんだけど・・・・・あなたも独り身で淋しいんでしょうとか。」
「あ~、いそうね、そういう人。」
「当然、結構ですって強く断って・・・ただ、いつもあいつらは大声で愚痴ばっかり言ってたから、ついね。」
「つい・・・怒鳴っちゃったんだ。」
「男のくせに情けないわね!!って。」
「言っちゃったんだ~。」
「いいのよ、たまにはそんな事があっても、人間なんだからさ・・・・・いつも楽しいばかりじゃないんだから。」
「そうね。」
「それが、見かけるたびにいつもいつも同じことグチグチと・・・・・」
「智子さんの嫌いな人間ね。」
「そう!」
「・・・・・」
「それでも、後になって思えば、あいつは愚痴は言ってなかったわ・・・・・泣いてたけど。」
「そう・・・」
「奥さん亡くなったんだなんて知らなかったから、お前はメソメソと女々しいんだよっ、てついでに怒鳴ってしまって。」
「あら~。」
陽子は冷蔵庫に向かい、缶ビールのお代わりを取り出した。
「そしたら、最初に絡んできたそいつが、いや~あいつは仲良しだった奥さんに死なれて参っちゃってるんだよ、ってこっそり私に言ってきて。」
「うん。」
「そう、それは大変だったわね、ってなる~?もうこうなったら~。」
「ならないわね。」
「でしょう?・・・だからっていつもいつもそうやって悲しんでたってしょうがないじゃない、男でしょ?って。」
「うんうん。」
「後は憶えてないけど、色々と説教じみたことを言ったみたい・・・つい癖で・・・・・」
「部長さんだからね~。」
「そんなことがあって、その居酒屋は行き辛くなってしばらく避けたの。」
「うん。」
「で、6月くらいに散歩がてら今日通った道を歩いたらあの商店街に着いて・・・」
「そう。」
「うそうそ・・・あいつが、自分は土手向こうに商店街の魚屋だ、って言ってたの覚えてて、どうしたかなぁ、って気持ちがあったんだと思う。」
「ふ~ん。」
「そしたら、ほら、アーチくぐってすぐの鮮魚屋じゃない・・・・・あいつ、人の顔見るなり走って来て・・・・・・・何か・・・お蔭様で少し気が楽になりましたって。」
「・・・・・」
「ダメになりそうになっている自分を叱って欲しかったんだろうね、きっと。」
「ふ~ん。」
「身内じゃない、誰か・・・ほんとは同じ傷を持つ誰かに期待してあんな会に入ってたんだろうけど。」
「そうなんだ。」
「もう会もすっぱりやめて仕事に打ち込むって・・・・・奥さんと店を大きくするんだって言ってた夢を思い出したって。」
「そう。」
「・・・・・」
「で?」
「えっ?・・・・・まぁ、それで、又、呑みましょうって・・・」
「又って、一緒に呑んだわけじゃないよね?」
「まぁ、それはいいのよ!・・・・・それで・・・じゃあって、あの居酒屋に行って・・・・・呑んでるうちに、プロポーズ?」
「初めて呑みに行って?」
「そう。」
「なんだかなぁ~。」
「勿論、それで返事のしようもないから・・・・・ちょっと考えさせてって・・・」
「いつまで?」
「いつまででもいいってさ。」
「そう。」
「付き合っては無いんだ?」
「まぁ、それから月に2回ぐらい居酒屋で呑む感じ。」
「ふ~ん。・・・・・この部屋では?」
「それはいけませんって、あいつ・・・」
「超肉食系女子の智子さんがプラトニック?」
「・・・いいじゃない・・・たまには。」
「ふ~ん。」
「でもね・・・」
「うん。」
「彼はね、一人っ子なのよ。」
「うん?」
「跡継ぎがいないじゃない?」
「あ~・・・」
それで、あの子供の話が出てきたのか、と陽子は思った。
「私はもう高齢過ぎて子供は産めないし・・・」
「・・・・・」
「でも彼はまだ38歳だから、相手次第で次は子供だってできるかもしれないんだし。」
「そう言ったの?」
「そう、何回も。」
「それで?」
「もともと子供はいなかったんだし、それはもう必要な条件じゃないんだって。」
「そうね~。」
「ご両親も、夫婦が仲良く楽しく添い遂げることが一番だって・・・賛成してるって・・・」
「そうなんだ・・・」
「ちょっと、簡単に答えが出せるものではないのよ・・・・・仕事のことだってあるしね。」
「そうだね、智子さん、今の仕事が生き甲斐だもんね。」
「そうそう・・・・・私に鮮魚屋の女将なんか無理そうだしね~。」
「いえ、智子さんは何でもやれます!!」
陽子ははっきり答えた。
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