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第二章「イレギュラーな存在」
【話したいことがあるの】
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最後に少し水を差されたとはいえ、試験の結果は合格だった。時間内に迷宮を突破できたのだから当然だ。これで、私たちは晴れて冒険者としての第一歩を踏み出したことになる。もっとも、まだ(仮)の段階だ。本試験に合格して、カレッジを卒業するまでは、依頼を請け負って活動することはできない。その権利を得ただけ、と言ってもいい。
修行の日々は、まだまだ続くのだ。
もっとも私の場合、このループし続ける世界を突破しない限り、なんの意味も持たないのだが。
私やプレアたちが同伴の元、ガーゴイルに襲撃された場所の現場検証が行われた。魔族を召喚するための魔法陣の跡がないかなど念入りに調査されたが、何も発見されなかった。
鉢植えの件。図書館の火災の件。そして今回の魔族の襲撃と、今回の世界では不穏な出来事が相次いでいるのに、何も情報をつかめていない。このまま、何もわからないまま今回も殺されて私は生を終えてしまうのだろうか。
それだけは嫌だ。
嫌だと思うのだが、具体的な策は打てずにいた。
唯一救いがあったとしたら、シェルドの存在だろうか。
ループし続けるこの世界において、イレギュラーな存在であるシェルド。
私は彼のことを、無条件に信用していたわけではなかった。彼の周辺を、可能な限り監視していた。結論から言うと、特に怪しい行動はない。ごく普通に授業を受けて、みんなと仲良くして、私とも好意的に接している。私の監視などどこ吹く風で、実に健やかに学園生活を送っていたのだ。もっとも、理由を付けて接近するまでもなく、向こうから接触を図ってくることが多かったのだが。
エドやプレアに聞いてみても、「シェルドの行動にとくにおかしな点はないよ」とのことだった。彼の笑顔が本心からのものかはわからないけれど、少なくとも私たちに敵意を抱いているとは思えない。
シェルドとの会話は楽しかった。彼と一緒に過ごす時間は、私にとって癒しのときだ。
そう感じてしまう自分に、違和感はあった。私は、プレアと自分に迫る危険を排除して、このループから脱しなくてはいけないのに。
本来の目的を、忘れてしまいそうになった。日に日に、彼の存在が自分の中で大きくなっていくのを感じていた。
『けど、人間関係が希薄だと、困ったときに頼る相手がいなくなるよ? もっといろいろな相手に声をかけてみてもいいんじゃない?』
シェルドの言葉が脳裏をよぎる。
ああ、本当にその通りね。何も成長していない。私は一人で抱え込む癖があって、いつも人に相談しない。頼ってくれれば、相談してくれればいいのにと言われたことが数知れずある。
このままではいけないと、頭ではわかっているのに、この繰り返しの世界の中でも、相変わらず一人で解決しようとしている。
よし。そうだよ。今回はちゃんと人に頼ろう。
彼の好意に甘えてみよう。シェルドに相談してみよう。
これが、ループを脱するための布石になればいいなと思いながら、私は眠りについた。
* * *
「おはようございます。レイチェル様」
「おはよう、ルーチェ」
ルーチェの声で目が覚めた。窓から見える空は今日も快晴だ。数日間、こういった天気の良い日が続いて、運命の日になると急に天候が崩れる。
それがわかっているから、晴れている空が見えるうちは心がまだ凪いでいられる。
「お母さまは?」
「昨晩遅くに戻られました。おそらく、お嬢様の顔を見たいと思っておられるのではないかと」
「そう……」
そんなわけないじゃない、と脳内で毒づいた。継母に限ってそれはない。父が持っている資産だけが狙いの人なので、前妻の娘である私が邪魔なのだ。あるいは、父をたぶらかした下賤な女の娘とでも思っているのか……。少なくとも歓迎はされていないだろう。
「朝ごはんにいたしましょう」
ルーチェの案じるような視線に、私は首を横に振った。
「ごめん、食欲ないからいらない」
「……最近食が進んでいませんね。私の料理はお口に合いませんでしたでしょうか?」
「ううん、そうじゃないけど……」
あの日が迫ってくると、心労から食が細くなりがちだ。それが今回はいつもより早く起きている。良くないことが続いているせいだ。
どう説明すればいいだろうかと思案していると、ルーチェが気を遣ってくれた。
「……承知しました。では、お部屋まで運びますね」
「うん。ありがとう」
ルーチェが部屋を出てから、私は着替えを済ませて鏡で自分の姿を確認する。
「……ひどい顔」
目の下にはくまができているし、顔色も悪い。とてもじゃないけれど、人前に出られる状態ではない。
「でも、今日は行かなくちゃ……」
自分に言い聞かせるように呟く。こうして一日一日を乗り越えていけば、いつかはループを脱せるはずだ。この無限地獄だって、文字通りの無限ではないはずだ。
きっと……大丈夫。
根拠はない。情報も足りていない。それでも、そう思っておかないと、頭がどうにかなってしまいそうなのだ。
それに、無策なわけじゃない。
イレギュラーな存在であるシェルドを、信用に足る相手だと判断できたのは収穫だった。自分がループしていることを彼に告げ、協力を仰いでみよう。簡単ではないと思う。信じてもらえないかもしれない。
それでも、絶対何かが変わると思う。
ルーチェに頼んでホットミルクを用意してもらうと、それを飲み干してから部屋に戻る。鞄を手に取って、玄関に向かったとき、「レイチェル様」とルーチェに呼び止められる。
「なにかしら?」
「ご友人の方が、迎えに来ておられますよ」
ご友人? 朝に、誰かが私のことを迎えに来たことなど、これまで一度もなかった。
いぶかしみながら玄関に向かう。扉を大きく開くと、そこに立っていたのはプレアだった。ブレザーの制服のスカートをぎゅっと握って、心なしか緊張した顔をしている。
「プレア、おはよう。……どうしたの? 家まで迎えにくるなんて珍しいじゃない」
「ちょっと、話したいことがあるんだけど」
こちらに向いた視線は逸らされない。
真剣なその面持ちに、シェルドに真実を話す前に、プレアに伝えてみてもいいかもな、という気になってくる。
「もちろん、いいよ。カレッジまで歩きながら話そうか?」
そう言うと、微笑を浮かべてプレアが頷いた。
* * *
修行の日々は、まだまだ続くのだ。
もっとも私の場合、このループし続ける世界を突破しない限り、なんの意味も持たないのだが。
私やプレアたちが同伴の元、ガーゴイルに襲撃された場所の現場検証が行われた。魔族を召喚するための魔法陣の跡がないかなど念入りに調査されたが、何も発見されなかった。
鉢植えの件。図書館の火災の件。そして今回の魔族の襲撃と、今回の世界では不穏な出来事が相次いでいるのに、何も情報をつかめていない。このまま、何もわからないまま今回も殺されて私は生を終えてしまうのだろうか。
それだけは嫌だ。
嫌だと思うのだが、具体的な策は打てずにいた。
唯一救いがあったとしたら、シェルドの存在だろうか。
ループし続けるこの世界において、イレギュラーな存在であるシェルド。
私は彼のことを、無条件に信用していたわけではなかった。彼の周辺を、可能な限り監視していた。結論から言うと、特に怪しい行動はない。ごく普通に授業を受けて、みんなと仲良くして、私とも好意的に接している。私の監視などどこ吹く風で、実に健やかに学園生活を送っていたのだ。もっとも、理由を付けて接近するまでもなく、向こうから接触を図ってくることが多かったのだが。
エドやプレアに聞いてみても、「シェルドの行動にとくにおかしな点はないよ」とのことだった。彼の笑顔が本心からのものかはわからないけれど、少なくとも私たちに敵意を抱いているとは思えない。
シェルドとの会話は楽しかった。彼と一緒に過ごす時間は、私にとって癒しのときだ。
そう感じてしまう自分に、違和感はあった。私は、プレアと自分に迫る危険を排除して、このループから脱しなくてはいけないのに。
本来の目的を、忘れてしまいそうになった。日に日に、彼の存在が自分の中で大きくなっていくのを感じていた。
『けど、人間関係が希薄だと、困ったときに頼る相手がいなくなるよ? もっといろいろな相手に声をかけてみてもいいんじゃない?』
シェルドの言葉が脳裏をよぎる。
ああ、本当にその通りね。何も成長していない。私は一人で抱え込む癖があって、いつも人に相談しない。頼ってくれれば、相談してくれればいいのにと言われたことが数知れずある。
このままではいけないと、頭ではわかっているのに、この繰り返しの世界の中でも、相変わらず一人で解決しようとしている。
よし。そうだよ。今回はちゃんと人に頼ろう。
彼の好意に甘えてみよう。シェルドに相談してみよう。
これが、ループを脱するための布石になればいいなと思いながら、私は眠りについた。
* * *
「おはようございます。レイチェル様」
「おはよう、ルーチェ」
ルーチェの声で目が覚めた。窓から見える空は今日も快晴だ。数日間、こういった天気の良い日が続いて、運命の日になると急に天候が崩れる。
それがわかっているから、晴れている空が見えるうちは心がまだ凪いでいられる。
「お母さまは?」
「昨晩遅くに戻られました。おそらく、お嬢様の顔を見たいと思っておられるのではないかと」
「そう……」
そんなわけないじゃない、と脳内で毒づいた。継母に限ってそれはない。父が持っている資産だけが狙いの人なので、前妻の娘である私が邪魔なのだ。あるいは、父をたぶらかした下賤な女の娘とでも思っているのか……。少なくとも歓迎はされていないだろう。
「朝ごはんにいたしましょう」
ルーチェの案じるような視線に、私は首を横に振った。
「ごめん、食欲ないからいらない」
「……最近食が進んでいませんね。私の料理はお口に合いませんでしたでしょうか?」
「ううん、そうじゃないけど……」
あの日が迫ってくると、心労から食が細くなりがちだ。それが今回はいつもより早く起きている。良くないことが続いているせいだ。
どう説明すればいいだろうかと思案していると、ルーチェが気を遣ってくれた。
「……承知しました。では、お部屋まで運びますね」
「うん。ありがとう」
ルーチェが部屋を出てから、私は着替えを済ませて鏡で自分の姿を確認する。
「……ひどい顔」
目の下にはくまができているし、顔色も悪い。とてもじゃないけれど、人前に出られる状態ではない。
「でも、今日は行かなくちゃ……」
自分に言い聞かせるように呟く。こうして一日一日を乗り越えていけば、いつかはループを脱せるはずだ。この無限地獄だって、文字通りの無限ではないはずだ。
きっと……大丈夫。
根拠はない。情報も足りていない。それでも、そう思っておかないと、頭がどうにかなってしまいそうなのだ。
それに、無策なわけじゃない。
イレギュラーな存在であるシェルドを、信用に足る相手だと判断できたのは収穫だった。自分がループしていることを彼に告げ、協力を仰いでみよう。簡単ではないと思う。信じてもらえないかもしれない。
それでも、絶対何かが変わると思う。
ルーチェに頼んでホットミルクを用意してもらうと、それを飲み干してから部屋に戻る。鞄を手に取って、玄関に向かったとき、「レイチェル様」とルーチェに呼び止められる。
「なにかしら?」
「ご友人の方が、迎えに来ておられますよ」
ご友人? 朝に、誰かが私のことを迎えに来たことなど、これまで一度もなかった。
いぶかしみながら玄関に向かう。扉を大きく開くと、そこに立っていたのはプレアだった。ブレザーの制服のスカートをぎゅっと握って、心なしか緊張した顔をしている。
「プレア、おはよう。……どうしたの? 家まで迎えにくるなんて珍しいじゃない」
「ちょっと、話したいことがあるんだけど」
こちらに向いた視線は逸らされない。
真剣なその面持ちに、シェルドに真実を話す前に、プレアに伝えてみてもいいかもな、という気になってくる。
「もちろん、いいよ。カレッジまで歩きながら話そうか?」
そう言うと、微笑を浮かべてプレアが頷いた。
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