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番外編
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「旭陽」
「ん……ぁ……っ?」
目尻に柔く歯を立てられて、ふわふわと漂っていた意識が引き戻された。
「起きた」
嬉しそうに笑う顔には、汗とおれが散らした涙の雫が伝っている。
途中で引き上げられた片足が、男の肩上で痙攣しているのが薄らと見えた。
「ぁ゛…………」
あきら。
名を呼んだつもりだったが、喉が震えるばかりで声が出てこない。
唇を空ぶらせるおれを見て、晃が水で満たされたグラスを出現させた。
口を付けて水分を含み、そのまま唇を重ねてくる。
「ッンん゛……っ! ふッァ、あ゛ぁう……っ!」
舌腹をずりずりと擦り合わせられて、どろどろのシーツの上で全身が痙攣した。
朦朧としている意識が白ばみかけては、また引きずり上げられる。
さっきまでと同じことを繰り返しているうちに、喉奥へと冷たい水が流れ込んできた。
どうにか数度に分けて喉を上下させると、一度口を離した晃がまた水を含んで飲ませてくる。
「っぅ゛、んぅうっ……ッぁ、ふ、ッァ……ッ!」
宥めるように舌で口腔を舐り回されながら、時間をかけて喉を潤した。
「ッぁ゛……っ!」
舌が解放された拍子に、ガクンと腰が揺れた。
「もう要らない?」
目尻に軽く吸い付きながら、晃が尋ねてくる。
も、いい、イきながら飲み込むの結構キツい。
視線だけで頷けば、震える唇を一舐めしてから晃が顔を引いた。
「んっ……ぅッ……」
呻いた声の掠れ具合は、喉が潤されたことで少しだけましになっている。
「旭陽」
「ぁ゛……ぅ……っ?」
なんだ。
唇は声を発せず呻くだけに留まったが、晃は返答を要求してこない。
気は引けていると理解してるんだろう。
掌を擦り付けてはこず、そっと触れるだけの柔さで髪を撫でてくる。
そこまで慎重にすんなら、いっそ触れねえほうが楽だろうに。
めちゃくちゃに抱いた後は、いつもこうしておれの反応を伺うような触れ方をしてくる。
触れねえほうが良いとは理解していながら、それでも触れ続けていたいと欲に駆られた目が物語っている。
どれだけ慎重に触れられても、これだけ長時間イかされ続けた後だと空気の揺らぎだけでも体が勝手に絶頂を拾い上げる。
まあ……嫌なわけじゃ、ねえしな。やめろと振り払ったことはない。
完全に力が抜けている足で、どうにか晃を引き寄せようとする。
気付いた晃が上半身を倒してきた。
「あさひ、気持ちよかった?」
おれの自覚があるよりも遥かに多くイかせといて、何言ってんだ。
呆れながら、いつも通り視線で頷いてやる。
おまえに欲しがられてんだ、悦いに決まってんだろ。
肯定を読み取った晃が、紅潮している頬を更に赤らめて微笑む。
ほんと、いつもかわいーなァおまえは。
体が動いたら、その旨そうな朱肌を齧って味わってやんのに。
おれの思考に気付いてんのかいねえのか、丁子染が甘ったるさを深めた。
「旭陽って、こういうのも嫌いじゃないよな?」
「…………?」
こういうのって、なんだ。
酷い絶頂の余韻に沈んだままの頭では、何が言いてえのかいまいち理解できない。
ずっと繋ぎ合い続けていた手を引かれ、指先へそっとキスされた。
「ッんぁ……っ」
掠れた声を上擦らせるおれに、晃が嬉しそうな目で見下ろしながら舌を滑らせてくる。
「ッひ、ぁ、っぁ……ッ、ふァッあ……っ!」
何度も晃の手を引っ掻いた爪の皮膚の間に舌が潜り込み、赤い血を拭い取っていく。
舌が動く度にガクガクと腰が震え、ぷしゃりと少量の潮が吹き溢れた。
何時間ぶり――いや、もっとか?
随分久しく感じるイき方に、背中が勝手に仰け反った。
「ッぁ、はぁ゛あ……っ!」
またぐらついた意識が、背を抱き締めてくる体温に縫い止められる。
「ァッぅ、んぅあ……っ」
「あさひ、まだイってる」
欲を押し殺した声が囁いて、そっと抱き締めてくる力が強まった。
誰の所為だよ。
目元に力を込めれば、おれの不満を感じ取った晃が喉を鳴らす。
「でも、嫌いじゃなさそう」
「っ……ぁ……?」
何の話だ。
不審がっていれば、おれの髪に顔を寄せていた晃が顔を上げた。
刺激は極力与えないように。
そう気遣っているのが分かる力で、柔らかに額を擦り合わせてくる。
「旭陽、勝手に自分が求めてない感覚が与えられるのは嫌いだろ」
嫌いっつうか、許さねえけど。
今更何言い出してんだ?
疑問の眼差しを注げば、また口吻けが降ってきた。
「ん……」
背筋に淡い快感が走る。
心地良さに息を吐けば、晃がまた喉を震わせた。
「でも、俺から与えられるのは……意外と、嫌いじゃないよな」
気持ちいいかといつも尋ねてくる男が、断言する声音で言い放って唇を舐めてくる。
……嫌いじゃない、か。
好ましいとか返したらどんな顔すんだろうな、こいつ。
「そ……見え、なら……そ、っな、じゃ、ね……か……」
上手く回らない舌を動かして、途切れ途切れに返す。
自分でも殆ど聞き取れなかった言葉も、余さず拾い取ったらしい晃が瞳をとろりと蕩けさせた。
ああ、その眼。
そういう瞳してるおまえは、一等かわいいな。
もうとっくに自分が限界を超えてる自覚はあるのに、好きにしろよっておれをくれてやりたくなる。
震える肌を自分から擦り合わせて、顎先に弱く噛み付く。
呼ばれていることに気付いた晃が、更に上体を倒しておれの肩に顔を埋めてきた。
目の前にきた耳朶を、力が入らない犬歯で挟み込む。
「ん……っ」
微かに呻いた晃に、吐息に混ぜて「うそ」と囁いてやった。
「えっ……」
一瞬固まった男が、『嫌いじゃない』への肯定に対する否定だと気付いて身を硬くする。
ばあか。
「わ、る……く……ね、え」
嫌いじゃねえ、だと正しくない。
おまえが我欲のままにおれを貪ってくんの、気に入ってる。
元来気に食わねえはずのことも、喜んでる顔見たらそっちが勝っちまう程度には。
「……そっか」
男の体から力が抜けて、加減を忘れた手がぎゅううと抱き竦めてきた。
「ッア、ひぅっ! ぁっぁあうっ!」
過敏になっている肌が強い摩擦を受けて、びしゃりとまた透明の体液が散った。
「っあ、ご、ごめん!」
慌てて力を抜こうとする体に、がくがくと震える身をおれのほうから擦り寄せる。
「っぁ゛、ァッ、ぃっ……か、ら……っ! も……っと、……ッ」
そろそろまた意識が飛びそうだ。
おれがトぶ時、体温与えてくんのはおまえの大事な役目だろうが。
咎める意図で額を肩へ押し付けると、一拍置いてからまた強い力で抱き寄せられた。
それでいい。
満足の息を吐いて、ゆっくりと意識が溶けていく。
眠りに沈む瞬間、唇に柔らかな感触が降ってきて啄ばまれた。
「おやすみ、旭陽。……起きたら、今度はちゃんと意識ある状態でいっぱいキスしような」
ああ、それ、わるくねえな……
気分が良いまま、ぷつんと意識が途切れた。
次に目が覚めた時も、嬉しそうな甘ったるい顔に覗き込まれているんだと知っている。
そうだろ、晃。
「ん……ぁ……っ?」
目尻に柔く歯を立てられて、ふわふわと漂っていた意識が引き戻された。
「起きた」
嬉しそうに笑う顔には、汗とおれが散らした涙の雫が伝っている。
途中で引き上げられた片足が、男の肩上で痙攣しているのが薄らと見えた。
「ぁ゛…………」
あきら。
名を呼んだつもりだったが、喉が震えるばかりで声が出てこない。
唇を空ぶらせるおれを見て、晃が水で満たされたグラスを出現させた。
口を付けて水分を含み、そのまま唇を重ねてくる。
「ッンん゛……っ! ふッァ、あ゛ぁう……っ!」
舌腹をずりずりと擦り合わせられて、どろどろのシーツの上で全身が痙攣した。
朦朧としている意識が白ばみかけては、また引きずり上げられる。
さっきまでと同じことを繰り返しているうちに、喉奥へと冷たい水が流れ込んできた。
どうにか数度に分けて喉を上下させると、一度口を離した晃がまた水を含んで飲ませてくる。
「っぅ゛、んぅうっ……ッぁ、ふ、ッァ……ッ!」
宥めるように舌で口腔を舐り回されながら、時間をかけて喉を潤した。
「ッぁ゛……っ!」
舌が解放された拍子に、ガクンと腰が揺れた。
「もう要らない?」
目尻に軽く吸い付きながら、晃が尋ねてくる。
も、いい、イきながら飲み込むの結構キツい。
視線だけで頷けば、震える唇を一舐めしてから晃が顔を引いた。
「んっ……ぅッ……」
呻いた声の掠れ具合は、喉が潤されたことで少しだけましになっている。
「旭陽」
「ぁ゛……ぅ……っ?」
なんだ。
唇は声を発せず呻くだけに留まったが、晃は返答を要求してこない。
気は引けていると理解してるんだろう。
掌を擦り付けてはこず、そっと触れるだけの柔さで髪を撫でてくる。
そこまで慎重にすんなら、いっそ触れねえほうが楽だろうに。
めちゃくちゃに抱いた後は、いつもこうしておれの反応を伺うような触れ方をしてくる。
触れねえほうが良いとは理解していながら、それでも触れ続けていたいと欲に駆られた目が物語っている。
どれだけ慎重に触れられても、これだけ長時間イかされ続けた後だと空気の揺らぎだけでも体が勝手に絶頂を拾い上げる。
まあ……嫌なわけじゃ、ねえしな。やめろと振り払ったことはない。
完全に力が抜けている足で、どうにか晃を引き寄せようとする。
気付いた晃が上半身を倒してきた。
「あさひ、気持ちよかった?」
おれの自覚があるよりも遥かに多くイかせといて、何言ってんだ。
呆れながら、いつも通り視線で頷いてやる。
おまえに欲しがられてんだ、悦いに決まってんだろ。
肯定を読み取った晃が、紅潮している頬を更に赤らめて微笑む。
ほんと、いつもかわいーなァおまえは。
体が動いたら、その旨そうな朱肌を齧って味わってやんのに。
おれの思考に気付いてんのかいねえのか、丁子染が甘ったるさを深めた。
「旭陽って、こういうのも嫌いじゃないよな?」
「…………?」
こういうのって、なんだ。
酷い絶頂の余韻に沈んだままの頭では、何が言いてえのかいまいち理解できない。
ずっと繋ぎ合い続けていた手を引かれ、指先へそっとキスされた。
「ッんぁ……っ」
掠れた声を上擦らせるおれに、晃が嬉しそうな目で見下ろしながら舌を滑らせてくる。
「ッひ、ぁ、っぁ……ッ、ふァッあ……っ!」
何度も晃の手を引っ掻いた爪の皮膚の間に舌が潜り込み、赤い血を拭い取っていく。
舌が動く度にガクガクと腰が震え、ぷしゃりと少量の潮が吹き溢れた。
何時間ぶり――いや、もっとか?
随分久しく感じるイき方に、背中が勝手に仰け反った。
「ッぁ、はぁ゛あ……っ!」
またぐらついた意識が、背を抱き締めてくる体温に縫い止められる。
「ァッぅ、んぅあ……っ」
「あさひ、まだイってる」
欲を押し殺した声が囁いて、そっと抱き締めてくる力が強まった。
誰の所為だよ。
目元に力を込めれば、おれの不満を感じ取った晃が喉を鳴らす。
「でも、嫌いじゃなさそう」
「っ……ぁ……?」
何の話だ。
不審がっていれば、おれの髪に顔を寄せていた晃が顔を上げた。
刺激は極力与えないように。
そう気遣っているのが分かる力で、柔らかに額を擦り合わせてくる。
「旭陽、勝手に自分が求めてない感覚が与えられるのは嫌いだろ」
嫌いっつうか、許さねえけど。
今更何言い出してんだ?
疑問の眼差しを注げば、また口吻けが降ってきた。
「ん……」
背筋に淡い快感が走る。
心地良さに息を吐けば、晃がまた喉を震わせた。
「でも、俺から与えられるのは……意外と、嫌いじゃないよな」
気持ちいいかといつも尋ねてくる男が、断言する声音で言い放って唇を舐めてくる。
……嫌いじゃない、か。
好ましいとか返したらどんな顔すんだろうな、こいつ。
「そ……見え、なら……そ、っな、じゃ、ね……か……」
上手く回らない舌を動かして、途切れ途切れに返す。
自分でも殆ど聞き取れなかった言葉も、余さず拾い取ったらしい晃が瞳をとろりと蕩けさせた。
ああ、その眼。
そういう瞳してるおまえは、一等かわいいな。
もうとっくに自分が限界を超えてる自覚はあるのに、好きにしろよっておれをくれてやりたくなる。
震える肌を自分から擦り合わせて、顎先に弱く噛み付く。
呼ばれていることに気付いた晃が、更に上体を倒しておれの肩に顔を埋めてきた。
目の前にきた耳朶を、力が入らない犬歯で挟み込む。
「ん……っ」
微かに呻いた晃に、吐息に混ぜて「うそ」と囁いてやった。
「えっ……」
一瞬固まった男が、『嫌いじゃない』への肯定に対する否定だと気付いて身を硬くする。
ばあか。
「わ、る……く……ね、え」
嫌いじゃねえ、だと正しくない。
おまえが我欲のままにおれを貪ってくんの、気に入ってる。
元来気に食わねえはずのことも、喜んでる顔見たらそっちが勝っちまう程度には。
「……そっか」
男の体から力が抜けて、加減を忘れた手がぎゅううと抱き竦めてきた。
「ッア、ひぅっ! ぁっぁあうっ!」
過敏になっている肌が強い摩擦を受けて、びしゃりとまた透明の体液が散った。
「っあ、ご、ごめん!」
慌てて力を抜こうとする体に、がくがくと震える身をおれのほうから擦り寄せる。
「っぁ゛、ァッ、ぃっ……か、ら……っ! も……っと、……ッ」
そろそろまた意識が飛びそうだ。
おれがトぶ時、体温与えてくんのはおまえの大事な役目だろうが。
咎める意図で額を肩へ押し付けると、一拍置いてからまた強い力で抱き寄せられた。
それでいい。
満足の息を吐いて、ゆっくりと意識が溶けていく。
眠りに沈む瞬間、唇に柔らかな感触が降ってきて啄ばまれた。
「おやすみ、旭陽。……起きたら、今度はちゃんと意識ある状態でいっぱいキスしような」
ああ、それ、わるくねえな……
気分が良いまま、ぷつんと意識が途切れた。
次に目が覚めた時も、嬉しそうな甘ったるい顔に覗き込まれているんだと知っている。
そうだろ、晃。
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