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晃生誕6 お前を、俺に差し出してもらえること
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「ッぁ、んあアッ!」
笑っている唇に、無意識に噛み付いていた。
ビクリと跳ねた体が、もう殆ど色のない精液を弱く噴き上がる。
「っふッァ、あっ、ンぁ゛あ……っ!」
かぷかぷと薄い唇を優しく食むたび、指先からつま先まで跳ねる男が肉襞を痙攣させた。
甘く食まれるだけでもイってる、旭陽。動くのつらいだろうけど、後でなんて我慢できない。
「っつけ、て……あさひ、」
どうしても震える声で、甘ったるくねだる。
絶頂に浸っていた黄金が俺を見て、満足げに細まった。
「っ、ん……」
また顔を寄せてきたそうだったから、一度身を引く。
涙に濡れた頬をすりと触れ合わせてきた男が、顎を持ち上げて何も光っていないほうの耳に唇を触れさせた。
「っ゛……!」
柔らかい耳朶へ、鋭いものが食い込んでくる。多分、人より大きい旭陽の犬歯だ。
軟い場所が熱い咥内に取り込まれ、肉厚な舌で舐め回される。何度も舌先で転がされると、旭陽を貫いたままの雄が興奮に脈打った。
「ッンぁ、ぁふっ……っふ、ァッ、ぁん……っ、ッ」
がくがくと身を震わせながら、旭陽は吸い付いてくることをやめない。また犬歯を耳朶に押し付けて、今度は皮膚を突き破るだけの力を込めた。
「ッっ!!」
痛みと──旭陽に、目に見える形を望まれている慶び。
二重の感覚に息を飲めば、旭陽も何処か嬉しそうに喉を鳴らした。
血を啜られ、戯れる力で食まれてから漸く咥内から引き出される。
「っぁ゛、さひ……ッ」
思いっきり抱き締めたい。
でも、まだ。
半端な位置で固まっている俺の両腕を見た旭陽が、ふは、と淡い笑い声を零した。
旭陽、すごく機嫌良い……
甘い声にうっとりと聞き惚れていれば、じくじくと疼く場所に指が触れてきた。
傷口を確かめるように摘んで、喉元に柔く噛み付かれる。ギリギリ痕が残る力で肌を吸われながら、冷たい──でも肌に馴染む感触が、貫通した傷口を通って耳朶を挟むのを感じた。
「っは……」
旭陽が満足の吐息を零して、俺の喉元から顔を離す。
すぐさま顎を掴み、くてりと凭れ掛かってきている顔を上向かせた。
「……ぁんだよ、あきら……」
俺が何をしたいのか理解している様子で、旭陽が頬を持ち上がる。
涙で煌めく黄金のなかに、両耳に赤い珠を開かせている俺が映り込んでいた。
「…………!!」
ぎゅうう、と胸が締め付けられる。
痛くはない。苦しくはある。でもそれがどれだけ甘ったるい苦しさなのかは、俺が一番理解していた。
堪らず褐色に両腕を巻き付け、加減も忘れてぎゅうぎゅうと抱き締める。
「ッっヒぁ゛ア! ぁっンぁあッ!」
キスだけでも潮を吹いていた体を強く摩擦されて、旭陽がガクンと跳ね上がる。
もうすっかりお互いドロドロになった服が、さらさらとした体液によってまた濡れて染みを広げた。
「っぁ、き、ッィ゛あっ」
「っあさひ……!」
「ッひぅウ! ひゃぅッ、っはあ゛ア!」
「あさひっ……! あさひ、好き、」
「ッぁ、あ゛ーーッ! ッァひ、ッヒぃい゛ッ! っぁ、……った、か、ら゛ぁ……っ!」
「すき、あさひ……っ」
震える体を抱き竦めて、どろどろの胎内を激しく突き上げる。
仰け反る背筋をシーツに押し付け、身動き一つ取れないほど抱き締めたままぐちゃぐちゃに肉襞を掻き乱した。
ぶしゃあ、ともう完全に色のない精を噴き上げた旭陽がぶわりと涙を浮かび上がらせる。
ぼたぼたと滴り始めた雫に吸い付き、脳内を支配している単語を殆ど無意識に零した。
突然再開された激しすぎる抽挿についてこれない旭陽が、目を見開いて悲鳴を迸らせる。
うん。きもちいいな、あさひ。もっと、もっと一緒にきもちよくなろうな。
「ッァッっぁ゛あ゛ーーッッ!!」
ごちゅごちゅと深い場所を穿ちながら、潮を吹いている場所に爪を食い込ませる。
途端に激しくなる泣き声と悲鳴にますます理性を溶かして、旭陽が自分で弄っていた胸元に牙を突き立てた。
「~~~ーーッ、ぁ゛……ッ゛っ!」
声もなく仰け反った喉が、ひぅと微かな音を立てた。
全身をしならせたままガクンガクンと揺れている体を、またぎゅっと両腕で抱き締める。
それだけでも微かに跳ねた体が、とろとろと勢いなく透明の体液を零した。
「ッぁ゛……、……ッ、ーー……」
ぶるぶると震えている唇が、何かを形作る。
あさひ、あさひ。あさひ、もっと。もっと善がって、きもちよくなって。よろこんで、あさひ。
もう、血が昇りきった頭は虚ろな黄金と全部溶かされそうなほどの熱しか残っていない。
でも掠れきった声も出なくなっている薄い唇が何と言っているのかは、不思議と理解できた。
「ッ゛……ぁ゛、…………」
あきら。ぷれぜんと、これがいいだろ。
おれにしばられるのが、おれが、いいだろ。なあ、あきら。
「────あさひ、」
「……っ、ぅ゛……」
霞んでいた頭の中が、急速に一部だけ働きを取り戻していく。
ぷれぜんと。……プレゼントって言ってた、今。
旭陽、俺の誕生日って覚えてた? ……俺へのプレゼントに、わざわざ足運んで探しに行ってくれてた?
気付けば、痙攣していた体はぐったりとシーツに沈み込んでいる。朦朧としていた黄金は瞼の奥に隠れ、目元がすっかり腫れ上がっていた。
「あさひ、」
濡れた頬を撫でる。隘路がぐねりとうねって、褐色がガクリと大きく揺れた。
ひゅっ、と色々な体液で濡れた喉が細い音を立てる。キスを落とせば、快感と心地良さの混じった吐息を零した。
「…………ありがとな。…………うれしい」
歪む視界を細めて、そっと口付けを落とす。
苦しげだった相貌が緩み、あきらと音のない声が囁いた。
笑っている唇に、無意識に噛み付いていた。
ビクリと跳ねた体が、もう殆ど色のない精液を弱く噴き上がる。
「っふッァ、あっ、ンぁ゛あ……っ!」
かぷかぷと薄い唇を優しく食むたび、指先からつま先まで跳ねる男が肉襞を痙攣させた。
甘く食まれるだけでもイってる、旭陽。動くのつらいだろうけど、後でなんて我慢できない。
「っつけ、て……あさひ、」
どうしても震える声で、甘ったるくねだる。
絶頂に浸っていた黄金が俺を見て、満足げに細まった。
「っ、ん……」
また顔を寄せてきたそうだったから、一度身を引く。
涙に濡れた頬をすりと触れ合わせてきた男が、顎を持ち上げて何も光っていないほうの耳に唇を触れさせた。
「っ゛……!」
柔らかい耳朶へ、鋭いものが食い込んでくる。多分、人より大きい旭陽の犬歯だ。
軟い場所が熱い咥内に取り込まれ、肉厚な舌で舐め回される。何度も舌先で転がされると、旭陽を貫いたままの雄が興奮に脈打った。
「ッンぁ、ぁふっ……っふ、ァッ、ぁん……っ、ッ」
がくがくと身を震わせながら、旭陽は吸い付いてくることをやめない。また犬歯を耳朶に押し付けて、今度は皮膚を突き破るだけの力を込めた。
「ッっ!!」
痛みと──旭陽に、目に見える形を望まれている慶び。
二重の感覚に息を飲めば、旭陽も何処か嬉しそうに喉を鳴らした。
血を啜られ、戯れる力で食まれてから漸く咥内から引き出される。
「っぁ゛、さひ……ッ」
思いっきり抱き締めたい。
でも、まだ。
半端な位置で固まっている俺の両腕を見た旭陽が、ふは、と淡い笑い声を零した。
旭陽、すごく機嫌良い……
甘い声にうっとりと聞き惚れていれば、じくじくと疼く場所に指が触れてきた。
傷口を確かめるように摘んで、喉元に柔く噛み付かれる。ギリギリ痕が残る力で肌を吸われながら、冷たい──でも肌に馴染む感触が、貫通した傷口を通って耳朶を挟むのを感じた。
「っは……」
旭陽が満足の吐息を零して、俺の喉元から顔を離す。
すぐさま顎を掴み、くてりと凭れ掛かってきている顔を上向かせた。
「……ぁんだよ、あきら……」
俺が何をしたいのか理解している様子で、旭陽が頬を持ち上がる。
涙で煌めく黄金のなかに、両耳に赤い珠を開かせている俺が映り込んでいた。
「…………!!」
ぎゅうう、と胸が締め付けられる。
痛くはない。苦しくはある。でもそれがどれだけ甘ったるい苦しさなのかは、俺が一番理解していた。
堪らず褐色に両腕を巻き付け、加減も忘れてぎゅうぎゅうと抱き締める。
「ッっヒぁ゛ア! ぁっンぁあッ!」
キスだけでも潮を吹いていた体を強く摩擦されて、旭陽がガクンと跳ね上がる。
もうすっかりお互いドロドロになった服が、さらさらとした体液によってまた濡れて染みを広げた。
「っぁ、き、ッィ゛あっ」
「っあさひ……!」
「ッひぅウ! ひゃぅッ、っはあ゛ア!」
「あさひっ……! あさひ、好き、」
「ッぁ、あ゛ーーッ! ッァひ、ッヒぃい゛ッ! っぁ、……った、か、ら゛ぁ……っ!」
「すき、あさひ……っ」
震える体を抱き竦めて、どろどろの胎内を激しく突き上げる。
仰け反る背筋をシーツに押し付け、身動き一つ取れないほど抱き締めたままぐちゃぐちゃに肉襞を掻き乱した。
ぶしゃあ、ともう完全に色のない精を噴き上げた旭陽がぶわりと涙を浮かび上がらせる。
ぼたぼたと滴り始めた雫に吸い付き、脳内を支配している単語を殆ど無意識に零した。
突然再開された激しすぎる抽挿についてこれない旭陽が、目を見開いて悲鳴を迸らせる。
うん。きもちいいな、あさひ。もっと、もっと一緒にきもちよくなろうな。
「ッァッっぁ゛あ゛ーーッッ!!」
ごちゅごちゅと深い場所を穿ちながら、潮を吹いている場所に爪を食い込ませる。
途端に激しくなる泣き声と悲鳴にますます理性を溶かして、旭陽が自分で弄っていた胸元に牙を突き立てた。
「~~~ーーッ、ぁ゛……ッ゛っ!」
声もなく仰け反った喉が、ひぅと微かな音を立てた。
全身をしならせたままガクンガクンと揺れている体を、またぎゅっと両腕で抱き締める。
それだけでも微かに跳ねた体が、とろとろと勢いなく透明の体液を零した。
「ッぁ゛……、……ッ、ーー……」
ぶるぶると震えている唇が、何かを形作る。
あさひ、あさひ。あさひ、もっと。もっと善がって、きもちよくなって。よろこんで、あさひ。
もう、血が昇りきった頭は虚ろな黄金と全部溶かされそうなほどの熱しか残っていない。
でも掠れきった声も出なくなっている薄い唇が何と言っているのかは、不思議と理解できた。
「ッ゛……ぁ゛、…………」
あきら。ぷれぜんと、これがいいだろ。
おれにしばられるのが、おれが、いいだろ。なあ、あきら。
「────あさひ、」
「……っ、ぅ゛……」
霞んでいた頭の中が、急速に一部だけ働きを取り戻していく。
ぷれぜんと。……プレゼントって言ってた、今。
旭陽、俺の誕生日って覚えてた? ……俺へのプレゼントに、わざわざ足運んで探しに行ってくれてた?
気付けば、痙攣していた体はぐったりとシーツに沈み込んでいる。朦朧としていた黄金は瞼の奥に隠れ、目元がすっかり腫れ上がっていた。
「あさひ、」
濡れた頬を撫でる。隘路がぐねりとうねって、褐色がガクリと大きく揺れた。
ひゅっ、と色々な体液で濡れた喉が細い音を立てる。キスを落とせば、快感と心地良さの混じった吐息を零した。
「…………ありがとな。…………うれしい」
歪む視界を細めて、そっと口付けを落とす。
苦しげだった相貌が緩み、あきらと音のない声が囁いた。
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