僕の事を知ってはいけない 〜精霊宿りの呪術医戦〜

死を回避する中で、医術が及ばない絶望的状況の中、ブリコルールが行なったものは、呪術だった。
人々はこれを呪術医と呼んだ。
呪術医が増えていくとその思想は分かれ、派閥を生み、明確になっていく権力に、いつしか人の体は実験物のようになっていった。
一夜の幼馴染みの圭は、権力を象徴する『塔』に入ってしまう。戻って来るという圭の言葉を信じながらも、中々戻って来ない圭を心配する一夜は、様子を見に塔に向かった。
塔の下層階のコウとタカに連れられ、向かった先で一夜は、不思議な存在の『彼』の能力で圭と会い、『約束』を交わす。
圭は『印』といってあるものを一夜に渡すと、一夜の前から消えてしまう。
それは、圭が一夜に託したものだった。

『それを持っていてくれれば、必ず俺は戻るから』
一夜の中に託されたものは、圭の心臓だった。

『僕の中に……圭の心臓がある』

圭との間を繋いだ不思議な存在は、圭が呼び出した精霊だった。
圭が復讐の為に塔に入った事を知った一夜。そして、圭が呼び出した精霊の宿主が一夜自身であった事、様々な困難にぶつかりながら、仲間たちと共に塔のトップである『主様』と呼ばれる男に圭を取り戻す為に立ち向かう。
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