【R18】あやかしの花街で、私が極道お狐様に見初められるまで

蒼琉璃

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3 極道狐に抱かれて(※R18)

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 槐の舌が、花梨の舌を絡め取ると上質な酒の味が口腔内に広がる。彼女は、生まれてから一度も彼氏が出来た事がなかったので、キスも初体験だ。
 二人の舌が絡み合い、ゆっくりと離れると銀糸の橋がかかる。

「んっ……ふぅ……はぁっ……槐さん……これ、キス……??……なんか……きもちいい……全部夢、だよね、夢だから……いっかぁ」
『ああ、ここは魅久楽。男と女の欲望が絡み合う花街サ。花梨ちゃんこんな気持ちの良い夜にゃ、俺と夢みてぇに蕩けちまいな』

 ほろ酔い気分の槐の唇が、花梨の耳元に近付き甘く囁かれると、彼女の体温がさらに上がる。花梨に男性経験はもちろんない。
 いくら質感がリアルでも、しょせん夢なのだから、大胆に身を任せてしまっても良い気がする。

(これは、ちょっとえっちな夢だよね。だって槐さん、狐の耳を生やしてるんだもん。面白くて優しくて……面倒見の良いお兄さんって感じ。タイプかも)

 だが、どこか危険な香りのする槐からは、一度知ってしまえば引き返せないような色香を感じる。
 狐の牙から見える、彼の分厚い舌が花梨の首筋を伝い、耳朶に触れると思わず力が抜けた。

「あっ……んっ……はっ、ぁぁっ……んぁ……なんか、あつ……ぃ……あっ……ん」
『花梨ちゃん、可愛い声してんなァ。ここじゃあ、ちょいと色気がねぇや』

 花梨は熱い吐息を漏らし、槐に抱き上げられると、慌てて彼の首元に抱きついた。そして、寝室の方へと向かう。
 そこは賑やかな魅久楽の提灯の光が差し込み、淡く輝く行灯の周りを、発光した白い蝶が飛んでいた。
 槐は布団の上に花梨を下ろすと、彼女のブラウスのボタンを外し、耳朶を甘噛みする。
 そして、再び首筋の愛撫に戻って鎖骨を辿ると、アルコールとは別の熱で二人の体は火照っていく。

「はっ……んっ……ふわふわ……してる……えん……じゅ、さ……恥ずかしい……」
『初心だねぇ、花梨ちゃん。お兄さんに任せときな。それにしたって、人間ってぇのは可愛い下着を履くもんだ』

 艶やかに微笑む槐に、花梨の動悸が激しくなった。初めて会ったはずなのに、こういう非現実なシチュエーションが、彼女の気持ちを昂らせてしまうのだろうか。
 胸を他人に見られるのが恥ずかしく、花梨はぎゅっと目を閉じる。槐は彼女の下着に触れ、するりとブラジャーの中に、大きくて冷たい手を潜らせた。
 花梨の体はそれに反応して震え、閉じていた瞼が薄っすらと開く。

『――――ちゃんと目ェ開けて見ぃ』
「あっ……」

 耳元でドスの効いた声が聞こえると、ぞくりと体が震えた。初めて異性に、いや他人に乳房を揉まれ愛撫されると、じわじわと湧き上がった快感に震えた。
 決して彼は花梨に痛みを与えることもなく、手慣れた様子で柔らかく温かい乳房を揉む。彼女は潤んだ瞳で槐を見つめ、悶えた。
 大きな手で乳房が弄ばれると、薄桃色の蕾が、反応して勃起してしまった。

「はっ……あぅ……あっ、んんっ……はぁっ……んっ、んっ……なんかこれ……きもち……ぃ……ぁ、だめ……槐さ……ふっ……」
『そりゃあ良かった。花梨ちゃん、生娘みてぇに恥ずかしがってるけどサ。ここは随分と敏感じゃねぇか』

 槐の言い回しは古風で、現代生まれの彼女には分からない言葉も多く、花梨はぼんやりと首を傾げた。
 彼の大きな手が柔らかな白い乳房をたくし上げると、槐の舌が乳輪をなぞる。
 熱い舌先が、乳頭の周りを焦らすように愛撫し、花梨はふわふわのショートボブの髪を揺らして、甘い嬌声を漏らした。
 
(胸なんてっ、敏感なところじゃないのにっ、槐さんに触れられたら、ぞわぞわして……どうしよう、きもちいい、私、どうしたんだろう)

 熱い舌が、ふっくらと勃起する胸の蕾を捻じ伏せ、執拗に愛撫する。開いたもう片方の乳房をマッサージするように揉まれると、花梨は槐の着物を握りしめて喉を反らした。

「やっ……ぁぁ、だ、めぇっ……やめて、んんっ!」
『ん……えらい気持ち良さそうに喘いでっけど……辞める?』
「ひっ……ああっ……♡」

 不意に、ジーンズのパンツの上から陰部をなぞられ、花梨は甘い声を漏らした。服の上から指で触れられただけで、こんなにも敏感に反応するとは彼女自身も思わなかっただろう。
 本当に性行為が嫌なら、この悪夢に飛び起きるだろうが、目覚める様子もない。そればかりか愛撫に抵抗する気も起きず、好奇心だけが首をもたげている。

「は、恥ずかしくて……でも」
『でも? はっきりしねぇなぁ。俺に犯られてぇのか、それともここで火遊びはおしまいにして、火照った体のまま寝るか。女に優しくってぇのが、叔父貴との約束でサ』

 槐は挑発するような言葉で笑顔を浮かべた。その間にもジーンズの局部を指でなぞられ、快感が波のように打ち寄せてくる。
 ツンと突起した乳頭を意地悪に舐められると、初めてなのに体の奥から興奮が湧き上がって、おかしくなりそうだ。
 
『あんた、この先を知りてぇんだろ?』

 目が眩むほど、容姿端麗な槐の艶っぽい狐目に見つめられると、花梨は子供のように自分の唇に指を添えて、頷いてしまう。
 槐は優しく選択肢を与えるようなふりをするが、始めからこちらの世界に連れ込んだ花梨を、逃がすつもりはなかったのだろう。

『なら、自分で脱いでみな。人間の服は脱がしにくくて仕方がねェ。手伝ってやっからよ。そんな不安そうな顔するなって。俺に身を任せてくれんだからサ、花梨ちゃんのことを悔いのねぇくらい気持ちよくさせんのが、お兄さんの努めだろ』
「あっ……ん」

 ジーンズに手を掛けると、槐がそれを脱がすのを手伝う。下着ごと一気に下げられてしまって、無防備な花梨の無毛の割れ目が見えると、一気に羞恥心で顔が火照ってしまった。
 夢の中であっても局部を見られるのが恥ずかしい。花梨が手でそこを隠そうとすると、槐は笑いながら彼女の指を使って動かす。

『もしかして花梨ちゃん、自分でやるとこを俺に見せつけたいのかい? そういうのも俺は好きだがねぇ』
「はっ、んんっ……あ、し、知らない、自分でしたことなんてっ……あっ……あんっ……やぁっ……あっ、あぅ……あっあっあっ……!」

 槐の力強い指に押されて、花梨の華奢な指が陰裂の筋を這う。ぴったりと閉じたそこを擦られると、愛液が溢れてちゅく、ちゅくと淫らな音がした。
 胸の愛撫とは、比べ物にならないくらいの快楽に花梨は戸惑う。自分の指が濡れて、無意識に涙が溢れてくる。だが、自分の指が段々と邪魔に思えてしまうほど、花梨は槐の愛撫に蕩けていた。
 酔いが二人の理性を溶かしていくようだ。

『自分の指じゃあ、もどかしいみてぇだな。うん、自慰はしたことねぇのはよーく分かったサ。花梨ちゃん、自分の太腿掴んで足を広げな。せっかく酒が回ってんだ、じっくり二人で堕ちような』
「ひっ……んぁぁっ……ま、待って、そ……そこ、やっ、槐さっ……あっ、あんっあっ……ひぁっ……あっ、へん、だめぇ、まって、すご、く、っ……きもちいい、やぁぁ」

 槐は、彼女の手を避けると人差し指と中指で花梨の割れ目から覗く花芽クリトリスを、円を描くように撫でた。すると、電流が走ったような快感に腰が跳ねる。
 逃げ出しそうになる彼女の腰を抱いた槐の舌が、花梨の薄桃色の乳頭を責めた。
 充血した花芽を指の腹で擦られる度に、愛液でそこがびしょびしょに濡れ、膣口から次々と止めどなく蜜が溢れる。

(や、な、なにこれ……こんなにあそこって濡れたりするの?)

「んんぅ、やっやっ、やぁ! はっ……んぅぅ、はっ……はぁっ……あっ、あんん、あっあっ、これしげきっ、つよ、だめ、なんかっ」
『花梨ちゃん、可愛いな。なんにも知らねぇみてぇだし、ちょいと俺に罪悪感抱かせるところも好きだわ。これ、そっちの言葉ではこういうんだっけ、クリ責めされてイキ狂いするってやつ』

 あくまでも優しく、花芽を二本の指の腹で撫で回し、根元から上下に擦られると、火花が散るような快感に震えた。

「~~~~ッッッ!!」

 花梨は、初めて頭が真っ白になって絶頂に達した。

(い、イッちゃった……今のイッたんだよね?)

 槐が耳元で笑う声がしたかと思うと、呼吸を乱す花梨をよそに、花芽を指の腹で優しく撫で潰す。
 そして、じゅぷじゅぷと音を立てながら扱いた。花梨の腟内は激しい快感に反応して、ぎゅうぎゅうと貪欲に指を求めて締め付け、いやらしく蜜を垂らしてしまう。

「イッ……あっあっ、あぁ~~~ッッッ! んっ、んんっ、ま、まって、むりっ、槐さん、イクッッッ! イクのこわっ……いっ」
『花梨ちゃん、気をやったのは初めてかい? なら、あんまり無理はさせられねぇなぁ』

 花芽から指が離れると、花梨はほっとして胸を撫で下ろした。だが愛液を絡ませて、槐の指がそっと挿入されると、裏から花芽を刺激するように押される。

「え、ま、待ってもう……おわ、ひゃあぁんっ」
『今度は腟内なかで気持ちよくなろうや』

 初めての異物感に彼女は緊張したが、Gスポットを優しく指で押され、正気に戻りかけた意識がまた快楽に流される。

「んんっ……は、はぁっ……ああっ、あっ、あんっ……ゃっ、はぅ……ひぃっ……あっぁっ……んぁっ、やらぁ……えんじゅっ……さ、はぁっ」
『花梨ちゃんの腟内なか狭いな。処女膜ヒダは薄いが、まっさらだ。今さら辞める気もねぇけど、あんた男とやるのは初めてかい?』

 ちゅく、ちゅくと音を鳴らしながら指を動かされ、花梨は真っ赤になって頷く。
 セックスどころかオナニーもしたことがないし、キスも初めてだが恥ずかしくて言えるはずもない。
 酔っぱらいの槐は上機嫌で『そうかそうか』と優しく、甘やかすように話し掛けると、花梨の下腹部まで降りて、敏感な花芽に舌を這わせる。

「や、槐さ、まって……!」 

 入口の浅い部分で指を動かし、摘んだ花芽を舌で蹂躙すると、花梨の腰がビクビクと震えた。
 初めてのクンニに、脳がずぶずぶに蕩けていく。

「あっああっ! あんっんん~~やぁぁっ、どうじ、だめっ、 あっあっあっ、はぁっ、~~~~ッッッ、やぁ、やだっ、イッてる、えんじゅさん、イッてるから、あっあっ!」
『初物で、こんだけ感じてくれるんだったら、男冥利に尽きるってぇもんサ。しっかしアカンでそれ。手加減は出来へんようになる』

 花芽を唇で吸い上げ、舌で蹂躙しながら指を二本に増やすと、奥まで挿入して動かす。僅かな鈍痛に酔いが覚めるが、まだこの淫らな夢から目覚める気配はない。
 槐は、余裕がなくなると関西弁が出るのか、気が抜けるとポロッと出てくるのだろうか。なにか江戸っ子訛りに拘りがあるのか分からないが、花梨はギャップのある言葉責めに悶えた。
 腟内を前後に擦られると、槐の指を絡め取るように肉壁が蠢く。

「はっ、はぁっ、~~~~ッッッ! あっ、あぅ、あ、きもちいい、はっ……あっ、だめ、続けてきちゃうっ、はぁっ、あっ、あっ、ひっあっ……んん~~~~ッッッ!」

 花梨が唇をぎゅっと噛み締めた瞬間、太腿を震わせ、きつく指を締め付けて絶頂に達した。槐は濡れた指をゆっくりと抜くと、愛液が糸を引くのを見ながら舌でそれを舐める。

『――――こりゃあ具合のいいま●こだ。俺の指にタコの吸盤みてぇに吸い付いて、奥へ奥へと誘い込む。神使の男を虜にするミミズ千匹の名器じゃねえか。菖蒲屋に行きゃあ、太夫の素質ありと言われちまうぜ』
「よく、わかんない」
『だろうな。俺はお天道様に顔向け出来ねぇ男だけど、心配しなくても花梨ちゃんを遊郭に売っちまうようなひでぇ事はしねぇよ』
「ゆ、遊郭?」
『さ、もう少し腟内を解そうや。四つん這いになってみぃ。前戯にしっかり時間かけるのが男ってもんだ。それに、俺は花梨ちゃんの可愛いトロ顔が見てぇからな』

 遊郭、という言葉に反応したものの笑顔の槐を見ると、不思議と彼の言う事を、素直に聞いてしまう。真っ赤になりながら四つん這いになる、彼女の頭を槐はやんわりと地面に押しつけ、腰を高く上げるように促した。

(槐さん、ちょっとS……なのかな)

 どきどきしながら、花梨は濡れた陰部を槐の眼前に差し出す。恥ずかしさに耐えられず、ぎゅっと目を瞑ってシーツを握りしめた。もう、彼を待つことしか出来ない。
 槐の二本の指がゆっくりと腟内に挿入されると、ぞくりと背中に快感が走る。
 Gスポット目掛けて指を伸ばし、押し上げるように動かすと下半身から脳までビリビリと電流が走った。決して乱暴ではなく、職人のように繊細な動きで花梨の感じる場所を愛撫する。

「っ……あぁぁっ! あっ、はぅぅ、あんっ、あっ、あはっ、やぅぅ……だっ……ぇ、だめ、あっ……あっ♡ あっ♡ 激しいっ♡ 槐さぁん、きもちっ、いい、あんっ、~~~~ッッッ♡♡♡」
 
 じゅぽ、じゅぽ、じゅぶ、じゅぶ。

 指が蠢く淫靡な音が寝室に鳴り響く。
 やがて幾度目かの絶頂が、じわじわと花梨を追い詰めていた。女を抱き慣れた指が、花梨の感じる場所を的確に探り当てる。
 そこを執拗に責め立てると、彼女の体は慣らされ、とろとろに蕩けていった。
 花梨の嬌声が震え、追い詰められるように掠れると、一気に絶頂まで駆け上がり、初めて潮吹きした。

「~~~~ッッッ♡♡♡♡♡」

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