これは、体から始まる純愛ラブストーリー。

自他とも認める「可愛げのない女」橘一花は、ある日の合コンで諸事情により男をラブホに連れ込んでしまう。
会ったその日にラブホのベッドで愛の告白なんてされても、そんなこと真に受けられるわけがない。それでも真摯な告白に絆されるように、名前も知らないその男と、うっかり一夜を共にしてしまう。
一夜限りの逢瀬、そう思って割り切ろうとしていたのに、男は再び会いに来て――

「君さ、私のことだいぶ好きよね？」
「そうだね、好きだよ……すごく好き」

ストレートに愛をぶつけるワンコ男子を隠れオタクの拗らせ女子が素直に受け入れられるはずもなく……。