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気持ちが全て
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はっきり言って、めちゃくちゃ恥ずかしい……。
しかし必要な事なのでやるしかない。
俺はグッと死霊の群れを睨んだ。
「元気ですかぁ~っ!!」
俺の突然の意味不明な絶叫に、魑魅魍魎達も困惑して歩みを緩める。
怪異に困惑されるってどんだけよ?!
しかしもうこうなったら羞恥心はかなぐり捨ててやるしかない。
俺はズイッと死霊達に近づく。
「マッチョですか?!貴方はマッチョですか?!」
訳のわからない事を叫びながらズンッとまた魑魅魍魎に近づく。
死霊達は俺の叫びと行動にビクッと動揺し歩みを止めた。
一番近くにいた死霊にズンズンと詰め寄り、グイッと顔を近づけ腹の底から叫ぶ。
「マッチョ?!マッスル?!」
「……あ、あぅ……あぅ……。」
俺の思わぬ行動に死霊の存在が崩れる。
あうあう言いながら、動揺している。
俺はその機を逃さぬよう、グイグイ死霊に詰め寄り、至近距離から叫んだ。
「パワーッッ!!」
ビクンッと死霊の存在が跳ねる。
そして意味がわからず狼狽えながら、その形が保てなくなり雲のように消え失せる。
突然の叫びと気合と奇っ怪な行動で仲間の一人が消え失せた事により、魑魅魍魎の群れは全体的にザワリと揺れた。
俺はそこに仁王立ちし、天を仰ぎ絶叫する。
「筋肉を信じよ!!筋肉は裏切らないぃ~ッ!!」
魑魅魍魎&町の皆様、唖然……。
だが!ここで正気に返ったら負けだ!!
始めたからには最後までこのテンションを押し通す!!
気持ちが全て!!
頑張れ!俺っ!!
(本当はすでに泣きそう……。)
「筋肉を鍛えよ!さすれば世の中の問題の99%は解決できる!!筋肉は万能である!筋肉があれば何とでもなる!!筋肉は希望を呼び!絶望と贅肉を遠ざける!!筋肉という名の衣装を日々の努力で作り上げよ!!その身に筋肉をまとい!筋肉を愛し!筋肉を崇めよ!!」
何言ってるんだ?なんて思ってはダメだ。
信じろ!意味不明でも!このテンションを信じろ!!
泣くな!俺!!
泣くのは今じゃない!!
今はやるしかないんだ!!
俺はグッと奥歯を噛み締め、鼻からゆっくりそしてたっぷりと空気を吸い込んだ。
そしてありったけの声で天に叫んだ。
「筋肉は裏切らないぃぃぃ~ッッ!!」
あ、ヤベ……。
酸欠で目眩がする……。
涙出てきた……。
頭の隅で小さくなってる常識が泣いている……。
だがここで正気に返ってしまったら!!
ここまでかいた赤っ恥が水の泡だ!!
俺は少しだけ顔を出した正気を振り切り、自分の能力を発動させる。
叫びによって高まった『マッスルソウル』が輝き、俺はそれを手の中でボールを作るように固めると祈るように地面に叩きつけた。
「マッスル召喚ッ!!」
地面を突き抜け、輝くマッスルソウル。
その輝きが俺の両脇に2体のマッチョを召喚する。
………………。
もう泣きたい……。
いや泣いてんだけど……。
ムキムキとポージングするマッチョに挟まれながら、俺は半泣きになりながらもどうにかモチベーションを保ち続けた。
しかし必要な事なのでやるしかない。
俺はグッと死霊の群れを睨んだ。
「元気ですかぁ~っ!!」
俺の突然の意味不明な絶叫に、魑魅魍魎達も困惑して歩みを緩める。
怪異に困惑されるってどんだけよ?!
しかしもうこうなったら羞恥心はかなぐり捨ててやるしかない。
俺はズイッと死霊達に近づく。
「マッチョですか?!貴方はマッチョですか?!」
訳のわからない事を叫びながらズンッとまた魑魅魍魎に近づく。
死霊達は俺の叫びと行動にビクッと動揺し歩みを止めた。
一番近くにいた死霊にズンズンと詰め寄り、グイッと顔を近づけ腹の底から叫ぶ。
「マッチョ?!マッスル?!」
「……あ、あぅ……あぅ……。」
俺の思わぬ行動に死霊の存在が崩れる。
あうあう言いながら、動揺している。
俺はその機を逃さぬよう、グイグイ死霊に詰め寄り、至近距離から叫んだ。
「パワーッッ!!」
ビクンッと死霊の存在が跳ねる。
そして意味がわからず狼狽えながら、その形が保てなくなり雲のように消え失せる。
突然の叫びと気合と奇っ怪な行動で仲間の一人が消え失せた事により、魑魅魍魎の群れは全体的にザワリと揺れた。
俺はそこに仁王立ちし、天を仰ぎ絶叫する。
「筋肉を信じよ!!筋肉は裏切らないぃ~ッ!!」
魑魅魍魎&町の皆様、唖然……。
だが!ここで正気に返ったら負けだ!!
始めたからには最後までこのテンションを押し通す!!
気持ちが全て!!
頑張れ!俺っ!!
(本当はすでに泣きそう……。)
「筋肉を鍛えよ!さすれば世の中の問題の99%は解決できる!!筋肉は万能である!筋肉があれば何とでもなる!!筋肉は希望を呼び!絶望と贅肉を遠ざける!!筋肉という名の衣装を日々の努力で作り上げよ!!その身に筋肉をまとい!筋肉を愛し!筋肉を崇めよ!!」
何言ってるんだ?なんて思ってはダメだ。
信じろ!意味不明でも!このテンションを信じろ!!
泣くな!俺!!
泣くのは今じゃない!!
今はやるしかないんだ!!
俺はグッと奥歯を噛み締め、鼻からゆっくりそしてたっぷりと空気を吸い込んだ。
そしてありったけの声で天に叫んだ。
「筋肉は裏切らないぃぃぃ~ッッ!!」
あ、ヤベ……。
酸欠で目眩がする……。
涙出てきた……。
頭の隅で小さくなってる常識が泣いている……。
だがここで正気に返ってしまったら!!
ここまでかいた赤っ恥が水の泡だ!!
俺は少しだけ顔を出した正気を振り切り、自分の能力を発動させる。
叫びによって高まった『マッスルソウル』が輝き、俺はそれを手の中でボールを作るように固めると祈るように地面に叩きつけた。
「マッスル召喚ッ!!」
地面を突き抜け、輝くマッスルソウル。
その輝きが俺の両脇に2体のマッチョを召喚する。
………………。
もう泣きたい……。
いや泣いてんだけど……。
ムキムキとポージングするマッチョに挟まれながら、俺は半泣きになりながらもどうにかモチベーションを保ち続けた。
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