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10章 アレクシアと愉快な仲間2
お披露目会についての話し合い③
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食事が終わり、今度はアウラード大帝国の重鎮達が待つ会議室へと向かうアレクシア達。
「はぁ~!食った食ったでしゅ!!」
「アレクシア様。下品な言葉は控えてください」
「はぁ~!お食ったわ!お食ったわ!」
アレクシアの言い直しに爺達は笑い出し、婆は呆れていた。ロインは溜め息を吐きながら、チラリとルシアードと見た。
「む。アレクシア、少しずつだが良くなって来てるぞ」
笑顔でアレクシアの頭を撫でるルシアードに、ロインは頭を抱えるのだった。
「陛下、もう少し厳しくして頂かないとアレクシア様のためになりません。これから先に待ち受けている愚かな者たちと渡り歩くには教養も必要です」
「む。アレクシアなら大丈夫だ」
「そうでしゅよ!愚か者は皆んなワイバーンの餌にしちゃえばいいんでしゅ!」
ドヤ顔で恐ろしい事を言うアレクシアに、ローランドやロインは唖然とするしかない。
「ホホ!ワイバーンより意外とゴブリン達の方が残酷じゃぞ?」
魔国の大賢者であるポーポトスが余計な事を言うので、ジト目で咳払いするロイン。
「アレクシア、もしお前を傷付ける愚か者がいれば俺が細切れにしてやる」
アレクシアの婚約者であり、魔国の現国王であるデズモンドが宣言する。
それを聞いていた初代魔国国王であるデイルズもよく言った!と言わんばかりに頷いていた。
「アレクシアは専属執事であるわしが守るぞ!」
ミルキルズは一番暴れちゃいけない人なので、ローランドが落ち着いてと宥めていた。
「はぁ⋯馬鹿ばかりでこの子が心配だわ」
エルフの女王であるエルメニアは心配そうにアレクシアを見るが、本人は爺達とわきゃきゃと騒いでいて聞いちゃいない。
一部の者が頭を抱えたまま、目的地の会議室に到着した。ロインがドアを開けると中にいた三人の男性が一斉に立ち上がり一礼をする。
「急に集まってもらってすみません。ラルク様、北のサイドラからお越しいただきありがとうございます」
ロインが頭を下げる中、ルシアードは堂々と歩いていき皇帝用の椅子に座った。
「ガハハ!また再会したくて楽しみにしていたんじゃ!アレクシア様達は命の恩人じゃからのう!」
実はアレクシアとルシアード、それにゼストはお忍びでサイドラに行き、毒に冒されていたラルク・サイドラ辺境伯を助けた事があるのだ。
「元気になりまちたね!」
「はい!この通り元気過ぎて困るくらいですよ!ガハハ!」
アレクシアを肩車して騒ぐラルクだが、ルシアードやデズモンドは面白くなさそうだ。
「あ!モール侯爵!元気そうでしゅね?バレリーしゃんも元気でしゅよ!」
「アレクシア様、貴女はバレリーの命の恩人です!それに今のバレリーはとても生き生きして楽しそうで⋯うぅ⋯」
そう言って涙を流すモール侯爵。
「あっ!ルビーしゃんの父ちゃんでしゅね!久しぶりでしゅ!」
「アレクシア様、父ちゃんって⋯まぁいいですけど」
オタク美女であるルビーの父親コウリン・スライダー侯爵は苦笑いしていた。
「む。全員揃ってるな。では会議に入るぞ」
ルシアードの言葉で席についた皆が頷くが、ラルク辺境伯もモール侯爵もスライダー侯爵も伝説の人物達に釘付けであった。
「まずは黄金竜様との交流会から始めますが、一つ問題があります。ここには魔国の王族やエルフ族、そして神獣様までいますので世界中が驚き、そして欲を持って近付いてくるでしょう」
ロインの言葉を静かに聞いているサイドラ辺境伯、モール侯爵、スライダー侯爵。
「無駄に争う事はしたくありません、ですがアレクシア様の婚約に異議を唱えるものが出てくると思いますので御三方や父上には是非とも力添えをして頂きたいと思っております。四騎士が出てくれば我が国の貴族達は下手に口出しできないはずです」
「うむ。それは良いのだが⋯アレクシア様はまだ三歳です。その、魔国国王の婚約者が幼子というのは醜聞になりかねません。もう少し待ってからの方が良いのではないか?」
スライダー侯爵が年齢差について苦言を呈する。それにデズモンドがピクリと反応して、まわりに妙な緊張感が漂う。
「ジジーズは何も知らないんでしゅよね?」
不穏な空気を察したアレクシアが割って入る。
「ジジーズ?」
スライダー侯爵が首を傾げる。
「ジジーズ、シアは婚約するだけで結婚は当たり前に大人になってからでしゅよ!デジュモンドは変態でしゅけどロリコンじゃないでしゅからね」
「「「「⋯⋯!!」」」」
ローランドは苦笑いするだけだが、他の三人はアレクシアの失礼な発言に驚き急いでデズモンドや他の魔国の者の顔色を窺う。
「おい、俺は変態じゃないぞ。お前が好きなだけだ」
「何も知らない周りから見たら変態になるんでしゅよ!少し自重しなしゃい!」
「分かった」
素直にアレクシアに従う魔国国王デズモンドに驚きを隠せないサイドラ辺境伯、モール侯爵、スライダー侯爵。
「ガハハ!もう尻に敷かれてるのう!」
嬉しそうに笑うイケオジを見た三人はローランドにこいつは誰だという視線を送る。
「⋯⋯聞いて驚くなよ?この方はデズモンド魔国国王陛下の祖父で、デイルズ・シュベルツク初代魔国国王陛下だ」
ローランドの答えに開いた口が塞がらない三人に追い打ちをかけるのはミルキルズだ。
「はいはい!わしはアレクシアの曾祖父でゼストの祖父じゃ!!」
年寄りみたいな話し方をする金髪美少年の訳が分からない発言に、三人は首を傾げながらまたしてもローランドに視線を送った。
「この方は⋯ゼスト様の祖父であり初代竜族族長のミルキルズ様だ」
「よっ!」
偉大すぎる人物ミルキルズが軽い挨拶をするが、サイドラ辺境伯は訳が分からずパニックで頭から湯気が出始めたので、アレクシアが小さな手で急いで扇いであげる。モール侯爵は固まってしまうが、意外と冷静なスライダー侯爵がアレクシアに視線を移した。
「貴女は何者なのですか?私の娘であるルビーは貴女に出会ってから楽しそうで目に見えて変わった。その事には感謝しているが、貴女を見ているととても三歳とは思えないのです。初代竜族族長は貴女を曾孫と呼んだ。それに貴女が現れてから今まで未確認だった伝説の種族が次々と現れた。これは偶然ではないはずです。⋯⋯貴女は何者なのですか?」
会議室は一気に静まり返り、アレクシアの頭上で眠っていた漆黒の小鳥姿のウロボロスも目を覚ました。
「⋯⋯今から言う事は極秘扱いでお願いしましゅ。もしこの事を誰かに話したら命の保障は無いでしゅよ?」
アレクシアの言葉の重みに、少し間を置いて静かに頷く三人。
「それでも聞きましゅか?それともこのまま何もなかった事にしましゅか?」
「わしはアレクシア様に命を助けられた。貴女が何者であれ、信じてついていくつもりだ」
サイドラ辺境伯は真剣に答える。
「私もです。バレリーを救ってくれた貴女は恩人です!何を聞いてもついていきますぞ!」
モール侯爵も興奮気味に頷いている。
「はぁ⋯。こういう空気にした私が馬鹿みたいでしたな。私も貴女が悪者だとは思えないのです」
「ウッ⋯そこは否定できないで⋯ぐぅ!」
そう呟くアレクシアの口を急いで塞ぐロイン。
「「「⋯⋯」」」
そんな光景を見て少し不安になる三人であった。
「はぁ~!食った食ったでしゅ!!」
「アレクシア様。下品な言葉は控えてください」
「はぁ~!お食ったわ!お食ったわ!」
アレクシアの言い直しに爺達は笑い出し、婆は呆れていた。ロインは溜め息を吐きながら、チラリとルシアードと見た。
「む。アレクシア、少しずつだが良くなって来てるぞ」
笑顔でアレクシアの頭を撫でるルシアードに、ロインは頭を抱えるのだった。
「陛下、もう少し厳しくして頂かないとアレクシア様のためになりません。これから先に待ち受けている愚かな者たちと渡り歩くには教養も必要です」
「む。アレクシアなら大丈夫だ」
「そうでしゅよ!愚か者は皆んなワイバーンの餌にしちゃえばいいんでしゅ!」
ドヤ顔で恐ろしい事を言うアレクシアに、ローランドやロインは唖然とするしかない。
「ホホ!ワイバーンより意外とゴブリン達の方が残酷じゃぞ?」
魔国の大賢者であるポーポトスが余計な事を言うので、ジト目で咳払いするロイン。
「アレクシア、もしお前を傷付ける愚か者がいれば俺が細切れにしてやる」
アレクシアの婚約者であり、魔国の現国王であるデズモンドが宣言する。
それを聞いていた初代魔国国王であるデイルズもよく言った!と言わんばかりに頷いていた。
「アレクシアは専属執事であるわしが守るぞ!」
ミルキルズは一番暴れちゃいけない人なので、ローランドが落ち着いてと宥めていた。
「はぁ⋯馬鹿ばかりでこの子が心配だわ」
エルフの女王であるエルメニアは心配そうにアレクシアを見るが、本人は爺達とわきゃきゃと騒いでいて聞いちゃいない。
一部の者が頭を抱えたまま、目的地の会議室に到着した。ロインがドアを開けると中にいた三人の男性が一斉に立ち上がり一礼をする。
「急に集まってもらってすみません。ラルク様、北のサイドラからお越しいただきありがとうございます」
ロインが頭を下げる中、ルシアードは堂々と歩いていき皇帝用の椅子に座った。
「ガハハ!また再会したくて楽しみにしていたんじゃ!アレクシア様達は命の恩人じゃからのう!」
実はアレクシアとルシアード、それにゼストはお忍びでサイドラに行き、毒に冒されていたラルク・サイドラ辺境伯を助けた事があるのだ。
「元気になりまちたね!」
「はい!この通り元気過ぎて困るくらいですよ!ガハハ!」
アレクシアを肩車して騒ぐラルクだが、ルシアードやデズモンドは面白くなさそうだ。
「あ!モール侯爵!元気そうでしゅね?バレリーしゃんも元気でしゅよ!」
「アレクシア様、貴女はバレリーの命の恩人です!それに今のバレリーはとても生き生きして楽しそうで⋯うぅ⋯」
そう言って涙を流すモール侯爵。
「あっ!ルビーしゃんの父ちゃんでしゅね!久しぶりでしゅ!」
「アレクシア様、父ちゃんって⋯まぁいいですけど」
オタク美女であるルビーの父親コウリン・スライダー侯爵は苦笑いしていた。
「む。全員揃ってるな。では会議に入るぞ」
ルシアードの言葉で席についた皆が頷くが、ラルク辺境伯もモール侯爵もスライダー侯爵も伝説の人物達に釘付けであった。
「まずは黄金竜様との交流会から始めますが、一つ問題があります。ここには魔国の王族やエルフ族、そして神獣様までいますので世界中が驚き、そして欲を持って近付いてくるでしょう」
ロインの言葉を静かに聞いているサイドラ辺境伯、モール侯爵、スライダー侯爵。
「無駄に争う事はしたくありません、ですがアレクシア様の婚約に異議を唱えるものが出てくると思いますので御三方や父上には是非とも力添えをして頂きたいと思っております。四騎士が出てくれば我が国の貴族達は下手に口出しできないはずです」
「うむ。それは良いのだが⋯アレクシア様はまだ三歳です。その、魔国国王の婚約者が幼子というのは醜聞になりかねません。もう少し待ってからの方が良いのではないか?」
スライダー侯爵が年齢差について苦言を呈する。それにデズモンドがピクリと反応して、まわりに妙な緊張感が漂う。
「ジジーズは何も知らないんでしゅよね?」
不穏な空気を察したアレクシアが割って入る。
「ジジーズ?」
スライダー侯爵が首を傾げる。
「ジジーズ、シアは婚約するだけで結婚は当たり前に大人になってからでしゅよ!デジュモンドは変態でしゅけどロリコンじゃないでしゅからね」
「「「「⋯⋯!!」」」」
ローランドは苦笑いするだけだが、他の三人はアレクシアの失礼な発言に驚き急いでデズモンドや他の魔国の者の顔色を窺う。
「おい、俺は変態じゃないぞ。お前が好きなだけだ」
「何も知らない周りから見たら変態になるんでしゅよ!少し自重しなしゃい!」
「分かった」
素直にアレクシアに従う魔国国王デズモンドに驚きを隠せないサイドラ辺境伯、モール侯爵、スライダー侯爵。
「ガハハ!もう尻に敷かれてるのう!」
嬉しそうに笑うイケオジを見た三人はローランドにこいつは誰だという視線を送る。
「⋯⋯聞いて驚くなよ?この方はデズモンド魔国国王陛下の祖父で、デイルズ・シュベルツク初代魔国国王陛下だ」
ローランドの答えに開いた口が塞がらない三人に追い打ちをかけるのはミルキルズだ。
「はいはい!わしはアレクシアの曾祖父でゼストの祖父じゃ!!」
年寄りみたいな話し方をする金髪美少年の訳が分からない発言に、三人は首を傾げながらまたしてもローランドに視線を送った。
「この方は⋯ゼスト様の祖父であり初代竜族族長のミルキルズ様だ」
「よっ!」
偉大すぎる人物ミルキルズが軽い挨拶をするが、サイドラ辺境伯は訳が分からずパニックで頭から湯気が出始めたので、アレクシアが小さな手で急いで扇いであげる。モール侯爵は固まってしまうが、意外と冷静なスライダー侯爵がアレクシアに視線を移した。
「貴女は何者なのですか?私の娘であるルビーは貴女に出会ってから楽しそうで目に見えて変わった。その事には感謝しているが、貴女を見ているととても三歳とは思えないのです。初代竜族族長は貴女を曾孫と呼んだ。それに貴女が現れてから今まで未確認だった伝説の種族が次々と現れた。これは偶然ではないはずです。⋯⋯貴女は何者なのですか?」
会議室は一気に静まり返り、アレクシアの頭上で眠っていた漆黒の小鳥姿のウロボロスも目を覚ました。
「⋯⋯今から言う事は極秘扱いでお願いしましゅ。もしこの事を誰かに話したら命の保障は無いでしゅよ?」
アレクシアの言葉の重みに、少し間を置いて静かに頷く三人。
「それでも聞きましゅか?それともこのまま何もなかった事にしましゅか?」
「わしはアレクシア様に命を助けられた。貴女が何者であれ、信じてついていくつもりだ」
サイドラ辺境伯は真剣に答える。
「私もです。バレリーを救ってくれた貴女は恩人です!何を聞いてもついていきますぞ!」
モール侯爵も興奮気味に頷いている。
「はぁ⋯。こういう空気にした私が馬鹿みたいでしたな。私も貴女が悪者だとは思えないのです」
「ウッ⋯そこは否定できないで⋯ぐぅ!」
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