泥沼にはまった日陰者たちの救難信号

「私」には、大手学習塾に勤める一つ年上の夫――颯斗がいる。
優しく、善良そのものの颯斗は「私」の体に触れようとしない。
しかし、ある日、彼が女性物の香水の匂いをつけて帰ってきた。
不倫しているのではないかと疑った「私」は彼を見返すため、また不倫相手に負けないために自分磨きを始める。

一方で、変わり者のいとこ、美玖は障害者専門のデリヘルを始めるつもりだと打ち明けてきた。
美玖の兄で体の弱い澪くんへの当てつけだと感じた私は、美玖を止めるが、彼女はきかない。
昔から優しく善良な澪くんと、彼を嫌って無視し続ける美玖。

二人の関係に動揺しながら、私は颯斗の周囲を探ろうとする。
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