運命の番に為る

夢線香

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本 編

J‐Ⅺ Crazy about you 【お前に夢中】 ★

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 ドスッ……!


「「ぐぅっ……!?」」

 眠っていたら、突然、腹に衝撃を受けて目が覚めた。

 驚いて腹を見ると雪乃が俺の腹に顔を埋めている。雪乃は、俺の腹に片頬を付けながら、謝罪と空腹を訴えてきた。

 俺の腹に頭を乗せて居るということは、また俺のペニスをしゃぶってスパームを飲むつもりだったのか……?

 そんなことになったら、また潮を吹かされると思って急いで雪乃の身体をベッドに横たえ、身体を離す。スマホからマティーロに食事を頼み、雪乃が身動き取れないように抱き締めて押さえ込んだ。


 微妙な顔をしている雪乃を抱き込んだまま、食事が届くのを待った。

 頭がふらつく雪乃を支えながら食事を食べさせる。雪乃は、大人しく俺に食べさせられていた。

 凄く……可愛かった……

 給餌欲求が満たされた俺は、かなり満足だ。

 食事が終わると雪乃は、主治医の神田に電話したいから一人にして欲しいと言う。

 面白くなかったが、仕方がない。

 寝室を出て待っていたが、なかなか終わらない。痺れを切らして寝室を覗くと、雪乃はベッドに横になっていた。

「――雪乃、終わったか?」

 声を掛けると頷いたので、雪乃の横に寝て抱き寄せる。雪乃も当たり前のように俺の胸に擦り寄って来て、可愛い。
 
 雪乃は俺の首筋に顔を埋めて、スンスン匂いを嗅ぎながら、グリグリと顔を押し付けて甘えて来た。

 暫く、そうしていたかと思ったら、行き成り俺を口説き始めた。

 愛おしそうに俺の顔に触れてくる雪乃に、ドキドキする。

 ちょっと、切なそうな顔で……だけど、愛おしくて堪らないと言うように、眼を熱で潤ませて俺を口説く。

 俺の唇を指で撫でて、触れるだけのキスで焦らされる。

 何だ……? 俺は今、雪乃に誘われているんだよな……?

 ――抱いても良いってことなんだよな……?

 え、でも、こんな頭がグラグラの状態の雪乃を抱いて良いのか……?

 ぐるぐると理性と欲望の間で思考が揺れながらも、雪乃に誘われ、弄ばれながらキスをする。

 雪乃は、俺を味わうようにキスを繰り返し、俺も雪乃を味わう。一頻り貪り合って、唇を離した。お互いに弾む息のまま、雪乃の熱の籠もった薄い碧の眼に見詰められた。


「……ジェイが……好き……」


「雪乃っ……!」


 突然口説かれ、理由もわからないまま誘われて、そして、突然の告白っ……!

 全身を歓喜が駆け巡ったようだった。

 言葉では言い表せない喜びの感情が全身の血を沸き上がらせて暴れ回った。

 感情が制御できなくなり、どうにかしたくて雪乃に荒々しく口付ける。貪りながら身体を反転して体勢を入れ替えた。

 雪乃は俺の首に腕を回し、俺を逃さないように後頭部を押さえ付けて来る。

 そして、興奮して勃ち上がった俺のペニスを雪乃が脚で擦り上げて来たから、身体がピクリと跳ねた。

「ッ……!」

 こんなに俺を煽り立てて、どうするつもりだ? 雪乃……

 深いキスを続けながら、雪乃の上着の中に両手を差し入れて、滑らかな肌を堪能するように撫で回す。

 雪乃は身体を震わせながらも、俺のペニスへの刺激をやめない。

「ハッ…」

 息を詰めて、雪乃の両乳首を親指でぐりぐりと刺激した。

「ん゙っ…」

 雪乃が小さく身体を震わせたので、唇を離した。

 お互いが、ハア、ハア……と息を荒げる。キスで息が出来なかっただけじゃない。俺は、酷く興奮していた。多分、雪乃も。

 荒い呼吸のまま、雪乃の耳元に唇を寄せると、彼は小さく震えて首を竦めた。耳の縁を舐めながら囁く。

「雪乃……悪い子だな……」

 熱の籠もった、甘い声が出た。雪乃の耳朶を口に含んで舐め上げる。

 そんな、可愛くて悪い子には、お仕置きが必要だ……

「アァっ……!」

 耳を舐めながら、乳首も刺激する。耳の中を舐めるとふるふると身体を震わせる雪乃。

 雪乃が悶えて脚を動かす度に、俺のペニスをグリグリと刺激した。

「フッ……!」

 上半身を起こして悪戯な雪乃の両方の乳首を摘まみ、小さな粒を親指と人差指の腹で優しく、クリクリと捏ねる。

「うぁ…ッ……!」

 雪乃の身体が、ヒクヒクと震えた。

「雪乃……俺を煽って、誘っているんだよな……?」

 俺は、拙いぐらいに興奮していた。

 俺をこんなに煽って来て……もう、止められないぞ?

 乳首を弄られて悶える雪乃を執着心丸出しで喰い入るように見詰める。そうしたら、雪乃が――

「アッ……!……うんッ……そうッ……だよ……ン、ァ……!」

 そんなことを言って、乳首の刺激に喘ぎながら、脚で俺のペニスをグリリっと刺激して来たっ。

「ゆっ……きの……!」

 ぐっと奥歯を噛み締めて堪える。危うく、イくところだった……

 ――なのに、雪乃が更に追い討ちを掛けて来る。
 

「ジェイのコレが……欲しい……」


 そういいながら、雪乃が脚で俺のペニスをスリリリリ~っと、下から擦り上げて来た……!

「フゥっ……!」

 ――覚悟しろよ……雪乃……お前が気を失ったって、やめないからな?

 荒々しく雪乃の服を全て剥ぎ取り、自分の服も破れる勢いで脱ぎ捨てる。

 雪乃の腰を跨いだまま、身を乗り出してベッド脇のサイドテーブルの引き出しから、ローションとコンドームを取ろうとしていたら、雪乃にペニスを掴まれて先端に吸い付かれたっ……!


「おオォッ……!?」


 情けない声が出てしまった……雪乃は身体を少し下にずらして両手で俺のペニスを掴み、先端に吸い付いている。勃起していたから、掴み易かったようだ。

 引き出しから、どうにか二本のローションとコンドームを箱ごと取り出して、ベッドの上に転がす。

 その間も俺のペニスの先端をペロペロ舐めて、ちゅむちゅむと吸ってくる。

 竿部分を撫でてくるが、滑りが悪くて皮が引き攣れて痛い。

 ローションを拾って上半身を起こし、竿部分にローションを垂らすと滑りが良くなった。

 竿部分を両手で擦りながら、先端ばかりを舐め回す雪乃の頭を撫でる。

 ……これは、一度、イかないと……離してくれそうにないな。

 雪乃の両手の上から、俺の両手を添えて擦る速度を上げて扱き上げる。


「ゆ、雪乃っ……!……出すぞっ……クッ!」


 脳天を突き抜ける快感に身震いしながら、射精する。雪乃は、トロンとした顔で手をゆるゆると動かしながら飲み干していく。

 最後まできっちりと吸い上げて、余すことなく飲み込むと、漸く、俺のペニスを離してくれた。


「……おいしい……」


 ポツリと呟く雪乃に、脳が焼き切れそうになる。

 雪乃の身体を引き上げて、小さな乳首に吸い付いた。

「ンッ……!」

 乳首を舌で転がしながら、さっきとは違うローションを手にする。こっちのローションは、弱い弛緩剤が入っている。弛緩剤を使えば、雪乃の中に入れるはずだ。

 午前中も雪乃のアナルを拡げたから、大丈夫なはず。

 ローションで指を濡らし、雪乃の腰を俺の膝の上に乗せてから人差し指を挿し込む。


「ンンッ……アッ……!……ジェッ……イッ!」


 腰を高く上げられて、苦しい体勢になった雪乃が顔を歪める。

 雪乃の乳首を吸い上げながら、口を離しギュムッと窄まるアナルに挿し込んだ指を動かす。

 午前中にも拡げたそこは、二本目の中指も簡単に受け入れた。何度か指を抜き差しして、可愛く鳴く雪乃を眺めながら、二本の指を左右に拡げて雪乃のアナルを開く。そこへ、ローションを流し込んで指で奥まで押し込んで行く。


「ヒャッ!……アぁぁッ……!?」


 雪乃が嬌声を上げて身体を震わせた。

 構わずに何度か同じことを繰り返して、雪乃の中にたっぷりとローションを流し込んだ。

 その後は、雪乃のアナルをグチョグチョと指を出し入れしながら、グルグルと掻き回して、時々、前立腺も掠めて拡げていく。


「ううぅ~~っ!…ンぁあッ……!…アッ……!!」


 雪乃が甘い声で鳴く度に、ゾクゾクする。

 伸縮率の良い雪乃のアナルは、俺の四本の指を簡単に呑み込む。ここに、あと一本、俺のもう片方の人差し指が入れば、雪乃の中に入れる……

 弛緩剤の効果が出てきたのか、大分、アナルが緩んできた……弛緩剤の影響で、俺の指の感覚も鈍くなる。逆の手の人差し指を差し込むと、目一杯だが、呑み込んだ。


「ンウゔゔゔぅ…!…ジェ…イ……は…やくっ……!!」


 雪乃が苦しさに顔を歪めながら、腰を揺すって催促してくる。


「っ…雪乃……!」


 もう、良いよな…? 俺も、雪乃の中に入りたいっ……!


 雪乃の中から、全部の指を抜いて雪乃の腰を膝から下ろす。覆い被さるように雪乃を抱き締めると、縋るように抱き着いてくる。

 抱き上げて、雪乃の背中に枕を有りっ丈敷いて下ろす。雪乃の顔中にキスを降らせてから上半身を起こすと、俺に抱き着けなくなった雪乃が泣きそうな顔をする。

 宥めるように雪乃の脚を撫でながら、転がしておいたコンドームの箱を手に取り、中身を出そうとすると、雪乃に箱ごと奪い取られた。


「……ゆ…きの……?」


 ――まさか、ここまで来て、お預けとか言わないよな……?


 無意識に鬼畜な雪乃なら、有り得そうな気がして……顔が引き攣る。

 雪乃は、奪ったコンドームの箱を遠くに投げ捨てた。

 箱は離れた部屋の壁に、バシッ…! っとぶつかって、ひしゃげて床に転がった……

 ――俺は茫然として、潰れて転がった箱を見ていた……


 ……ゆ、雪乃……? まさか……まさか……だよな……? ここでやめるとか、言い出さないよな……!?


 半身を起こした雪乃の腕が俺の首に絡んで来た。

 雪乃に引っ張られて、下がった俺の首に顔を擦り付けてくる。

「……ジェイ……早くっ……!」

「……いや……ゴムを着けないと……」

 自分でゴムを投げ捨てておきながら、雪乃が催促して来る。


「……要らない……ジェイのスパーム……いっぱい……俺の中に、ちょうだい……?」


 雪乃は、艶めかしく甘えるように囁いて、俺の首筋をキツく吸い上げた……


 雪乃…………雪乃……雪乃……雪乃っ!!


 俺の理性を破壊して来る雪乃は、魔性なのかっ!?

 雪乃をキツく掻き抱いて、その唇にキスをする。雪乃の口の中は、俺のスパームの味がした。やっぱり、美味くはない……

 それなのに、雪乃は美味しいと言う。

 雪乃の口内を貪りながら、弛緩剤の入っていないローションを自身のペニスに塗りたくる。

 雪乃を押し倒して、アナルにペニスを充てがうと窄まりに力が入ってキュっと閉まった。

「雪乃……力を抜いてろ……」

 雪乃の唇をみながら、囁く。

「う…ん……」

 雪乃は、力を抜こうとするけれど、なかなか上手く行かない。ちょっとずつ、ペニスを押し込みながら緩んでくるのを待つ。

「ジェイっ……!」

 上手く力が抜けない雪乃が涙目で、困ったように俺を見る。

 雪乃の勃起しているペニスを撫でてやると、ふるりと身体を震わせた。

「ァア…ッ…!」

 雪乃が可愛い声を上げる。小さめの袋も、やわやわと揉み込みながらペニスをあやす。

 ペニスだけの刺激じゃ、雪乃はイけない。だから、優しい刺激だけを与える。

 そこに気が逸れている間に、雪乃の中にペニスを押し込んで行く。

 小さなアナルが目一杯拡がって、懸命に俺を呑み込んで行く。どうにか、一番太いカリ首が雪乃の中に入った。


「ウヴゔぅ~~~ッ!……ジェイッ……ジェイっ……ッ……!!」


 雪乃が涙を零しながら、眉根を寄せて俺を一心に見詰めて来る……


「雪乃っ……!……本当に……可愛いな……!……ゆっくり、挿れるからっ……力を抜いてろっ……!」


 小刻みに動かしながら、雪乃の中を拡げて行く。ゆっくりだけど、少しずつ、俺を呑み込んで行く雪乃。

「ぁっ…、アッ…!……ジェイっ…!……ん゙ぅ…ッ…!!」

 雪乃は、必死に俺の腕を掴んで俺の名を呼ぶ。

 一気に突き上げたい衝動に駆られるが、グッと堪えて小刻みに進んで行くと……


「ンン゙ア゙ア゙ア゙ア゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッ…っッ!!」


 前立腺に辿り着いて……強く押し潰された雪乃は、身体をガクガク震わせながら吐精した……

 雪乃の目一杯拡がった胎内が、熱く蠢きながら締め上げて俺を揉みしだいたっ……その刺激に、俺も雪乃の中で達してしまったっ……!


「ハッ……!……雪乃っ……!!」


 二人でブルブルと震えながら、固まる。

 クソっ……! 何で、雪乃相手だと直ぐにイッてしまうんだっ!? 気持ち良すぎるっ……!!

 ――だが、丁度いいかも知れない……ペニスの誇張が減った今なら、奥まで行けるな。

 思い付くと同時に、腰を一気に進めた。


「ジェっ…ジェイっ…!?……ン゙ン゙ン゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ッ゙ッ゙ッ゙……!!!!」


 イッたばかりの敏感な中を……前立腺を擦られて、雪乃が、ボロボロと涙を零しながら嬌声を上げる。

 完全に勃起する前に、挿入を繰り返して中を拡げる。雪乃にしてみたら堪ったものじゃないだろうが、我慢して欲しいっ……!


「と、とまっでぇ゙ぇ゙ッッッ~~!!!!……ン゙ン゙~~あ゙ぁ゙っ゙…ぁ゙…!!!!」


 雪乃が必死に息をしながら、頭を振って激しく淫れた。

 雪乃の腰の震えが止まらない。元気のない半勃ちのペニスから、ピュッ、ピュッ……と僅かなスパームを飛ばしながら、連続でイッている。

 そうすると、雪乃の中が凄いことになって、とんでもなく気持ちがいいっ……!!


「ヤダっ……!!……ヤダッ……!!……く……くるしッ……!!……お、おっきくッ……しない、でっ……!!!!」


 ~~~~~無茶を言うなっ……!!!!


 こんなのっ……!! 勃起しない方がおかしいだろっ……!?
 
 雪乃の胎内は深くて、俺のペニスを殆ど呑み込んでいる。

 可哀想なくらい拡がったアナルが、俺のペニスをミッチリと喰い締めている。

 それでも、頑張って動きを止めた。

 だが、前立腺を押し潰されている雪乃は、ずっとイッていて……余り、意味はないように思える。

 雪乃は泣きじゃくって、弓が引き絞られるように仰け反り、カクカクと痙攣したように打ち震えていた。

 俺は堪らずに、雪乃の奥に一際大きく打ち付けてイッた……


「ア゙ア゙ア゙っ゙っ゙!!……ゔゔああ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ッ゙!ッ゙……!!!!」


 雪乃は、ビクビクと身体を跳ねさせて、そのまま気を失った。

 俺は、興奮が治まらなくて気を失った雪乃の中に、更に、二回……吐精するまで止まれなかった。


 ――――もう……雪乃しか要らない。


 今なら、『運命の番』に見向きもしない自信があった。

 こんなにも俺を虜にして夢中にさせるのは、


 雪乃しか居ない。














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