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バラモン王都国立学校
8、逢瀬の後
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アルマンは扉を明けて出てきたリリアスをみて、ぎょっとする。
シャワーを慌てて浴びたのだろう、髪は半乾きのまま、結ばれている。
制服のパンツにしっかりした素材のシャツを着ている。
その顔は、泣いたのか目をはらし、頬は上気し、何もつけなくても唇は赤くふっくらしていた。
「ごめん、待った?」
よろっと出てくる。
リリアスはいかにも情事の後で、艶めいて色っぽく、ひと足毎にからだの痛みを堪えているさまは、あの王弟との激しい絡みを生々しく想像された。
アルマンは顔に血が上ってくるのを感じた。
「おまえ、それで食堂にいくつもりか!?」
リリアスはえっという顔をする。
本人には自分のなまめかしさがわからないようだった。
「お腹すいたし、、」
「いいから、俺がおまえの夕食を包んでもらってくるわ!
その姿は目のやり場に困るし、青少年教育現場上良くない!基本男子寮は飢えたガキどものバカばかりなんだから、そんなのにお前をさらせるか!
セージに怒られるわ!」
リリアスはそのままくるっと部屋に押し込まれた。
夕食は袋に包まれて、扉の向こうから腕だけだして渡される。
「僕ってそんないかにもって感じなのかなあ、、、」
今後は気をつけよう、とリリアスは思うのだった。
バラモン王都国立学校 完
シャワーを慌てて浴びたのだろう、髪は半乾きのまま、結ばれている。
制服のパンツにしっかりした素材のシャツを着ている。
その顔は、泣いたのか目をはらし、頬は上気し、何もつけなくても唇は赤くふっくらしていた。
「ごめん、待った?」
よろっと出てくる。
リリアスはいかにも情事の後で、艶めいて色っぽく、ひと足毎にからだの痛みを堪えているさまは、あの王弟との激しい絡みを生々しく想像された。
アルマンは顔に血が上ってくるのを感じた。
「おまえ、それで食堂にいくつもりか!?」
リリアスはえっという顔をする。
本人には自分のなまめかしさがわからないようだった。
「お腹すいたし、、」
「いいから、俺がおまえの夕食を包んでもらってくるわ!
その姿は目のやり場に困るし、青少年教育現場上良くない!基本男子寮は飢えたガキどものバカばかりなんだから、そんなのにお前をさらせるか!
セージに怒られるわ!」
リリアスはそのままくるっと部屋に押し込まれた。
夕食は袋に包まれて、扉の向こうから腕だけだして渡される。
「僕ってそんないかにもって感じなのかなあ、、、」
今後は気をつけよう、とリリアスは思うのだった。
バラモン王都国立学校 完
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