萩原兵衛の波乱万丈

 萩原兵衛は八王子郊外の貧農の三男坊で生まれ体は丈夫で、人当たりは優しく、力持ち、義理人情にあつい男の子だが、夢多き情熱家で変わり者だと思われた。自分の定めとして家を出て商店に奉公に出た。時は橫浜開港の直前、激動の時代の前夜。橫浜に情報収集のため行く途中、休憩した茶屋で時代の風雲児、中山清兵衛に認められ生糸商人、中山屋で働くことになる。その後、英語習得のためJM商会で働く風変わりな日本人、吉崎と会い英語を学ぶ。その後、中山屋が取り潰され原善三郎の亀屋へ再就職。生糸商売を開始。JM商会に出入りし天才実業家の吉田健三と出会い、多くのことを学ぶが、皆、才能のある人は命短く、去って行く。その反乱の時代を逞しく生き抜いた男の物語。
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