シンクロアビリティ <声優は異世界でなりきる?!>(イメージ図あり)改訂版

ちびちゃ

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準備編

冒険準備 1

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    7話   冒険準備  1








パッ!パッ!パンッ!

ベレッタの3点バースト射撃でリザードマンっぽい魔物を倒した。



ここはハンターギルドの地下にある試験用ダンジョンの8階層


何でこんなとこで戦っているかと言うと、




ギルドに入ると、テンプレ的に絡まれるとか無く、
むしろ受付の人以外誰も居なかった。

ハンター登録をお願いすると、どの程度のダンジョンまで入れるか?
を決めるためにテストがあると言われ

試験官を伴って試験用ダンジョンにもぐらされたってわけだ。

この世界は神様に頼めば叶えてもらえる世界なので、
各ギルドの地下には試験用のダンジョンが完備されているとの事。

戦闘の準備が出来ているか?聞かれたので30分ほど待ってもらい、
色々と試したかったので武器を準備し直した。


便利倉庫から、エアガンのデザートイーグル.50AE を準備、
それとサバイバルナイフじゃ心許こころもとないので
刃渡り32㎝程あるナイフを装備

ここで試したいのは、
エアガンのBB弾でどれくらいのダメージを与えられるか?
その1点のみ

普通に撃った場合はまあよっぽどの雑魚でもなきゃ通用しないだろうけど、
俺には<方向量自在>のスキルがある。

撃った弾を加速させてやれば魔物にも通用するんじゃ無いか?と、、、


防具?そんな物は必要ないでしょ?

<方向量自在>
で反射にしてれば俺にダメージを与えるなんてあり得ないからw




試験用ダンジョンにはソロ用とPT用が設定でき、
ソロ用だと敵は1つの階層に1体のみ、
PT用だと数体(あえて何体かは決めていない)出るらしい。

もちろん俺はソロ用だ。


1階層:ビッグマウス(シッポを除いた体長が50㎝程のネズミ)

    エアガンが普通に効いた。殺せはしないけど痛いらしく
    逃げ回っていた。
    そのうち目に当たったのが効いたらしく転げ回ってるところを
    ナイフで一突きして終了。

2階層:ワイルドドッグ(体長1m程の犬?狼?シッポが2本あるのが特徴)

    エアガンの弾が当たると痛そうにはするもののそのまま向かってきた。
    俺に噛みついてきたところで<反射>をくらいそのまま跳ね返って行き、
    転げ回っている。

    見ると口が裂けて下顎がぷらぷらしていた。ナイフで首を切断して終了。

3階層:ビッグビーク
    (ダチョウの様な足を持った鷹?みたいな感じで高さが
    俺と同じくらいあり人の頭を丸呑み出来る位のくちばしがある。
    飛ばない。)

    羽に阻まれてエアガンでの攻撃は目に当てない限りほぼ無意味。
    <方向量自在>で弾を加速させると効果あり!羽を通過して
    皮膚も突き破ったらしく血が噴き出した。

    頭を撃って見たが、頭蓋骨までは貫通できないようだったので、
    首の辺りに全弾打ち込み倒した。

4階層:ビッグボア
    (体長1m程の猪の様な魔物。2本の牙と額には1本角が生えている)

    加速弾は有効。しかし骨は貫通できないので更に加速したところ
    BB弾が砕け散ってしまった。骨も砕けたみたいだけどねw

    面倒なのでベレッタに持ち替えて、突進してくる眉間に1発!

    終了です。

5階層:リザードマン
    (直立した身長2m程のトカゲ?
    皮膚は硬そうな鱗っぽい物で覆われている)

    試しにエアガンで撃って見たが、
    加速させてもBB弾が砕け散るだけで効果は無かったのでベレッタで撃つ!

    鱗は突き破って血は出てるがそんなに効いてる感じじゃない。
    そこで冒頭の様に3点バースト射撃で額を打ち抜き勝利した。


試験であるのはここまで。

全部に勝てたのでCランクのハンターカードをもらった。

ランクはA→B→C→D→E→F→Gとあり、
マウスにも勝てない人はカードはもらえず、ダンジョンには入れない。

B以上になるには実際にダンジョンにもぐっての実績が必要で
ちなみにBになるには低レベルでも良いので
ダンジョン最下層のボスを倒して攻略完了すれば良いらしい。

Aは高レベルダンジョンの攻略者に与えられるとの事。

Cランクであればどのダンジョンでも入れるらしいので問題ない。


しかし、試験官の視線がすごかった^^ 

見た事もない武器、噛みつかれたはずなのに
吹っ飛んだのは魔物の方でしかも瀕死になってる

そりゃ不思議に思うわな

しかし、他人のスキルや武器の詮索はしないのがマナーなんだそうで、
ひたすらガン見するしかなかったらしい







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





スマホによると現在時刻は午後2時40分

18時間制なら11時半ってことだと思う。とにかく腹が減った。

宿の食事は普通の和食だったけど
この世界の食べ物事情も知っておきたいので、地球から持ってきた物じゃなく、
こっちの物を食べたいところなので食べ物屋を探している。



ハンターギルドで聞けば良かったのだが、
職員の視線が怖かったのでさっさと退場させてもらったため聞けなかった。




こんな時はやっぱり<探知>っと



・・・・・




出た出た。結構あるじゃん!



一番近いところは?と、そこか。

店の入り口には何もない、扉の上に[食事処パピル]と書いてあるだけ・・・

時間も微妙だし、店内に人影は見当たらない。

う~~む・・・

今日の所は屋台を探してみよう^^;


地図アプリで見た街の中心地と思われる辺りに
ソレっぽいマークがあったので向かってみた。



移動販売車の馬車版?みたいな屋台が5台ほどありました。

手前から全部見てみた。

1台目は果物なのかな?野菜なのかな?そんな感じの実が色々と並んでいた。
    お値段色々。

2台目は串焼きなのかな?串に肉や野菜を刺して焼いている。
    1本の串は50㎝くらいある。1本100ロム(穴あき銀貨1枚)。

3台目は飲み物を売っている様だ。なにやら白く濁った水みたいなのが
    ウォーターポットに入って置いてある。1杯10ロム(銅貨1枚)。

4台目は肉のかたまりを網焼きして売っていた。何の肉かわからないが、
    非常に良い匂いをさせている。たまらん・・・。
    1切れ200ロム(穴あき銀貨2枚)

5台目は大きな鍋で何かを煮込んでいるのでスープかシチューの店だと思う。
    1杯50ロム(銅貨5枚)


俺は勿論、4台目の屋台の前に行き店のおっちゃんに尋ねた。

「これは何の肉ですか?」

『うしだよー』

『うちの牧場で育てた牛だ、うめーぞ?』

『半端な時間でちょっと焼き過ぎちゃってるから20ロム負けてやるぞ?
買わないか?』

そんな事言われたらもう買うしかないじゃん!

「んじゃ、2切れ買うから300ロムにしてよ?」

『おっしゃ 売った!』


昔、肉屋でコロッケを買った時に入れてくれた様な紙に包んで2切れ渡された。
さっそく鑑定してみる。

<鑑定> 牛モモ肉のステーキ(塩味)600g
   
2切れとも同じだった。

きっちり目方を量ってるらしい。

では、ひとくち





うまーーーー


空腹は最大のソースなりって言うけど、やっぱ肉だなーw


あっという間にひと切れ食べ終えた、が、
600gも食べると最後の方はただの塩味では物足りなくなってしまった。

<便利倉庫>から胡椒を取り出し、ゴリゴリと肉にかけた。

そして、パクリ



やっぱこれだねーw


こっちの水は怖いので、
<便利倉庫>からコ○コーラZEROを出してタオルにくるんで飲んだ。


腹も膨れたし、次はどーしようかな?







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