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準備編
移動開始 1
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9話 移動開始1
始まりの町は約10㎞四方の内壁と呼ばれる壁があり、
東西南北および北西と南西に6つの門がある。
壁の内側は正に碁盤の目、縦横の通りできれいに区画整理されている。
内壁の外は田園地帯となっておりその所々に農村や牧場があり、
始まりの町を中心に東西南北に都市部がある。
それぞれの都市部には内壁がある。
それらを取り囲む様に外壁が作られており、
その外壁の内側がサプロムの国の神都となっている。
東西に約85㎞、南北に約100㎞が外壁に囲われている。
外壁には西に3つと南に2つの門がある。
北側はエンプルの国があるが、
直接は行けないし海も海峡が無いため波が激しく、
開拓の必要がないため出入りの必要が無いらしい。
(但しメンテナンス用の小さな出入り口は1㎞置き位にある)
東側は世界の端のため高い山になっており、やはり出入りの必要が無い。
外壁と言っても、人間同士の戦争のない世界、
魔物よけの簡易的なものなので、
高さと幅が約3mの壁をつなぎ合わせて作られており、
開拓する度に広げていった物だそうだ。
サプロムの国に都市?は神都の他、
南の半島に南の都と南西の半島に西の都の2つしかないらしい。
小さな集落は他にもいくつかあるらしいけどね。
で、その小さな集落のひとつに
増来美優さんが転生した人が居る事になっている。
まずはそこへ向かおう。
旅の道連れは見つかってない(むしろ探していない)んだが、
神都を出てから他の都市までは2千㎞以上離れてるみたいだし、
途中の集落だって200㎞は離れている。
移動手段も限られてるだろうし、移動したい人の中から探すとしよう。
まず、始まりの町から神都の外に出るためには乗合魔導車ってのがあって、
神都内にある町を周遊しているらしい。
金額は何処まで乗っても1周以内300ロム
<始まりの町>が一番奥にあり、
<中央町>ここに王様が居て国の中枢機関がある。
北側には町は無く西側の門の部分に
それぞれ<北西町><西央町>で<南西町>には西と南に門があり
南にもう1つ<南東町>とあり、6つの町を回っている。
また、農家は自分の田畑や牧場のそばに家があり、
近くを通った時に止めて乗れるらしい。
乗合魔導車が通るところはコンクリートの道があり
2m幅で轍《わだち》が作られており、
中空では無いもののゴムタイヤを履いたトラムツアーの車みたいのを
魔導車と呼ばれる金隠し?スリッパ?に
ゴムタイヤが8個付いたみたいのが引っ張っている。
これはコンクリートの路面専用で通常の魔導車はキャタピラーを履いて?いる。
馬車に代わってこの世界での主流の移動手段らしい。
馬車もまだまだ活躍中ではある。
馬車のスピードが平均10㎞/h(地球の単位)と考えると、
通常の魔導車が平均20㎞/h(地球の単位)、
乗合魔導車で平均45㎞/h(地球の単位)
渋滞なんて無いからほぼ時間通りに1日に4回周る。
中央町からと南西町からと2台が2周する。
1周約220㎞を約4時間(テンプレ時間)で周る。
今更だけど距離の単位は日本と同じメートル制でした。
線路?は1本なので逆回りがないのが不便なところ^^;
なので始発の5時に<南西町>を出た乗合魔導車が<南東町>まで70分、
そこから<始まりの町>まで70分の1時間60分かかり6時60分発となる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
現在、午前7時。定刻通りに到着した乗合魔導車に乗って、
スマホにて道順を確認中。
増来美優が転生した人が居るはずの集落に行くには、
<南西町>で降りて南側の門を出た街道を行くのが一番早そうだ。
<南西町>に着くのはだいたい8時75分、お昼だね。
それまではゆっくりと周りを観察していよう。
<中央町>へ向かう左側は見渡す限りの田畑と所々に農家とみられる家があるだけ、
右側は田園風景の奥に牧草地帯が広がっている様だ。
北側は牧場が多いらしいからそんなもんだろう。
他の乗客はと言うと、夫婦とみられる男女が1組と、
20代くらいの男性が3人別々に座っている。
座席は縦中央に車掌が通るためとみられる通路があり、
両側に3人掛けのベンチシートが5列の30人乗り。
ベンチシートにはスプリングと綿が入ってる感じで結構乗り心地が良い。
<中央町>では俺以外乗っていた全員が降りてしまい、
新たに乗ってきたのは、おばあさん1人と40~50歳くらいの男性2人組、
それと俺と同年代くらいの女の子2人組だった。
俺も今は14歳だからねっ!
風景は相変わらずなので、他の乗客の話に聞き耳を立ててみる。
おばあさんは一人なので話をしていない・・・
男性2人組は仕事で西町に向かうらしい。
女の子2人組はどうやら新人ハンターで二門町からダンジョン国を目指すらしい。
こんな偶然があるのか?ご都合主義が過ぎやしませんか?とも思えるが、
これも幸運300のおかげかと^^
始まりの町は約10㎞四方の内壁と呼ばれる壁があり、
東西南北および北西と南西に6つの門がある。
壁の内側は正に碁盤の目、縦横の通りできれいに区画整理されている。
内壁の外は田園地帯となっておりその所々に農村や牧場があり、
始まりの町を中心に東西南北に都市部がある。
それぞれの都市部には内壁がある。
それらを取り囲む様に外壁が作られており、
その外壁の内側がサプロムの国の神都となっている。
東西に約85㎞、南北に約100㎞が外壁に囲われている。
外壁には西に3つと南に2つの門がある。
北側はエンプルの国があるが、
直接は行けないし海も海峡が無いため波が激しく、
開拓の必要がないため出入りの必要が無いらしい。
(但しメンテナンス用の小さな出入り口は1㎞置き位にある)
東側は世界の端のため高い山になっており、やはり出入りの必要が無い。
外壁と言っても、人間同士の戦争のない世界、
魔物よけの簡易的なものなので、
高さと幅が約3mの壁をつなぎ合わせて作られており、
開拓する度に広げていった物だそうだ。
サプロムの国に都市?は神都の他、
南の半島に南の都と南西の半島に西の都の2つしかないらしい。
小さな集落は他にもいくつかあるらしいけどね。
で、その小さな集落のひとつに
増来美優さんが転生した人が居る事になっている。
まずはそこへ向かおう。
旅の道連れは見つかってない(むしろ探していない)んだが、
神都を出てから他の都市までは2千㎞以上離れてるみたいだし、
途中の集落だって200㎞は離れている。
移動手段も限られてるだろうし、移動したい人の中から探すとしよう。
まず、始まりの町から神都の外に出るためには乗合魔導車ってのがあって、
神都内にある町を周遊しているらしい。
金額は何処まで乗っても1周以内300ロム
<始まりの町>が一番奥にあり、
<中央町>ここに王様が居て国の中枢機関がある。
北側には町は無く西側の門の部分に
それぞれ<北西町><西央町>で<南西町>には西と南に門があり
南にもう1つ<南東町>とあり、6つの町を回っている。
また、農家は自分の田畑や牧場のそばに家があり、
近くを通った時に止めて乗れるらしい。
乗合魔導車が通るところはコンクリートの道があり
2m幅で轍《わだち》が作られており、
中空では無いもののゴムタイヤを履いたトラムツアーの車みたいのを
魔導車と呼ばれる金隠し?スリッパ?に
ゴムタイヤが8個付いたみたいのが引っ張っている。
これはコンクリートの路面専用で通常の魔導車はキャタピラーを履いて?いる。
馬車に代わってこの世界での主流の移動手段らしい。
馬車もまだまだ活躍中ではある。
馬車のスピードが平均10㎞/h(地球の単位)と考えると、
通常の魔導車が平均20㎞/h(地球の単位)、
乗合魔導車で平均45㎞/h(地球の単位)
渋滞なんて無いからほぼ時間通りに1日に4回周る。
中央町からと南西町からと2台が2周する。
1周約220㎞を約4時間(テンプレ時間)で周る。
今更だけど距離の単位は日本と同じメートル制でした。
線路?は1本なので逆回りがないのが不便なところ^^;
なので始発の5時に<南西町>を出た乗合魔導車が<南東町>まで70分、
そこから<始まりの町>まで70分の1時間60分かかり6時60分発となる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
現在、午前7時。定刻通りに到着した乗合魔導車に乗って、
スマホにて道順を確認中。
増来美優が転生した人が居るはずの集落に行くには、
<南西町>で降りて南側の門を出た街道を行くのが一番早そうだ。
<南西町>に着くのはだいたい8時75分、お昼だね。
それまではゆっくりと周りを観察していよう。
<中央町>へ向かう左側は見渡す限りの田畑と所々に農家とみられる家があるだけ、
右側は田園風景の奥に牧草地帯が広がっている様だ。
北側は牧場が多いらしいからそんなもんだろう。
他の乗客はと言うと、夫婦とみられる男女が1組と、
20代くらいの男性が3人別々に座っている。
座席は縦中央に車掌が通るためとみられる通路があり、
両側に3人掛けのベンチシートが5列の30人乗り。
ベンチシートにはスプリングと綿が入ってる感じで結構乗り心地が良い。
<中央町>では俺以外乗っていた全員が降りてしまい、
新たに乗ってきたのは、おばあさん1人と40~50歳くらいの男性2人組、
それと俺と同年代くらいの女の子2人組だった。
俺も今は14歳だからねっ!
風景は相変わらずなので、他の乗客の話に聞き耳を立ててみる。
おばあさんは一人なので話をしていない・・・
男性2人組は仕事で西町に向かうらしい。
女の子2人組はどうやら新人ハンターで二門町からダンジョン国を目指すらしい。
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