シンクロアビリティ <声優は異世界でなりきる?!>(イメージ図あり)改訂版

ちびちゃ

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準備編

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考えた結果、見せたのは

【はたらけ魔王さん!】

異世界の魔王が現代日本に来て、
生活するためにバイトに明け暮れる話だ。


ファンタジー世界と日本の違いが
よく分かるんじゃ無いかと思ってコレにした。





3話まで見たところで、明日に響くので見るのをやめて寝た。


手を出したりしませんよ?w







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





翌朝、目覚ましが鳴る前に起きて、
朝食の準備をしようとしたのだけど

どーやらミリィを起こしてしまった様で、
手伝うと言って起きてきた。

朝食は、ご飯が残っていたので

味噌汁だけ作る事にした。

台所が狭いので、
とりあえず顔を洗ったり、
洗濯物を取り込んでもらったりしててもらった。

浄水器の水を鍋に入れ火をかけ、出汁の素を入れて

細かく切った状態で売ってる油揚げを入れて

絹ごし豆腐を賽の目切りにして入れ

増えるわかめを入れ、沸騰するまで煮る。

沸騰したら火を止め、おかずにと玉子焼きを作る。

うちの玉子焼きは甘~いやつだ。

卵を3個ボウルに割り、
砂糖を大さじ3杯(お袋が作るやつよりは甘さ控えめ)

塩をちょこっと入れて良くかき混ぜて、
油をひいたフライパンに入れて焼く

上面が固まる前に巻いて行き、
中がトロッとした感じに仕上げて完成。

まな板に乗せ約2㎝幅に切って皿に盛る。

それをもう1皿作って、味噌汁に味噌を入れお椀に盛る。


「ミューとマリーを起こして来て」

とミリィに頼んで、ご飯を茶碗に盛りテーブルの並べる。

2Lペットボトルのウーロン茶をテーブルにデンッと置き、
コップを4つ並べる。


眠そうな2人が出てきたので、顔だけ先に洗わせて朝食にした。


「お好みでふりかけと納豆とお茶漬けもあるから使ってね~」


>いただきますっ<


異世界人の2人にはわからないかも知れないので、
俺はお茶漬けにする事にした。

種類は置いていない、お茶漬け海苔だけだ。

袋を破って中身をご飯にかけ、
お湯だと熱くて嫌なので水をかける。

『お茶漬けなのに水をかけるの??』

「熱いのが苦手なんでね~^^」

『お茶じゃないの?』

「そっちか?w この緑の粉?が
お茶の風味を出してくれるから、
お茶をかける必要は無い様に出来てるんよ」

『へぇ~..。じゃ、私もお茶漬けもらえますか? お水で!』

「はいよー」


『私は納豆でいただくわ』

と、マリーが言うので、納豆のパックを開けて、ビニールを取り除き

「一旦かき混ぜてから、こっちのからしはお好みでだけど、
別段辛くなるわけじゃないし、入れる事をお勧めします。」

「からしもタレもだけどこの袋のココ!切れ込み入ってるから、
ここから手で切ってかけてね」

『私はふりかけ!うわぁ~懐かしい~』



『甘~~~いっ』 




「うちの玉子焼きは甘いやつ!異論は認めん!www」


『味噌汁もおいし~~い』





>ごちそうさまでした<




「一休みしたら出るから、支度とトイレ済ましちゃってね~」

『『『は~い』』』







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




セーフハウスの玄関にて

「靴を履く前に教えておく」

「ここにモニターがあるんだが、
入ってきた出入り口の外を映している」

「敵に追われ逃げ込んだ時など、外にまだ敵が居ないか?
確認できる様になってる。」

「モニターに指を滑らせると、カメラの向きを変えられるので、
良く周りを確認してからドアを開ける様に!」


『『『は~い』』』


「で、敵が居座っていて出られない時は、
こっちのドアから出ると別の場所に出られる。」

「ただし、確実に安全な場所として俺が覚えさせた場所に
つながるので、かなり戻る事になると思う。」

『『『へぇ~』』』

「ちなみに、今ここから出ると始まりの町の宿に繋がります。」


『『ひえぇぇ~』』















昨日の怪人の襲撃が偶然とは思えなかったので、
こんな山奥まで入ってセーフハウスに行ったが
考えすぎだったのか?襲撃はなかった。


走り出した車の中で、
フロントシートのヘッドレストにモニターを付けてあげて

カーナビで【はたらけ魔王さん!】のDVDをかけてあげた。

「ミリィには悪いけど最初から付き合ってあげてくれ」

『あ、全然気になりませんよ~。マリちゃんに説明しながら見ます。』






たった13話、それもCMカットしてあるし歌も初回以外は飛ばすので

4時間(日本時間)もあれば全話見終わってしまう。

他にも見せてとせがまれたが、運転中に考えるのが面倒だったので

またの機会に!って事にした。





なんとか暗くなる前に、西の都に到着。

東町に入る前に、ミューも持っていたので2台の魔導車に乗り換えて

東町の門で門番の検問を受ける。

ミューは商家の資格持ちだしマジックバックもあるので

ミューの護衛で陽だまり湖村から来たって事にして、
すんなりと通過できた。


久々に宿屋に泊まるわけだが、
2部屋にするか?3部屋にするか?聞いたら

『『1部屋で良いのでセーフハウスに泊まらせて!』』

と言われてしまった^^;


なので4人部屋を1部屋取った。

宿には実際には泊まらないので、
宿のランクもかなり下の方のハンター御用達的な宿にした。

食事もセーフハウスでするので素泊まり1泊400ロム也。



チェックインを済ますとすぐ部屋に入りドアに鍵をかけ


<秘密基地(セーフハウス)召喚>


『なんですぐに扉が出ないの?』

「ああ、これはね あそこに人が居た場合の安全策なんよ。」

『人が居る事があるの??』

「勿論!届いた荷物とか冷蔵庫の中身の補充とか、
俺の母親に頼んでるからな。」

『えっ?じゃあお母さんもこっちに来れるって事?』

「いや、だから安全策なんだよ。
この世界を覆っている結界は生き物を通せない
召喚した時にあの部屋に人が居た場合は、
結界に阻まれて・・・。ヤバイだろ?」


(((>艸< lll)))。o(怖ッ!!) 

『ですね...。』


「だから、こうしてドアが現れるまでの時間、
向こうでは警報が鳴ってるってわけ」

じゃ、入るぞ。





中に入ると廊下には某ネットショップの段ボール箱が
3箱積んであった。

「昨日頼んだ服が届いたみたいだな」

『『えぇー!もおぉ?』』

『今日見た魔王さんでもあったけど、
こんな簡単に物が買えちゃうんですね』


「まあ、そんなもんだw」

「でもこれじゃ通れないよな~」


とりあえず箱を持ってリビングに移動、真ん中で箱を開けさせた。


『きゃ~、これわたしのぉ~~』
『かわいい~』
『わぁ、そっちもいいなぁ~』


あー!にぎやかだこと...。


そうこうしている間にお風呂がわいてしまった。



「ほら、さっさと風呂入ってこい!」

『『『は~~い・・・。』』』



一旦、荷物を真ん中の部屋に持っていき、順番に風呂に入るらしい




今日の晩飯は何を作ろうかな?


炊きたてのご飯で作るんじゃ勿体ない気もするけど、

オムライスにしよう!




冷凍してある鶏のささみを電子レンジで解凍、

その間に玉ねぎを微塵切りにして

油をひいたフライパンに投入!

ささみは半解凍くらいが切りやすいので、
同じように微塵切りにして

玉ねぎがちょっと色がつき始めた位で投入、
チキンコンソメも一緒に入れておく。

ささみが白くなったらご飯を入れて
木べらで切る様にかき混ぜながら炒める

これが重くて大変だったんだけど、
肉体が強化されてる為か?全然つらくない!

全体に火が通ったなぁって感じになったらケチャップを大量投入

満遍なく赤い色がついたら、火を止め一旦避けておく。


別のフライパンで同じようにチキンライスを作る。



今度はまた別のフライパンに油をたっぷりひいて

卵を3個かるく混ぜたやつで薄焼き玉子を焼く

上側がまだ固まらないうちに中心より取っ手側に
チキンライスをフットボール状に置き

フライパンを傾けて取っ手の付け根を
トントンたたく感じでひっくり返したら一人前の出来上がり

以前は、この作業も苦手でよく玉子を破いちゃって失敗したもんだけど

筋力だけじゃなく、かなり器用になっているみたいだ。


同じように3人分作り、全部で4人分をテーブルに並べた。


最後にケチャップを玉子にかけるのは各自にまかせたいと思う。



まだ戻ってこないので、サラダも作って並べてると、
3人揃って戻ってきた。



『わあ~!オムライスゥ~~!』

『作るの上図ですね!』


「最後の仕上げはミューにお任せするよ^^」

『マジ? やぶさかではないけど・・・w』



そう言うとミューは、細く出る口じゃないので書きづらかったろうけど、
何となくそれぞれの似顔絵なんだろぉな?って絵をケチャップで書いて


『美味しくな~れ!美味しくな~れ!萌え萌えきゅ~ん!!』


「さすがっ!」

唖然としているマリ&ミリを見て

『あとで、この2人にメイド喫茶の情報があるアニメを見せといてね!
絶対だからね!』


「イエッサー!w」

「それじゃ」



>いただきます<


食べながら考える。

さて、何のアニメがあったかな?


余談だが、俺のアニメの好みは偏っている。

若い頃はロボットアニメも好きだった、はず! 男の子だし~
中学の頃、同じ様なロボットアニメがいっぱいあって
拒否反応をおこしあまり見なくなった。
まあ、高校受験で見させてもらえなかったってのもあるけど。

高校に行ってからは、友達にアニメ好きが多かったのもあって、
色々見る様になり、なんでアレを見てなかったのか?
と後悔したりもした。

ちょっと脱線したね^^;

ロボットものはあまり見ない。
アイドルものも見ない。
読書が好きで無いので図書館とか本を守るみたいな話も見ない。
アニメは絵が命だと思ってるので、
ギャグマンガを除いて絵が酷いものは見ない。
今の学生とは共感できる部分が少ないからか?
ハーレム系学園物も見ない。
ってか、基本的にハーレムおっぱいアニメは見ない。

おっぱいなんてデカけりゃ良いってもんじゃないよ?
大きさに比例して乳輪も大きくなるし(例外はある)垂れるし
全く無いのも寂しいけど、それはそれで悪くは無い!

また脱線したw

明日の朝までに考えておこう...。




>ごちそうさまでした<


『すごく美味しかった!』
『マサトって料理うまいよね』

なんて言って来たから

「ミューの魔法で美味しくなったんじゃない?w」


『あれって魔法だったんですか??』

「そのはずだけど?w」

『何、嘘ついてるんですかぁ!?!』

「あはは...w」

「俺はメイド喫茶行った事無いから良くは知らんけど、
そう言う設定じゃ無かったっけ?」

『そーゆー設定だったとは思うけど!
この2人は魔法のある世界の人間なんだから信じちゃうでしょ!』

「別にいーじゃんw」



「じゃ、俺が風呂入ってる間にメイド喫茶の動画でも見せてやってたら?」

『そーする!』










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